1.ドッグフードのトッピングにチャレンジしよう!おすすめの食材は?
1-1.ビタミンCが豊富な食材
1-2.ビタミンB群が豊富な食材
1-3.健康の為には発酵食品
1-4.加熱に弱い油を摂り入れよう
1-5.食材の旬を意識しよう
2.ドッグフードにトッピングをしても栄養バランスは大丈夫?
2-1.トッピングする量に注意しよう
2-2.犬にとって必要な栄養素を意識しよう!
3.おすすめの市販犬用トッピング
3-1.特選逸品 大粒ふりかけ ささみ&コラーゲン 100g
3-2.デビフ まぐろ白身 白米入り
3-3.いなば ちゅ~る和え とりささみ各種
4.要注意!犬に与えてはいけないNG食材
4-1.鶏の骨付き肉
4-2.ねぎ・玉ねぎ・にらなどのネギ類
4-3.甲殻類(エビ・イカ・たこなど)
4-4.チョコレート・ココア
4-5.牛乳
4-6.唐辛子・胡椒・マスタードなどの香辛料
4-7.アロエ
4-8.じゃがいもの芽
4-9.コーヒー・紅茶・お茶など
4-10.ぶどう・乾燥レーズン
5.犬に与えるときに注意が必要な食材
5-1.生卵
5-2.ヨーグルト
5-3.人参
5-4.ほうれん草
5-6.ごま
5-6.生・半生の豚肉
5-7.アボカド
5-8.まぐろ
5-9.魚の骨・頭・内臓
ドッグフードのトッピングにチャレンジしよう!おすすめの食材は?
愛犬にドッグフードを与える家庭がほとんどだと思いますが、中には手作りご飯を実践している愛犬家の方もいます。しかし、毎食完全な手作りご飯を与えるのは中々難しい方法だといえるでしょう。安定した栄養バランスが摂取できるように毎回のレシピを考えるのも大変ですよね。
そこでおすすめなのが、普段のドッグフードにトッピングをする方法です。
栄養素を補いたい場合には、サプリメントタイプのものを選んだり、食いつきが悪ければ愛犬の好物を入れてあげるなど、様々な目的によって簡単にバリエーションを変えることができます。老犬になった場合、どうしても食が細くなったり、以前困らなかった固さのフードでは問題が起きたりしますよね。そんな困難もトッピングとしてスープを加えたり、柔らかい材料を使用して食いつきをよくするなど、様々な対応が可能となるでしょう。
ただし、犬に与えてはいけない食材や与え方、適切な量などを事前に把握しておく必要がありますので、しっかり知識を得ておきましょう。
また、完全手作りご飯よりも簡単にできることは確かですが、何を与えたらよいのか迷う方も多いですよね。
おすすめのトッピングを紹介しておくので、参考にしてみてください。
◆ビタミンCが豊富な食材
ビタミンCは皮膚や粘膜の健康のためにも、摂らせたい栄養素の一つですよね。いちご・ピーマン・パセリ・キャベツなどで、摂り入れることができます。
ただし、加熱することで失われる栄養素の代表格でもあるので、与え方には気を付けましょう。ちなみに、さつまいも・パプリカなどには、加熱してもビタミンCが失われにくい特徴があります。
◆ビタミンB群が豊富な食材
ビタミンB群には三大栄養素である、たんぱく質・炭水化物・脂質の消化吸収を助ける効果があり、元気を保持するためにも必要な栄養素といえます。
肉類・卵・魚類・レバー・玄米・全粒粉などと、加熱の必要性が高い食材に多いです。灰汁が強い食材以外は蒸したり、茹で汁ごと与えるとよいでしょう。
◆健康の為には発酵食品
発酵食品は人間社会でも健康食材として知名度の高いですよね。腸内環境を整えたり、免疫力を高める働きをもっており、健康の要となる食材といえるでしょう。
代表的なもので、納豆・無糖ヨーグルト・チーズなどがあげられますが、納豆はよく練ること、ヨーグルトは与える量などに気を付けましょう。
◆加熱に弱い油を摂り入れよう
必須脂肪酸の一つ、オメガ3脂肪酸という油には、血液をサラサラにしたり、炎症を鎮める働きがあります。食事から摂る必要がありますが、加熱にとても弱く、酸化しやすい特徴をもっています。
ドッグフードに亜麻仁油・しそ油・えごま油などを加熱せず少しかけてあげるのはいかがでしょうか。
◆食材の旬を意識しよう
市販のドッグフードの場合、同じ栄養価・同じ食材を年間を通して与えることが可能です。しかし、食材には旬の時期がありますよね。
トッピングに季節に適した食材を選ぶことで、栄養素を効率的に摂り入れることができます。
季節感も感じられるので、飼い主さんと愛犬の両者にとっても食事の時間が楽しくなるでしょう。
ドッグフードにトッピングをしても栄養バランスは大丈夫?
◆トッピングする量に注意しよう
手作りご飯にもいえることですが、トッピングにおいても栄養バランスを意識することが大切です。おすすめのトッピング食材を紹介してきましたが、与え方には注意が必要となります。
ドライフードをしっかり与えること、トッピングの量が多すぎないよう気を付けることを念頭に置きましょう。
ドライフードは最低でも8割与えてくださいね。初めの内はドライフード全量に、少量のトッピングをして様子をみるとよいでしょう。それから9割、8割とドライフードを少なくしていきます。
食材によってアレルギー反応を起こすわんちゃんも少なくありません。愛犬にとって、適した食材かを見極めるためにも、初めて与える食材は少量にして反応をみる必要があります。
参考までに、肉をトッピングとする場合の1日分の体重別重量を紹介しておきましょう。
- ◎体重1kg→肉量5g
- ◎体重3kg→肉量12g
- ◎体重4kg→肉量15g
- ◎体重5kg→肉量18g
- ◎体重10kg→肉量30g
- ◎体重20kg→肉量50g
量はあくまでも目安ですので、愛犬の体重増減や体調をよく観察して調整してくださいね。
野菜の場合は、煮る、細かく刻むなどの調理した状態で、肉の同量程度を目安量にしましょう。
◆犬にとって必要な栄養素を意識しよう!
愛犬個々に積極的に摂り入れたい栄養素には違いがあると思いますが、まずは絶対に外せない栄養素を覚えておくことがトッピング選びの助けとなるでしょう。
6大栄養素として、たんぱく質・脂質・炭水化物・ビタミン・ミネラル・水の6つが挙げられます。
たんぱく質・脂質・炭水化物は主にエネルギー源として、ビタミン・ミネラルは他の栄養素を調整する働きとして、水は生命維持のための必要不可欠な存在として、重要な意味をもちます。
これらの栄養素がきちんと摂れているかを考え、加えて愛犬に必要だと考えられる栄養素を補える食材をトッピングとして選ぶとよいでしょう。
野菜や肉などを調理して与えることに不安を感じたり、難しいと感じる場合は、市販の犬用ふりかけやトッピング用としてのフードを購入すれば、簡単にチャレンジすることができます。
含まれている栄養素が明確に表記されているものも、選びやすいでしょう。トッピング・手作り料理初心者さんは、まず市販を利用するところから始めるとよいかもしれません。また、ドライフードにトッピングがミックスされたタイプならとても手軽です。
◆コンボ ドッグシリーズ
おすすめの市販犬用トッピング
◆特選逸品 大粒ふりかけ ささみ&コラーゲン 100g
国産牛皮と国産鶏ささみが使用された、コラーゲン豊富で嗜好性も抜群のふりかけです。食べ応えのある大粒タイプが食欲をそそるでしょう。フードへの食いつきが悪い子におすすめです。
◆デビフ まぐろ白身 白米入り
EPA・DHAが含まれるまぐろの白身を食べ応えのある大きめのフレークに仕上げ、白米を加えました。白米がはいっていることで粘度があり、ドッグフードともよく絡むのでトッピングに適しています。普段、お肉が好きなワンちゃんには、ささみ入りもご用意しています。
◆いなば ちゅ~る和え とりささみ各種
ボイルささみ等のフレーク素材ととちゅ~るが缶詰に!とろ~りとしたちゅ~るが入っているので、ドライフードとも程よく絡まり、ワンちゃんも最後までおいしくいただけます。ワンちゃんの好みで選べる、緑黄色野菜・チーズ・さつまいも・軟骨トッピングで飽きずに嬉しい。
要注意!犬に与えてはいけないNG食材
◆鶏の骨付き肉
鶏の骨は加熱すると割れやすく、断面が鋭利な状態となります。消化管などに突き刺さる恐れがあるので与えないでください。
◆ねぎ・玉ねぎ・にらなどのネギ類
ネギ類に含まれる成分は、犬の赤血球を壊して貧血を起こさせてしまいます。最悪の場合、死に至るケースもあるのです。この成分はネギ類のエキスにも含まれます。他の食材と一緒に炒めたり、スープに混ぜたりしないよう気を付けましょう。
◆甲殻類(エビ・イカ・たこなど)
消化の悪い食材のため、下痢・嘔吐などの原因になり得ます。とり貝なども、酵素が内蔵へ悪影響を及ぼすのでNG食材となります。
◆チョコレート・ココア
犬に中毒症を起こす食材です。嘔吐・下痢・不整脈などの症状が表れたり、死に至るケースもあります。愛犬が口にしないよう、きちんと管理しましょう。
◆牛乳
乳幼犬の時期を除いて、犬は乳糖を分解する酵素を持っていないのです。このため、下痢やアレルギーを起こす可能性があります。牛乳を与える場合は、市販されているペット専用のものを選びましょう。
◆唐辛子・胡椒・マスタードなどの香辛料
下痢など、消化器官にトラブルを起こす原因となり得る食材です。
◆アロエ
健康的なイメージの強いアロエですが、犬にとっては、胃炎や腎炎を起こす可能性のあるNG食材です。
◆じゃがいもの芽
ジャガイモの芽には、有毒なソラニンという成分が含まれています。人間にとっても犬にとっても有害です。
◆コーヒー・紅茶・お茶など
カフェインは、興奮状態や呼吸が早くなる、痙攣や血管収縮を起こす、などといった症状を起こす成分です。犬にとっては中毒物質となるので、管理には十分注意しましょう。
◆ぶどう・乾燥レーズン
大量摂取(体重1kgあたり10~30g)をしてしまうと、死に至るケースのあるNG食材です。ぶどう中毒という病気としても有名ですが、絶対に与えないようにしましょう。
犬に与えるときに注意が必要な食材
◆生卵
卵白の生食は、皮膚炎・結膜炎・疲労などの症状を起こす可能性のある食材です。卵黄の場合は生食で与えてもよいとされていますが、充分注意しましょう。
◆ヨーグルト
牛乳と同様の理由で注意が必要な食材です。お腹や泌尿器科系のトラブルの原因となり得ます。アレルギー発症のリスクもありますので、与え方や量には気を付けなくてはいけません。
◆人参
おやつやフード、手作りご飯として与えられることも多い食材ですが、生で与えることは避けましょう。加熱したものであれば問題ありません。
◆ほうれん草
シュウ酸が多いため、生食は避けましょう。人間同様、結石の原因となる場合があります。
◆ごま
含まれる抗酸化成分(セサミン)は犬にもよいのですが、市販されているごまは酸化している場合が考えられます。与える場合は、食べる直前に摩り下ろすとよいでしょう。
◆生・半生の豚肉
トキソプラズマという寄生虫の感染率が15~25%といわれているので、与える際にはよく加熱することが重要です。
◆アボカド
栄養価は高いのですが、中毒性があるといわれています。体質によって合わない場合もあるのでしっかり見極めましょう。
◆まぐろ
水銀濃度が最も高いといわれる魚です。アレルギー発症に関わるヒスチジンも含まれています。ちなみに近海もののマグロであれば、加熱して海藻を併せて食べることで有害物質が排出できるそうです。
◆魚の骨・頭・内臓
魚の骨はカルシウム補給にとてもよいのですが、包丁の背で細かく叩いて砕くことをおすすめします。固い頭の骨・背骨、エラを与えるのは避けましょう。
犬のフードトッピングに関するまとめ
愛犬にはいつまでも元気で、できれば病気からも遠のいた日々を過ごしてほしいですよね。
そのための第一歩としても、まずは食事のトッピングに挑戦してみてはいかがでしょうか。
手作りご飯やトッピングのメニューとしてレシピの記事も沢山紹介されていますので、一度探してみてはいかがでしょうか。
市販の商品から始めて、手作りトッピングの調理まで!バリエーションが増えると飼い主さんのレシピコレクションとして、作る嬉しさも感じられるようになるでしょう。愛犬とのごはんタイムを一緒に楽しんでくださいね。
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