スヌーピーのモデルになったのはどんな犬種?

2024.08.23

スヌーピーのモデルになったのはどんな犬種?

スヌーピーと言えば、知らない人がいないほどの人気者。その可愛いキャラクターから小さなお子さんから大人まで、虜になっていますよね。 そこで気になるのは「あの人気キャラクターの犬種とは何なのか」 スヌーピーはビーグル犬がモデルと言われているのですが、本当にそうなのでしょうか? こちらの記事ではスヌーピーの犬種について詳しくご紹介します。

【掲載:2016.06.20  更新:2024.08.23】

スヌーピーのモデルはどんな犬?

アメリカ生まれでありながら、日本でもお馴染みのキャラクター『スヌーピー』。
アメリカの漫画家「チャールズ・モンロー・シュルツ」のピーナッツという漫画にて登場する白黒の犬のキャラクターです。

スヌーピーは、ピーナッツの世界ではオスのビーグル犬とされていますが、実は実際にモデルとなったのはビーグル犬ではありません。
チャールズ・モンロー・シュルツが少年時代に家で飼い始めた、スパイクという1匹の白黒の雑種犬がモデルになっています。

スパイクみたいな犬

※写真の子はあくまで似ている子です。本物の『スパイク』を見てみたい方は是非検索してみて下さいね。

モデルとなった犬は雑種ですが、スヌーピーというキャラ自体はビーグル犬です。

公式の紹介文でも、チャーリー・ブラウンが飼っているビーグル犬と紹介されています。

情報が混同してしまい、いつからか『スヌーピーのモデル犬はビーグル犬』という話が広まってしまったようですね。

ここからは、ビーグルとはどのような犬なのか、ご紹介していきます。


ビーグルってどんな犬?

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ビーグルは14世紀のイギリスで、猟犬として人間のお手伝いをしていた犬です。
狩っていたのは野ウサギ。ウサギを狩るために小さな体で吠えて人間の狩りを手伝ってくれていました。

また、現在のビーグルは35センチ前後、体重は10キロ前後ですが、当時は大きさもさまざまだったと言われています。
狩りに連れていく時になんとカバンに入れて連れていくこともできたとか!
コンパクトな体つきでありながら、パワフルな一面を持っていることが評判になり、狩猟犬としては大活躍だったのです。

19世紀になるとアメリカにも持ち込まれるようになってきましたが、実はすでに「ビーグル」という呼称の犬がいました。
しかし、イギリスから来たビーグルがあまりにも可愛らしく、アメリカでもイギリス出身のビーグルが人気者となっていったのです。

さらに人気漫画「ピーナッツ」ではスヌーピーがビーグル犬であることから、認知が広まり家庭犬の中でも人気となっていったのです。

◆ビーグルの特徴

ヌーピーを思い出していただければ分かると思いますが、あの垂れた耳が特徴と言えます。
そして惹きつけられるのが、丸々した大きな目。
まるで吸い込まれそうなほどのクリクリした目が可愛いと人気です。

そして体毛は長くなく、短いので手入れがしやすいです。
毛の色は白・黒・茶のハウンドカラー(トライカラーとも呼ばれます)や白ベースに薄い茶色の模様のあるレモンカラーがあります。

◆ビーグルの性格

スヌーピーは可愛い見た目とは裏腹に、いたずらやいじわるをしたり、生意気な一面があります。
また、水の入った皿に映る自分をみて、「水を飲むなら自分をみていたほうがいい」というくらいナルシストな一面を持っています。

基本的には自由でやんちゃ、とにかく可愛らしいスヌーピーですが、実際のビーグルはどのような性格をしているのでしょうか。

歴史でご紹介した通り、ビーグルといえば、人と狩りを行うくらい人懐こい犬種なので、人間に友好的な態度で接してくれます。
とにかく活発で、元気な性格の子が多いです。

しかし、友好的で人懐こい反面、慎重で寂しがり屋な性格でもあります。
初めていく場所では興奮してしまうこともありますし、ストレスが溜まると吠える頻度も多くなってきます。

一緒に暮らしている人間が気をつけてあげましょう。


ビーグルとの暮らしで気を付けたいこと

かつて、ウサギ狩りをする時には、その美しい声で鳴いて獲物を狩っていましたが、その鳴き声は森の中に美しく響いたと言われています。
そういった歴史もあり、高音と低音の中間の音色で、鳴くとよく響くのです。

しつけをしっかりと行い、無駄吠えに対するカバーをしっかりとしてあげる必要があります。
ストレスなどの原因を取り除いてあげ、周りの迷惑にならないよう無駄吠えを出来るだけ減らしてあげましょう。

また、ビーグルは垂れ耳なので、夏場などは蒸れやすいです。
耳の掃除を時々してあげることや、耳をかゆがっていたら見てあげるなどすることが必要です。

また、食欲が旺盛だということも覚えておきましょう。
与えるだけ食べてしまうことがあるので、続けてしまうと肥満になってしまいます。
肥満になると、足腰が弱くなってしまうので注意しなければなりません。

こういったビーグル犬の特徴を知り、体調面にも気をつけて、一緒に長く暮らしていきたいものですね。


まとめ

この記事では、スヌーピーのモデルとなった犬はどのような犬なのか、ご紹介してきました。
スヌーピーは、ビーグル犬ですが、モデルとなったのは作者の飼っていた雑種犬です。

ピーナッツの世界の中で、スヌーピーは様々な名言を残したりもしています。

キャラクターはよく知っているが、作品の内容はまだ見たことがないという人は是非この機会に見てみてください。



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笹本 雅

笹本 雅

犬が好きです。小型犬でも大型犬でもとにかく犬が大好きです。これから犬種についてや豆知識や健康についてなど、幅広いワンちゃんについての情報をご提供していきます。犬好きの方にぜひとも見ていただいてご意見いただければと思います!


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