1.犬がイタズラばかりする理由とは?
1-1.お留守番のストレス
1-2.こっちを見て!
1-3.おいしそうな匂いがする
1-4.何か動いているから気になる
1-5.ただ暇なだけ
1-6.歯が痒い
2.こんな犬のイタズラに注意!
2-1.ゴミ箱をあさる
2-2.コードをかじる
2-3.家具をかむ
3.犬がイタズラをやめないときの対処法は?
3-1.しつけをする
3-2.かじる用のおもちゃを与える
3-3.かじり防止用の犬グッズを使う
3-4.犬がイタズラしそうな物は届かない場所に隠す
3-5.時間を潰せるようなおもちゃを与える
【掲載:2019.03.24 更新:2020.11.05】
犬がイタズラばかりする理由とは?
先ほど紹介した「注意するべきイタズラ」以外のものでも、犬は様々なイタズラをしますよね。なぜイタズラばかりしてしまう犬がいるのでしょうか?
イタズラばかりしてしまう犬の心理を見ていきましょう!
◆お留守番のストレス
飼い主さんが出かけてお留守番をしている間にイタズラをしている犬の場合、「お留守番が暇」「飼い主さんがいない」という不満からストレスが溜まってイタズラをしている可能性が高いです。
お留守番の時間が長い子や日常的にお留守番をしている子の場合は、特にお留守番によるストレスが溜まりやすいため、イタズラをしてしまう子が多いようです。
◆こっちを見て!
飼い主さんに「自分を見てもらいたい」「構ってほしい」という欲求から、イタズラをして飼い主さんの気を引こうとしている可能性があります。
イタズラをすると大抵の飼い主さんは「こらっ!」「あ~っ!」などと言いながら愛犬の元へと行きますよね。
犬からすると「飼い主さんが急いで来てくれた!」「名前を呼んでくれた!」「話しかけてくれた!」と感じてしまう場合があります。
すると「イタズラ=飼主さんが構ってくれる良い事」と学習してしまっている可能性があるのでイタズラを繰り返すという行動を取るようになります。
◆おいしそうな匂いがする
ゴミ箱をあさってしまう子の中には、「ごみ箱からおいしそうな匂いがする」という理由からイタズラをしてしまう子もいます。そのような子の場合はゴミ箱の中身を誤飲しやすいので、特に注意が必要です。
◆何か動いているから気になる
エアコンや空気清浄器、窓から入り込む風などで空気が動き、ティッシュやガーランドなどのように揺れやすいものがヒラヒラと動く事がありますよね。
そのようにヒラヒラと動くものに興味を持ってイタズラしてしまう犬もいます。
犬の祖先は狩猟などに使役されていたという犬種が多いですから、犬の本能でヒラヒラと動くものが気になってしまう事は仕方のない事なのかもしれませんね。
◆ただ暇なだけ
犬の中には特に理由もなく、「ただなんとなく暇だったからコードをかじってみた」という子もいます。
「暇だったから」という理由でイタズラをしてしまうのは、好奇心が強い子に多くみられる傾向のようです。
◆歯が痒い
子犬の場合、歯が生える時期や生え替わりの時期によって、とても歯が痒くなりかじってしまう事があります。
イタズラとしてかじっているわけではないのですが、飼い主さん側からすると困った行動ですよね。
こんな犬のイタズラに注意!
「犬は手が器用じゃないから、大したイタズラは出来ないでしょ」と思っていませんか?
いいえ、そんなことはありません。実は犬のイタズラの中には注意が必要となってくるレベルのものもあります。
一体どんなイタズラに注意したら良いのでしょうか?注意が必要となる犬のイタズラについていくつかご紹介していきたいと思います!
◆ゴミ箱をあさる
綺麗好きの飼い主さんにとって、とても恐ろしいイタズラの一つとして、ごみ箱をあさるイタズラが挙げられます。
蓋がないタイプのごみ箱はもちろん、蓋が付いていても上手に外してゴミ箱の中身をあさってしまう子もいるようです。さらにゴミをあさるだけでなく、ゴミを家中にまき散らしてしまう子もいたりします。そうなるとお掃除がとっても大変ですよね!
注意が必要なのはお掃除の心配だけではありません。
ゴミ箱というものは普段生活している上で出る、様々な物が捨てられていますよね。例えば、食べた物のカスやティッシュ、中にはホチキスで留まったままの書類などが捨てられている事があるかもしれませんね。
そんなゴミ箱を留守番中などにあさってしまったら、あなたの愛犬はホチキスの芯を誤飲してしまう可能性があります。食べた物のカスがゴミ箱の中で腐っていたら、食中毒になってしまうかもしれませんよね。
このように「たかがゴミ箱あさり」と思うかもしれませんが、ごみ箱をあさるという行動にはとても危険がある事を覚えておきましょう。
◆コードをかじる
犬がコードをかじってしまうと、そこから感電してしまう恐れがあり大変危険です!意外とコードを齧ってしまう犬が多く、私も感電してしまった事のある犬を何度も見かけた事があります。
また、かじられて壊れてしまったコードから出火して自宅が火事になってしまうリスクもありますので、絶対にイタズラをしないように注意が必要です。
特に冬場などは電気ストーブやホットカーペット等を使用するために普段よりコードを使用しますから、愛犬がかじらないように工夫しましょう。
◆家具をかむ
家具をかじる位ならそんなに危険な事もないのでは?と思うかもしれませんが、それは違います。
木製の家具の場合、かじった部分が削れて犬の口に入り食べてしまう事があります。木くずを口に入れてしまうと体内で木くずが刺さってしまう可能性があります。
また、かじってボロボロになった家具をそのままの状態にしておくととがった部分が目や体に引っ掛かり重大な怪我に繋がる恐れもあります。
そのため注意すべきイタズラに分類されます。
犬がイタズラをやめないときの対処法は?
◆しつけをする
愛犬がイタズラをしないようにしつけをする事も効果的な対処法の一つです。
イタズラに対する犬のしつけには注意があるのですが、愛犬のイタズラを注意する際には必ず「現行犯」で注意することが大切です。
犬は「今」「何をして怒られた」という事が結びつかないと何が悪かったのか理解してくれません。後からイタズラを見つけて「これは何!?」と叱りつけても、犬には理解できていないということです。
しょんぼりと反省したように見える行動は、実はただ叱られていることに対して怯えている事からとる行動なのです。
そのため「イタズラがいけないことだ」と犬に理解してもらうためには、必ず「現行犯」である必要があります。
◆かじる用のおもちゃを与える
先ほどのイタズラばかりしている犬の心理でも説明しましたが、子犬があちこちを齧ってしまう場合は、歯が痒いという理由からくる場合もあります。
そのため、犬がかじるために作られたかじりやすいおもちゃを与えてみると良いかもしれません。
◆かじり防止用の犬グッズを使う
かじられては困る場所などにスプレーや塗って使用する犬グッズがあります。かじってしまうイタズラに困っている場合は一度試してみると良いですね。
こちらは「ビターアップル」という、犬用のかじり防止グッズです。
◆犬がイタズラしそうな物は届かない場所に隠す
ゴミ箱やティッシュ、クッション、タオルなどの移動できるものは犬の届かない場所に置くようにしましょう。
コードなど動かすのが難しいものを齧ってしまう子の場合、ホームセンターなどでコードのカバーになるものが販売されていますので、そのようなものを上手に使うと良いでしょう。
家具の場合は隠す事も動かす事も難しいですよね。そのように動かせない物の場合は、先ほどご紹介したような犬用の齧り防止スプレーなどを使用してみましょう。
◆時間を潰せるようなおもちゃを与える
留守中で長時間暇な思いをしてしまう子には、時間を潰せるようなおもちゃを与えるという方法もあります。
愛犬が暇せずにお留守番できるおもちゃとしては、おやつやエサを入れておき、愛犬が転がしたり逆さまにしたりといった工夫をしなければおやつが出てこない仕組みになっているおもちゃがあります。
このようなおもちゃを使うと中のおやつやエサを食べようと必死に考えたり試したりしながらお留守番することが出来るので、暇ではなくなりイタズラをしなくなる事があります。また、脳トレにもなるので一石二鳥ですね!
まとめ
困った犬のイタズラについての記事でしたが、いかがでしたか?
愛犬のイタズラに悩まされているという方は意外と多いのが事実です。愛犬のイタズラの原因を知り、愛犬の行なうイタズラに合わせた対処をしていきましょう。
色々な対処法を調べて試したけれど、一向にイタズラが収まらない!という事もあります。飼い主さんも、一向に収まらないイタズラの事を考えすぎてしまうと精神的にも体力的にも疲れてしまいますね。
そんな時は無理をせず、病院の先生に相談に乗ってもらったり、ドッグトレーナーが行うしつけ教室にお願いしてみても良いのではないでしょうか?
愛犬にとっては飼い主さんと楽しく過ごすという事が一番ですから、どうしてもイタズラが収まらないという場合には専門家を頼って肩の力を抜きましょう!
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