飼い主の突然の死!鎖に繋がれ5年間も自分の存在を知られていなかったトレヤの話

2017.05.27

飼い主の突然の死!鎖に繋がれ5年間も自分の存在を知られていなかったトレヤの話

ペットとして飼われている動物達にとって、飼い主である人間達はごはんや寝床、そして愛情を与えてくれたりと、毎日の生活の中で必要不可欠な存在です。でも、そうして日々世話をしてくれている飼い主さんが突然姿を消してしまったとしたら…そして、誰もそのペットの存在を知らなかったら…残された動物達は一体どうなるでしょうか?ここで紹介するのは、不幸にも突然飼い主さんが居なくなってしまい、そのまま取り残されてしまった一匹のワンちゃんのお話です。

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ある日、一匹の幸せな飼い犬トレヤに突然の不幸が襲いかかります。何と、トレヤの飼い主さんが殺害されてしまったのです。

寂しさと悲しさに明け暮れる彼女ですが、更なる悲劇に襲われることに…。
彼女は鎖で繋がれたまま、誰にも救助されることなく5年間もその家で生活をすることとなったのです。

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うだるような暑い夏も、凍えるような寒い冬も、雨の日も風の日も、トレヤはその放棄された空き家の玄関先で繋がれていました。

時折、そのトレヤを知る近所の人がやってきてはごはんをくれたり、その場しのぎな簡素な作りの小屋の中に干し草を敷き詰めて温かくしてくれました。でも、彼らはトレヤの鎖をほどくことも救助を要請する事もしなかったようです。

人間との触れ合いを失くしてしまったトレヤは、徐々に恐怖心と不信感に飲み込まれていってしまいました。

そしてある時、ふとした事から彼女の重い鎖が右前足に巻きついてしまいます。それをほどいてくれる人間は居らず、自分でほどく事もできずに、トレヤは右前足を鎖に引っ張られながら生活をするように…。当時彼女が感じた痛さと怖さは私達の想像を絶するものだったでしょう。

そしてそれらに耐えかねた彼女は、何と自分の右前足を噛みちぎってしまいました。その鎖から逃れて生き延びるために…。

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右前足を失ったトレア

先月、ついにトレヤの存在がStray Rescure Of St. Louisというレスキュー団体に知らされました。トレヤを見かけた消防隊員達が通報してくれたのです。
5年もの間痛みと悲しみの中で生きてきたトレヤに近づく事は安易ではありませんでしたが、じっくり彼女と向き合い、そしてやっとトレヤの重い鎖を切り離し、牢獄のような生活から救い出すことができたのでした。

右前足を失くした他にフィラリア症、そして重いノミの寄生虫症にかかっていたトレヤ。重い心的外傷も患っていた彼女は保護されてからも恐怖心が消えることの無い生活を送っていました。

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リトルピンキーと仲良く散歩するトレア

ところがある日、レスキュー隊員がもう一匹の保護犬リトルピンキーをトレヤに出会わせます。ブリュッセル・グリフォンの雑種であるその小型犬は徐々にトレヤの凍りついた心に影響を与えるようになりました。そして彼の存在のおかげで、トレヤはもう一度愛すること愛されることを教わることができたのです。心に深く傷を負ったトレヤの尻尾も振られるように…。

現在トレヤは新しい家族の元でフィラリアとノミによる皮膚の感染症の治療を行っています。団体は彼女のフィラリア症の治療代1200ドルに加え、義脚に掛かる3000ドルの寄付金を呼びかけています。

今までたくさん辛い思いをしてきたトレヤ、これからは幸せな日々を過ごすことができるように願わずにはいられません。

<参考サイト>
iheartdogs.com



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yukoyosshi

yukoyosshi

昔から動物が大好きで、野生動物や自然が多いオーストラリアに留学。現在もオーストラリアにて生活を送っています。家では犬や猫やその他の動物も飼っていて、中でも12年も生きた柴犬のミミとはバディな関係でした。

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