1.犬をコンビニに連れて行くのはNG
3.犬をお店の入り口にリードで繋がない
3-1.脱走
3-2.誘拐
3-3.噛みつくなどの被害
犬をコンビニに連れて行くのはNG
コンビニは基本的にどの店舗でも店内へのペット同伴が禁じられており、キャリーバッグやスリングでの入店さえも禁止している店舗がほとんどです。
そのため入り口前に、犬を繋いでおけるようリードフックが設置されている店舗もありますよね。
飼い主さんの中には、これを利用して散歩のついでにコンビニ・スーパーの前に愛犬を繋いだり、車内に愛犬を残したまま買い物をしたことのある方も少なくないでしょう。
しかしこの行動に関しては様々な意見があり、トラブルが起こる危険性があることは事実なのです。
どんなリスクがあるのかをしっかり把握しておき、注意点やトラブルを防止するコツについて知っておきましょう。
車内に犬をひとりで待たせない
ワンちゃんが車内でひとり飼い主さんを待っている光景を、店舗の駐車場などで見掛けることがよくありますよね。
「すぐに戻るから…」などといった理由から、車内で愛犬を待たせてしまう方は多いです。
しかし車内はとても暑くなりやすい空間であり、人間が感じるよりも犬はさらに熱く感じてしまいます。
以下のような恐ろしいリスクがあることを頭に入れておきましょう。
◆熱中症の危険
残念ながら、犬が車内で熱中症を発症し死亡してしまう事故が毎年のように起きています。最近でもニュースを耳にした記憶があるという方もいるでしょう。
夏場はもちろんその危険性がより高くなりますが、冬場でも熱中症になる可能性はあります。
窓を開けて風が入るようにしていても、車内で愛犬を待たせたまま20分程買い物をし、その間に熱中症になったというケースも実際にあるのです。
季節に関わらずよく晴れた暖かい日は、コンビニで5分程だとしても、愛犬を車内に置き去りにするのは危険だということを覚えておきましょう。
犬をお店の入り口にリードで繋がない
前述したように、店舗前に犬用のリードフックが設置してある店舗もあります。それを利用する方もいれば、店舗入り口に愛犬を繋いで待たせている飼い主さんも中にはいるでしょう。
しかしこれは愛犬にリスクが伴う上に、店に来る他のお客さんや犬にも良いことではないのです。
どのような危険性があるのか、チェックしていきましょう。
◆脱走
店舗前で愛犬をひとり待たせている間に、首輪が抜けて脱走してしまう可能性があります。うちの子は良い子だから絶対大丈夫!といった気持ちがあっても何が起こるかは分からないのです。
良い子で待っていても、何かに驚いてリードを引っ張り、そのまま首輪が抜けることも考えられるでしょう。
家の近くではなく土地勘のないどこか知らない場所の場合は、帰り道が分からなくなり、迷子になったり事故に巻き込まれる危険性も高いのです。
◆誘拐
待たせている間に、愛犬が誘拐される可能性も考えられます。
単純に犬を飼いたいと考えていた人がスキを見て連れ去ったり、避妊手術を受けていないメス犬を誘拐し子犬を産ませて販売するといった事件も実際に起こっているのです。
また、長い間つないだまま待っている犬を見掛けて置き去りにされたのだと考え、保護目的で連れていかれるケースもあるでしょう。
◆噛みつくなどの被害
ひとりで待つ愛犬が、他のお客さんに吠えたり噛み付くなどの危害を加える可能性も考えられます。
特に子供は加減を知らないため、悪気はなくとも強く握ったり叩いてしまうなどの行動をとる危険性が高まるでしょう。そのような目に合うと、いくら温厚な性格の子でも思わず噛み付いてしまうかもしれません。
動物が苦手な人ももちろんいますので、入り口に繋ぐこと自体を迷惑行為として苦情に繋がるケースもあります。
反対に、愛犬が危害を加えられる可能性も十分考えられるので注意が必要なのです。
犬とコンビニに行く場合
一番良い方法は、スーパーやコンビニに愛犬を連れて行かないようにすることです。しかし、どうしても一緒に行かなくてはいかない場合は、以下のポイントを守ってください。
◆必ず2人以上で行くこと
紹介してきた様々なリスクを回避するために、愛犬と一緒に店に行く場合は必ず二人以上で向かうことを徹底しましょう。
一人が買い物をしている間、もう一人は愛犬と一緒に店の外で待っているのです。こうすることで、沢山の危険・問題から愛犬を守ることができます。
散歩ついでにコンビニに寄りたい、スーパーで買い物をしたいという時は、自分一人で外出するのではなく、家族に相談して一緒についてきてもらってください。
犬と一緒に入店できるお店の種類
コンビニ—・スーパーなどの食品を取り扱っている店舗では基本的に、衛生上の問題から店内に犬を連れて入ることはできません。被毛の飛び散り、匂い、吠えるなどの迷惑行為が、その理由として挙げられます。犬が苦手だったり、アレルギーをもっているお客様への配慮ももちろんあるでしょう。
ちなみに盲導犬・介護犬などは入店が認められてる店舗が多いですよね。
ただ、愛犬同伴で入店できる店舗も現代では増えてきました。店ごとのルールや定められたマナーには差がありますが、一般的にどのような種類のお店が入店可能なのかを紹介していきましょう。
◆ショッピングモール
ショッピングモールとは、小売店や飲食店、映画館などが入った複合的商業施設です。
ショッピングセンターと似ていますが、英語で遊歩道・通路を意味する「mall」という言葉が入っている通り、長い通路を挟んで店舗が並んでいる、細長い形の建物をショッピングモールと呼ぶことが多いでしょう。
施設によっては、愛犬同伴で入店できる店もあれば、キャリーなどを使用することで入れる店舗がある場合もあります。
同伴できるエリアが限られているケースがほとんどなので、事前にペット同伴が可能かどうか、またどのようなルールが定められているのかを確認しておきましょう。
◆ホームセンター
ホームセンターには、リード着用でペットカートに乗せれば愛犬同伴での来店をOKとしている所が多いです。
愛犬と一緒に買い物をしている飼い主さんもよく見かけるので、初めて一緒に買い物をする場所としては敷居が低いのではないでしょうか。
ペット専用カートが常備されている店舗が多く、中には、小型犬・中型犬・大型犬・多頭数用と、サイズごとにカートが用意されているところもありますよ。
ただしホームセンターの中にも、ペット同伴不可としているお店や、小型犬だけと限定しているお店もありますので、出入り口などに書かれている注意事項をしっかり確認してくださいね。
◆アウトレットモール
アウトレットモールは、犬連れの人を多く見かける人気スポットの一つだといえるでしょう。
ペット同伴OKのお店が多数ある場合が多いので、愛犬と一緒にショッピングを楽しめますよ。
もちろん店舗によって、同伴入店不可、キャリー利用で入店可、抱っこでも良い、リード着用で歩かせて良いなど、ルールが異なります。必ず入店前に、注意事項をチェックしましょう。
また、アウトレットモールに限ったことではありませんが、ペットショップを併設している施設の場合、犬の一時預かりなどのサービスが利用できる場合も多いです。愛犬同伴不可の店舗に入店したい時は、こういったサービスを利用するのも一つの手ですね。
利用に関しても証明書の提示が必要などのルールがあるので、事前に確認しておいてください。
まとめ
コンビニやスーパーなどの店舗前に愛犬を一人で待たせること、車内で待機させることには、さまざまなリスクが伴います。
「ほんの数分だから」という軽い気持ちだったとしても、それが原因で愛犬に二度と会えなくなるような悲劇を招く可能性が十分にあるのです。
散歩のついでにお店に寄りたい時は、必ず二人以上で外出することを徹底してくださいね。
そして特に暑い季節には、車内放置を絶対にしないようにしましょう。熱中症はとても危険な症状の一つであり、命に関わる可能性のあるとても恐ろしいものだと認識しておいてください。
ちなみにコンビニ・スーパーなどの店舗に限らず、公園においても愛犬をひとりで待たせておくことは危険です。店舗前に繋いでおくことと同様のリスクが伴いますので、併せて注意するようにしましょう。
また、愛犬同伴可能な施設・店舗を利用する場合には、そのお店のルールや注意事項をしっかり守らなくてはいけません。他のお客さんに迷惑をかけないように、無駄吠えやお漏らしをしないように最低限のしつけを施しておくことも重要なポイントです。
愛犬をあらゆる危険から守ること、周囲への配慮を忘れないことを常に頭に入れておき、楽しいお散歩やお出掛けの時間を一緒に過ごせるようにしていきましょう。
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