1.ポメラニアンってどんな性格?
1-1.人間大好き!友好的で親しみやすさの持ち主
1-2.何事にも興味津々!エネルギッシュで活動的
1-3.見た目とのギャップ…!勇敢で頼りがいのある気質
2.パグってどんな性格?
2-1.のんびり&マイペース!あまり吠えない穏やか系
2-2.人といるのが大好き!飼い主さんへの愛情が深い
2-3.実はちょっと頑固なところも…
3.「ポメラニアン&パグ」をミックスした「ポメパグ」とは?
3-1.ポメパグの大きさ
3-2.外見はパグに似ていることが多い
4.ポメパグはどんな性格なの?
4-1.温和でマイペース
4-2.人懐こくフレンドリー、飼い主さんへの愛が深い
4-3.ちょっと神経質なところもある
5.ポメパグを家族に!知っておきたい飼い方のポイント
5-1.小さい頃に社会化のトレーニングをしよう
5-2.しつけにはきちんと取り組もう
5-3.一緒に遊ぶ時間を確保する
5-4.病気について知る
5-5.健康管理は日々の観察力が大事
5-6.あまり興奮させないで
5-7.熱中症の対策はしっかりと
ポメラニアンってどんな性格?

ポメラニアンと言えば、ぬいぐるみのようなモフモフが印象的。
小さな体でギュッと抱っこしたら気持ちが良さそうですよね。
多くの人から「かわいい」と声をかけられるワンちゃんです。
そんなポメラニアンの性格を見ていきましょう。
◆人間大好き!友好的で親しみやすさの持ち主
いつもニコニコと笑っているような優しい表情のポメラニアン。
親しみやすい顔立ちのポメラニアンは、見ているだけでこちらまで自然と笑顔になるでしょう。
見た目を裏切らず、ポメラニアンはとても友好的な性格です。
人間のことが大好きで、自分から距離感を縮めようとします。
子供がいる家庭、ほかの犬がいる家庭など、さまざまな家族構成にマッチできるワンちゃんです。
ポメラニアンは人懐こく、寂しがり屋なので、家族が多い方が適しているかもしれません。
もし、1人で飼うなら、「できるだけ留守番時間を減らす」「帰宅したら思いっきり甘えさせる」などをしてあげましょう。
◆何事にも興味津々!エネルギッシュで活動的
小型犬は、一般的には運動量をそれほど多くは必要としません。
でも、ポメラニアンは小さい体ですが、とてもエネルギッシュです。
何かに興味を持てば、とことん向き合いたいタイプ。
一人で楽しそうに遊ぶこともあれば、「一緒に遊ぼうよ!」と飼い主さんを誘ってくることもあるでしょう。
とにかく活動的なワンちゃんです。
明るいポメラニアンと過ごすうち、飼い主さんも元気になれるでしょう。
ポメラニアンは、家族のムードメーカーのような存在になってくれそうです。
◆見た目とのギャップ…!勇敢で頼りがいのある気質
モフモフした毛質のため、ポメラニアンは「かわいい」「穏やかそう」という感じがしますよね。
でも、もともとポメラニアンは、極寒の地でソリをひいていた「サモエド」から小型化されていった犬種です。
そのため、かわいい見た目の割に、勇敢な性格をしています。
自分なりに「主人を守ろう」と尽くしたがるので、初めての人や見知らぬ何かを見つけてはワンワンと吠えて知らせることも。
ポメラニアンは、小さい体で一生懸命に番犬的な役割も果たせる頼りがいのあるワンちゃんです。
パグってどんな性格?

鼻ぺちゃ、シワ、そして大きくクリクリした瞳がかわいいパグ。
愛嬌のある顔立ちは、どこか人々を惹きつける魅力があります。
どんな性格をしているのでしょうか。
一つ一つ見ていきましょう。
◆のんびり&マイペース!あまり吠えない穏やか系
パグは、基本的に穏やかに過ごすことを好みます。
平和主義で、自分以外の生き物に攻撃的になることはほぼないでしょう。
小さい子どもと遊ぶのも得意なので、情操教育を意識した犬との暮らしを考えているファミリー層に人気があります。
また、パグは他者に対しての攻撃性が低いと言われていますが、それは警戒心が少ないから。
知らない人が来たからと吠えることもないため、集合住宅などでも飼いやすいワンちゃんです。
◆人といるのが大好き!飼い主さんへの愛情が深い
明るく素直で無邪気なパグ。
マイペースに過ごしているかと思えば、好奇心旺盛に活動的になることもあります。
人間と一緒に過ごすのが大好きなので、たっぷり遊んであげると大喜びです。
また、甘えん坊なので、寄り添ってスヤスヤ眠るということもあるでしょう。
自分だけに甘えん坊になってくるバグの姿にメロメロになりそうですね。
◆実はちょっと頑固なところも…
基本的にはとても穏やかなパグですが、実は頑固なところもあります。
「これだ!」というこだわりがあると、それを突き通そうとするプライドの高さも見られるかもしれません。
飼い主さんが必要以上に自分を怒ると、パグには反抗心が芽生えることもあるようです。
「どうしてそんなに怒るの!」というかのように、パグは反抗的に言うことを聞いてくれなくなることもあるでしょう。
かわいいのでつい甘えさせたくなりますが、遊ぶときやしつけのときのメリハリをつけることが大事です。
いけないことをしているのに怒らないのもいけませんが、怒り過ぎるのもよくありません。
また、しつけの際は、叱るよりも“褒める”を重点的にすると良いと言われています。
「ポメラニアン&パグ」をミックスした「ポメパグ」とは?
「かわいいポメラニアン」と「かわいいパグ」をかけたのがポメパグと呼ばれるミックス犬。
とにかくかわいらしいワンちゃんです。
◆ポメパグの大きさ
平均体重2~3キロの小ぶりなポメラニアンに対し、6~8キロほどでちょっとがっしり体型のパグ。
そんな2種類のミックス犬ですから、成長したときの大きさがどちらの親の特徴を色濃く受け継ぐかで異なります。
だいたい2.2~7.2キロの範囲で成長するポメパグが多いようです。
◆外見はパグに似ていることが多い
ミックス犬ですから、もちろん両方の特徴を受け継ぎます。
ただ、どちらかと言えば、パグの外見を受け継ぐことが多いでしょう。
ポメパグは、短く潰れたような鼻、大きい瞳、程よく筋肉質な体格をしています。
ただ、耳については、「立ち耳のポメラニアン」か「垂れ耳のパグ」のどちらになるかはあまり定まっていません。
ポメパグはどんな性格なの?
ポメパグはどんな性格をしているのでしょうか。
◆温和でマイペース
ポメラニアンの明るさ、そしてパグの穏やかさがミックスされたポメパグ。
温和な暮らしを好む穏やかな性格をしています。
また、マイペースなところがあり、遊びたいときは遊ぶ、リラックスしたいときはゴロゴロ…、そんな感じで天真爛漫に過ごすでしょう。
◆人懐こくフレンドリー、飼い主さんへの愛が深い
パグから受け継いだ平和主義なところが見られます。
人懐こく主人に対する忠誠心もあるため、割とすぐに「この人は飼い主さん」と認めてくれるでしょう。
ほかの犬とも仲良くなれるフレンドリーさもあるので、大家族にも溶け込めます。
◆ちょっと神経質なところもある
勇敢で番犬気質のポメラニアンから、ちょっとした警戒心を受け継ぐこともあります。
警戒心は吠え癖につながることもあります。
ただ、あまり吠えないパグの性格も混ざるので、神経質の度合いは“ちょっと”程度のことが多いかもしれません。
ポメパグを家族に!知っておきたい飼い方のポイント
ポメパグはミックスなので、ポメラニアンとパグの両方のさまざまな特徴を受け継ぎます。
家族に迎えるとき、どんなポイントをおさえておけば良いでしょうか。
◆小さい頃に社会化のトレーニングをしよう
ポメラニアンの勇敢さが強く表れると、吠え癖につながるケースがあります。
基本的には温和なのですが、警戒心のアンテナが反応するとワンワンとついつい吠えるでしょう。
ただ、吠え癖に発展すると、直すのが難しくなります。
そもそも警戒心が出てくるのは、「知らないものや人間」「聞き慣れない音」などが原因です。
ポメパグにとっての“初めて”をなくしてあげれば、警戒心を見せる頻度は少なくなるでしょう。
性格が定まっていないような子犬の時期に、いろいろな場所に連れ出し、さまざまな経験をさせてみてください。
◆しつけにはきちんと取り組もう
ポメラニアンとパグ、どちらのワンちゃんも飼い主さんに対して忠誠心があります。
やや神経質な面はあるにしても、基本的には人懐こく穏やかな性格をしています。
そのため、早めに飼い主さんとしての立ち位置を教えてあげれば、ポメパグへのしつけもしやすいでしょう。
パピーのときの社会化トレーニングで社会性が育まれることで、しつけもスムーズになります。
基本的には、飼い主さんから褒められることが大好きです。
しつけで何かができたときに褒められると、そのときの嬉しい気持ちを学習します。
また、警戒心が濃く現れると無駄吠えの心配も出てきます。
成長してからだと直しにくいため、できるだけ早めに対処しましょう。
◆一緒に遊ぶ時間を確保する
ポメパグは小型犬ですから、極端に運動量は多くありません。
散歩量は30分程度でもOKです。
ただ、人と遊ぶのが大好きなので、散歩以外でも、おうちのなかでもたっぷりと遊んであげましょう。
コミュニケーションを密にするほど、お互いの信頼関係が深まります。
◆病気について知る
ポメパグはミックス犬のため、純血種と違い、平均寿命にも幅があり、8~15歳と言われています。
ただ、ミックス犬自体が純血種よりも丈夫になる傾向です。
ポメパグも、比較的、健康なワンちゃんと言えるでしょう。
「どんな親か分からない」という雑種と違い、純血種同士の交配によるミックス犬ですから、それぞれの親がどんな遺伝性の病気かを知ることで、病気の予防になります。
たとえば、パグは短頭種に多い角膜炎や、呼吸器系の病気がかかりやすいと言われています。
鼻穴が狭く呼吸がしづらい「鼻腔狭窄」や、ガーガーという咳をする「気管虚脱」などが心配な呼吸器系の病気です。
ポメパグは、外見がパグの短い鼻を受け継いでいるため、呼吸器の病気に関する知識を持っておくといいかもしれません。
◆健康管理は日々の観察力が大事
ミックス犬は、平均的な寿命が短く感じるかもしれません。
でも、寿命を伸ばせるかどうかは、飼い主さんの「観察力」にかかっています。
病気の知識も持たず、放任主義で飼ってしまえば、ちょっとした異変に気づけずに病気を見逃すこともあるでしょう。
でも、毎日のようにポメパグの健康をしっかり観察できれば、病気の早期発見にもつながります。
●排泄は何回したか
●便の柔らかさや色はどうか
●尿の色はどうだったか
●食欲は落ちていないか
など、健康につながるポイントを記しておくのもいいでしょう。
また、コミュニケーションをしっかりとり、一緒に遊んで触れ合うなかから関節や皮膚のチェックをしてくださいね。
◆あまり興奮させないで
パグの鼻の短さを受け継ぐポメパグ。
興奮して呼吸が荒くなると、呼吸器系のトラブルのリスクがあるので注意しましょう。
あまり興奮させないようにするのはもちろん大事ですが、興奮したときの落ち着かせ方もマスターしておくのがおすすめです。
飼い主さんの指示で落ち着けるように、「マテ」や「お座り」などのコマンドでコントロールできるようにトレーニングしておきましょう。
◆熱中症の対策はしっかりと
鼻が短めの犬は、熱中症になりやすいと言われています。
鼻呼吸がしづらいことから、体温調整をするのが苦手です。
◎散歩に行くなら、気温が低めの早朝や夜間
◎長時間外に連れ出さない
◎こまめにお水を飲ませる
◎エアコンをかけていても車のなかに放置しない
など、特に夏には屋外での過ごし方に注意が必要です。
また、冬でも暖房の温度設定が高すぎることが原因で室温が上昇すれば熱中種のリスクが高まります。
お部屋の温度管理は徹底しましょう。
まとめ
ポメパグは、ポメラニアンとパグのミックス犬です。
小さくぬいぐるみのようなモフモフ感があるポメラニアン、ガッシリ体型で鼻ぺちゃが愛嬌たっぷりのパグ。
そんな両者の魅力ある特徴を受け継ぐワンちゃんです。
ただ、「短い鼻」「大きな瞳」というように、どちらかと言えばパグ寄りの外見となることが多いでしょう。
性格はどちらからも受け継ぎますが、基本的には温和でフレンドリー。
たくさんの人から愛されるワンちゃんです。
飼い方のポイントをおさえ、ポメパグとの楽しい日々を過ごしてくださいね。
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