1.トイプードルってどんな犬?
1-1.トイプードルの体重
1-2.トイプードルの毛
1-3.トイプードルの性格
2.トイプードルの赤ちゃんを迎える準備について
2-1.トイプードルの赤ちゃんと一緒に暮らす時に準備すべきアイテム
4.トイプードルの赤ちゃんを育てるためのしつけ方法
4-1.しつけの時期はいつから?赤ちゃん期でも大丈夫?
4-2.しつける時にはワードを統一させる
4-3.主従関係を表わすアイコンタクトを覚えさせる
4-4.「マテ」のしつけ
4-5.叱る時の方法とは?
4-6.しつけは諦めずに根気よく
【掲載:2017.02.08 更新:2020.11.23】
トイプードルってどんな犬?
超小型犬に属するトイプードルは、体が小さく体重も軽め。生活スペースもそれほど広くなくてもOKなので、ペットとして一般家庭で暮らすのにも適しています。
◆トイプードルの体重
トイプードルはフランス原産の可愛らしいワンちゃん。まるで「ぬいぐるみ」のようにモコモコした被毛が人気です。
小さくて抱っこもしやすいのがトイプードルの魅力の大きな部分かもしれません。
トイプードルは個体差があるものの、大人に成長しても平均的に3~4キロ前後と軽くて小さめ。ただ、飼育環境によっては、
それ以上に太ってしまうこともあります。「食べ物をねだってくる姿がカワイイ!」とフードを与え過ぎると、
トイプードルの適正体重を超えて肥満になってしまうことも…。肥満はさまざまな病気のリスクをもたらし寿命にも影響してきます。
大切なトイプードルが健康で長生きできるように飼い主さんがしっかりと体重管理をしましょう。
◆トイプードルの毛
トイプードルは毛が抜けにくい「シングルコート」です。ダブルコートのワンちゃんとは違って抜け毛が少ないのが特徴。
しかし、定期的に被毛のお手入れをすることは大切です。トイプードルはカールした毛が特徴ですので、ブラッシングをしないまま放置すると、
モコモコの被毛の中にホコリやゴミが侵入してしまうこともあります。また、最終的には毛が絡み合って大変です。
トイプードルの魅力のふわふわの毛が絡み合ってしまうなんてかわいそうですよね。無理に絡まりを取ろうとして愛犬が嫌がってしまい、
ブラッシング嫌いになってしまうと大変です。
ブラッシングは優しく丁寧に、定期的に行ってあげトイプードルの「ふわふわ」のキレイな被毛を保ってあげましょう。
◆トイプードルの性格
トイプードルはとても頭が良い犬種と言われているので、飼いやすくしつけもしやすいのです。初めて犬を飼う方にもおすすめされる犬種です。
トイプードルは甘えん坊なので飼い主さんにはたっぷりの愛情を表現してくれるようです。
「飼い犬に甘えられたい」という理想がある人には、トイプードルはぴったりの犬種かもしれませんね。
性格も愛嬌があって社交的なので、飼い主さん一家ともすぐに馴染めることでしょう。
トイプードルの赤ちゃんを迎える準備について
まだまだ赤ちゃんのトイプードルですが、長く一緒に暮らすためにはしっかりと準備した状態で迎えてあげましょう。
◆トイプードルの赤ちゃんと一緒に暮らす時に準備すべきアイテム
ケージ(サークル)
「リビングでそのまま寝せるから」とケージを準備しない家庭もあるかもしれません。しかし、ケージというものはトイプードルの「お部屋」となる場所。
自分だけの空間があるということは、トイプードルの赤ちゃんにとって重要なことなのです。
また、留守番させる時にも大事な場所となります。赤ちゃんだからといって全く留守番をさせない訳ではないので、準備してあげたいものです。
基本的には、寝床となるベッドとトイレトレーが入るスペースがあるといいでしょう。トイプードルの場合、
超小型犬で小さい犬種なのでそれほど大きなものを準備しなくても、一般的なタイプで大丈夫かもしれません。
お水を与える容器
お水を飲むことはトイプードルの赤ちゃんにとって大切なことです。常に新鮮なお水が飲めるようにしてあげましょう。
お皿にお水を入れて飲ませるという場合、いつの間にかワンちゃんが全部飲んでしまっていて、容器が空になっているなんてことも…。
また、遊んでいたずらをしてお皿をひっくり返してしまうこともあります。周辺に水が飛び散るばかりか、「
飲みたい!」という時に空になっているとワンちゃんがかわいそうですよね。また、留守番時にそうなると大変です。
そこでおすすめされているのがノズルタイプの給水器。ケージに設置できるので愛犬は立ったまま水を飲むことができます。
お皿に入れて飲む場合と違って、お水がこぼれて空になってしまう心配もありません。
食器
トイプードルの赤ちゃんにドッグフードを食べさせる時には、食器に入れて与えるようにします。食器にはステンレス製、
陶器製、プラスチック製などの種類があります。傷がつきにくく衛生面でおすすめと言われているのがステンレス製。
また、重みがあって安定性がある陶器製も愛犬は使いやすいようです。食器をひっくり返して、ドッグフードが周辺に散らかってしまうこともないでしょう。
トイプードルのような小型犬の場合、お口も小さいのであまり深さのあるタイプを選ぶと食事の時に大変かもしれません。
トイプードルの赤ちゃんの体のサイズにあったものを選ぶといいですね。
トイレトレー
トイレトレーはいくつかのタイプがあります。トイレにペットシーツをはさんで使うものですが、
トイレシーツがむきだしになっているタイプとメッシュの下にトイレシーツを挟むタイプがあります。
それぞれのトイプードルの個性にもよって、どちらのタイプがいいとは言えません。ただ、赤ちゃんの頃はトイレのしつけも結構大変です。
実は、トイレシーツにいたずらすることもあるのです。噛んで食べてしまうこともあるんです。
そのため「メッシュの方が引きちぎられる心配がない」とメッシュタイプのトイレトレーを購入する飼い主さんも多いようです。
キャリーケース
外出する際に便利なキャリーケースは準備しておいた方がよいアイテムです。トイプードルは小さい犬種ですから、外出時のあらゆるシーンで大活躍します。
「赤ちゃんのうちは外出しない…」と思っている飼い主さんもいるかもしれませんが、動物病院へ行くために電車・バスを利用することもあるのではないでしょうか。
そういった公共の乗り物に乗る場合には必要なものです。
また、動物病院へ行く時には抱っこして待合室で待っていると突然飼い主さんの腕から落下してしまう危険もあります。キャリーバッグがあれば、
小さなトイプードルの赤ちゃんも安全に連れていくことができます。
キャリーケースにはいくつかの種類があります。
まずは、「キャリーバッグ」と呼ばれるソフトキャリータイプ。バッグのような形状で愛犬を連れて歩くことができるタイプです。
バッグから愛犬が顔を出せるものなどもありますし、メッシュ状になっているものもあります。ショルダーバッグのように肩にかけることができるので、
力のない女性などでも持ち運びが便利です。
次に「クレート」と呼ばれるプラスチック製の硬いケースのハードキャリータイプ。公共の乗り物などに乗る時には、
こちらのタイプを利用しなければなりません。愛犬を連れてドライブする時にも重宝します。
お手入れ用品
ふわふわのトイプードルの赤ちゃんの被毛をケアするためには、ブラシを準備しておきましょう。また、爪きりやシャンプーなど体を清潔に保つためのアイテムの準備も欠かせません。
トイプードルの赤ちゃんにはどんなドッグフードがいい?
トイプードルを飼う時に、ペットショップやブリーダーからの購入という方がほとんどではないでしょうか。生まれてすぐに引き取る訳ではないため、
その間に食べ慣れているドッグフードというものがあるものです。いきなり違った種類のドッグフードを与えようとすると、
トイプードルの赤ちゃんが不安がって食べないこともあります。
できれば、ペットショップやブリーダーさんから、どの種類を与えていたか聞いておきましょう。同じ種類のドッグフードを食べさせた方が安心です。
「別の種類に切り替えたい」ということであっても、少しの間は同じものを与えましょう。切り替えの場合には、少しずつ混ぜながらという方法がおススメです。
トイプードルの赤ちゃんを育てるためのしつけ方法
あまりにも見た目が可愛らしいので、トイプードルの赤ちゃん時代にはしつけをするのをためらってしまう飼い主さんも多いかもしれません。
しかし、犬は人間よりも早いスピードで成長していきます。体が小さいトイプードルですから「まだまだ赤ちゃんでしょ」と考えていても、
実は心は結構なスピードで大人になっていきます。
それに、トイプードルはこれからの生活では飼い主さん以外の人間との関わりもあります。社会生活で愛するトイプードルが生活しやすいように
「しつけ」をしてあげることは飼い主さんとしての責任でもあります。
一般的には「しつけやすい」と言われている賢いトイプードルですので、飼い主さんがしっかりとしつけて楽しい暮らしをするようにしたいものです。
◆しつけの時期はいつから?赤ちゃん期でも大丈夫?
先ほどもお話しましたが犬は人間の感覚よりも早い成長スピード。生後1年未満を赤ちゃん時代と呼んでも、実は生後半年ほどで人間に換算して幼稚園程度の年齢であることになります。トイプードルの赤ちゃんは見た目がキュートなのでいつまでも赤ちゃんのように感じますが、なるべく早くにしつけてあげましょう。
◆しつける時にはワードを統一させる
犬を座らせる場合には、一般的には「オスワリ」ということが多いように感じます。しかし、言い方には各家庭で違いもあり、
「シット」と英語を使うケースもあるでしょう。また、「座れ」と命令形でしつけることもあるものです。
ここで注意したいのが家族でトイプードルの赤ちゃんをしつける場合。シングルで飼う場合はしつける飼い主さんは一人ですが、
家族全体で飼う場合は複数の人間でしつけることになります。その際に、しつけるワードが異なってしまうとワンちゃん自身は大混乱…。
家族みんなで統一した言葉を使うようにしましょう。
◆主従関係を表わすアイコンタクトを覚えさせる
トイプードルが赤ちゃんの頃から「アイコンタクト」ができるようにしましょう。
実は犬にとっては「目を合わせる」ということは敵視の表れ。つまり、信頼関係が築けていない相手と目を合わせることを嫌がります。
主従関係がしっかりできれば、ワンちゃんの方から目を合わせてくるようになるでしょう。トイプードルの赤ちゃんの名前を呼びます。
名前を読んだ時に、トイプードルの赤ちゃんが振り向けばOK。これを繰り返すことでアイコンタクトができるようになります。
単に名前を読んだだけでは飼い主を見てくれないことも多いので、おやつをあげるなど「いいことが起こる」と名前に対してプラスイメージをつけさせましょう。
◆「マテ」のしつけ
「マテ」は成長する前に覚えさせるべきしつけです。「マテ」は家の中だけでなく、外出した先でも犬の突発的な行動をセーブする役割があります。
食事の前の「マテ」、道路に飛び出しそうな時の「マテ」、動物病院で興奮してしまった時の「マテ」など…。
「マテ」を覚えておくことは、今後、社会で生活するトイプードルの赤ちゃんにも必要なしつけなのです。
◆叱る時の方法とは?
しつけをしていく中で、問題行動と呼ばれる行動をすることがあるでしょう。その時に気をつけるべきポイントが「名前を叫んで怒るのはNG」ということです。
アイコンタクトの箇所でもお伝えしましたが、基本的にワンちゃんには「自分の名前を呼ばれる=良いことがある」と覚えさせておくことが大事です。
そのため、叱る時に犬の名前を呼んでしまうと、自分の名前にマイナスイメージがついてしまいます。叱る時には低めの声で「イケナイ!」「ダメ!」と
統一した言葉を伝えるのがいいでしょう。
◆しつけは諦めずに根気よく
赤ちゃんだからと言ってしつけが難しいわけではありません。頭の良いトイプードルの赤ちゃんはしつけも比較的しやすいはずです。
ただ、たった一回の練習でしつけが上手くいくことの方が珍しいものです。ここで大事なのは、根気よくしつけるということ。
一日何時間も「しつけ」の練習をする必要はありません。しつける時にはオヤツを与えるでしょうから、食べ過ぎにも注意です。
また、しつけができないからといって、その都度叱る必要はありません。
「上手くいったら褒める」というスタイルで覚えさせましょう。
まとめ
トイプードルの赤ちゃんを迎え入れる時には、これからの生活が困らないようにしっかりと準備をしておきましょう。
また、頭の良い犬種のトイプードルですから、基本的に必要なしつけも楽に行えるのではないでしょうか。
赤ちゃんの頃は可愛さのあまり甘やかしてしまいそうという飼い主さんも多いかもしれません。しかし、しつけは早ければ早いほど飲み込みがよく覚えてくれるもの。
トイプードルの赤ちゃんと家族が楽しく幸せに暮らすためには、愛情をたっぷり注ぎながら一緒に頑張っていきたいものですね。
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