◆ビーグル犬の歴史について

ビーグルは14世紀のイギリスで、猟犬として人間のお手伝いをしていた犬です。狩っていたのは野ウサギ。ウサギを狩るために小さな体で吠えて人間を助けていたんですね。また、当時は大きさもさまざまでしたが、狩りに連れていく時になんとカバンに入れて連れていくこともできたとか!そのコンパクトな体つきが「狩りに連れていきやすい」と評判になり、狩猟犬としては大活躍だったのです。
さらに19世紀になるとアメリカにも持ち込まれるようになってきました。実は、すでに「ビーグル」という呼称の犬がいました。しかし、イギリスから来たビーグルがあまりにも可愛らしく、アメリカでもイギリス出身のビーグルが人気者となっていったのです。
さらに人気漫画「ピーナッツ」ではビーグル犬をモデルにしたスヌーピーが知られるようになって、家庭犬の中でも人気となっていったのです。
◆ビーグルの特徴
ビーグル犬はスヌーピーのモデルにもなっているので、比較的イメージしやすいワンちゃんですよね。
●外見の特徴
ビーグルは体調が35センチ前後の小型犬。体重は8~11キロほどです。
スヌーピーを思い出していただければ分かると思いますが、あの垂れた耳が特徴の外見です。そして惹きつけられるのが、丸々した大きな目。まるで吸い込まれそうなほどのクリクリした目が可愛いと人気です。そんな愛くるしい外見で、表情豊かに人間に接してきます。人懐こい犬種なので、人間に友好的な態度で接してくれるしょう。癒しを求める家庭犬としては人気者になるのもうなずけますよね。
そして体毛は長くなく、短いので手入れがしやすいです。毛の色は黒と茶色、白をミックスした色からなっています。短いながらもツヤが美しいので、お手入れをしっかりしてツヤを守ってあげましょう。
●無駄吠えに気をつける
長い歴史の中、ウサギ狩りをしていたこともあってか、吠える声は体のわりに結構響きます。それもそのはず。ビーグル犬好きの人には「美しい声」として定評があります。かつて、ウサギ狩りをする時には、その美しい声で鳴いて獲物を狩っていましたが、その鳴き声は森の中に美しく響いたと言われています。そういった歴史もあり、高音と低音の中間の音色で、鳴くとよく響くのです。
そのためか、無駄吠えが多いというイメージもあると思いますが、しつけやストレスに気をつけてあげればあまり無駄吠えは気にならないワンちゃんです。
元気溢れるスヌーピーの魅力は、ここから来ているんですね。
◆ビーグル犬の性格は?病気は?
スヌーピーのように「元気いっぱい」というのが、ビーグル犬の第一印象でしょう。ただし、元気いっぱいの中にも愛嬌が隠されているので、甘えん坊な性格に飼い主もメロメロになってしまうかもしれません。
●性格は人懐こい?
ただし、しつけ次第ではその元気が裏目に出てしまうこともあります。もともと興奮しやすい犬ですから、飼い主がしっかりとしたしつけを行うようにしなければなりません。しつけは幼犬のころが肝心ですから、愛情を持ってしっかりと行うようにしましょう。
また友好的で人懐こい反面、慎重で寂しがり屋な性格でもあります。初めていく場所では興奮してしまうこともありますし、ストレスが溜まると吠える頻度も多くなってきます。一緒に暮らしている人間が気をつけてあげましょう。
●丈夫で長生き
寒さにも暑さにも順応できる丈夫なワンちゃんと言われています。比較的丈夫で長生きしてくれる犬種です。
ただし、垂れている耳のため、湿りやすいという特徴を持っています。耳の病気には気をつけなければなりません。耳の掃除を時々してあげることや、耳をかゆがっていたら見てあげるなどすることが必要です。
また、食欲が旺盛だということも覚えておきましょう。与えるだけ食べてしまうことがあるので、続けてしまうと肥満になってしまいます。肥満になると、足腰が弱くなってしまうので注意しなければなりません。
こういったビーグル犬の特徴を知り、体調面にも気をつけて、一緒に長く暮らしていきたいものですね。
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