【掲載:2018.08.31 更新:2025.04.29】
犬が首輪を嫌がる理由とは

愛犬が首輪を嫌がるのには、様々な理由が考えられます。
理由によって解決方法も変わってきますので、まずはなぜ首輪を嫌がるのか?を理解していきましょう!
◆首輪に違和感がある
はじめての首輪であれば、単純に首に何かを付けることに違和感を感じ、嫌がっているケースが多いです。
また、中には首輪がきつい、太さや重さが合っていないといった面での違和感を感じるケースも考えられます。
飼い主さんが首輪が外れてしまったら大変だからと、つい首輪をきつくしてしまいがちですが、犬も人と同じように首をきつく絞められてしまっては、苦しくて嫌になってしまいます。
その他、首輪に装飾品が多くついている場合、人間からすれば可愛いかもしれませんが、犬にとっては付け心地が悪く、首輪を嫌がる原因になっているかもしれません。
首輪の幅から装飾品が飛び出していると、それが首にチクチクと刺さったり、毛を巻き込んで引っ張ってしまうことがありますので、そこが嫌なポイントになっていることも考えられます。
◆首輪に関するトラウマがある
首輪を無理やりつけられたり、チョークチェーンで痛い・苦しい思いをした、首輪がきつかった、首輪をしている時に怒られた…など、首輪と嫌な経験が結び付けられてしまうと、それ以降首輪を嫌がるようになってしまう場合があります。
首輪=嫌なものである、と犬が思い込んでしまったら、絶対に首輪を無理強いしてはいけません。おやつや遊びを使って、焦らず時間をかけて修正、しつけをしてあげましょう。
◆首に皮膚炎や炎症があって嫌がる
もともと首輪をつけることに抵抗がなかったのに、急に嫌がるようになった場合は、首やその周辺に何らかの異常がある可能性があります。
首輪はつけっぱなしにすると、そこだけ脱毛して皮膚がむき出しになってしまったり、抜け毛が溜まって蒸れてしまったりして炎症を起こしてしまうことがあります。
首輪に慣れさせる方法

いきなり最初から首輪とリードをつけてお散歩できる犬は少ないかもしれません。
お散歩デビューをする前に首輪を嫌がることが無いよう、子犬の頃から室内でしつけておきましょう。
◆軽い紐などで首に物を付けることに慣れさせる
最初から首輪を使うのではなく、軽い紐やリボンなどから始めてみると良いでしょう。
まずは結ぶのではなく、首に巻いて指で押さえ、嫌がらなければすぐにはずしてよく褒め、オヤツをあげます。
嫌がるようであれば、鼻先でおやつを嗅がせ、時々与えながら同様にやってみましょう。何回も繰り返していくうちに、抵抗がなくなっていきます。
慣れてきたら緩めに結び、毎日短時間から始め、だんだん時間を長くしていきましょう。紐やリボンをつけたまま遊んだり、食事をさせたりしてください。
◆軽く装飾の少ない首輪に慣れさせる
紐やリボンに何の抵抗もなくなったら、首輪に挑戦してみましょう。
最初は、重すぎず、装飾の少ない首輪を選ぶと、嫌がることが少ないかもしれません。
嫌がるようであれば無理強いはせず、最初の段階と同じように、首に巻くことから再スタートし、慣れさせてあげましょう。
また、首輪をつける時は、指2本くらいの余裕を持たせてあげましょう。
首輪がはずれて脱走してしまうことが心配な場合は、リードを2本用意し、首輪とハーネスを併用すると良いでしょう。
首輪をつけたまま、遊んだり食事ができるようになったら、お部屋の中でリードをつけてお散歩の練習をしておくと良いでしょう。リードは決して引っ張らず、たるませる余裕を残しておきましょう。どこかに引っ掛けたりしないように注意してください。
◆焦らず首輪に少しずつ慣れさせよう
なかなか慣れてくれなくても焦らずに、出来ないことよりも出来たことを見つけ、よく褒めてあげましょう。
首輪とリードが抵抗なくつけられると、お散歩も楽しくなりますし、しつけや訓練もしやすくなります。
首輪の選び方
販売されている首輪は多種多様です。
特に子犬や超小型犬・小型犬のものとなると、そのデザイン性やバリエーションはとても豊富なので、選ぶのに苦労するかもしれません。
しかし、首輪を選ぶうえで最も重要なのは、子犬が快適に装着できるか、必要な機能性は備わっているか、という点でしょう。
以下の項目を抑えながら、子犬にとって適切な首輪選びを行ってください。
適したサイズ
犬の大きさにピッタリと合うものが原則です。小さすぎては負担となりますし、大きすぎてはすぐに抜けてしまいます。
まずは子犬の首回りのサイズをメジャーで測り、余裕をもって付けられる首輪を探しましょう。ただし、長く付けたいからといって大きすぎる首輪を選ぶのはNGですよ。
また、重量があると子犬には負担が大きいので、軽くて丈夫な素材でできているものがすすめられます。
やわらかい素材
前述したように丈夫な素材がおすすめですが、首輪になれるまでは抵抗感を抑えるためにも柔らかい素材を選ぶのがよいでしょう。首回りにフィットする優しい素材を探してください。
大きさにあった幅
首輪の幅も、商品によって様々です。幅が合わなければ、首回り・顎・身体などに擦れるため、負担となったり嫌がる場合もあります。子犬の身体にちょうどよい幅のものを選びましょう。
シンプルなデザイン
リボンやチャームなど、可愛いデザインが施された首輪は沢山あります。しかし、首輪に慣れるうちは、そのような装飾が子犬の負担となる場合もあります。
装飾品が外れてしまえば誤飲の危険性も高めますので、デザインよりはシンプルで機能的なものをえらぶことがすすめられるでしょう。
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