愛犬が喜ぶベッドを探そう!どんなタイプがあるの?

2020.09.26

愛犬が喜ぶベッドを探そう!どんなタイプがあるの?

市販の犬用ベッドにはたくさんの種類があります。機能性やデザイン性に富んだものも多く、どんなベッドが愛犬にぴったりなのか、迷ってしまう飼い主さんもいるでしょう。愛犬が喜ぶベッドを見つけるのは、中々難しいものです。犬によって寝相も様々、求める快適さも様々です。愛犬が喜ぶベッドとはどういうものか、ベッドにはどんな種類があるのかをしっかりチェックしていきましょう!

犬の喜ぶベッドってどんなもの?

人間は寝床の環境が悪ければ、睡眠の質が落ちてしまいます。犬も同じように、寝床の環境は睡眠の質に影響します。
愛犬が寝るスペースが、リラックスできる良い環境となるよう努める必要があるのです。

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◆快適な寝床のため、適切なベッドを!

犬にも個性があり、それぞれ好みがあります。寝相や寝方にも個体によって違いが出ます。
まずは、愛犬の睡眠中の様子をしっかり観察しておくことが必要です。
寝顔が気持ちよさそうだったり、熟睡している様子が伺えるようであれば、それは愛犬にとって寝床として良い環境であるといえるでしょう。
愛犬が喜ぶベッドを選ぶための、以下のポイントを押さえておきましょう。

求めている機能が付いているか

形状や硬さ・柔らかさが適切か、また暑さ・寒さの対策ができる素材であるかをチェックしましょう。

適したサイズであるか

愛犬の身体に対して適切なサイズを選びましょう。大きすぎては落ち着きませんし、小さすぎては窮屈な思いをします。

手入れはしやすいか

ベッドは汚れやすいペットグッズの一つです。衛生を保つためにも、手入れができるタイプを選ぶことがすすめられます。ベッドカバーが取り外し可能であったり、丸洗いできるタイプのものだと手入れがしやすいでしょう。


犬の寝相もベッド選びの参考になる!

愛犬の寝相・寝方の傾向が大体分かったら、それは愛犬が喜ぶベッドを選択するための重要な手掛かりとなります。
ベッドの形状は大まかな種類に分けられているので、寝方に合わせてどのタイプを使用するか判断しましょう。
寝方によっておすすめのベッドタイプを紹介しますので、是非参考にしてみてください。

◆丸まって寝る犬の場合

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愛犬が身体を丸めて寝ることが多い場合は、カドラータイプがおすすめです。
囲いが付いているような形状で、四方、または周囲が盛り上がっているベッドです。一般的にも人気が高く、このタイプを使っている家庭が最も多いかもしれません。
長方形や円形、楕円形などと、形にも種類があるので好みで選ぶことができるでしょう。
囲いの中に身体がすっぽり収まることで安心感を獲られ、縁の盛り上がっている部分(囲い部分)に顔を乗せて寝る子も結構います。ベッドと枕の一体型として、愛犬が喜ぶベッドとなり得るでしょう。
ただし、愛犬のサイズに適したものを選ばなければ、窮屈な思いをさせてしまう可能性があります。ベッドを選ぶ際のサイズ感には注意してくださいね。

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Cuna ヘキサゴンベッド 各種

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◆へそ天(仰向け)で寝る犬の場合

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へそ天・仰向けで寝ることが多い子には、のびのびできるマット・クッションタイプがおすすめです。
囲いはなく平面で、マットレスのような形状のベッドです。
折り畳みができて持ち運びに便利な商品もあれば、厚みとフワフワ感の大きいクッションタイプの商品もあります。
市販されているサイズの幅も大きく、小型犬から大型犬まで使用できるものが多いでしょう。身体を伸ばして仰向けに寝るタイプの子にはぴったりのベッドです。
老犬介護用としても、このような平面タイプのペット用マットレスが販売されています。愛犬がシニア期に入ったら床ずれ防止として、このタイプのペット用マットレスを用意してあげるとよいですね。

◆毛布などの下に入りこんで寝る犬の場合 

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普段から狭くて暗い場所を特に好んでいたり、囲われたスペースに慣れている愛犬には、ドームタイプがおすすめです。
屋根があり、かまくらのような形状をしたベッドです。
入口部分以外が覆われているので中は暗くて狭い状態ですが、犬が本来寝床として好むといわれている環境が再現されています。
愛犬が怖がりだったり警戒心が強い場合には、このタイプのベッドを苦手とするかもしれません。普段から狭くて暗い場所が好きなタイプの愛犬が喜ぶベッドとなるでしょう。
ただし、ドーム型なので内側には熱がこもりがちです。気温が低く寒い季節には向いていますが、夏などの厚い時期には使用を避けた方が安全です。
このタイプはデザイン性に富んでいるので、正に家のように屋根が付いているものなど、形状や見た目は様々です。愛犬のサイズに適切であることは原則ですが、インテリアにも合わせたものも見つけられるかもしれませんね。


飼い主さんの匂い付きのものを置いてさらに喜ぶベッドに!

愛犬のサイズや寝相に適したベッドを見つけたら、もう一工夫して、更に愛犬が喜ぶベッドへと進化させてみましょう!
愛犬が安心できる場所を作るのに必要なポイント、それは「匂い」です。

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◆愛犬が喜ぶベッドとは何より安心できる寝床

愛犬と飼い主さんの信頼関係が成り立っている場合、飼い主さんの匂いが愛犬にとって安心できる存在となります。
寝床の環境に必要な条件の一つは、リラックスできる、安心できる場所であることです。
大好きな飼い主さんの匂いがついた、毛布・タオル・ぬいぐるみなどがあればそれを利用して、さらに愛犬が喜ぶベッド、安心できる空間を作りましょう。
また、愛犬の身体のサイズや寝相にぴったりのベッドを選んだとしても、慣れないうちは使ってくれない場合もあります。
そんな時は、愛犬自身の匂いがついた物や飼い主さんの匂いがついた物を置くなどして、そのスペースが安心できる場所だということを認識づけてあげてくださいね。


ベッドを使わず地面や床の上で寝る犬は注意が必要

室内で自由に動き回れる状態であれば、犬は快適に眠れる場所を自分で探します。
愛犬が喜ぶベッドがあればその場所で寝ることが多いですが、暑さや寒さなどを感じると別の場所へ移動することもありますよね。
例えば夏の暑い日などは、ベッドではなく冷たいフローリングに寝ている愛犬を目にすることも多いでしょう。
この場合は、愛犬自身が快適な寝床を見つけて横になっていたり、寝ている時間が短時間であることがほとんどなので、そこまで問題ではありません。
しかし、犬用ベッドを用意していない、地面や床しか愛犬の寝床がない、といった環境で床などに寝続けている場合は注意が必要となるでしょう。

◆人間と同じように体を痛めているかも

人間は硬い所で寝てしまうと、身体に痛みを感じますよね。それは犬も同様で、長時間硬い所で寝ることで、身体に余計な負担をかけることに繋がります。
愛犬の睡眠の質を高めるためにも、身体に負担がかからないベッドを用意しておくことがすすめられます。
特にシニア犬の場合は、同じ体勢のまま寝返りが打てずに床ずれを起こしてしまう可能性が高まります。
床ずれ予防用のベッド・マットなどを用意して、これを予防する必要があるでしょう。
ちなみに、愛犬をベッドに慣れさせておくことは、しつけの面でも役に立ちますよ。旅行先などでもベッドを持ち運べば、慣れない環境の中でも落ち着ける空間を作ってあげることができますよね。
現在、ドッグベッドを使用していないという飼い主さんは、是非、利用を検討してみてください。

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◆犬は快適な寝床を探し続けている

暑さや寒さに左右されることなく、愛犬が頻繁に寝床を変える様子がみられる場合は、そのベッド・寝床が、愛犬にとって快適なスペースとなっていない可能性があります。
それゆえ、様々な場所を試して、自分が満足のいく寝床を探しているのでしょう。
眠る前にその場を掘るような仕草をみせる個体も多いですよね。これは元々の習性の一つで、いわゆる寝床作りにあたります。快適な寝心地、リラックスして眠れる場所を作るための行動の一つなのです。快適な寝床を求め続けているというわけですね。
このような愛犬が喜ぶベッドを選ぶためにも、購入前にはサイズ感や素材、形状をしっかり確認しておきましょう。
愛犬の身体のサイズをチェックして何cmの幅がベッドに必要か、季節に適した素材であるか、どのような寝方をしていることが多いか、などをポイントとして事前に情報を集めておくことをおすすめします。
また、短足犬種や関節の弱まりが見えるシニア犬の場合は、カドラータイプのように囲いのあるタイプでは、出入りに苦労することとなります。
愛犬の様子や状態、犬種によっても、適したベッドには違いが出るので注意してくださいね。

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まとめ

快適な寝床作りのため、愛犬が喜ぶベッドをみつけるためにも、まずは愛犬の寝ている様子を観察してみましょう。
寝相に合わせた形状や硬さ、季節に合った素材、愛犬の身体に適したサイズ、手入れのしやすさが、ベッドを選ぶ上で重要なポイントです。
これらに重点を置きつつ、実際にベッドを使用した飼い主さんの口コミや、ベッドの紹介記事で詳細を確認するなどして市販のベッドをリサーチしてみてください。
睡眠の質を高めるため、リラックスして眠れる空間を作るために、愛犬が喜ぶベッド探しに是非挑戦してみましょう!

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壱子

壱子

子供の頃から犬が大好きです。現在はキャバリア4匹と賑やかな生活をしています。愛犬家の皆さんに役立つ情報を紹介しつつ、私自身も更に知識を深めていけたら思っています。よろしくお願いいたします!


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