1.犬のクッキーの種類
1-1.米粉
1-2.野菜の味
1-3.フルーツの味
1-4.豆乳やチーズ入り
2.犬が人間用のクッキーを食べてしまった
2-1.塩分や糖分が多いので与えない
2-2.食べてはいけないものが練り込んであるクッキーであれば体調を観察する
2-3.犬に届かない場所に保管しておく
3.おすすめクッキー5選
3-1.コジマ ホームメイドシリーズ ブランクッキー 100g
3-2.ご褒美はコレ! コロコロミニクッキー 40g
3-3.コジマ ホームメイドシリーズ プチ・ビスケット チェダーチーズ入り 120g
3-4.おなかにやさしいワンワンビスケット 緑黄色野菜 450g
3-5.ドギースナックバリュー 濃厚ミルクのソフトビスケット 60g
犬のクッキーの種類
一言に犬のクッキーと言っても、多くの種類があるのをご存じでしょうか。
最初に犬のクッキーの種類について紹介します。
◆米粉
犬のクッキーの中には、小麦粉の代わりに米粉を使用したものがあります。
米粉はお米を粉にしたものです。
犬の病気のひとつにグルテン腸症と呼ばれる自己免疫疾患がありますが、グルテン腸症は小麦に反応して起こります。
発症例はそれほど多いものではありませんが、万が一を考える方や、少しでも愛犬の身体に負担のないクッキーを食べさせたいと考える飼い主さんは、小麦ではなく米粉を使ったクッキーを選びましょう。
◆野菜の味
犬のクッキーの種類には、野菜を使ったものがあります。
クッキーに使われる野菜は食物繊維の多いさつまいもやかぼちゃ、βカロテン豊富なにんじんが使用される場合が多く、色味もきれいであるため与える飼い主さんも楽しくなるのではないでしょうか。
野菜をクッキーに使用することで、美味しく野菜の栄養も摂れるメリットも期待できますよ。
◆フルーツの味
野菜の他に、犬が喜ぶクッキーの中にはフルーツを練り込んだものもあります。
ご自身で作る際もりんごやブルーベリー、バナナなどは手に入りやすく練り込みやすいため、挑戦してみてはいかがでしょうか。
ただし通販などで売られているクッキーでは配慮されていることが多いですが、フルーツの中には犬が食べてしまったら中毒を起こす可能性のあるものもあります。
手作りする場合、ブドウやイチジクなどはクッキーと相性がいいように思えますが危険です。
絶対に与えないように注意してください。
また香り付けにレモンやグレープフルーツなどの皮を細かく切って練り込んだり、食べても良いフルーツでもドライフルーツなどにしたものを与えたりするのは避けましょう。
柑橘類の皮には中毒成分が含まれ、ドライフルーツには大量の砂糖が使われているため肥満の元になりかねません。
犬が食べても大丈夫なフルーツをよく調べた上でクッキーに使用してくださいね。
◆豆乳やチーズ入り
犬用クッキーの中には豆乳やチーズを入れて風味や栄養素を足すものがあります。
犬に豆乳やチーズを与えてもいいのだろうかと疑問を持つ飼い主さんも多いと思いますが、特に問題はありません。
豆乳にはタンパク質、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄分、イソフラボンなど身体の基本成分となる栄養素が豊富に含まれています。
ただし手作りクッキーの場合、豆乳を使う際は、無調整のものを選ぶようにしてください。
無調整豆乳は大豆を搾った汁そのもののためクセはありますが、調製豆乳のように砂糖など余計な成分が含まれていません。
同様にチーズもタンパク質やミネラルが含まれているため、クッキーに練り込んでも問題のない食品です。
チーズは塩分が多いため、自家製クッキーに練り込む場合は塩分の少ないモッツァレラチーズやリコッタチーズ、カッテージチーズを選びましょう。
また豆乳とチーズ両方に言えることですが、まれに大豆やチーズに対してアレルギーを示す犬もいます。
愛犬がアレルギーを持っていないか判断するため、クッキーを作る前に少量与えて様子を見てみるようにしてください。
市販のクッキーも与える時に何が入っているか原材料を確認し、初めての食材が入っていれば少しだけ与えて体調を確認してから与えましょう。
犬が人間用のクッキーを食べてしまった
犬用クッキーの種類について見ていきましたが、もし犬が人間用のクッキーを食べてしまった場合どんな影響があるのか知っておきましょう。
◆塩分や糖分が多いので与えない
基本的に人間用のクッキーはバターや砂糖が多く使用して塩分や糖分が多いため、与えないように注意しましょう。
人間にとって美味しいと感じる食べもののほとんどは、犬にとっても美味しいと感じます。
飼い主さんが食べているものなら尚更欲しがります。
一度人間用のクッキーを食べてクセになり、盗み食いをしてしまうようになっては大変です。
塩分や糖分は内臓疾患や肥満を招きます。
またクッキーをもらえるまでドッグフードを食べなくなってしまう場合も考えられるため、人間用のクッキーは絶対に与えないようにしてください。
◆食べてはいけないものが練り込んであるクッキーであれば体調を観察する
また人間用のクッキーにはさまざまなものが練り込まれている場合があります。
小麦と砂糖のシンプルなクッキーであればそれほど危険ではありませんが、チョコレートやナッツなどが含まれていた場合、食べてからしばらくは体調に変化が無いか観察しましょう。
特にチョコレートは食べてしまったらチョコレート中毒を起こし、死に至る場合も考えられる食べものです。
ナッツは高カロリーのほか非常に消化が悪いため、下痢や嘔吐を引き起こす可能性があります。
食べてすぐに体調に変化が見られなくても、消化の始まる2~6時間後から体調を崩す場合もあるため、食べてしまった場合はいつ頃何が入ったクッキーをどのくらい食べたのか、しっかりとメモしておきましょう。
◆犬に届かない場所に保管しておく
人間用のクッキーを犬に与えないためには、犬に届かない場所に保管しておくことが大切です。
犬は賢い動物のため、クッキーの保管場所を記憶してしまうだけでなく、棚などにしまった場合でも知恵を使って開けようと試みます。
絶対に犬が届かないといえる場所にクッキーの保管場所を作り、取られることのないようにしておきましょう。
クッキーを出しっぱなしにしてしまう習慣のある家庭や、小さいお子さんのいるお宅、飼い犬に甘く何でも与えてしまう家族が居る場合は人間のクッキーを食べることで犬に起きる危険を話し合ってください。
おすすめクッキー5選
犬のクッキーを手軽に手に入れたい場合、市販のクッキーを購入する方法がおすすめです。
今回ご紹介するクッキーはどれも犬の健康に配慮したもので、安心して与えることができますよ。
◆コジマ ホームメイドシリーズ ブランクッキー 100g
最初に紹介するコジマホームメイドシリーズ ぶらんクッキーは通常のクッキーに比べて糖質が少ない特徴を持っています。
原材料も小麦粉、ショートニング、砂糖、小麦ふすま粉、ベーキングパウダーと犬が食べても問題のない素材を厳選した、愛犬の身体に優しいクッキーです。
市販のクッキーで何を選んだらいいか分からない飼い主さんは、まず始めにこちらのクッキーを選んでみてはいかがでしょうか。
◆ご褒美はコレ! コロコロミニクッキー 40g
小麦粉や砂糖のほか卵やマーガリン、香料が練り込まれ、軽やかで犬が喜ぶ味付けに仕上げたクッキーです。
小さめサイズなので与える際に÷必要がなく、そのまま取り出して与えられます。
◆コジマ ホームメイドシリーズ プチ・ビスケット チェダーチーズ入り 120g
最初に紹介したコジマホームメイドシリーズのひとつで、チェダーチーズが入ったミニサイズのビスケットです。
上記のシンプルな材料に加えてオリゴ糖やカルシウムが配合されています。
小型犬の小さな口や喉に詰まりやすいシニア犬にも食べやすいサイズなのも嬉しいですね。
◆おなかにやさしいワンワンビスケット 緑黄色野菜 450g
にんじんとほうれん草、かぼちゃが練り込まれたクッキーです。
食物繊維が豊富なので、腸の環境を整える効果が期待できるでしょう。
カルシウムや乳酸菌も含まれているため、ご褒美のおやつとして使いながら健康維持のサポートもしたい飼い主さんにおすすめです。
◆ドギースナックバリュー 濃厚ミルクのソフトビスケット 60g
ソフトスナックと名付けられたとおり、やわらかい食感のクッキーです。
硬いクッキーを中々かみ切れない仔犬や、飲み込むのに苦労するシニア犬にもおすすめといえるでしょう。
乳酸菌やオリゴ糖、食物繊維も配合し、甘いミルク風味に仕上げてあるためすべての世代のワンちゃんにおすすめです。
手作りクッキーを作ってみたい
市販のクッキーのおすすめ5選を紹介しましたが、自分で作ってみたいと思う飼い主さんもいるのではないでしょうか。
手作りクッキーのメリットと基本的な作り方を紹介します。
◆手作りクッキーのメリット
手作りクッキーのメリットは、安全性と愛犬に合わせた素材が使える点です。
市販のクッキーでも原材料は表示してありますが、やはり自分の目で素材を確認できると安心感が違いますよね。
特に食物アレルギーが分かっているワンちゃんの場合、愛犬が食べられる食材でクッキーを作れるのは大きなメリットと言えるでしょう。
ただし手作りクッキーには上記のようなメリットもありますが、デメリットも存在します。
デメリットとしては、食べても良い食材の把握や調理法の知識を持っておかないと愛犬の健康を損ねる恐れがある点です。
調理の手間や愛犬の健康状態に合わせて分量やカロリー計算を行い、最適なクッキーを作ってあげましょう。
◆作り方
クランチクッキーは原材料がお米で作られたおやつ「ポンデライス」をアレンジしたクッキーです。
身体に優しいだけでなく、食べたらサクサクと軽い食感に犬が喜ぶ顔が想像できます。
オーブンで焼くのではなく冷蔵庫で固めるため調理も難しくなく、飼い主さんにも嬉しいクッキーです。
紫芋とさつま芋のクッキーは素材独特の優しい甘さが特徴的な、身体にやさしいクッキーです。
2種類の生地を用意する必要はありますが、可愛い見た目で完成した際の充足感もあるでしょう。
作り方については上記の記事に詳しく書いてあるので、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
今回は犬のクッキーについて種類や通販で買えるおすすめクッキー5選、手作りクッキーのメリット、レシピについて紹介しました。
犬用クッキーは大変数多くの種類が売られているため迷ってしまいますが、まずはひとつ、愛犬に食べさせたい基準を飼い主さん自身が持つようにしてください。
その中で愛犬好みの味をみつけ、コミュニケーションに役立ててくださいね。