人間だけじゃない!ペットロスは愛犬も抱える問題!?

2017.02.23

人間だけじゃない!ペットロスは愛犬も抱える問題!?

現代では耳にすることも多くなったペットロスという言葉。一般的には、愛犬を亡くした飼い主さんが抱える問題と思われがちです。 しかし多頭飼いの場合、それは愛犬にも起こり得る可能性があるのです。今回はそんな、愛犬のペットロスについて紹介します。

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ペットロスって何?

ペットロスって何?

現代では愛犬や様々なペットのいる家庭が増加していますね。
ワンちゃんの、パートナー・家族としての位置付けは、昔と比べるとかなり上がっているのです。
そんな現代で、日本では2000年頃から「ペットロス」という言葉が注目されるようになりました。
ペットロスとは、文字通りペットを失うことで、心身に様々な症状が起きることをいいます。
愛犬を亡くしたり、行方不明になった等の理由がきっかけで、喪失感や悲嘆、場合によっては自責の念に駆られてしまい、精神疾患や身体症状を起こしてしまうのです。
稀ではありますが、うつ病・不眠・摂食障害等の精神病や、消化器官疾患に発展する方もいます。
とはいえ、ペットロスは一概に病気とはいえません。
個人差があり、人によっては精神を病むに至る場合があるということです。
日常を共にしていた家族を失えば、誰もが喪失感を抱きます。むしろ、ペットロスは正常な反応であるとも考えられるのです。


ペットロスは愛犬にも起こり得る

ペットロスは愛犬にも起こり得る

ペットロスという言葉から、これは愛犬を失った飼い主さんが陥る症状のように思われます。
しかし、多頭飼いをしている家庭では、これは人間だけの問題とはいえません。
ワンちゃんにも感情があり、寂しさや喪失感を感じる子もいれば、死を理解できる子もいます。
死を理解できなくとも、飼い主さんの落ち込んでいる状況を目の当たりにして、その感情に引きずられてしまう子も中にはいるのです。
我が家も多頭飼いをしている家庭の一つです。中には、老犬と呼ばれる世代に入った子もいます。
私自身にとっても、愛犬のペットロスは、とても他人ごとは思えない問題です。
それでは、愛犬がペットロスとなってしまった場合、どのような状態に陥るのでしょうか?


愛犬がペットロス!実際に起こり得る症状とは?

前述の通り、飼い主さんの中にはペットロスにより、心身に症状をきたす方もいます。
犬にも同じように、心に傷を受けてしまったり、身体的に症状を引き起こす子もいるのです。
食欲の減退や、明らかに普段より元気がない、長時間ぼーっとしている等の状態が確認できた場合は、愛犬がペットロスに陥っている可能性があります。
また、寂しさから飼い主さんに甘えることが多くなる子も中にはいるようです。
飼い主さんの状態や心情に敏感な子は、飼い主さんの悲しみ・食欲減退・元気の無さを感じ取り、それを反映してしまうかもしれません。
多頭飼いの家庭では飼い主さんだけでなく、愛犬がペットロスになってしまった場合を想定しておく必要があります。
もし愛犬がペットロスになってしまった場合、どのように対応すればよいのでしょうか。


ペットロスになった場合の対処法

ペットロスになった場合の対処法

愛犬を失った飼い主さんの喪失感は計り知れません。
しかし、残された愛犬も悲しみの中で、飼い主さんからの愛情を待ち続けているはずです。
まずは飼い主さんが、これまでと変わらない日常を過ごすことを念頭に置かなければなりません。
食事をしっかり摂ったり、眠れなくても横になって身体を休める等、残された愛犬に心配をかけたり、悪影響を与えないようにすることが大切です。
だからといって、自分がしっかりしなければと思い込んで、更に情緒不安に陥る可能性もあります。
人間がペットロスを乗り越える対処法の一つには、感情を素直に表現するという方法があります。
時には、残された愛犬を抱きしめて、一緒に悲しみを共有することも有効かもしれません。
飼い主さんが塞ぎ込んで共倒れとなってしまう前に、愛犬を失った現実を受け止めましょう。
しっかりとお葬式を行ったり、無理に失った愛犬のことを忘れようとせずに写真を飾ったりすることは、飼い主さん自身が前に進むために効果的だといわれています。
悲しみを癒すには時間を要します。しかしその時間の中で、失ってしまった愛犬の分も、残された愛犬に愛情を注ぎましょう。
お互いに、傷を癒すことができるはずです。


愛犬と一緒にペットロスを乗り越えよう!

愛犬と一緒にペットロスを乗り越えよう!

多頭飼いをしている家庭が愛犬を失った場合、周囲からは「他にも愛犬がいるからいいじゃない」と思われるかもしれません。
しかし、失った愛犬に代わるものなど在り得ません。
どんな子であっても、心に空いた穴を塞ぐことはできないのです。
ただ残された愛犬がいるのなら、その子と悲しみを共有したり、慰め合うことはできます。
空いた穴を無理に塞がざずに、その穴に前進するためのハシゴを一緒にかけましょう。
楽しかった思い出までが悲しみで見えなくならないように、共に前に進んでいけるとよいですね。
先に居なくなってしまった愛犬も、残された家族が幸せであることをきっと望んでいますよ。



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壱子

壱子

子供の頃から犬が大好きです。現在はキャバリア4匹と賑やかな生活をしています。愛犬家の皆さんに役立つ情報を紹介しつつ、私自身も更に知識を深めていけたら思っています。よろしくお願いいたします!

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