いつからが「シニア犬」?
まず、いつからシニア犬といわれるのか知っていますか?シニア犬とは一般的に、7歳以上のワンちゃんのことをいうことが多いのですが、犬種や大きさ、育ってきた環境などその子によってシニア犬になっていくスピードはそれぞれ違います。性格がワンちゃんによって違うように老化のスピードにも個体差があるのです。我が家の愛犬も「おばあちゃんになったな」と感じたのは10歳を過ぎてからでした。人間と同じようにワンちゃんたちも足腰が弱くなり、階段の上り下りが出来なくなったり、病気をしやすくなったりと筋力は低下していきます。それと共に、おトイレの失敗など粗相も多くなっていきます。そんなときは叱りつけるのではなく「年を取ったのだから仕方ない」と温かく大きな心で愛犬の生活をサポートしてあげることが大切になります。
シニア犬になってから始めるトイレトレーニング
トイレシート以外でも排泄するようになってしまったシニア犬のトイレトレーニングでお悩みの方は多いと思います。まず、今までトイレシートで出来ていたワンちゃんが他の場所でトイレをするようになった原因は何でしょうか?シニア犬の場合は老化による膀胱付近の筋力の低下が考えられます。尿をためておくことが出来なくなり、我慢できず数回にわたり少量ずつしてしまうことがあるのです。このような老化による原因も考えられますが、なんらかの病気のサインの場合もありますので、獣医さんの診察を受けることも時には必要となります。では、しつけの方法をいくつかあげていきます。
・排泄をする素振りやいつも排泄をする時間帯にトイレシートまで連れていく。
・「シーシー」などなんでも良いので、排泄をするときの特定のかけ声を決め、その合図でトイレをすることを覚えさせる。
・成功したときは大げさなぐらい褒める。(ご褒美としておやつを与えるのも良い)
また、脚力が落ち、散歩の時間が短くなったなどの理由で、トイレは外派のワンちゃんを室内派にしつけ直したいという方もいるでしょう。この場合、ワンちゃんは散歩をしたらトイレができると思っている子が多いので、散歩とトイレはイコールではないということを改めて覚えさせなければなりません。そのために散歩の前にトイレを済ませてからお散歩に出かけましょう。ですが、室内でトイレをすることに慣れていないワンちゃんはなかなか難しいと思います。まずはトイレシートでオシッコすることに慣れさせましょう。トイレシートに慣れさせる方法をいくつかご紹介します。
・外でトイレシートに排泄させる。
・トイレシートの上を外と似た環境にする。(砂利を敷くなど)
・トイレシートにワンちゃん自身のオシッコを染み込ませて、排泄する場所であることを嗅覚で覚えさせる。
・トイレシートの置き場所を玄関やベランダなど外に近い場所に置く。(徐々に置きたい場所にずらしていきましょう)
ときにはワンちゃんも失敗をして、しつけの最中であってもトイレシート以外の場所にしてしまうことがあると思います。その失敗に気付くのは大抵、失敗をした時から時間が経ってからです。もし、叱ったとしても、少しでも時間が経てば、ワンちゃんは何に怒られているのか理解できません。場合によっては、トイレをすること自体を怒られていると勘違いし、トイレを我慢するようになってしまう子もいます。これはストレスがたまるだけではなく身体にも良くありません。さらに、しつけを長期化させる可能性がありますので、注意しましょう。
たくさん褒めながらトレーニングをしてあげよう!
最後にシニア犬のしつけで最も大切なポイントをお伝えします。それはズバリ「褒める」ことです。愛犬の粗相につい叱りたくなってしまうものですが、失敗を叱るのではなく、成功を褒めてあげましょう!ワンちゃんの中には自分が今まで出来たことができなくなったことにストレスを感じている子もいます。そんなワンちゃんの心に寄り添い、ワンちゃんのストレスや不安を少しでも軽減してあげましょう。シニア犬のしつけは長期にわたることが多いですので、飼い主さんの根気が必要なのです!!
ライター/のり娘
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