みんなで楽しむ!ドッグサップの始め方や注意点は?

2024.02.03

みんなで楽しむ!ドッグサップの始め方や注意点は?

愛犬とアウトドアに出掛ける家族が年々増加しています。そんなファミリーにおすすめのアクティビティの一つにドッグサップがあります。今回は、そんなドッグサップの魅力について紹介してきましょう。始め方や必要なアイテム、注意点などについて解説していきます。おすすめのスポットも併せて紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

【目次】
1.ドッグサップとはどんなスポーツ?

2.ドッグサップの3つの魅力
 2-1.水が好きな子も泳げない犬も楽しめる
 2-2.自然を感じることが出来る
 2-3.ドッグサップを通して信頼関係を築ける

3.ドッグサップを始めてみよう!
 3-1.サップをする場所を探す
 3-2.必要な持ち物
 3-3.犬とサップに乗る方法

4.ドッグサップをする際の注意点
 4-1.事故が起きないように知識を身に着ける
 4-2.サップをする前に排泄をさせる
 4-3.「呼び戻し」など基本的なしつけを教えておく
 4-4.事前に愛犬の爪を切っておく

5.おすすめのドッグサップができる場所4選
 5-1.Spes アクティビティ那須
 5-2.Yokohama SUP Dogs
 5-3.木崎湖 POW WOW キャンプ&アウトドア
 5-4.TOPS アウトドアステーション

6.まとめ

ドッグサップとはどんなスポーツ?

ドッグサップ

SUPとは、サーフボードより大きく浮力が強い安全性の高いボードの上に立ち、パドルで漕いで進むマリンスポーツです。
ちなみにSUPは略称で、スタンドアップパドルボート(Stand Up Paddle board/surfing)とも呼ばれており、サーフィンの聖地でもあるハワイが発祥だそうですよ。子どもから年配者までが楽しめるアクティビティの一つで、近年では日本でも人気があります。

そんなSUPを愛犬と一緒にチャレンジすることができ、これをドッグサップというのです。
子供から年配者、さらに愛犬までもが一緒に楽しめるアクティビティは意外と少ないですよね。お出掛け先で家族がバラバラに行動しなくてはいけないケースも多いでしょう。
しかし、ドッグサップであれば家族みんなで楽しむことが可能です。お出掛けやアウトドアが好きな家族にはピッタリですね。
それでは、ドッグサップの魅力について、もう少し詳しく紹介していきましょう。


ドッグサップの3つの魅力

ドッグサップは様々な魅力を感じられるアクティビティです。中でも主な3つの魅力について解説していきます。

◆水が好きな子も泳げない犬も楽しめる

マリンスポーツときくと、水が大好きなわんちゃんに向いているアクティビティだと感じる方も多いでしょう。
しかしドッグサップは、水が好きな子も苦手な子も体験することができるものなのです。
水や泳ぎが苦手な子でも、SUPの上なら風景や風の匂いを楽しむことができますよね。ライフジャケットやリードを装着すれば、落水した時でも安心です。
カヌーやカヤックなどの他の水上アクティビティと比べても、乗るのが簡単なのでハードルも低いでしょう。
ちなみにレトリバー犬種など、水遊びが好きなワンちゃんの場合は、サップから水の上に飛び込んでしまうパターンが考えられます。しかしそれもサップの醍醐味の一つだといえますよね。飼い主さん、もしくは愛犬がバランスを崩して落水するアクシデントも含めて、一緒に楽しむことができるでしょう。

◆自然を感じることが出来る

ドッグサップは、海・川・湖などで楽しむスポーツです。これらの場所にお出掛けするだけでも、自然を感じることができますよね。
しかしサップに乗れば、水面の揺れや風の匂いなど、更なる自然の豊かさを感じることができるでしょう。
犬にとってこれらは、普段体験できない様々な刺激を経験できるチャンスとなるのです。
最高の癒しロケーションで、飼い主さん自身もリフレッシュできること間違いなしです。

◆ドッグサップを通して信頼関係を築ける

大自然の中で同じ体験をすること、不安定なボードの上で一緒にバランスをとる感覚を共有することは、飼い主さんと愛犬の信頼関係を深めることに繋がります。
コミュニケーションを積極的に取りながら、ルールやマナーを共に学んでスキルアップしていくプロセスが、信頼関係の構築をサポートしてくれるのです。これは、自宅や近所のお散歩では、中々経験できるものではありません。
愛犬との信頼関係を深めるためにも、ぜひ挑戦してみてください。


ドッグサップを始めてみよう!

サップをする犬

ドッグサップを体験するためには、事前準備が必要です。以下のポイントを抑えておきましょう。

◆サップをする場所を探す

ドッグサップは、海・川・湖など、あらゆるフィールドで楽しむことができます。
フィールドによってSUPのスタイルは異なりますし、同じ場所でも季節・時間帯によって風景やコンディションも変わります。これも魅力の一つだといえますね。
ただし、場所によってSUP自体が禁じられていたり、動物の立ち入りを禁止している区域もあるのです。
個人でドッグサップを手配する場合は、必ず目的地を管理している各自治体のガイドラインを確認しておきましょう。
ちなみに海や川と比べて湖には、穏やかな印象を持っている方が多いかもしれませんが、時間帯によって風や水面のうねりが出るため危険な場所もあるので覚えておいてください。
初心者の内は、川の下流やうねりの小さい湖などで練習を重ねるのがおすすめですよ。スキルを身に付けたら、海や大きな湖などに挑戦していきましょう。

◆必要な持ち物

ドッグサップを体験する前に、必要な持ち物をチェックしておきましょう。基本的な持ち物から、レンタルできるもの、また、あるとより便利なものを紹介していきます。

◎基本的な持ち物

  • 濡れても良い服や靴(脱げにくいものや、水着・ラッシュガード等もおすすめ)
  • 着替え
  • ゴーグル
  • タオル(人間用・犬用)
  • 防水スマホホルダー(首から掛けられるタイプ)
  • 犬用ライフジャケット
  • 濡れても良いリード

尚、SUPの多くは水着でなくても濡れてもいい服装であれば体験することができるでしょう。ただし、季節・場所によっては、防寒対策・ケガ防止としてウェットスーツの着用が必要な場合もあります。

◎レンタルできるもの

  • ウェットスーツ
  • ライフジャケット(基本は人間用。犬用が用意されている場合も有り)
  • ヘルメット

ちなみにレンタルアイテムについては、その施設によって違いがあります。ボード・パドルの他に一般的にレンタルできるものが上記のものである場合が多いでしょう。
犬同伴体験が可能な施設であっても、必ずしも犬用のライフジャケットが用意されているわけではありません。事前に、利用する施設のレンタル可能アイテムを確認しておくことをおすすめします。

◎あるとより便利なもの

  • 熱中症予防のための水
  • 眼鏡を使用している場合は、落下を防ぐ固定バンド

暑い季節の場合、炎天下でのクルージングには熱中症の危険が伴います。飲み水の持参はもちろんですが、ペットボトルなどに水を入れてドッグサップに出発し、クールダウンのために愛犬の身体に水をかけるよう心掛けましょう。

◆犬とサップに乗る方法

水の上にボードを浮かべ、その上に乗るスポーツであるSUP。ヨガ・釣りなど、人それぞれの楽しみ方ができるアクティビティですよね。
しかし愛犬と一緒に楽しむ場合は、まず、飼い主さんだけで乗れるように練習しておくことが勧められます。
ちなみに、愛犬と一緒に乗る手順は以下の通りなので、参考にしてみてください。

①水に浮かべたボードの上に、飼い主さんが座る。
②座った状態で、パドルを使って漕ぎ出す。
③慣れてきたら、ゆっくり立ち上がる。
④座った状態に戻って、愛犬をボードに乗せる。

立つのが難しい場合は、座ったままの状態でもOKです。寝転がって水の流れを感じるのも気持ちよいですよ。
愛犬を乗せると、一人で乗るよりもバランスをとるのが難しくなります。慣れるまでは慎重に行いましょう。


ドッグサップをする際の注意点
サップの注意点

ドッグサップを楽しむためには、いくつか注意点があります。
まず、愛犬と一緒にSUPができる場所なのかを確認しなくてはいけません。公式HPやツアーの詳細などをチェックして、愛犬同伴の可否や定められているルールを事前にしっかり確認してくださいね。
また、愛犬の様子に細かく気を配ることも重要です。
初めての経験である場合、愛犬が怖がったり、ストレスを感じる可能性があります。これについてきちんと理解しておき、愛犬が怖がっている場合は早めに切り上げるなどの判断も必要となるでしょう。
加えて以下のポイントを抑えておき、愛犬とのドッグサップを楽しめるよう準備してくださいね。

◆事故が起きないように知識を身に着ける

万が一に備えて、飼い主さんが事前にSUPに対する知識を身に付けておくことが重要だといえるでしょう。
飼い主さんと愛犬が同時に初めてSUPに挑戦することは勿論可能ですが、前述したように、飼い主さんが先に経験しておいた方が安心だといえます。
愛犬同伴で行うことへのイメージも湧きやすいですし、初めて一緒に挑戦するよりも、知識をもっておくことで回避できるリスクもあります。
愛犬と楽しく安心してサップを行うためにも、ぜひ検討してみてください。
 

◆サップをする前に排泄をさせる

SUP中は愛犬に排泄させてあげることはできないので、事前に排泄させておくことを徹底しましょう。
コマンドで排泄ができるようしつけておくことも大変有効です。

◆「呼び戻し」など基本的なしつけを教えておく

愛犬同伴で、一般のお客さんがいる場所や公共施設を利用する際には、基本的なしつけをしておくことがマナーの一つであり、愛犬を危険から守ることにも繋がる重要なこととなります。
SUPをする場合は特に、「呼び戻し」ができるようしつけておくことが大切です。飼い主さんから離れないようなコマンドを覚えさせておくのもよいでしょう。

◆事前に愛犬の爪を切っておく

ドッグサップをする前には、愛犬の爪を切っておくようにしましょう。SUPを傷付けてしまう可能性があります。
また、なんらかの拍子に愛犬が慌てるなどして、怪我をしたり、飼い主さんを引っ掻いてしまうなどのリスクも考えられるでしょう。
事前準備として、しっかりケアしておくことをおすすめします。


おすすめのドッグサップができる場所4選

愛犬とドッグサップが楽しめる、おすすめの場所を4個所紹介していきましょう。
近隣にお住いの方は、是非お出掛けしてみてくださいね。

◆Spes アクティビティ那須

栃木県那須郡で唯一のダム湖「矢の目ダム湖」を有効活用して、SUPを楽しむことができるアウトドアアクティビティクラブです。
日本ドッグサップ協会公認ガイドがいますし、波・うねり・流れもなく、風も少ないという静かな環境なので、初心者さんでも安心して利用できるでしょう。
半日・一日体験・早朝プライベートプランなど、様々なコースが用意されています。小型犬から大型犬まで参加可能です!

住所 〒329-3142 栃木県那須塩原市佐野152-3 (事務所)
TEL 070-1569-0808

◆Yokohama SUP Dogs

みなとみらいを拠点に活動している、DOGサップスクールです。一組一組、人とワンコのレベルに合わせてスクールメニューを組み立ててくれるそうですよ。
クルージングの場所は、海・湖などといくつかのオプションの中から決めることができる、移動式のサップスクールとなります。もちろん、小型犬から大型犬まで参加可能です。

住所 〒231-0062 神奈川県横浜市中区桜木町1-101-1 クロスゲート7階
TEL 045-315-4203
URL https://www.yokohamasupdogs.com/

◆木崎湖 POW WOW キャンプ&アウトドア

SUPだけでなく、カヌー体験・キャンプ(テントサイトのみ)などのアクティビティを愛犬と一緒に楽しめます。自然を満喫したいファミリーにピッタリですよ。
愛犬と体験できるSUPコースはプライベートコースなので、家族みんなでマイペースに楽しむことができるでしょう。

住所 〒398-0001 長野県大町市平 19004-1
TEL 0261-85-2494
URL http://kizakiko-powwow.com/

◆TOPS アウトドアステーション

徳島県吉野川の清流でSUPが楽しめます。愛犬やお子様と楽しめるツアーもあるので、家族みんなでSUP体験をすることができますよ。
徳島自動車道の最寄りICから車で約13分程なので、気軽にアクセスできるでしょう。四国地方にお住いの方は、ぜひチェックしてみてください。

住所 高知県長岡郡大豊町大久保1-3
TEL 0887-79-0214
URL https://www.tops-cp.com/


まとめ

ドッグサップは、愛犬を含めた全ての家族のメンバーが楽しめる数少ないアクティビティの一つだといえるものです。水が苦手な子でも大丈夫!少しずつ慣れていけば、自然の中でリフレッシュでき、幸せな思い出を作ることができますよ。
初めて挑戦する場合は、ツアーに参加し、ガイドさんやスタッフの方からしっかり知識を獲るとよいでしょう。利用する施設のルールやマナーなどは、事前にきちんと確認してくださいね。期間限定のコースもありますので、HPのお知らせなども併せてチェックしておきましょう。
必要なアイテムについては、レンタルできるものの有無を把握しておき、ライフジャケット等のサイズもきちんと確認しましょう。あると便利な商品については、必要に応じて揃えてみてください。
ドッグサップは、写真撮影にも向いているマリンスポーツです。最高のロケーションで、可愛らしい愛犬の写真を撮るのにもおすすめなので、SNSで発信したい方にもおすすめですよ。
信頼関係を深めたり、思い出作りにもぴったりのドッグサップ。是非一度、チャレンジしてみてください。



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壱子

壱子

子供の頃から犬が大好きです。現在はキャバリア4匹と賑やかな生活をしています。愛犬家の皆さんに役立つ情報を紹介しつつ、私自身も更に知識を深めていけたら思っています。よろしくお願いいたします!


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