1.犬を車に乗せる時に必要なグッズ
1-1.ドライブボックス・ドライブベッド
1-2.クレート
1-3.ハーネスやリード
2.その他のペット用カー用品
2-1.ドライブシート
2-2.ペットシーツ
2-3.ウェットシートなどお出かけグッズ
3.犬を車に乗せる際に知っておきたいこと
3-1.愛犬を膝に乗せての運転は法律違反
3-2.犬も車酔いをする
3-3.事前にある程度のしつけは必要
4.犬を車に乗せる時の注意事項
4-1.事前準備はしっかりと行う
4-2.窓から顔を出させない
4-3.走行中は必ずロックをかける
4-4.こまめな休憩を入れる
犬を車に乗せる時に必要なグッズ
愛犬を車に乗せる際には、愛犬の安全を守るために必要な『ペット用カー用品』の準備をしておく必要があります。
現代では、愛犬と一緒に快適なドライブやお出でかけをするための、便利な商品が多種多様に販売されています。
どのようなグッズがあり、なぜ必要になるのかも紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
◆ドライブボックス・ドライブベッド
車に固定していただいて、そこにワンちゃんを乗せていただくボックスです。
飛び出し防止ベルトもついており、ワンちゃんと安全で楽しいドライブをしていただける商品です。
サイズはS,M,Lと3種展開があります。
ドライブボックスとは、人間でいうとシートベルトのような役割をもつものです。
ボックス型で中に犬を乗せることができ、車の座席に取り付けて使用します。
ボックス内にリードフック付いていたり、フタ付きでキャリーのような使い方ができるもの、汚れが落ちやすい素材で手入れのしやすいものなど、商品によって特徴はそれぞれです。
愛犬と飼い主さんの使いやすいタイプのものを選ぶと良いでしょう。
◆クレート
シートベルトでしっかり固定!ペットと一緒に安全ドライブ。
天面扉付きで、ペットをラクに出し入れできます。
給水器取り付けOK。ドライブ中、いつでも簡単に水分補給ができます。
リード付きなのでペットが飛び出さない様、固定することができます。
巻き上げ式の扉。側面扉と天面扉は、巻き上げて固定することができます。
側面扉ロック機能付き。扉ファスナーとフックをつなげると、ペットが内側から開ける心配がありません
ペットのいる家庭では使用している方も多いクレートは、愛犬の移動や室内での寝床スペースなどにも使えるものです。
通常タイプのクレートを車内に床面に置いてドライブボックスとして使用している方もいるかもしれませんね。
しかし中には、シートベルトに固定できる機能があったり、ペット用カー用品として車内で使いやすい仕様になっているクレートも販売されています。
クレートは一般的なドライブボックスと比べると、全面が囲われている物が多いので、特に酔いやすい子には向いている移動アイテムだといえるでしょう。
◆ハーネスやリード
散歩などの必需品であるハーネスやリード。車内での愛犬の動きを制限する目的でも使用することができます。
車内は閉鎖的な空間だから…とノーリードで乗せてしまう飼い主さんもいますが、リードがあることで愛犬が運転を妨害したり、衝突が起こった際などに飛び出してしまうような危険を防止してくれるでしょう。
リードを車内に結ぶ場合には注意が必要で、リードが体に絡まったり、座席から落ちた際に宙づりとなってしまう可能性もあるので、愛犬自身に危険が及ぶ可能性が十分考えられます。
車内で愛犬をフリーな状態にするよりも安全ではありますが、やはりクレートやドライブボックスを使用することが最も安全だといえるでしょう。
その他のペット用カー用品
ドライブボックスなどの他にも、愛犬との車でのお出掛けに便利なアイテムが沢山あります。
まった普段から使用しているペット用品の中にも、車に準備しておくことがすすめられるものもあるのです。
◆ドライブシート
ペットと一緒に快適ドライブ。
後部座席をカバーし、汚れを防止するシートです。
ドライブシートという、ペット用カー用品があります。
ほとんどの製品が抜け毛や汚れを落としやすいサラサラ生地なので、お手入れやお掃除も楽に済ませることができるでしょう。
座席のヘッドレストに引っ掛けるだけなので、取り付けも簡単にできます。
後部座席全面に広がるシートが、万が一の粗相などから座席が汚れるのを防いでくれる、あると便利なアイテムの一つでしょう。
◆ペットシーツ
脱臭ゼリーシーツハイグレードは、スピード・スポット・活性炭のトリプル消臭が実現したプレミアムシーツです。
1.エアスルー不織布と超高速吸収ポリマーがオシッコをすばやく吸収!
2.ポリマーとパルプの抜群のバランスにより、吸収面積を極小に!
3.スピードとスポットでニオイの元をすばやく小さく閉じ込め、さらに活性炭がしっかり吸着!
愛犬の排泄を外で済ませる予定で、ペットシーツを持ち歩かない飼い主さんは多いと思います。
しかし、車内は犬にとって心からリラックスできる空間とはいえません。中には粗相をしてしまう子もいますので、ケージの中などにはペットシーツを敷いた方が良いです。
普段はおもらしなどしなくても、いつもと違う環境やその日の体調によって、車内を汚してしまうケースもありますし、予定通りに休憩が取れずに、愛犬におしっこを我慢させなくてはいけない時もあるかもしれません。
そういった場合にも、車内でトイレを済ませられるようにペットシーツを持ち歩くことがおすすめです。
またうんちをしてしまった場合に役立つのが、うんちのニオイをブロックすることに特化した防臭袋です。
イヤなニオイを車内に残さない為や、トイレに流すまで持ち歩く際に周囲に不快感を与えない為にもこのような商品はおすすめです。
◆ウェットシートなどお出かけグッズ
愛犬とお出掛けすることが多い家庭では、お出かけグッズを普段から用意しているかもしれません。そういったグッズは、車で出掛ける際にも持ち歩くと良いでしょう。
中でもウェットシート(ティッシュ)は、掃除はもちろん、愛犬の身体が汚れた際にも利用できるので、持参するアイテムの必需品ともいえます。
犬を車に乗せる際に知っておきたいこと
公共交通機関と比べて自由度の高い車での移動は、愛犬と一緒におでかけする上でとても便利な移動手段です。
しかし、安全な移動を行うためには、犬を車に乗せる際の様々な注意点を知っておく必要があるのです。
◆愛犬を膝に乗せての運転は法律違反
犬を車に乗せること自体は違反行為ではありませんが、乗せ方次第では道路交通法違反になる場合があります。
“愛犬にいい景色を見せてあげたい”と膝に乗せながら運転をしたいと思っている方もいるかもしれませんが、これはとても危険な行為の一つあり、運転手が膝の上で犬を抱くことで正常な運転を妨げる恐れがあるため、道路交通法第五十五条2と第七十条に触れるのです。
愛犬の思わぬ行動によって運転手の視界が遮られたり、愛犬が足元に移動して事故の原因になることも考えられます。
車はとても便利なものですが、飼い主さんや愛犬はもちろん、他人の命を奪う危険性をもつ道具なのです。
どんな事情があったとしても、車内での愛犬の動けるスペースを制限すること、膝に乗せての運転を絶対にしないことを厳守しなくてはいけません。
◆犬も車酔いをする
犬にも人間同様、車酔いをする子がいます。
車酔いは、目で感じる車の揺れ・振動・スピードなどの情報が、平衡感覚をつかさどる三半規管が感じる情報と異なることにより、脳内が混乱して起こるものです。
よだれが増える・嘔吐する・呼吸が浅くなる・ぐったりする、などが犬の車酔いの主な症状となりますので、覚えておきましょう。
直前に食事をしていると嘔吐しやすくなるので、乗車する1時間前からの食事は避けることがすすめられます。
また、愛犬の身体のサイズに合わせたクレートで揺れを軽減したり、酔い止めの効果があるシロップを利用することが対策法として有効的です。
◆事前にある程度のしつけは必要
車に乗る場合に限ったことではありませんが、愛犬とおでかけするためには基本的なしつけを施しておくことが必要です。
外出先でのマナーはもちろんですが、安全を守るためにもマテなどのコマンドは必須でしょう。
また、ドライブなどでクレートを使用するのであれば、クレートトレーニングをしておかなくてはいけません。
子犬の頃から少しずつ慣れさせておくことで、クレートが愛犬にとって安心できるスペースとなりますし、車での移動もスムーズになるでしょう。
愛犬を車に乗せる時の注意事項
前述したように、愛犬と一緒に車で移動する時は、飼い主さんと愛犬の両者が安全に移動できるように配慮しなくてはいけません。
道路交通法についても紹介しましたが、実際に車内でフリーになっていた犬が原因で、事故が起きた事例もあるのです。
以下の注意事項をしっかり頭に入れておき、安全なお出掛けができるよう尽力してください。
◆事前準備はしっかりと行う
愛犬と車で出掛ける予定があるときは、必ずしっかりと事前準備を行っておきましょう。
持参するアイテムのチェックはもちろん、ドライブボックスがきちんと固定されているかどうかも確認しておかなくてはいけません。
安全を守るドライブボックスも、固定がしっかりされていなければ意味がありません。設置する時はもちろん、愛犬を乗せる時にも改めて確認する癖をつけておくとよいですね。
また、犬同伴OKの公共施設やペット施設に向かう場合は、出掛け先でのルールやマナーについても調べておくことが大切です。忘れずにしっかりと、下調べをしておきましょう。
◆窓から顔を出させない
車の窓から愛犬に顔を出させている飼い主さんが時々見受けられますが、これはサイドミラーの確認を阻害する恐れがあるため、道路交通法第五十五条2に触れる可能性のある行為です。
愛犬の飛び出しや思わぬ事故、脇見運転にも繋がる危険性もあるので、絶対にしないようにしましょう。
◆走行中は必ずロックをかける
走行中、また降車時の飛び出し防止策として、ドアロックやウィンドウロックを徹底することが大切です。
ドアロックだけでなく、愛犬側のドアにはチャイルドロックを掛けておくと、尚安心でしょう。
◆こまめな休憩を入れる
車内は普段の生活空間と違い、犬にとっては緊張する場所でもあります。
ストレスを軽減するためにも、こまめに休憩をとることが重要なポイントとなります。
特に長距離の移動をする場合は、1時間に1回ほどのペースでトイレ休憩をさせてあげてくださいね。
愛犬を車内に放置する行為は、絶対にしてはいけません。「少しの時間だから」と飼い主さんが車を離れるケースがありますが、これは短時間だとしても大変危険なことなのです。
熱中症のリスクが高まりますし、思わぬ事故の危険も考えられますので、特に気温は高い日は、車内が熱くなる可能性が高いので、絶対に油断しないでください。
まとめ
車は愛犬とのお出掛けにとても便利な道具ですが、しっかりルールを守ることが大切です。
大切な家族、愛犬を守るためにも、ドライブボックスなどのアイテムを積極的に利用してください。
手入れのしやすさや、愛犬のストレスを軽減することも重要なポイントです。安全に+αで、これらの点にも配慮してみてくださいね。
最善の対策と安全な運転を心掛け、愛犬との楽しい思い出を増やしていきましょう。
– おすすめ記事 –
・ジャックラッセルテリアってどんな犬!特徴、性格、飼い方など紹介 |
・犬はマンゴーを食べてもOK!夏バテ対策にもおすすめ!効果や与え方をご紹介 |
・犬の視力は悪く、色の見え方も違うって本当?犬から見た世界はこんな感じ |
・犬がベッドやソファを掘るのはなぜ?穴掘りする理由や対策を紹介! |