1.犬用ガムの選び方
1-1.犬のサイズに合ったもの
1-2.愛犬の健康に役立つもの
1-3.口腔内の健康維持に役立つもの
1-4.犬の年齢に合ったガム
1-5.犬の体質に合ったガム
2.目的別おすすめの長持ちガム
2-2.歯磨き効果が期待できるガム
2-3.ごほうびにおすすめの嗜好性の高いガム
2-4.愛犬の問題行動予防に役立つガム
犬用ガムの選び方
最近では犬用のおやつの種類が増えて、噛むことを目的として作られた長持ちガムのおやつも多くなりました。
種類が多すぎて悩んでしまうこともあるかと思いますが、犬のサイズや性格に合った健康維持に役立つおやつを選ぶのがポイントです。
◆犬のサイズに合ったもの
まずは犬の口のサイズに適した犬用ガムを選ぶと良いでしょう。
小さすぎる長持ちガムはそのまま飲み込んでしまう危険性があるので注意が必要で、消化しやすいものであれば安心です。
ただし、丸のみして気管を中心に消化器官に詰まる危険性のあるようなサイズのガムは、窒息すると命に関わるため避けましょう。
また、犬の口に対してあまりに大きなサイズだと噛みにくさから、犬がストレスを感じたり、食べ終わるまでに飽きてしまうことがあります。
犬用ガムの場合、ラベルに超小型犬用・小型犬用・中型犬用・大型犬用などサイズ表記(または適正体重の表記)があるおやつも多いので、ガムを買うときはラベルを見てから購入することをおすすめします。
◆愛犬の健康に役立つもの
せっかく犬用ガムを与えるのであれば、噛ませるだけでなく愛犬の健康に役立つガムが良いですよね。
最近では、添加物が犬の健康被害に関わる危険性があることから無添加ガムも種類が多く、その他にもサプリメントで使用されるようなプラスの栄養素が摂取できるガムもあります。
一例として、免疫力が高まる成分や肢・関節の健康維持に役立つ成分、胃腸ケアが期待できる成分、老化予防効果が期待できる成分が配合されているなど、犬の健康に役立つ成分が配合されているものが数多くあるので、愛犬の健康状態でプラスで与えたい栄養素を補えるものを選ぶとより良いでしょう。
◆口腔内の健康維持に役立つもの
犬用ガムの多くは、歯磨きガムなど歯を中心に口腔内の健康維持が目的で作られていますが、「噛むことで歯垢を除去」するだけでなく、クロロフィルなど口腔内の健康維持に役立つ成分がプラスされているガムもあります。
ちなみに、凹凸のある形状の犬用ガムは、歯垢が効率的にとれるのでおすすめです。
◆犬の年齢に合ったガム
一般的に歯が衰えている老犬に関してはガムは危険ですが、歯が健康な老犬であっても不安な方はソフトタイプの老犬用ガムも売っています。
老犬に関わらず、長持ちするガムを選ぶときはラベルの対象年齢の表示も確認しておきましょう。
◆犬の体質に合ったガム
最近では、アレルギー体質の犬のためにアレルギー配慮されたガム、体重が気になる犬のためのカロリーケアガムなど、種類が豊富ですので、ラベルをしっかりと確認して愛犬の体に合ったガムを選んであげましょう。
目的別おすすめの長持ちガム
犬用のガムは、サイズや健康維持に役立つもの、愛犬の性格に合ったものを選ぶことが大切ですが、数多くのガムから良い商品を選ぶためには、「何故ガムのおやつを与えたいのか」という目的を明確にすることも大切です。
◆歯磨き効果が期待できるガム
小さなころから歯磨きの習慣がない犬に関しては、成犬になってから歯磨きを嫌がってしまうことが多いかと思います。
そんなときに役立つのが歯磨き効果のある犬用ガムで、犬が喜んで噛むことによって歯に付着した食べカスや歯垢除去に役立ちます。
歯磨きが主な目的の場合は、ガムに凹凸があり長持ちする犬用ガムがおすすめです。
凹凸があることで、犬がガムを噛んだ時に歯の細かな部分にある歯垢が落ちやすく、ゆっくりと愛犬が噛むことのできる長持ちするタイプのガムは時間をかけて歯垢を落としてくれます。
柔らかい素材で、短時間で飲み込んでしまうようなオヤツは避けましょう。
・特殊な形状で歯垢がとれやすい!「ペットキッス 食後の歯みがきガム」
噛むことで特殊形状が歯に食い込み、歯垢をそぎ落とす。
高弾力だから長く噛める。獣医師と共同開発したオーラルケアガム。
ポリリジン配合。わんちゃんが好みやすいミルク風味。
・口臭が気になる犬におすすめの「グリニーズプラス 口臭ケア」
口臭が気になる愛犬に。爽やかなフレッシュミントの香り。<総合栄養食>
◆ごほうびにおすすめの嗜好性の高いガム
トレーニングの後やお留守番の後など、特別なごほうびとして与えるガムは、犬が喜ぶことものであることが大切です。
嗜好性があるものは、トレーニングの効果を高めるためにも有効ですので、肉や魚、ヤギミルクなど、愛犬の好きな香り(味)がするものを選んであげましょう。
・お肉とガムが一体に!国産巻 かじれるビーフ 60g
歯がかりのよいデコボコガムに旨みたっぷりのビーフを巻きました。お肉とガムが最後まで外れにくい。
◆愛犬の問題行動予防に役立つガム
甘噛みや破壊行為などの問題行動がある場合は、運動不足やストレスが理由になっていることが多くあります。
そんなときに役立つのが、犬のストレス発散に役立つ長持ちするガムです。雨や炎天下などお散歩ができないときに与えても良いでしょう。
なお、成犬でなく子犬期の甘噛み防止で長持ちガムを与える際は、しっかりとラベルの対象年齢を確認しましょう。
消化の問題や歯の問題を中心に、月年齢やガムの種類によって与えてよい年齢が異なるので、子犬の場合はパッケージを確認して、十分年齢に気をつけなければいけません。
・犬のストレス発散に効果的!長持ちする「ローハイドガム」
噛んでストレス発散できるおやつです!
美味しいのでよく噛んで、ワンちゃんのストレス発散に役立ちます。天然牛皮から作った愛犬用スナックです。訓練・しつけのごほうびやおやつに最適です。
また、噛みごたえ充分でワンちゃんの噛みたい欲求を満たします。
・ストレス発散や健康維持に!「トラッドホワイトガム」
重量があり弾力性に富んだ厚い良質牛皮の好評コラーゲンガムです。
ガムを与えるときの注意点
◆誤飲に注意
最悪の場合、犬用ガムは消化器官に詰まることがあるので、誤飲するような形状・サイズのガムは選ばないようにしましょう。
ガム状のおやつの場合、常に飼い主さんが見ていることのできる時間に与えるのが理想的です。
また、与えた長持ちガムを犬から急に取り上げようとすると、多少大きなものでも犬が焦って飲み込んでしまうことがあるので、ガムを途中で取り上げるときは、すぐに食べることができる他のおやつ(犬が好きなおもちゃ)と交換したり、犬がガムに興味を示さなくなったときに取り上げると安心です。
◆給餌量に注意
犬のおやつは一般的に1日の食事の1割、多くても2割以内が理想的です。
一部のガム状おやつを除外して、殆どのガムは総合栄養食ではないので、与えすぎによる肥満や栄養バランスの偏りに注意しましょう。
まとめ
犬用長持ちガムについて選び方や種類を中心にご紹介致しましたが、ガム状おやつは種類が豊富。
最適なおやつを選ぶためには、「愛犬に合ったものであるか否か」が一番大切です。
誤飲と与えすぎに十分注意しながら、愛犬に合ったガムを目的に合わせて選びましょう。
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