1.チワプーはどんな犬種?
2.チワプーの特徴は?
2-1.チワプーの体高・体重
2-2.チワプーの毛質・毛色
2-3.チワプーは外見が変化することも!
2-4.チワプーの寿命
3.チワプーの性格は?
3-1.ミックス犬の性格は両親の犬種に影響される
3-2.チワワはどんな性格?
3-3.トイプードルはどんな性格?
3-4.チワプーはどんな性格?
4.チワプーの迎え方・値段は?
4-1.チワプーの迎え方
4-2.チワプーの値段
4-3.チワプーを迎える前に
5.チワプーの飼い方・注意点
5-1.チワプーの運動量について
5-2.チワプーの被毛のケアについて
5-3.チワプーのしつけについて
5-4.チワプーの注意すべき病気
【掲載:2018.09.23 更新:2020.05.19】
チワプーはどんな犬種?
ペットとして飼われている愛玩犬の中でも、常に上位にランクインする犬種に、チワワとトイプードルがいます。この人気犬種を両親にもつのが、チワプーと呼ばれるミックス犬です。
ミックス犬というのは、純血種同士の掛け合わせで誕生する種類の犬を指しており、「ハーフ犬」「F1犬」とも呼ばれることがあります。純血種同士の掛け合わせに限定された呼び方なので、「雑種」の犬とは違う種類を指しています。
チワプーは、両親が人気犬種であることも影響し、ミックス犬の中でも人気の高い種類です。
チワプーの特徴は?
それでは、チワプーがどんな特徴を持っているのかみていきましょう。
◆チワプーの体高・体重
チワプーは、体高約20~30cm、体重約3~5kg程が成犬のサイズといわれています。とはいえ、ミックス犬の場合はサイズの予測が難しいので、目安として覚えておいてください。
大半のミックス犬が、両親のサイズの間程までの大きさに成長するといわれますが、チワプーの場合は身体的にチワワ寄りであることが多いようで、チワワよりも少し大きい位のサイズ、という感覚をもっていると良いでしょう。
もしもチワワと同じ大きさか、それよりも小さい場合は、発育に問題が生じている可能性があります。気になる場合は、一度、獣医さんに相談してみてください。
ちなみに耳は、垂れ耳の子が多いといわれています。しかし中には、半立ちの耳を持つ個体や、片方だけ立ち耳という珍しいタイプのチワプーもいるようです。
◆チワプーの毛質・毛色
体のサイズはチワワ寄りですが、被毛は基本的にトイプードル寄りだといわれています。プードルの特徴を受け継ぎ、フワフワで抜け毛の少ない毛質をしています。
ただし、中には毛質がチワワ寄りの子も稀にいるようです。抜け毛の量は、どちらの犬種の特徴を引き継いでいるかで変わってくるでしょう。
被毛のカラーは、大半がブラウンの個体であるといわれています。他にも、黒や白の被毛を持つ子もいるようですが、ブラウンに比べると数は少ないようです。
◆チワプーは外見が変化することも!
チワプーは、子犬の頃はチワワのような大きな瞳に、トイプードルの様な被毛をしていることが多いです。しかし、成長するにつれて、外見に変化が訪れる可能性もあります。
成犬となった時に、子犬の頃の面影がなくなる…といったことは、通常の犬種にも起こり得ることですが、ミックス犬の場合は、成長後の外見を予想するのは尚のこと困難といえるでしょう。
中には、その事実にがっかりする方もいるかもしれません。しかし、それもミックス犬を育てる醍醐味の一つです!
「外見が変わるかも…」ということを念頭に置いた上で飼育することを決め、愛情を掛けて末永く一緒に過ごしてくださいね。
◆チワプーの寿命
チワプーの平均寿命は15歳前後だそうです。
チワワとトイプードルが比較的平均寿命の長い犬種なので、他のミックス犬と比べてもチワプーの平均寿命は長いといえます。飼い主さんとしては、喜ばしい素質を受け継いでいますね!
チワプーの性格は?
◆ミックス犬の性格は両親の犬種に影響される
ミックス犬の性格は、どちらの親の特徴が大きく反映するかで左右されることが多いです。その為、はっきりと性格を断言することはできませんが、チワプーの場合、一般的にはトイプードルの賢さや陽気さを受け継ぐことが多いといわれています。
全ての犬種において持って生まれる性格は多種多様ではありますが、その個体が持つ可能性のある性格が、基本的にはどのようなものなのかは気になりますよね。
チワワとトイプードルの性格を、それぞれみてみましょう。
◆チワワはどんな性格?
チワワには、神経質で怖がりの子が多いといわれています。その為、飼い主さんや家族が相手であれば、心を開いたり愛情を示しやすいですが、他人や見知らぬ人が相手の場合は、警戒心の強い面が出て吠えてしまうことがあります。
縄張り意識の強さも、性格の特徴として挙げられます。
◆トイプードルはどんな性格?
プードルという犬種は、全ての犬種の中でもIQの高さが上位で、とても賢い個体が多いといわれています。また基本的に、社交性が高く、落ち着いた性格をしており、とてもフレンドリーです。
頭の良さと落ち着いた性格から、しつけもしやすく、飼いやすいという特徴をもっています。
◆チワプーはどんな性格?
このようにそれぞれの性格をみると、チワワとトイプードルは対照的ともいっていいほど違う性格をしているのが分かります。
チワワの神経質な面をトイプードルのフレンドリーな面で補う、といった形で、チワプーには陽気でフレンドリーだが、警戒心も持ち合わせている、という性格の個体が多くみられるようです。
更にトイプードルの賢さを受け継ぐことで、しつけもしやすくより飼いやすい、という魅力的な性格の持ち主でもあるといえるでしょう。
チワプーの迎え方・値段は?
◆チワプーの迎え方
チワプーを迎える方法としては、基本的にはブリーダーから購入する形があります。
しかし、チワプーは人気の高いミックス犬なので、近年ではペットショップで販売されていることも増えています。お店で見掛けたことのある方もいるのではないでしょうか。
「両親をしっかり確認したい」という方は、是非チワプーのブリーダーを探してみてください。現代では、ネットでブリーダーを探すことも容易に行えます。
ただし、人気犬種の一つなので、競争率は高いです。出産情報を細目にチェックするなどして、日頃から購入できるタイミングを逃さないよう努める必要があるかもしれません。
チワプーを扱っているブリーダーは多いので選択肢は沢山あると思いますが、知識があり質問に対してきちんと答えてくれるかどうか、購入後のケアの有無など、という点に注意してしっかりとしたブリーダーを選ぶようにしましょう。
◆チワプーの値段
全ての犬種においていえることですが、チワプーも個体によって値段は様々です。
目安としてお伝えしますが、チワプーの平均値段は大体10万~30万円程といわれています。ミックス犬なので、血統によっては大きくこの平均値段を超え、50万~100万円以上の値段がつく高級な個体もいるようです。
◆チワプーを迎える前に
愛犬を家族に迎える際には、フィーリングが大切だとも個人的には思いますが、やはり値段は無視できませんよね。
犬を飼うということは、その後に今まで以上の生活費を要するということです。家庭の経済状況を無視して高額な値段の個体を手に入れても、その後の適切なお世話ができなければ不幸を招くだけです。
迎えた愛犬に可哀想な思いをさせないためにも、お財布事情に合った値段の子を探すことも重要だといえるでしょう。
チワプーの飼い方・注意点
犬を飼ったら、健康的に育てるために必要なお世話は沢山あります。チワプーに限ったことではありませんが、適切な運動量や被毛のケア、しつけの仕方はとても重要です。
チワプーを家族に迎え入れる前に、飼い方や注意点を事前に頭に入れておきましょう。
◆チワプーの運動量について
チワプーには、運動が大好きな個体が多いです。室内犬で小型犬であるとはいえ、家の中にずっといるようでは運動不足を招きますし、ストレスから問題行動を起こす可能性があります。
基本的に散歩は毎日、15分~30分程度行いましょう。ただ、個体差や年齢によってこの運動量が適切とはいえないケースもあります。愛犬の様子をよく観察して、適切な運動ができているか、多すぎて負担を掛けていないかを探ってくださいね。
チワプーは小型犬なので、散歩することに難しさは感じないでしょう。しかし、活発で動き回る傾向もあるので、散歩中は危険な目に合わせないよう注意すると共に、正しい散歩の仕方をしつけるようにしてください。
ドッグランなど、広い場所でのびのびと遊ばせてあげるのも良いでしょう。ちょっとしたアジリティなども楽しめると思います。
◆チワプーの被毛のケアについて
チワプーは、トイプードルの被毛を受け継ぐ傾向が強いので、基本的には抜け毛の少ない子が多いです。しかし、放置するとどんどん伸びてしまうので、ブラッシングは毎日行いましょう。月に1度はトリミングをすることをお勧めします。
チワプーは、様々なカットを選択できる犬種の一つです。外見がチワワ寄りか、トイプードル寄りかによって似合うカットにも違いがあります。色々と試してみるのも、楽しみの一つとなるでしょう。
ただし、カットスタイルによっては、季節に注意が必要なものもあります。健康被害を招かないように、季節に合ったスタイルを選択しましょう。
◆チワプーのしつけについて
チワプーには、社交的で賢い性格が強く出る個体が多いので、しつけはしやすいといわれています。ただし、警戒心の強さから無駄吠えをする子もいるので、きちんとしつけを行う必要はあります。
しつける上では、愛犬の個性を見極めることも重要です。両親の内、どちらの性格を強く受け継いでいるのかによっても、しつけのしやすさに違いは出るかもしれませんが、何より性格は、育ち方や育成環境でも大きく変化するものです。
子犬の頃から、生活する上での適切なルールを教えてあげましょう。
◆チワプーの注意すべき病気
ミックス犬も病気になる可能性はもちろんあります。両親から病気の遺伝子を受け継いでいることも考えられるのです。
チワワがかかりやすい病気には、水頭症や膝蓋骨脱臼、角膜炎などがあります。
トイプードルがかかりやすい病気は、膝蓋骨脱臼、涙やけや緑内障・白内障、外耳炎などです。
親犬が発症しやすい病気を覚えておくことで、万が一の備えや、日頃の予防に努めることができるでしょう。
チワプーに関するまとめ
チワプーは飼いやすく、とても魅力的な性格をもったミックス犬です。飼う前にはしっかりと飼育準備をしておくこと、その子の一生を背負う心構えをすることを忘れないでくださいね。
ブリーダーの出産情報や、値段も常にチェックしておきましょう!
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