犬は何歳から老化が始まるの?
私たち人間の場合、65歳から高齢者と呼ばれることが多いですが、犬の場合も同様でこの年齢からシニア期に突入します。ただ、犬は歳の取り方が人間とは異なるため注意が必要です。愛犬の年齢がよく分からない飼い主さんは、以下の数字を参考にしてみて下さい。
– 犬・人間 –
1ヶ月・1歳
2ヶ月・3歳
3ヶ月・5歳
6ヶ月・9歳
9ヶ月・15歳
1歳・20歳
2歳・24歳
3歳・28歳
4歳・32歳
5歳・36歳
6歳・40歳
7歳・44歳
8歳・48歳
9歳・52歳
10歳・56歳
11歳・60歳
12歳・64歳
このように、生後1年を過ぎると犬は1年に4歳、歳をとっていきます。また、大型犬は、早くて5歳頃から、中・小型犬は7歳頃から老化のサインが見られるようになってきます。
老化のサインを見逃すな!
それでは、犬の老化のサインって一体どんなものがあるのでしょうか。一般的には、視力低下や足腰の衰えとも言われていますが、その他にも様々なサインがあります。
■呼びかけに反応することが少なくなった(耳が聞こえにくい)
■目が白く濁る(白内障)
■白髪が増える(特に、頭部周辺に多発します)
■皮膚の弾力が弱まる
■口臭や体臭が前より気になるようになった
■ドライフードの食べが悪い(柔らかいウェット状にするとよく食べる)
■動きが鈍くなった
■散歩に行きたがらない
■気付くといつも寝ている
■階段や段差の昇り降りを嫌がる
■病気の治りが若い頃より遅い
■体重の減少
■物にぶつかることが増えた
■お腹がなんだかたるんでいる
■咳をするようになった
これらのサインが多く見られるようになった場合、愛犬の老化が進んでいるということになります。もし、愛犬に老化のサインが見られるようになったら、その症状に応じたケアをしてあげることが必要となります。
老化すると認知症も出るの?!
老化のサインが見られたら、認知症の症状も一緒にチェックすることをオススメします。人間だけかと思いがちな認知症、実は犬にもあるんです。
■何もないのに、同じ場所をクルクルと回る
■障害物によくぶつかる(避けることが出来ない)
■夜鳴きをするようになった
■狭いところに入るとなかなか出てこない
■昼夜が逆転してしまう
■食欲増加
■今までできていたことができなくなる
老化のサインだけでなく、以上の様な行動も見られるようになった場合は、一度動物病院に相談してみると良いでしょう。
老化が始まった場合のケアとは
それでは、愛犬に老化のサインが見え始めたら、飼い主さんを始め家族全員、どのような行動をとってあげれば良いのでしょうか。もちろん、その症状にあったケアをしてあげることが1番大切です。例えば、散歩をあまり好まなくなったら、散歩の時間を短くしてあげたりすることも必要ですし、ドライフードの食べが悪くなったら、少しふやかしてウェットな状態にしてからあげることも必要です。基本的には、その症状に合ったケアをしてあげることが必要ですが、予め段差が嫌になる前に段差をなくしてあげたり、物にぶつからないように余計な物は置かないという先を見据えた工夫も大切です。
まとめ
私たち人間もそうですが、犬は私たちよりもっと早く老化を迎えます。その時、どのようなケアをしてあげるかで、シニア犬となった愛犬のその後の生活も変わってきます。ちょっとした老化のサインに気付き、早め早めの行動をしてあげましょう。
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