犬は桃を食べても大丈夫!ただし、量や与え方には要注意!

2023.06.29

犬は桃を食べても大丈夫!ただし、量や与え方には要注意!

犬に桃をあげても良いと聞いたり、あげてはいけないと聞いたり…「一体どっちが正しいんだろう?」と疑問に思った人も多いのではないでしょうか。実は、桃に含まれる栄養素はとても優れていて、与える量や注意点さえ守れば、犬に与えても良い果物です。桃を食べることでどのような効果が期待出来て、どういう点に注意しておけばよいのか。ご紹介していきます。

【掲載:2016.10.22  更新:2023.06.29】

犬は桃を食べても大丈夫!

桃

桃の果肉には犬にとって有害な成分は含まれていないので、与える量や与え方に気をつければ与えても大丈夫です。

7-8月に旬を迎える桃には、多くの水分・栄養素が含まれています。その為桃は、暑い夏に水分補給と栄養補給が出来る優れた食材と言えます。

一方、桃をあげる上でいくつか注意したい点もありますので、順番に紹介していきます。

◆犬に与えてもいい量とは

桃にはたくさんの良い栄養素が含まれていると紹介しましたが、あくまで犬にとっておやつの位置付けとなります。
桃のカロリーは約40kcal/100gと以外にも低カロリーですが、栄養価が高い分、糖度もあり肥満の原因にも繋がるので与えすぎは禁物です。

犬のおやつは一日に必要なカロリーの10%までに抑えるといいとされています。

小型犬で一切れ、大型犬でも数切れ程度にしておきましょう。


桃に含まれている栄養素

ジューシーな果肉が特徴的な桃は約90%が水分、その他にビタミンCやビタミンE、カリウム、食物繊維などが含まれています。

【ビタミンC・E】
ビタミンC・Eには、抗酸化作用(活性酸素による老化を防ぐ効果)があります。
特にビタミンCには、コラーゲンを生成するはたらきを持ち、免疫機能のサポートに役立ちます。

【カリウム】
カリウムはミネラルの一つで、塩分を排出したり体内の水分に含まれる電解質のバランスを調整する働きがあります。

【食物繊維】
桃に含まれるペクチンという水溶性の食物繊維は、便秘予防や腸内環境を整えてくれる整腸作用が期待できます。
また、血糖値の急激な上昇を抑えるという効果も期待できます。


桃をあげる際の注意点

犬 桃

◆与えるのは果肉部分のみ

犬に桃を与える場合には、何も加工していない果肉部分のみにします。
種は絶対に与えないようにしましょう。
桃の種には「アミグダリン」という物質が含まれており、消化分解される時に体内で青酸化水素を発生させ、中毒を引き起こす危険性があります。

また、桃の種は大きく喉や腸に詰まってしまう可能性もありますので、誤飲させないよう十分注意しましょう。

皮に関しては絶対に食べさせてはいけないということではありませんが、消化があまりよくないので皮は剥いた状態で与えることをおすすめします。

◆桃は桃でも加工していないものを与える

「桃」は食べても問題ありませんが、人間用の桃のジャムや缶詰といった加工商品は、多くの糖分が含まれているため与えてはいけません。
必ず新鮮な桃の果肉部分のみをお裾分け程度に与えるようにしましょう。

また、果肉は柔らかいですが、口の小さな小型犬や丸のみする犬は喉に詰まらせてしまう可能性もある為、小さくカットしてから与えると良いでしょう。

◆アレルギーには要注意!

桃はアレルギー食品としても有名なため、アレルギーを持っている犬にとっては注意が必要です。

愛犬にはじめて桃を与えるときは、少量を与え様子を見てから少しずつ量を増やすことが望ましいです。


まとめ

いかがでしたでしょうか。
桃は犬にあげてもいい!あげてはダメ!と意見が分かれることもありますが、桃はその犬にバラ科やたんぱく質のアレルギー等がない限りは与えても体に害はありません。

水分補給やちょっとしたおやつとして、お裾分け程度にあげることは問題ありません。
皮と種を除いて果肉の部分だけを与えるようにしてくださいね。



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malulani-o610

小さい頃から犬に囲まれて育っている大の犬好きです。犬のことをもっと知りたくて、ペット看護師・ペットセラピストの資格を取得し、次は愛玩動物飼養管理士の資格取得を目指しています。ちなみに、今はチワワを飼っています♪

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