1.子犬と遊ぶ目安時間とは
1-1.1日5~10分程度を数回
2.子犬を遊ばせすぎてはいけない理由
2-1.体力の限界まで遊んでしまう
2-2.ご飯を食べなくなる
2-3.体調を崩すため
3.子犬と遊ぶ時のポイント
3-1.飼い主のペースで遊ぶ
3-2.しつけをしながら遊ぶ
3-3.子犬用おもちゃもオススメ
子犬と遊ぶ目安時間とは
小さな体からは想像ができないほど、子犬は元気に走り回りたくさん遊びます。愛犬と生活する上では、信頼関係を構築するためにも、コミュニケーションをとることが大切ですよね。その遊び時間を一緒に過ごすのも飼い主さんの重要な役割の一つとなります。
しかし子犬の場合、遊び方には配慮が必要だということをご存知でしょうか?飼い主さんはただ一緒に遊ぶのではなく、その時間も管理しなくてはいけません。
子犬にとって、遊ぶ時間の目安がどれくらいなのか、しっかり覚えておきましょう。
◆1日5~10分程度を数回
子犬にとって適切な遊び時間の目安は、1回5~10分程度、1日合計で30分か40分くらいが良いといわれています。
短い時間で回数を分けて、遊ばせてあげるのがコツということですね。
子犬は、人との接し方などからも社会性を身に付けていきます。成犬へと成長し、人間社会で暮らしていく上で、社会性を学ぶことはとても大切なことですよね。
飼い主さんはコミュニケーションをとるためにも、一緒に遊ぶ時間を作りながら、さらにその時間配分に気を付ける必要があるのです。
子犬の場合、遊びすぎることにはリスクが伴います、
それを回避するためにも、十分注意しなくてはいけませんね。生後5ヵ月くらいまでは、しっかり遊ぶ時間を管理してあげましょう。
それでは、なぜ子犬を遊ばせすぎてはいけなのでしょうか。その理由について紹介していきす。
子犬を遊ばせすぎてはいけない理由
子犬が遊んでいる姿は見ているだけでも癒されますし、遊びたいだけ遊ばせてあげたいとも思ってしまいがちです。しかし体力の少ない子犬の場合、遊びすぎることで体調を崩してしまう可能性が考えられます。
遊ぶ時間を管理する必要性について解説していきますので、しっかりチェックしていきましょう。
◆体力の限界まで遊んでしまう
いつまでも元気に遊んでいる子犬をみると、体力が有り余っているのかな?と感じるかもしれません。
しかしこれは、自分の体力を知らないだけなのです。
そのため、飼い主さんが遊びに誘えば、子犬は体力の限界を超えて遊び続けてしまうでしょう。もちろん性格によっても個体差はありますが、疲れすぎて体調不良となる可能性がありますので、しっかりと様子を観察しながら、遊ぶ時間を管理する必要があります。
体力を消耗しすぎることで、健康面にも悪影響を与えるということをしっかり覚えておきましょう。
◆ご飯を食べなくなる
睡眠には疲労やストレスを癒す効果があるのですが、遊びに対して大量に時間を費やすと、その睡眠時間が削られてしまいます。
限界を超えた子犬は、正に電池が切れたように、動かない状態に陥る場合があるのです。
これは人間の赤ちゃんでも、よく見られる光景ですよね。
疲労が限界を超えると、しばらく自分で動いたり、起き上がったりすることがありません。食事の時間になっても、起きずに寝たままとなってしまうケースがよく起こるようになるでしょう。
ご飯を食べることは、体力をつけるため、成長するために、非常に重要なことです。ご飯を食べたいけど食べる体力がない、というような状態を招かないためにも、遊ぶ時間を管理して、しっかり休ませることが大切なポイントとなります。
◆体調を崩すため
肉体的な疲労が原因で、体調を崩す場合があります。これは、遊びすぎによっても起こるのです。
子犬は、新しい家族ができた刺激的な環境や、新しいオモチャに興奮するなどして、ついつい遊びすぎてしまいがちです。体が無意識に休息を取ろうとするため、一時的に食事の量が減ってしまったり、元気がないように見える場合もあるでしょう。
先ほどまで元気に遊んでいたのに突然このような状態になると、飼い主さんは心配になってしまいますよね。
遊び・運動の時間を管理すると共に、疲れている様子が感じられる時はそっとしておいてあげましょう。
寝ている時に起こすことは、NG行為なので気を付けてくださいね。
ただし、体調不良の原因が病気や怪我の場合もあります。異常を感じる場合は、早めに動物病院を受診しましょう。
子犬と遊ぶ時のポイント
ペットを飼い始めると、それまでの生活は激変します。ケージや室内環境の整備、ワクチンが終わってからのお散歩、トイレのしつけなど、準備することもあれば飼い始めてから注意することも沢山あります。
その一つとして毎日の遊び時間の管理があるのですが、時間に加えて遊ぶ方法のポイントも抑えておく必要があるのです。
そのポイントをしっかりと頭に入れておき、愛犬と上手に遊べる飼い主さんを目指していきましょう!
◆飼い主のペースで遊ぶ
子犬と遊ぶ時には、飼い主さんが主導権を握ることを徹底しましょう。
子犬に好きなようにさせ過ぎると、自分のペースで遊ぶことができると認識してしまうのです。
そのまま成犬になると、飼い主さんとの立場が逆転してしまう可能性が高くなります。
問題行動が増えたり、しつけなどをスムーズに行うことが難しくなる場合も考えられるため、十分注意しなくてはいけません。
子犬がまだ遊び違っている状態でも、飼い主さんの方から遊びを切り上げるなどして、時間の調節と共に主導権をアピールしましょう。
遊びすぎて子犬が疲れてしまうことも防止できますので、一石二鳥ですね。
◆しつけをしながら遊ぶ
しつけやトレーニングには、遊びながら行えるものも沢山あります。いくつか例を紹介していきますので、参考にしてみてください。
もってこい遊び
子犬は動く物を追いかけるのが大好きです。もってこい遊びは、その本能を利用して行うことができます。
ボールやロープなどのおもちゃを愛犬に見せて興味を引き、それを投げましょう。追いかけておもちゃを掴んだら、呼び戻します。
初めの内は手を叩くなどして音を出すと、家族の元に戻ってきやすいでしょう。
戻ってきたら、ちょうだい・放してなどのコマンドを使って、おやつ(もしくはフード)とおもちゃをトレードします。
これを繰り返すことで、放してなどの指示を理解したり、呼び戻しに従うと良いことが起こると認識するようになるでしょう。
引っ張りっこ
引っ張りっこが大好きなワンちゃんは多いでしょう。飼い主さんと愛犬が、一緒に楽しく遊べる方法としても代表的な遊びの一つですよね。
力を抜いて愛犬に引っ張らせたり、時に引っ張り返したりして、楽しくい時間を過ごしながらコミュニケーションをとることができます。
ちなみに引っ張りっこをする時は、小さいおもちゃではなく、長さのあるタイプを使用するのがおすすめですよ。小さいおもちゃだと、子犬が興奮して手を噛んでしまう可能性があります。
また、動かし方にも注意してください。激しく動かしすぎたり、思いっきり引っ張ってしまうと、子犬が首を痛めてしまう危険性があります。力加減を調節しながら、優しくゆっくり動かすようにしてくださいね。
尚、おもちゃに執着して中々放せない子は、まず上記の持ってこい遊びをたくさん行うようにしてみましょう。
追いかけっこ
犬は追いかけることも大好きです。飼い主さんが、愛犬の好きなおやつやおもちゃを持って逃げてみましょう。これによって、家族の後をついて走る習慣をつけることができます。
しかし、反対に愛犬を家族が追いかけてしまうと、ドッグランなどで愛犬を捕まえたい時に逃げられるようになってしまう可能性があります。脱走時にも捕まえるのが難しくなるため、必ず飼い主さんが逃げる役を行うように気を付けてくださいね。
愛犬が飼い主さんを追ってきた時には、たくさん褒めてあげましょう。
◆子犬用おもちゃもオススメ
子犬の遊び時間には、子犬用のおもちゃを使うのもおすすめです。頭を使うおもちゃや、歯が痒い時期にぴったりのものなど、様々な機能をもつおもちゃが販売されています。
何点がおすすめ商品を紹介していきますので、参考にしてみてください。
尚、おもちゃは与えっぱなしにするのは厳禁です。愛犬の届く場所にしまうのではなく、遊ぶ時間に飼い主さんがおもちゃを取り出して与えるよう徹底しましょう。遊んでいる際中もしっかり観察し、誤飲などの防止に努めてくださいね。
パピーコング
天然ゴム100%で作られている、丈夫でユニークな形をした玩具です。犬の自然なしつけや、知育に役立つ優れものですよ。
不規則な転がりやバウンドが子犬の興味を引き、噛み心地も抜群な形状をしています。
内側が空洞になっているので、専用ペーストやフードを入れることで、愛犬が中身を取り出そうと夢中になってくれるでしょう。
子犬用に開発されたコングなので、乳歯に優しい固さなのも嬉しいポイントです。
パピーコング フライヤー ライトブルー
天然ラバー製のディスク型コミュニケーショントイです。子犬用の製品なので、愛犬がキャッチした時に、歯を痛めにくい固さとなっています。将来的にフリスビーを一緒に楽しみたい!と考える飼い主さんは、ぜひ試してみてください。子犬の頃から遊んでいれば、きっと愛犬もディスク型おもちゃが大好きになるでしょう。
かみかみフルーツボーン パピー&シニア ピーチS
楽しく遊びながらデンタルケアができる、パピー&シニア向けのデンタルトイです。骨型&特殊な突起が、愛犬の興味を引きながら、デンタルケアに効果をもたらしてくれるでしょう。フレッシュなピーチの香りがするのも、魅力的ですね。
パピー&シニア向けのソフトな固さでできているので、安心して与えられますね。
まとめ
子犬の遊び時間は、飼い主さんが管理しなくてはいけないものです。長時間に渡って一緒に遊び続けたり、おもちゃを与えたままにしておかないように注意しなくてはなりません。
体力の限界まで遊んでしまうと、体調不良の原因となる可能性があることをしっかり頭に入れておきましょう。
遊びも休息も、バランスよく行わなくてはいけません。
遊ぶ時間をしっかり管理しながら、しつけやトレーニングと併用して、子犬の成長によりよい効果が得られるように尽力してくださいね。
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