愛犬の健康管理の為にも!犬の肥満の目安を知ろう!!

2017.04.29

愛犬の健康管理の為にも!犬の肥満の目安を知ろう!!

愛犬の健康維持は、飼い主さんにとって大切な責任の一つですよね。人間と同じで犬の健康にとっても、肥満は大敵!愛犬の体型や肥満度、きちんと把握できていますか?今回は肥満のリスクや目安を紹介します。愛犬の肥満度を是非チェックしてみてください。

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飼い主さんが気付いていない?愛犬の肥満

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日本において、ペット(犬・猫)が肥満傾向にあるのをご存知ですか?
室内飼いが主流となった現代では、運動不足になりやすく、昔と比べると犬も肥満になりやすいといわれています。
しかも、飼い主さん自身が愛犬の肥満に気付かないケースも多く、獣医さんや家族以外の人から指摘を受けて、「ハッ」とする場合が多くみられるそうです。
人間にもいえますが、毎日側で顔を合わせていれば、ちょっとした外見の変化に気付けないこともありますよね。ワンちゃんにも、同じことがいえるかもしれません。
そんな、外見からは気付きにくい愛犬の身体の変化。
どのようにすれば、愛犬を肥満から守り、健康維持に努めることができるのでしょうか。


平均体重に合せればいいの?

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図鑑やインターネットで、犬種別の体重を調べることは容易ですね。
平均的な体重を知るのも勿論大切です。
しかし、そこにこだわってしまっては、愛犬を適正な体型から遠ざける可能性もでてきます。犬にも個体差があるので、体型や骨格は様々です。
「平均体重より重い=肥満」というわけではないということを、まずは頭に入れておきましょう。
それでは、どうすれば愛犬の体型をチェックできるのでしょうか。
一番重要なのは、愛犬のボディチェックなのです。
適正体型の目安が分かる「ボディコンディションスコア(BCS)」を参考にして、まずは愛犬の体型がどのレベルなのかを把握しましょう。
合わせて定期的な体重測定を続ければ、愛犬の体型維持・健康管理をすることが可能となります。


愛犬の肥満の目安「BCS」

ボディコンディションスコア(以下:BCS)とは、1~5段階でワンちゃんの肥満の目安を表すものです。
数字の増加と共に肥満度が上がっていきます。理想的な体型はレベル3といわれています。
是非、参考にして愛犬の体型チェックをしてみてください。

◎BCS1 (痩せすぎ/体脂肪5%以下)

肋骨・腰椎・骨盤が外から容易に見える。触っても脂肪が分からない。腰のくびれと腹部の吊り上がりが顕著。

◎BCS2 (痩せ気味/体脂肪6~14%)

肋骨が容易に触れる。上から見て腰のくびれは顕著で、腹部の吊り上がりも明瞭。

◎BCS3 (理想的/体脂肪15~24%)

過剰な脂肪の沈着がなく、肋骨が触れる。上から見て、肋骨の後ろに腰のくびれが見られる。横から見て腹部の吊り上がりが見られる。

◎BCS4 (やや肥満/体脂肪25~34%)

脂肪の沈着はやや多いが、肋骨は触れる。上から見て腰のくびれは見られるが、顕著ではない。腹部の吊り上がりはやや見られる。

◎BCS5 (肥満/体脂肪35%以上)

厚い脂肪に覆われて肋骨が容易に触れない。腰椎や尾根部にも脂肪が沈着。腰のくびれはないか、殆ど見られない。腹部の吊り上がりは見られないか、むしろ垂れ下がっている。


肥満が抱えるリスク

肥満が抱えるリスク

人間と同じように愛犬にとっても、肥満には病気や怪我を招くリスクが潜んでいます。
飼い主さんは、肥満が要因ともなるリスクを知っておく必要がありますね。

①関節・靭帯の疾患

体重の増加で、四肢・胴の関節や骨を支える靭帯へ負担がかかります。膝蓋骨脱臼や関節炎を発症する可能性が増加します。

②神経疾患

椎間板ヘルニア発症にも大きく影響します。これも、体重増加により椎間板への負担が増加する為です。

③心臓・呼吸器の病気

体重の増加は、身体の重要部分、心臓への負担にも影響します。首周りに脂肪がつくと、気道が圧迫されるので呼吸がしずらい状態も招きます。

④糖尿病

糖分の過剰摂取により、体内への効率的なエネルギーの取り込みができなくなります。結果、糖尿病を発症してしまいます。

⑤抵抗力の低下

肥満体型になると、暑さにも弱くなります。また、活発さに欠け運動を好まなくなり、元気が無い状態を招きます。


愛犬を肥満から守ろう!

愛犬を肥満から守ろう!

愛犬の可愛い姿をみると、ついつい甘やかしたくなりますよね。必要以上にオヤツをあげたくなる気持ち…とても分かります。
私にとっての初めての愛犬は、肥満が原因の一つとなり椎間板ヘルニアになりました。私自身が子供であったとはいえ、今でも後悔しています。
随分昔の話で、あの頃はまだダイエットフードが珍しい時期でしたが、現代では様々な種類のフードが開発されていますよね。
愛犬に肥満の疑いがあるようでしたら、是非、フードの変更も視野に入れてみてはいかがでしょうか。
ちなみに現在の我が家の愛犬は、4頭中1頭がBCS4に近い状態だったので、改めて健康維持に努めようと気を引き締めました…。
飼い主の皆さんも、まずは肥満の目安を頭に入れて、愛犬のボディチェックをしてみてください!

http://www.petline.co.jp/note/dog/overweight/proper/



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壱子

壱子

子供の頃から犬が大好きです。現在はキャバリア4匹と賑やかな生活をしています。愛犬家の皆さんに役立つ情報を紹介しつつ、私自身も更に知識を深めていけたら思っています。よろしくお願いいたします!


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