愛犬の為に盗み食いを防止!しつけの方法とは?

2016.09.06

愛犬の為に盗み食いを防止!しつけの方法とは?

気付いたらテーブルの上のお菓子がなくなっている!あれ、お皿からオカズが消えている!? 愛犬と生活する中で、このような経験をしたことはありませんか? 実は私、これまでに何度も経験してきました。振り向けば、部屋の片隅にモグモグ口を動かしている愛犬が! そんな姿を可愛いと思うこともあるのですが、盗み食いは愛犬の為にも防止しなくてはなりません。 今回は、盗み食いに潜む危険や防止方法、効果的なしつけを紹介します。

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愛犬自身は、盗み食いだと思っていない!?

添付画像①(犬+盗み食い+しつけ)

犬が盗み食いをする理由には、狩猟本能が関わっています。獲物を捕らえてすぐに食べる、これは犬としては当たり前に備わっている本能です。ほとんどの犬は本能に従っているだけなのですから、勿論、「盗み食いをした」という自覚はありません。とはいっても、それを放っておくのは人間にも犬にも良くないことだらけですよね。
盗み食いに伴うリスクを考えると、心を鬼にしてでも防止し、しつけする必要があります。


盗み食いはとっても危険なこと

添付画像④(犬+盗み食い+しつけ)

犬が日常的に盗み食いをしていると、飼い主さんの知らないうちに有害なものを口にする可能性が高くなります。
人間が普段口にする食べ物の中には、犬にとって有害なものがいくつもあります。
例えば玉葱です。ネギ類には犬の赤血球を壊してしまう成分があり、急性の貧血や血尿を引き起こしてしまいます。
チョコレートも危険な食べ物の一つです。カカオに含まれる成分が、犬の中枢神経や心臓に影響を与え、心不全などの原因となります。有害でなくても、人間の食べ物は基本的に味が濃いので、犬の健康に悪影響を及ぼしてしまいます。
また、危険は家庭内に留まりません。毒入りの食べ物が道端に置かれていたという事件もありましたね。
普段から盗み食いをさせないことで、散歩中の拾い食いを防ぐことも出来るのです。


まずは盗み食いが出来ない環境作り!

添付画像③(犬+盗み食い+しつけ)

完璧なしつけが出来るまでは、愛犬に盗み食いをさせないよう飼い主さんが注意しましょう。
すぐに対応できる方法もあるので紹介します。

・愛犬が届く場所、目のつく所に食べ物をおかない

テーブルの上に置かれた食べ物を食べてしまうことが、盗み食いの発生状況として一番多いのです。
食べ物を置きっぱなしにしないことが、最も効果的な対策となります。ダイニングテーブルですと、椅子をきちんとしまうというのも大事です。出たままの椅子が丁度よい足場となる場合もあるので注意しましょう。

・キッチンの出入りを禁止する

これはキッチンが独立している家庭に限りますが、柵をつけて入り口を封鎖することで対応できます。
キッチンには包丁など危険なものもありますよね。食べ物が見えてジャンプした拍子に包丁を落としてしまうなど、二次災害に繋がる可能性もあります。食べ物を戸棚にしまっている場合は、愛犬が開けないように工夫しましょう。子供用の安全グッズに、扉をロックできる商品があるのでこれが役立ちます。

・食事中は愛犬の動作を制限する

人間の食事が終わるまでは、サークルやケージ、リードなどで愛犬が動けるスペースを制限しましょう。
初めは嫌がるかもしれませんが、可哀想…と思ってもそこは我慢です!飼い主さんの食事の後に、愛犬の食事タイムと習慣づければ、メリハリがついて良いかもしれませんね。


効果的なしつけの方法とは?

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しつけの方法はいくつかありますが、最も重要なのは「待て」を覚えさせることです。「待て」の練習をするには、「お座り」や「ふせ」も必要となります。この一連の動作は、盗み食いの予防以外にも散歩中などで効果を発揮します。愛犬にまだこのしつけを行っていない場合は、これを機に覚えさせましょう。

練習は普段食べているエサの一口分か、愛犬の好きなオヤツを使用して行います。

①愛犬に「お座り」もしくは「ふせ」をさせる。
②目の前にエサをおき「待て」の号令をかける。
③リードを使用して、エサに飛びついた場合は後方へ引っ張る。
 ※この時、「ダメ」「イケナイ」などの制止の言葉を即時にかけます。
④「よし」と号令をかけ、リードを緩めてエサに近付ける。
⑤愛犬がエサを食べたら、たくさん褒める。

この一連の流れを何度も繰り返します。愛犬がエサに飛びつかなくなったら、リード無しで挑戦しましょう。
「待て」や「ダメ」の言葉は威厳のある声、褒める時は高めの声で心から喜んであげるのもポイントです。

もう一つ、効果的で簡単な方法を紹介します。それは、愛犬が盗み食いできる状況をあえて作り、そこに置く食材に辛子・わさび等の刺激物を塗ることです。犬は辛いのが苦手で驚くので、「飼い主からもらう食べ物以外だと嫌な思いをする」と学習します。これも何度か繰り返しましょう。健康にはよくないので、塗る刺激物の量は少量ですよ。

個人的な意見ですが…この方法はちょっと可哀想ですし、期間が空くとまた盗み食いが再発する恐れがあります。やはり「待て」をしつける方法がお勧めです。


まとめ

添付画像⑤(犬+盗み食い+しつけ)

盗み食いを発見したらすぐに叱りましょう。食べた後に叱っても効果はないので、叱るなら現場を押さえた瞬間です!
そして、普段から人間の食べ物を愛犬に与えないことです。食事中に見つめられると決心が鈍りそうですが、愛犬の為に我慢です。盗み食いできない環境を作る、しつけは根気強く覚えるまで練習する。愛犬と共に、飼い主さんも頑張らなければいけません。

アイキャッチ
出典:https://www.flickr.com/photos/ladykeli/264267964


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壱子

壱子

子供の頃から犬が大好きです。現在はキャバリア4匹と賑やかな生活をしています。愛犬家の皆さんに役立つ情報を紹介しつつ、私自身も更に知識を深めていけたら思っています。よろしくお願いいたします!

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