1.犬はどうやって愛情表現する?
2.この行動を見せたら飼い主さんのことが大好き!犬の愛情表現5選
2-1.犬の愛情表現①口元を舐める
2-2.犬の愛情表現②笑顔を見せたり、じっと見つめてくる
2-3.犬の愛情表現③お腹を見せる
2-4.犬の愛情表現④体をくっつけてくる
2-5.犬の愛情表現⑤飼い主さんの匂いを感じながら寝る
3.飼い主から犬に愛情を示す方法は?
3-1.優しい声で沢山話しかける
3-2.スキンシップの時間を確保する
3-3.一緒に出掛ける
3-4.眠る時や不安な時も時間を共有する
【掲載:2019.04.14 更新:2020.4.30】
犬はどうやって愛情表現する?
ひと昔前に比べると、犬と飼い主さんが共に過ごすための施設や、愛犬の生活に潤いを与えるための物が簡単に手に入る時代となりました。
正に犬や猫も人間同様、家族として生きていくことが、時代に反映されているといえるでしょう。
遥か昔から、犬が人間のパートナーとして生活を共にしていた歴史からも分かることですが、犬がもつ家族への愛情深さを人間が感じ続けたことによって、現代に繋がる犬と人間との絆の形が作られていったのかもしれませんね。
個体差や犬種差、元々持っている性格に差はあるものの、基本的に犬は愛情深い生き物です。
家族・飼い主としての信頼関係が成り立っていれば、犬は日頃から表情の変化や行動で愛情表現をしているはずです。
犬が示す愛情表現には様々な方法があり、尻尾を振る、呼んだらすぐに駆け寄ってくる、抱っこしてもらいたがる、前足を使って遊んでと催促してくる、など一例を挙げるだけでもこれだけ出てきます。
更に、最上級の犬の愛情表現ともいえる行動を紹介していくので、是非チェックしてみてください。
この行動を見せたら飼い主さんのことが大好き!犬の愛情表現5選
愛犬が飼い主さんに対して、信頼感や深い愛情を抱いている証、ともいえる行動を5つ挙げてみました。
あなたの愛犬がよくやる!という行動はみつかるでしょうか?
◆犬の愛情表現①口元を舐める
愛犬が口元を舐めてくる、という経験をした方は多いでしょう。
場合によっては食べ物の匂いなどに反応してこの行動をみせることもありますが、犬が口元を舐めるのは愛情表現の一つです。飼い主さんを母親のように慕っていることからみせる、甘えの行動だと考えられます。
犬の祖先は狼だといわれています。狼の子供は、母親の口元を舐めて胃袋の中の獲物を吐き出してもらうのです。そしてそれを食べて成長していきます。
この口元を舐めるという行為は、その名残だとも考えられていますが、犬の場合ただ単に食べ物をねだっているわけではなく、愛情表現の一つだと捉えることができます。
例えば、飼い主さんが帰宅した際に飛びついてきて口元を舐める、という行動をみせる子も少なくないでしょう。食べ物と関連付けられない状況においてもこの行動を示す犬は沢山います。
しょっちゅう口元を舐められる、という飼い主さん!それは愛犬があなたに最上級の愛情表現をしているということです。
◆犬の愛情表現②笑顔を見せたり、じっと見つめてくる
人間も笑うと目が細くなりますが、犬もそれは同じです。愛犬が目を細める、口元を緩く開いている、といった表情を浮かべている時は、嬉しかったり、リラックスしている状態なのです。
目を細める行為には、友好のサインも含まれているそうですよ。いわば愛犬のこれらの表情は、正に笑顔と同等であると捉えることができますね。
更に、愛犬がじっと見つめてくる、という経験のある方も多いでしょう。
犬にとって基本的に、目を合わせる行為は敵意を向けること、喧嘩を売ることになります。そのため、むやみやたらと相手を見つめることはありません。
しかし、嬉しそうな表情で飼い主さんを見つめている場合は、愛情を伝えたい、目を合わせても問題がないほど相手を信頼しているという証となるのです。
◆犬の愛情表現③お腹を見せる
犬が仰向けになってお腹を見せる行為には、敵意がないことを示したり、服従を示すサインなどの意味があります。
これに関しては、世の中でも犬の降参のポーズとして知名度が高いかもしれませんね。
しかし、この行為には他の意味もあるのです。子犬は母犬に毛づくろいや、排泄を促してもらう際にもこの体勢をとります。この名残で、母の様に信頼している大好きな相手に対して、甘える意味でも「撫でて」とお腹を見せる場合があるのです。
ちなみにこの行為の意味を見分けるときは、尻尾に注目しましょう。服従のサインであれば尻尾を後脚の間に巻き込んでおり、甘えているときは尻尾の力は抜けているので、すぐに分かるはずです。
◆犬の愛情表現④体をくっつけてくる
飼い主さんが部屋で寝ころんでいたり、リラックスしている時に、愛犬がピタッとくっついてくる、という状況を経験したことはありませんか?
結構日常的にあることかもしれませんが、これも大好きな信頼できる相手にみせる愛情表現の一つです。
体をくっつけることは、その相手に身を委ねているということです。信頼できる相手にしかできない行為ですよね。体全体ではなく、体の一部をくっつけてくる場合もあるでしょう。
中には「お尻ばかり向けられている」という飼い主さんもいるかもしれません。
お尻を向けられるとそっぽを向かれているような気持ちになるかもしれませんが、実はこれは最大の信頼の証です。
犬にとって、お尻は急所の一つ。その部分をくっつけて身を委ねているのですから、それは飼い主さんに対して深い信頼感・安心感をもっている証拠となります。
◆犬の愛情表現⑤飼い主さんの匂いを感じながら寝る
愛犬が飼い主さんのベッドや、置いていた服など、飼い主さんの匂いを感じられる場所でしょっちゅう寝るという行為も、愛情表現の一つです。
犬の嗅覚は人間よりもはるかに優れているので、飼い主さんの匂いを感じられるものが傍にあると、リラックスできるのだと考えられます。飼い主さんが愛されている証ですね。
同じベッドで寝るケースには賛否両論ありますが、愛情を示している愛犬の姿に悪い気はしないでしょう。普段使用しているひざ掛けや洋服などの上でお昼寝している姿は、見掛けるだけでこちらも癒されますよね。
飼い主から犬に愛情を示す方法は?
愛犬が大好きだから気持ちは伝わっている!と自信のある方も多いとは思いますが、それが自己満足では意味がありません。
その行為が「愛犬が喜ぶこと」であるかどうか一度思い返してみてください。飼い主さんがしたいとことだけをしても、それが愛犬にとっては不快であったり、迷惑である場合もあります。
愛犬に愛情を上手に伝えられるようになるためにも、以下の方法をチェックしてみましょう!
◆優しい声で沢山話しかける
犬は人間の言葉は分からなくとも、声から感情やテンションなどを感じ取ります。沢山話しかけることで「構ってくれている、注目してくれている」と感じると共に、飼い主さんと時間を共有することが幸福であると認識していくでしょう。
また、犬は優しい声や穏やかな人を好む傾向にあります。話しかける時は、ゆったりと優しい声で話しかけてくださいね。
愛犬が起きている時に行うことも大切です。優しく撫でながら、話しかけてあげると尚良いでしょう。
◆スキンシップの時間を確保する
個体差はありますが、基本的に犬は飼い主さんとの触れ合いが好きです。日常的に行っている人は多いと思いますが、愛犬を撫でたり、マッサージすることも大切なスキンシップの一つとなります。
触れることは、直接飼い主さんの手から愛情を伝えられる有効な時間です。愛犬の反応をみながら、どこを触られると喜んでいるのかを観察してみましょう。
また、屋内・外に限らず、愛犬と遊ぶ時間を作るのも大切です。お気に入りのおもちゃなどで、沢山遊んであげましょう。ボールなどを使用した遊びは、運動不足の解消にも繋がりますよ。
触れ合う、一緒に遊ぶなどのスキンシップを図ることで、愛犬との信頼関係の構築や強化、ストレス発散にも効果があります。飼い主さんが日々忙しい…という場合でも、このような時間を少しでも作れるよう努力してみてください。
◆一緒に出掛ける
日常的な散歩はもちろんですが、愛犬と共に外出するのも愛情を伝えられるチャンスの場となります。
性格によって愛犬が好む場所や嫌いな場所があるので一概にはいえませんが、例えば愛犬がドッグランで走り回るのが好きであったり、ドッグカフェなどで同伴するのを好んでいる、という場合は積極的にお出掛けするのも良いでしょう。
車が好きな子であれば、ドライブしながら遠出するのも気分転換になります。家以外でも一緒にいられる時間は、愛犬にとっても嬉しい時間となるでしょう。
ただし、外出や車が苦手だという子も勿論いますので、愛犬の性格をよく見極めてから行動しましょう。
そのような場合は、普段の散歩コースを時々変えてみたり、いつもと違う公園に立ち寄ってみたりするだけでも、愛犬にとっては飼い主さんと共に気分転換できる時間となるはずです。
◆眠る時や不安な時も時間を共有する
野生時代の犬は、群れで仲間と身を寄せ合って眠ることで、外敵から身を守っていました。このことから、飼い主さんと一緒に眠るということが、仲間と認識している証となります。
共に寝ることで深い愛情を感じることができ、お互いに幸福感を得られるでしょう。
しかし前述したように、同じベッドなどで犬と寝ることに対しては、賛否両論の意見があります。衛生面や健康面に注意する、主従関係が壊れないように普段のしつけをきちんとすることを忘れてはいけません。
そして、眠る時間の他にも、愛犬が不安を感じている時に傍にいてあげることも大切です。普段から愛犬が苦手なことを把握しておきましょう。
病院が怖い、雷が怖いなど、犬によって苦手なものは様々です。不安を感じて怯えている時に、優しくフォローしてあげることで、飼い主さんを強く信頼できるようになるはずです。
犬の愛情表現に関するまとめ
愛犬が見せてくれる愛情表現に気付くこと、飼い主さんがしっかりと愛情を伝えられることが、一緒に生活していく中で大切な信頼関係を築くことに繋がります。
早速、愛犬が示す愛情表現を探してみましょう!そして大事な家族の一員に対して、上手に愛情を伝えてあげてくださいね。
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