犬もカットで夏が快適に!?サマーカットのメリットとデメリット

2017.06.11

犬もカットで夏が快適に!?サマーカットのメリットとデメリット

暑~い日本の夏。ワンちゃんに少しでも快適に過ごしてもらいたいから、涼しげな「サマーカット」にしようか検討されていませんか?今回は犬のサマーカットの様々なメリットとデメリット、おすすめのカットスタイルをご紹介します!

サマーカットは必要?メリットとデメリットとは

犬 サマーカット

◆犬のサマーカットって?

一般的な犬の毛のカットは「トリミング」と呼ばれ、トリミングとは伸び続ける毛の「長さを整える」事を意味します。
それに対して「サマーカット」は、毛を全体的に短くすることで「犬の体にこもる熱を発散させる」事が目的です。

犬のサマーカットとは、ワンちゃんに暑い夏を乗り切ってもらうためのひとつの方法として提案されているものなのです。

◆サマーカットのメリットは?

サマーカットのメリットはやはり「涼しさ」そして「清潔感」です。

サマーカットをすることで身体から熱が逃げやすくなるので、熱中症対策になるとも言われています。
人間に比べて低い場所で生きている犬は、夏の散歩の時は地面の熱を受けて人間が感じる2倍の暑さの中で過ごしているとも言われています。そう考えると、短くカットすると風通しもよくなり快適になるのかもしれません。

また、シャンプーもしやすいので、清潔感も保ちやすくなるメリットもあります。

◆サマーカットのデメリットとは?

一方でサマーカットについては否定的な意見も見られます。
なぜなら犬にとって毛は「必要だから生えているもの」。一見して暑そうに見える毛にはじつは犬の体を守るための様々な役割があり、短く刈ってしまうとその影響は大きいという意見です。

犬の毛には「断熱効果」があり、寒さから体を守っているのはもちろん、じつは暑さからも守っています。また、「直射日光を遮る日よけ」の役割や、ダニやフィラリアを媒介する蚊などからワンちゃんの身体を守る「防虫」という効果もあるのです。

あまりに短くカットしてしまうとこれらの効果がなくなり、かえってワンちゃんの体調に悪影響を与えかねないという意見も多いようです。


丸刈りだけじゃない!サマーカットスタイル

そうは言っても、暑くてだるそうなワンちゃんを見ていると心配になってしまいますよね。そんな時は「ちょっとだけサマーカット」をしてあげてはいかがでしょうか?

◆熱のこもりやすい部分をカット

ワンちゃんは暑い時、冷たい床などにお腹をベターッとくっつけて寝ている事があります。お腹や脇の下、足の付け根など、熱のこもりやすい部分だけを軽くハサミですいてあげると、通気性がよくなり身体から熱が逃げやすくなります。

◆耳周りの毛をカット


耳の毛が長い、垂れ耳などのワンちゃんは耳をふさいでいる長い毛を少し切ってあげると、通気性がよくなり蒸れるのを防ぐ事もできるでしょう。

◆百犬の王!?ライオンカット

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首と肩周り、そしてシッポの先を残してカットすれば、ワイルドなライオンスタイルに!トイプードルなど毛量の多いワンちゃんにオススメです。

◆犬種が変わる!?シュナウザーカット


こちらはマルチーズなどをまるでミニチュアシュナウザーのように見せてしまう魔法のようなカットスタイル。身体の毛は短めですが、眉や口周りの毛は長めに残し、まるで違うワンちゃんになってしまったようです!


サマーカットは愛犬に合わせて!

温暖化の影響か、年々暑さが増してくる日本の夏。飼い主さんもワンちゃんも一緒に元気に乗り切りたいですよね!

思い切って犬の毛を短くカットするサマーカットは、見た目もユニークでかわいいものですが、一番大切なのはワンちゃんの健康。
今回ご紹介したカットスタイルも一例ですので、暮らしている地域の気候や愛犬の体調、性質などに合わせて愛犬が快適に過ごせるよう工夫してあげましょう。

心配になった時は、まず獣医さんや信頼できるトリマーさんに相談して、カットの方法など、いろいろな対策を検討してみてくださいね。



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