首輪とハーネスのメリットとデメリット
●首輪
メリット…犬にとって首は急所となる場所で、母犬が子犬をしつける時に使う場所です。首を支配されるということは、相手に服従するということになります。ですので、首輪は犬に素早く適切に意思を伝えることができます。しつけをするには最適です。
デメリット…子犬に首輪をつけて散歩やしつけをしていると、衝撃が強すぎて脊髄損傷を起こしてしまったり、首輪がしまりっぱなしで呼吸困難などになってしまう危険があります。首に負担が大きくかかるので注意が必要です。
●ハーネス
メリット…子犬に初めて首輪をつけようとしても、犬は首に何かをつけられるのを嫌がることが多いです。しかし、ハーネスは胴回りに装着するものなので嫌がることなくつけてくれる犬がほとんどです。また、急にハーネスを引っ張ったりした際にも首輪と違って衝撃が分散されるので、身体に大きな負担をかけずにすみます。
取り付けるときも愛犬の首を絞めないので、安全性は高いです。
デメリット…首輪よりハーネスの方が犬も動きやすくなっているので、散歩などでよく引っ張る犬には向いていないです。また、ハーネスの方が犬にしつけをしにくいようです。
子犬はいつぐらいから首輪やハーネスをつけるの?
子犬を飼い始めて、いざ散歩に行こうと思っていきなり首輪をつけると、嫌がってしまうワンちゃんもいます。そうなってしまうと、楽しみにしていた散歩に行けなくなってしまいますよね。そうなる前に、散歩デビューする前からワンちゃんに首輪やハーネスを慣れさせておく必要があります。
では、一体いつから首輪やハーネスを付ければ良いのでしょうか?
だいたい子犬が家にやってくるのは、生後3ヶ月ぐらいが多いです。家にやってきたばかりのころは、子犬も環境の変化にとまどっているはずです。家にやってきて一週間ぐらいは、慣れさせてあげましょう。そして慣れてきた頃に首輪をつける練習を開始しましょう。嫌がるようであれば、無理につけてはいけません。短時間から慣らせてあげて、できたらご褒美をあげる、と言うのを繰り返していきましょう。慣れたら首輪をつける時間を少しずつ長くしていくといいですね。
外に散歩に行けるようになるには、ワクチン接種してから3週間ほどたたなければいけません。十分に首輪やハーネスに慣らす時間はありますので、その期間に慣れさせてあげましょう。
どうしても首輪を嫌がるようなら、ハーネスをつける練習にしましょう。しかしハーネスは、首につけるものではなく胴回りにするもので、子犬が噛んでしまったり足がからまって思わぬ怪我をしてしまうことになることもありますので、ハーネスをつける時は注意が必要です。子犬のうちは特に、決してハーネスをつけたまま放置してはいけません。
子犬につけるなら、首輪とハーネスどちらがいいの?
よく、子犬につけるなら首輪とハーネスのどちらがいいのか疑問に思われる方は多いのではないでしょうか?小さな子犬に首輪をつけて、引っ張ってしまったら首を締め付けているみたいで可愛そう…などと思われる方もいらっしゃると思います。では、首輪とハーネス、どちらがいいのでしょうか?
首輪は犬のしつけに最適な首につけるということで、愛犬のしつけが完全にできていない場合には首輪をつける方が良いとされています。なぜなら、ハーネスは首輪より犬が自由に動けてしまうので、引っ張り癖がなかなか直らなくなってしまうからです。首輪を日常的につけていて、慣れたら自然と人間に支配されていると犬も思うようになり、主従関係もしっかり築くことができるようになります。
しかし、ハーネスを使用した方がいい犬もいます。小型犬の子犬や気管支が弱い犬などには首に負担をかけにくいハーネスを使用した方が良い場合もあります。また、海外では引っ張りを防止するために作られたハーネスもあり、最近では引っ張りを直すためにハーネスを使用している場合もあります。
まとめ
首輪とハーネスは、それぞれメリットやデメリットがあります。どちらを使用するかは飼い主の自由ですが、首輪とハーネスの用途をきちんと理解して、飼い犬の様子を見ながら検討することが大切です。子犬が楽しく散歩できるように、首輪とハーネスをきちんと使い分けましょう。
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