危険!キシリトールは百害あって一利なし
人間のオーラルケアでは有名なキシリトール。このキシリトール、人間にとって有効ですが、実は犬にとっては効果なし。
人間は口の中で糖を消化することで虫歯になりますが、犬は口の中では消化されず、虫歯になりにくいのです。
犬は糖で虫歯になるのではなく、歯垢がたまることによってが歯石がついて歯周病になったり虫歯になったりするので、キシリトールではなく毎日の歯磨きが重要となってきます。
キシリトールは犬にとって不必要なだけでなく、摂取すると低血糖の状態になってしまい、血液中の糖が少なくなり、ぐったりしたりけいれんを起こしたりします。
将来肝機能の障害を引き起こしたり、最悪の場合死に至るケースもあります。
犬用のオーラルケア商品として、キシリトール入りを謳っている商品もありますが、犬にとって良くない成分ですので、愛犬の健康のために覚えておいてほしい項目です。
犬の虫歯予防は歯磨きが一番!STEP1・2・3
大変だけど愛犬のきれいな歯を保つには歯磨きが一番効果的!上手な歯磨きの方法をご紹介します。
STEP1:口に触れられることに慣らす
犬はマズルを触られるのが苦手…という子が多いので、飼い主が噛まれたり、犬にとってストレスにならないように、普段の生活から優しくマズルに触れてみましょう♪
慣れてきたら、口の中や歯に触れ、少しずつ口の中も触られることに慣らしていきましょう。
STEP2:ガーゼで歯をこする
オーラルケア商品の棚でもよく見かける「歯磨き用ガーゼ」がありますので、優しく歯をこすってみましょう!
犬は前歯の方が敏感なので、犬歯や奥歯から磨いてみるといいかもしれません。
STEP3:歯ブラシに慣れる
犬の口に合ったサイズの歯ブラシを用意しましょう。(ちなみにうちの子は人間の赤ちゃん用を使っています!)
歯茎のマッサージ効果もありますので、優しく磨いてあげてください。
始めは嫌がります!犬にとっては変な感覚ですもんね…。
膝に乗せたり、その子が落ち着ける言葉をかけながら、習慣づけることがもっとも大切です。
犬用の美味しい歯磨き粉があると始めやすいかもしれませんね♪
犬の歯の専門医によると、歯磨きは毎日ではなくてもいいので、2日に1回は行うようにすることで歯周病の予防になるようです。
磨けない日は、奥歯をガーゼなどで拭うだけでも効果的だそうですよ!
ガムでできるオーラルケア
どうしても歯ブラシでのオーラルケアは無理!!諦めた!!という人は、ガムを使って歯周病予防・歯石予防を試してみてください。
唾液腺が近い事・奥歯でフードを噛むことからどうしても奥歯は歯垢が付きやすい状態になってしまいます。
そこで、キシリトールが入っていない犬用のガムを用意して、歯茎の刺激、歯垢除去を試みてみましょう!
同じ方向で噛む癖がある子は、そちら側に歯石が付きやすいので、飼い主がガムを持っていつもと反対側の歯で噛めるように補佐してあげてください。
これだけでも何もしないより、十分効果がありますよ
まとめ
人間のデンタルケアには最適なキシリトールが、実は犬にとって良くない成分だということがわかりました。
たくさんの情報の中から、本当に正しい情報を探すのは簡単なことではありませんが、いつまでも愛犬に健康でいてもらうために、正しい情報を得るようにしていきましょう。
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