「世界で一番悲しい犬」と呼ばれた犬。この子の先にあるのは死か幸せか…。

2017.05.17

「世界で一番悲しい犬」と呼ばれた犬。この子の先にあるのは死か幸せか…。

野良犬や飼育放棄された犬達が集まる、動物保護施設。そこに連れてこられた犬達は、もし里親が見つからなければ悲しい事に殺処分されてしまいます。そんな心痛む現実の中、ある一匹の犬もその末路を辿るかもしれない状況下に置かれていました。施設は「世界で一番悲しい犬」と言われている彼女の里親を探し求めています。もし期限までに里親が見つからなければ殺処分されてしまう可哀想な彼女、「世界で一番悲しい犬」と呼ばれた理由とは?

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暗くて狭いシェルターの中でたたずむ一匹のワンちゃん、ラナ。動物保護施設にて過ごしている彼女は「世界で一番悲しい犬」と呼ばれています。

その理由は、2015年にインターネット上に掲載された彼女の一枚の写真。

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その写真の中でラナは悲しみに暮れて意気消沈している姿を見せていました。施設内の小さい部屋の隅でうなだれる彼女。悲しみのあまり散歩も拒否していたという彼女のその写真は、インターネット上でとても話題になり、「世界で一番悲しい犬」と呼ばれるようになりました。

彼女はどうしてそんなに悲しみに暮れていたのでしょうか?その理由はとても残酷なものでした。

当時、無事里親が見つかったラナは新しい家族と幸せな生活を送るだろうと思われていました。ところが、信じられないことにその里親はラナをまた施設へ送り返してきたのです。

その理由は、彼女が新しいオーナーであるママを激しく威嚇し、噛み付こうとした為。もともと他の兄妹達と比べて体の小さかったラナは、その記憶から異常に食べ物を守ろうとする癖があったようです。ラナの最初の飼い主になったオーナーに対しても食べ物を守ろうとする癖が出てしまい、そしてまた施設暮らしをすることに…

「当時の彼女はまるで自分の世界が終わってしまったかのように感じていただろう」と、ラナを保護していたボランティア団体のダリア・アユーブさんは言います。

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そんなラナに、施設はまた新しい里親を見つけることに成功しました。幸運にもセカンドチャンスを得ることができたラナは新しい家族のもとへ引き取られていきます。

ところが、何とその新しい家族もラナを施設へ連れ戻してきたというのです。

「今回の里親もラナを手放すという手段を選んでしまいました。彼らは、一緒に遊び戯れることのできるワンちゃんをお迎えしたかったようです。」と話すのは、Rescue Dogs Matchというホームレスの犬達の里親探しを手伝う団体の設立者であるブレンダ・ドブランスキーさん。

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「ラナはオチャメな犬ですが、人間にスキンシップを求めるような犬では無いんです。寝転がって飼い主にお腹をさすってもらうという行為を望まない、それが彼女なんです。」

2度も新しい家族から手放されてしまった、可哀想なラナ。そして更にとても辛い現実が彼女を襲います。5月20日までに新しい里親が見つからなければ、残念なことに殺処分されてしまうかもしれないとのこと…。

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施設生活の中で何度も心に傷を負ってしまったラナ。

彼女のパーソナリティを理解したうえで、また人間を信頼してもいいんだよ、と彼女を暖かく迎え入れてくれることのできる誰かに無事引き取ってもらえる事ができれば、と願わずにはいれません。

<参考サイト>
boredpanda.com



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yukoyosshi

yukoyosshi

昔から動物が大好きで、野生動物や自然が多いオーストラリアに留学。現在もオーストラリアにて生活を送っています。家では犬や猫やその他の動物も飼っていて、中でも12年も生きた柴犬のミミとはバディな関係でした。

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