【掲載:2016.10.30 更新:2024.11.22】
犬がおしっこを我慢する原因とは
犬をお家にお迎えした時のことを思い出してみて下さい。1番最初に行う「しつけ」はトイレではありませんでしたか?しつけを行いトイレの場所を覚えると、基本的に犬はその場所でおしっこをするようになります。
もちろん、家でもするしお散歩に行ってもするという場合であれば問題ないのですが、中にはしつけで覚えたトイレの場所でしかおしっこをしない犬もいます。
つまり、「この場所以外ではおしっこをしてはいけない」という風に捕えてしまう犬もいるということです。そうなると、犬は平気でおしっこを我慢してしまい、決められた場所でしかおしっこをしなくなってしまうというわけです。
ちなみに、我が家の愛犬たちもサークル内に設置してあるトイレでは絶対におしっこをしないので、留守番をしている時はおしっこも我慢しています。
なので、留守番から帰ってきてサークルから出してあげると、室内に設置してあるトイレに直行しています。
ちゃんと両方の場所で教えたのに、いつの間にかこのようになってしまいました。
犬はどれくらいおしっこを我慢できるのか
人間と違い、犬は長時間おしっこを我慢することが出来ます。
時間としては約12時間位で、24時間おしっこが出なくても大きな問題はないと言われています。
それでは、何故犬はここまで我慢することができるのでしょうか。
それは、野生の名残が大きく関係しています。
小さな犬は、敵である大きな犬から身を隠すために(匂いで察知されるため)追われている場合や追われそうな場合は排泄を我慢して気配を消す必要がありました。
このような事柄原因で、犬はおしっこを長時間我慢できるようになったそうです。
ただ、我慢できるからと言って、我慢させる必要はありません。
我慢させることにより、腎機能に悪影響を及ぼす可能性もあるので、注意しましょう。
おしっこを我慢することにより起こりうる病気
犬も人間と同じで、おしっこを我慢することにより膀胱炎を発症するリスクが高まります。
そもそも膀胱炎は、最近感染によって引き起こされることが多いので、菌が溜まったままの尿を出さずに我慢してしまうと、膀胱内で菌が増殖しやすい環境を作ってしまうということにもなります。
また、膀胱炎は一度発症すると再発するリスクも高まるため、1度でも発症したことがある場合は注意が必要です。
愛犬のおしっこの臭いがいつもと違う・頻尿・量が少ない・血尿などの症状が出たら、それは膀胱炎のサイン大ですよ!
おしっこはできるだけ我慢させないことが大事!
時には我慢することも必要な場合(特に検査など)があるかもしれませんが、基本的にはおしっこを我慢させる必要はありません。環境の変化により、おしっこを我慢してしまうことはよくありますが、そんな時はサインや音を決めておくと便利です。犬が、「そのサインや音がしたら、おしっこをして良いんだ」と理解すれば、おしっこを我慢するという行動も少なくなります。
また、「クリッカー」という道具を使うのも良いかもしれません。これは、犬のトレーニングを行う時に使用する道具で、音でしつけをするので環境が変わっても音で覚えていればしっかりと反応してくれます。
●おすすめ商品
16ページの「ほめるしつけ」日本語マニュアル付き。「お手」などのやってほしいことができたときにクリッカーを鳴らし、それからごほうびをあげることで、効果的に「ほめるしつけ」ができます。
大事な愛犬には、健康で長生きしてもらいたいものです。おしっこを我慢させないのも、健康を保つ上で大切な行為でもあります。愛犬が、おしっこを我慢してしまう傾向があったら、一工夫してみると良いでしょう。
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