1.犬の散歩をするバイトってなに?
1-1.仕事内容
1-2.メリット・デメリット
1-3.資格は必要なのか
4.犬の散歩バイトはどこで探せるのか
4-1.ペットシッターの会社に登録する
4-2.個人で犬の散歩代行を行う
5.犬の散歩バイトをする際に注意すること
5-1.飼い主さんとのコミュニケーションを大切にする
5-2.散歩は安全第一で行う
5-3.自分自身の体調管理にも気を配る
犬の散歩をするバイトってなに?
まずは犬の散歩をするバイトとは一体何なのか、細かく見ていきましょう。
◆仕事内容
犬の散歩をするバイトとは、その名の通り、飼い主さんに代わって犬の散歩をするバイトのことです。
怪我や病気で動けない、仕事の都合で帰宅が遅くなる、旅行で家を空けるなど飼い主さんによってその事情は様々です。
お仕事内容はペットシッターと異なってあくまでお散歩代行がメインですが、お散歩後に水やりや餌やりといった簡単なお世話もセットとなっている場合も多いようです。
◆メリット・デメリット
犬の散歩をするアルバイトにはもちろん、メリットとデメリットの両方があります。
詳細は以下の通りです。
メリット
・大好きな犬の散歩をしたり、一緒に遊んだりするだけでお金がもらえる
・散歩中は犬と自分だけなので、ストレスフリー
・仕事をしながら運動不足解消になる
デメリット
・飼い主さんとのコミュニケーションがうまくいかないと、クレームにつながる
・安定した収入は期待できない
・暑い日や寒い日、雨の日など気温や天候によっては重労働になる
大好きな犬と過ごしてお金がもらえるなんて間違いなく素敵なバイトですが、飼い主さんの大切な家族である愛犬を預かる以上、単にお散歩に連れて行けば良いということはありません。
散歩中に犬が怪我をしないように注意したり、その日の犬の様子を飼い主さんに詳しく報告したりといった気配りが必要になります。
また、飼い主さんが慢性的な病気である等の場合を除き、一般的に散歩代行サービスが利用される頻度はあまり高くありません。
毎月安定した収入が欲しいなら、他のバイトを検討することをお勧めします。
◆資格は必要なのか
犬の散歩バイトをするのに必要とされている資格はありません。
しかし先にも述べたように簡単な身の回りの世話もする必要があったり、犬種や性格、その日の状態に合わせてお散歩の時間を調整したりといった高度な能力が求められることもしばしばです。
動物に関する資格を持っていると採用が有利に働く可能性は高いでしょう。
また、応募条件として資格は必要なくても、犬の飼育経験や犬に関わる仕事の経験が求められることもあります。
応募をする際には条件を必ず確認するようにしましょう。
犬の散歩バイトの1日の流れ
つぎはより具体的に、犬の散歩バイトの1日の流れについてご紹介します。
働くイメージをしっかりと掴みましょう!!
飼い主との打ち合わせ
犬の散歩を安全に遂行するために、まずは飼い主さんから情報を集めましょう。
定番のお散歩コースだけでなく、愛犬の性格や癖、健康状態などの細かな情報を聞き出し、チェックシートに書き込んでいきます。
あらかじめ犬種ごとの特性や注意すべきことについて下調べをしておくと質問がしやすくなるほか、飼い主さんからの信頼を得ることにもつながるでしょう。
お散歩
飼い主さんから指定されたお散歩コースを30分から1時間かけて回っていきます。
いつも通りのコースとはいえ、犬の様子やお散歩グッズに異常がないかよく確認してから出発することが大切です。
お散歩中も周りに危険物やトラブルの原因がないか注意しながら進みます。
「首輪が外れて脱走された」「車道に飛び出して轢かれてしまった」なんていうことがないように、命を預かっている自覚を持ちましょう。
また、夏場は熱中症や地面の温度にも注意する必要があります。
地面に近いところを歩く犬にとって照り返しは大敵であるほか、マンホールの金属蓋も熱くて危険です。
こまめに水分補給をすることと、地面の熱くなりやすい箇所は避けることなどを意識しましょう。
簡単なお世話
お散歩が終わったら犬にごはんやお水を与える、足の汚れを洗う、毛並みを整える、犬小屋の掃除をするといった身の回りの簡単なお世話をします。
その際、飼い主さんが見落としやすい歯や耳などの細部までチェックするようにしましょう。
なかには体を触られることが苦手な犬もいるので、お散歩後のお世話の内容は飼い主さんと事前によく相談しておくとトラブル予防になります。
飼い主さんへの報告
全ての業務が終了したら、報告書を作成しメール送信するなどして飼い主さんに報告します。
その日の犬の様子や業務内容だけでなく、もし何か気になる点があれば積極的に報告するようにしましょう。
犬の散歩バイトの給料
犬の散歩バイトの給料は1件(1匹)につき1500〜1800円が相場です。
お仕事のメインは犬の散歩ですので、長時間拘束されることはまずありません。
働く時間は1件につき30分から1時間程度が平均ですが、多頭飼いの飼い主さんからのご依頼の場合はもう少し時間がかかることもあります。
それでも時給換算で考えると、高額アルバイトといっても差し支えないのではないでしょうか。
犬の散歩バイトはどこで探せるのか
犬の散歩バイトの求人を探すには以下の2つの方法があります。
自分に合うのはどちらか考えてみてくださいね。
◆ペットシッターの会社に登録する
近年のペットブームにより、ペットシッターサービスを行う会社が全国的に増加しました。
こういった会社に登録すれば、飼い主さんから依頼がきたときに仕事を回してもらうことができます。
しかし、バイトの応募条件や待遇は会社によって様々なので、登録する会社はよく選ぶようにしましょう。
なお、ペットシッターサービスでは散歩代行だけでなく、もっと本格的なお世話を含むサービスも提供しています。
動物に関係する資格を持っておくことで採用されやすくなったり、仕事を回してもらう機会が多くなったりするので、応募条件になくとも資格は積極的にアピールしてみましょう。
◆個人で犬の散歩代行を行う
街で「愛犬の散歩を代行します」という広告を配ったり、知り合いからクチコミで広めてもらったりすることで、会社を通さずに個人でバイトを開始することができます。
しかし個人での営業は信頼を得るのが難しいため一般的には依頼が来ないことがほとんどですし、実際にトラブルがあった際の保証など、懸念点もあります。
もし個人で散歩代行をしたいなら「ペットシッター」や「ドッグトレーナー」といった資格の保有が前提条件となるでしょう。
今日では動物に関わる資格も通信講座で取得することができるようになってきました。
資格を持っていないという方は、まずは資格取得から始めてみてはいかがでしょうか。
犬の散歩バイトをする際に注意すること
最後に、犬の散歩バイトをするにあたって心掛けて欲しいことを3つご紹介します。
実際にバイトを始めるときには、ぜひ意識して実践してみてくださいね!
◆飼い主さんとのコミュニケーションを大切にする
散歩代行バイトは犬好きなだけでなく、人と話すことが好きな人に最もお勧めしたいバイトです。
飼い主さんと円滑にコミュニケーションが取れないと、犬の重要な情報を聞き漏らしてしまうこともあるかもしれません。
また、場合によっては飼い主さんの不在時に家の鍵を預かって業務を遂行する日もあるでしょう。
愛犬の命と家の鍵を預かる以上、飼い主さんとの信頼関係の構築は必要不可欠です。
飼い主さんとコミュニケーションをしっかりと取って、安心してご依頼いただけるように心掛けましょう。
◆散歩は安全第一で行う
他人の愛犬を預かっている以上、そしてお金をいただいている以上、お散歩の代行といってもただのお散歩ではありません。
万一に備えて、出発前のグッズの安全点検や犬の健康状態チェックは念入りに行いましょう。
また、お散歩中も犬から決して目を離さず、常に周囲の状況を警戒してトラブルが起きそうなものは回避しながら進むようにしてください。
散歩代行においては犬が楽しく散歩できるかも大切ですが、最も重要なのは犬が安全に、そして健やかに散歩できることですよ。
◆自分自身の体調管理にも気を配る
雨や雪といった悪天候な日でも散歩代行の依頼はきます。
仕事をすることで体調を崩してしまっては、元も子もありません。
どんな日でも元気に対応できるよう、日頃から健康に気をつけて生活するようにしましょう。
また、散歩代行の依頼はそこまで多くないのが現状です。
急な依頼にも元気に対応することで、次につながる可能性が高まります。
体調不良を理由にお断りすることがないようにしたいですね。
まとめ
いかがでしたか。
この記事では、犬の散歩をするバイトについて徹底解説しました。
犬好きには理想的なお仕事である反面、命を預かる責任の重さや飼い主さんとのコミュニケーションの重要性を考えると生半可な気持ちでは始められないのが正直なところではないでしょうか。
しっかりとした責任感のもと、このバイトを始めてみたいという方はぜひ、この記事を参考にして、まずはペットシッター会社への登録から始めてみてください。
素敵なバイト生活の幕開けとなるよう、応援しています!
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