ビションフリーゼはどんな魅力の持ち主?
日本では、小型犬が人気ランキングの上位を占めています。
ビションフリーゼは、トップ10入りこそしませんが、知る人ぞ知る魅力溢れるワンちゃんで人気があります。誰もが「かわいい」と惹きつけられるような魅力が満載です。
◆魅力①:真っ白で丸いフォルムがかわいい!
初めてビションフリーゼを見ると、あまりにも可愛い姿に魅了されるかと思います。
純白の被毛の美しさに加え、ふんわりボリュームのあるモコモコの巻き毛。ぬいぐるみと間違ってもおかしくないほどの可愛らしさと言えるでしょう。
アフロ犬と言われることもあるほど、丸みを帯びたフォルムがキュートです。
◆魅力②:人懐っこく誰にでも友好的
ビションフリーゼの魅力は、見た目だけにとどまりません。内面の性格まで良く、誰に対しても友好的な気持ちで接してくれる気配り屋さんです。
その対象は、人間以外にも向けられていて、ほかの動物たちとも仲良しになれます。
◆魅力③:聞き分けが良くしつけやすい
ビションフリーゼは飼い主さんが大好きで、指示を聞こうとする努力家さん。一生懸命聞いてくれる姿は、愛おしくなりますね。
聞き分けが良いので、しつけがしやすいと言われています。
◆魅力④:元気いっぱい
毛の色が白いので、なんとなく上品なイメージです。
ただ、体型は結構筋肉質なことから、運動が大好きで結構アクティブに動きます。犬と遊ぶことが好きな人にとってはぴったりな性格と言えるでしょう。
子犬を迎えるとき準備するものは?
ビションフリーゼの子犬を迎えると決まれば、これからの楽しい暮らしに胸が踊りますよね。
愛犬に「快適&幸せ」を感じてもらうには、さまざまな準備が必要です。
◆当日までに準備しておくべきもの
子犬のために、「居住スペース」と「食事面」を整えてあげましょう。
ケージ、ベッド、トイレ
飼い主さんにとっては見慣れている家も、子犬にとっては緊張の連続です。なかなかリラックスできないでしょう。
ケージやサークルなど、子犬のプライベートルームにできるものを準備して、「ココだけは自分の場所なんだ」と安心させてあげましょう。
さらに、犬用ベッドに毛布やタオルを敷き、寝床も準備してあげてくださいね。
子犬の頃は体が小さいので、あまり大きいものだと落ち着きません。体のサイズに合ったものを選びましょう。
また、トイレトレーニングもすぐに始まるので、トイレシーツとトイレは必需品です。
はじめのうちはトイレの場所を覚えてくれないので、シーツをたくさん敷きながらトレーニングさせることになります。
失敗もたくさんするので、トイレシーツは多めに購入しておくと安心です。
ドッグフード、食器
子犬を迎えた当日から食事を与えなくてはいけません。ドッグフードは、「子犬用」を準備して栄養サポートしてくださいね。
ただ、食べ慣れていないフードは、「警戒して食べない」「食べきれずに残す」とお口に合わないことも多いです。
初めは、なるべくペットショップやブリーダーのところで与えていた同じフードを与えるのがおすすめです。別のフードに切り替えるときは、前に食べていたものに新しいフードを少量ずつ混ぜながらにしましょう。
「ドッグフードを入れる食器」「水を入れる食器」を別々に準備します。
容器は、「大は小を兼ねる」という考えで、いずれ成長することを見越して大きなタイプを買うよりも、子犬が食べやすいように小さめのものがいいかと思います。
大きなお皿だと、足を引っ掛けやすく、食べ物がこぼれるかもしれません。それに、小さなビションフリーゼには、大きな器は食べづらい可能性もあります。
食器は、成長や劣化に合わせていつでも買い替えられるものなので、初めは小さなものがいいかもしれませんね。
◆後から少しずつ準備したいもの
迎える当日までにいらないものの、少しずつ準備すべきものをいくつか紹介します。
お手入れグッズ
ビションフリーゼは被毛が自慢のワンちゃんです。お手入れを怠ると、被毛が絡まって毛玉になる恐れがあります。
ブラッシングも日常的に必要になるので、長毛種に合わせたブラシを準備してあげてくださいね。
ペットショップやブリーダーから迎えるときにシャンプーをしてもらうケースが多いですが、そのうち自宅でも体を洗うタイミングがやってくるかと思います。犬用のシャンプーを準備しておくといいですね。
また、爪切りや歯磨きなどもこれから必要です。子犬の頃から慣れさせておくことが大事なので、早めに準備してお手入れを開始していきましょう。
お散歩グッズ
お散歩デビューの時期までに、リードや首輪、ハーネスなどを準備しておきましょう。
子犬のうちは、散歩中に急にダッシュすることもあり、長いリードは事故に巻き込まれるリスクがあります。長すぎないリードを準備するといいですね。
また、首輪やハーネスは、大きなサイズを選んでしまうとスポッと抜けることがあります。逆に、小さすぎると首が苦しくて散歩をイヤになってしまうかもしれません。
子犬の首回りや胴回りなどをメジャーで測るなどして、サイズにフィットするものを選んでくださいね。
遊ぶときのオモチャ
言葉が通じない子犬とのコミュニケーションに役立つのが犬用オモチャです。音が鳴るものは興味を示すのでいいかもしれませんね。
ただ、「壊れやすいもの」「小さすぎるもの」「犬用ではないオモチャ」は、ケガや誤飲に繋がるので注意が必要です。
遊んでいるときは、飼い主さんが目を離さず、安全性をチェックしながら楽しく安全に遊んであげてくださいね。
ビションフリーゼのオスとメスとどちらを迎える?
子犬を迎えるときに悩むのは、「男のコ?女のコ?」といった性別ではないでしょうか。
オスとメスとで性格に驚くほどの違いはありませんが、オスの方がヤンチャ系、メスの方がおっとり系といったところでしょう。
また、体つきも男のコの方が大きく育ちやすいため、ビションフリーゼという犬種のなかでも小ぶりなタイプが気になるなら、女のコが向いているかもしれませんね。
いずれにしても、性格や体格は個体差があって一概に言えません。性別特有の行動もそれぞれあるので、理解しておくといいでしょう。
子犬が過ごせる環境づくり
ビションフリーゼの子犬が快適に過ごすには、環境づくりが大事です。
◆子犬が主に過ごす場所を考える
家族みんなが集まるリビングが、主に子犬が過ごす場所になるかと思います。ケージを置く場所には注意が必要です。
季節やリビングの向きにもよりますが、窓際だと「太陽が当たり過ぎて暑い」「冷気が漂って寒い」というケースも考えられます。
リビングの入り口は、「人が出入りして落ち着かない」「冷気が入ってきて寒い」といった場合もあります。
また、エアコンの真下は風が直接あたって子犬の弱い体にはよくありません。少し離れたところがいいと言われています。
ケージを置く位置は、間取りによっても異なるので、家族みんなで考えてあげてくださいね。
◆フローリングに注意
室内で暮らしていてもケガのリスクはあります。
環境に慣れてくると、子犬は元気いっぱいに動き出します。ビションフリーゼは小型犬の割に運動量が多くて、部屋のなかを駆け巡るかもしれません。
ぶつからないように家具の配置を見直してあげましょう。
また、フローリングは犬を育てる環境としては注意が必要です。
ビションフリーゼは運動時に膝のお皿がはずれる病気になりやすいと言われています。人間の場合、スリッパや靴下で滑ることはありませんが、肉球だけで歩くワンちゃんにとっては、氷上に近いリスクがあります。滑ったときの子犬の足への負担は相当なものです。
転倒した瞬間に、骨折や脱臼することもあるので「滑る床」は注意した方がいいでしょう。
カーペットやマットなどを準備して、滑らない工夫を考えてみてくださいね。
◆ケガのリスクになるものは取り除く
子犬は好奇心旺盛で、いろいろなものに興味を持ちます。食べ物かどうかの判断がつかず、床に落ちているものをペロリと食べたりもします。薬やたばこの吸い殻などは特に危険です。
ふだんから物を落とさないように気をつけるとともに、念入りに掃除や整理整頓を心がけましょう。
また、歯の生え変わり時期には「何かを噛む」という行動が見られるようになります。オモチャのぬいぐるみを噛み過ぎて、中の綿や切れ端を飲んでしまう可能性もあるので注意しましょう。
電気コードは感電のリスクがあるので、子犬の目につかないところへ移動するといいですね。コンセントカバーで隠すのも対策のひとつです。
子犬を迎えるなら注意点をおさえておこう
飼い主さん家族は「かわいいビションフリーゼがやってくる」とワクワクですが、子犬にとっては「見知らぬ場所に来てしまった…」とドキドキな日です。環境が激変した子犬は、緊張と恐怖、興味とさまざまな気持ちで揺れ動いています。
極端に構いすぎるとストレスなので、迎えるときの心構えをおさえておきましょう。
◆お迎えは早い時間がおすすめ
なるべく午前中にお迎に行き、家に連れてきてあげましょう。
移動は子犬にとってもストレスです。明るい時間帯にお迎えし、できるだけ早めに家に到着できるといいですね。
◆家に着いたら少しそっとしておく
子犬が我が家にやってきたら、抱っこしたり撫でたりと可愛がりたいところですが、まずは構わないでそっとしておきましょう。
初日は飼い主さんに慣れるというよりも、環境に慣れてもらう方がいいかもしれませんね。
また、子犬は睡眠時間が長いため、ちょっとすると眠ってしまうかもしれません。成長のために必要な時間なので、起こさないようにそっとしてあげましょう。
◆夜泣きもする
夜になって人間が近くにいなくなり静寂に包まれると、子犬は急に「寂しい」という感情が沸き上がるようです。今まで過ごしてきたお母さん犬や兄弟たちを思い出すのかもしれません。
数日間夜泣きをすることはよくありますが、次第におさまってくるかと思います。
◆1週間は子犬のペースに合わせて「様子見」をする
当日から「排尿・排便」はあるので、トイレの準備は必要です。
ただ、失敗しても怒るのはNGです。飼い主さんに慣れていない状態で大声を出されることは恐怖でしかありません。
粗相をしても、無言で掃除をするようにしましょう。
迎えた当日から1週間は、飼い主さん宅への移動、新しい環境、初めてのケージ、初めての食事、初めての夜と子犬にとってはストレスの連続です。
この期間はできるだけ、「慣れてもらう」を考え、子犬のペースに合わせて生活させましょう。
子犬を迎える前に、命を育てることについての意識を再確認しておく
どんな犬にも子犬時代があって、大型犬も中型犬も小型犬もみんな「小さな体」です。歩き方や走り方もどこかぎこちないですが、それがまた可愛らしいですよね。
小さな体で一生懸命に生きている姿は、見ているだけで和む気持ちになるでしょう。
ただ、そんな微笑ましいことばかりではなく、「イタズラした」「トイレじゃないところにウンチをした」など、思わぬ行動もたくさんするかと思います。人間の言葉が通じないため、上手くいかないことも多々あります。
しかし、家族に迎えたら、そんなことも言っていられません。
子犬時代が過ぎると、成犬時代、さらには高齢期に突入していきます。大切な命を預かった責任を持ち、今後、子犬の一生を守っていく責任感が必要です。
まとめ
子犬を迎えるのは、飼い主さん家族にとっては一大イベントですよね。同じように、子犬にとっても「新たな家族ができる」という大きな出来事。
ビションフリーゼは本当に可愛らしいワンちゃんのため、家族に迎えたその日から抱っこしたくなりますし、一緒にたくさん遊びたくなるかもしれません。
でも、あまり構いすぎると、極度のストレスから「吐く」「下痢をする」と体調を崩すことがあります。
スキンシップしたい気持ちをグッとおさえ、1週間くらいは子犬のペースでリラックスできるようにそっと見守ってあげましょう。
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