犬をリードに慣れさせましょう
犬のリードは、人間にとっては乗り物のシートベルトと同じで、つけておくと事故や緊急時も大事に至ることはありません。
犬をリードに慣らすことは大切と聞き、愛犬が子犬の時からリードをつけて歩行するトレーニングをしていました。
リードがゆるんだ状態で、飼い主から犬が離れず寄り添って歩く姿が理想ですが、トレーニングを始めた頃は、歩くというよりジャンプして移動する、元気いっぱいの子でした。そのため、外で歩くトレーニングをする前に、室内でリードをつけたまま歩行練習をしました。
トレーニングの効果が出て、1年が経った今では、リードにも慣れて落ち着いて歩けるようになり、楽しいお散歩ができています。
リードのトレーニング目的
犬をリードに慣らすトレーニングの、目的についてお伝えします。
逃がさないため
リードをつけてトレーニングをすると、犬の逃走を防ぐことができます。
外に出てテンションが上がって走り回った犬を、リードなしでつかまえるのは大変です。
また、「おいで」を練習しようとして、ノーリードにして離したら逃げてしまったという声もよく聞きます。
犬が逃げてしまうと、トレーニングが進まないのはもちろん、逃走先の状況によっては危険なので、リードをつけてトレーニングを行いましょう。
落ち着かせるため
子犬の時はリードに慣れずに口にくわえたり、嫌がったりするワンちゃんが多いものです。
最初は落ち着ける環境の室内でリードに慣らすようにしましょう。
リードで犬をコントロールすることができるので、来客で興奮する状況の時は、前もってリードをつけてすぐに落ち着かせるようにしましょう。
コントロールするため
犬が興奮してしまったり、吠えたりした時も、リードを短く持っていると、落ち着いて行動を制御することができます。
飼い主のリードコントロールができていれば、まだ言葉での指示を理解できない子犬でも、コントロールすることができます。
しつけを成功させるため
リードをつけると行動範囲が限られるため、指示も伝わりやすくなります。
犬が自由にどこでも動ける状況と、飼い主さんにコントロールされるリードが付いている状況では、しつけの成功率も高くなります。
犬のしつけトレーニングの成功のためにも、リードに慣らせておくことはとても大切なことです。
リードトレーニングの方法
犬のトレーニングの方法はいろいろありますが、簡単で効果的なご褒美を与える方法で行ってみましょう。
ご褒美の種類は、おやつ・オモチャ・褒める+なでるなどがあります。
リードに慣らす前に、首輪に慣らせましょう
首輪を嫌がるワンちゃんはたくさんいます。
子犬のうちは、首輪の前にバンダナなどを首に巻いて練習するのもいいですね。
慣れてきたら、首の大きさにあった首輪をはめてみましょう。
首輪をつける時も徐々に慣れさせていきます。
首輪を見せて、近づけて、触れさせてみて、危ないものではないとわかってもらえたら首につけるようにしましょう。
首輪を装着する間、じっと待つことができたら、ご褒美を与えましょう。
リードに慣れさせましょう
首輪をつけることに慣れたら、リードをつけてみましょう。
嫌がらずにつけることができたら、さかさず褒めてご褒美を与えましょう。
繰り返していく内に、正の強化ができ、リードを嫌がることがなくなります。
リードをつけて歩いてみましょう
首輪とリードに慣れたら、飼い主がリードを持って歩く、リーダーウォークのトレーニングにチャレンジしてみましょう。
飼い主の横について、リードを引っ張ることなく、緩んだ状態で歩けることが理想です。
最初は室内やお庭の安心できるところでトレーニングをして、ついて歩けるようになったら、外のお散歩でも試してみましょう。
上手にできたら、ご褒美を与えることをお忘れなく。
まとめ
犬のリードのトレーニングについてお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。
愛犬の安全のためにも、飼い主さんが愛犬とよい関係を築くためにもリードは大切です。
どのトレーニングもそうですが、教えて1度でできるワンちゃんはなかなかいません。
リードに慣れさせて、ご褒美を与えていくと、徐々にできるようになりますので、飼い主さんが愛情と自信を持って、リードのトレーニングをしてくださいね。
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