外だから快適とはいえない！犬を外で飼う際の注意点とは？

1.外で飼育するのに向いている犬とは？

外で飼育するのに向いているのは日本の風土に適している犬種、つまり日本犬です。日本犬とは、柴犬・秋田犬・北海道犬・紀州犬・四国犬・甲斐犬や、狆・日本スピッツ・日本テリア・土佐犬などがいます。これらの犬種は、高い身体能力に加え、日本の気候に対する耐久性が強いと言われています。
主人に忠実で警戒心の強い性質ですので、番犬に向いています。ですので、これらの犬種は外で飼育するのに向いているという事になります。
また、季節によって被毛が生え変わる犬種をダブルコートと言いますが、ダブルコートの場合は外で飼育するのに向いていると言われています。たとえば、コーギー・シェルティ・ボーダーコリー・ゴールデンレトリバーなどです。しかし、シベリアンハスキーやサモエドなどはダブルコートの犬種ですが、寒い地方原産の犬ですので、寒い冬は耐えられるかもしれませんが、暑い夏を外で過ごすのは厳しいものがあります。
では一体、外での飼い方はどのように注意するのがいいのでしょうか？

2.犬の外での飼い方は？

一番大切なことは、散歩をしっかりすることです。外で飼っているからストレスを溜め込んでいないはず、と言った考え方は人間の考え方です。外で飼われている大抵の犬は鎖で繋がれて、あまり自由に動き回ることができていません。ストレスが溜まっているに違いありません。外で飼っている犬は体力のある犬種だと思います。その犬に合わせて、散歩の時間を調整したり回数を増やすなどして、ストレスを発散させてあげるようにしましょう。
また、蚊やダニなどの虫刺されにも十分に注意が必要です。家の外で飼っている犬は家の中で飼われている犬より、はるかに虫に刺される危険性が高いのです。虫に刺されすぎると、最悪の場合は死に至ることもあり得ます。蚊取り線香や虫除けスプレーなどを使い、虫から愛犬を守ってあげましょう。
犬が過ごしやすいように、犬小屋を設置することも忘れずに。夏には日よけになりますし、冬には寒さを凌ぐ場所にもなります。暑さ寒さもしっかり対応してあげるようにしましょう。
リードや首輪をマメにチェックすることも大切です。リードや首輪が緩んでいて逃げてしまう、と言うこともよくある話です。飼い主が責任を持ち、マメにチェックするようにしなければいけません。
犬を繋いでおく場所にも注意が必要です。通行人とトラブルが起きないように配慮したり、他の犬にイタズラしないようにしたり、また交通事故など起きないように注意したり、これらは飼い主が責任を持って配慮しなければいけません。

3.犬を外で飼うときの注意点

泥棒が敷地内に入らないように工夫しなければいけません。比較的若い犬は売買目的で盗まれてしまうこともあります。常に飼い主の目が届く範囲に置いておくようにした方が良いでしょう。
また、マイクロチップを装着しておくのも良いかもしれません。脱走してしまったりしても、どこにいるかすぐに分かるからです。マイクロチップを装着しておくと、万が一の時でも安心です。
最後に、スキンシップをたくさん取ることも必要です。外で飼う犬は室内犬よりも、はるかに一緒に過ごす時間が短くなってしまいます。毎日一緒に遊んで、犬が寂しくならないようにたくさんスキンシップを取ることが大切です。

外で飼う犬は、室内犬よりも環境が難しいですね。飼い主が犬の過ごしやすい環境をきちんと作ってあげて、こまめにチェックしましょう。特に暑い夏や寒い冬は注意が必要です。愛犬とスキンシップをたくさん取り、信頼関係をしっかりと気づいていきましょう！

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