チワワとペキニーズのいいとこどり!かわいすぎるチワペキの飼育方法とは?

2022.06.30

チワワとペキニーズのいいとこどり!かわいすぎるチワペキの飼育方法とは?

小さな体のチワワと、丸くて愛嬌たっぷりのペキニーズのMIX犬「チワペキ」。チワペキは、両者の魅力を兼ね備えた人気のあるわんちゃんです。 チワワ・ペキニーズの特徴をお伝えしながら、チワペキの魅力と飼い方に迫っていきます。

【目次】
1.小さくて可愛い!「チワワ」ってどんな犬種?
 1-1.犬界では“最小”とも…!小さく華奢なコンパクトボディ
 1-2.丸みのあるアップルヘッドと尖った三角耳のバランスが可愛い
 1-3.癒し系のクリクリの大きな瞳
 1-4.甘えん坊&勝気な性格が同居~小さな番犬的存在に

2.綺麗な被毛に見惚れそう!ペキニーズはどんな犬種?
 2-1.ゴージャスな被毛
 2-2.ぽっちゃり系の体型
 2-3.キラキラした瞳&短い鼻が愛らしい
 2-4.マイペースで“猫”っぽい

3.チワワ&ペキニーズのMIX犬「チワペキ」の特徴
 3-1.小柄で可愛らしい体格
 3-2.どちらを強く受け継ぐかで変わる見た目の印象
 3-3.性格はペキニーズ寄り

4.チワペキの飼育ポイント
 4-1.ポイント1:ライフステージに合わせた食事を考える
 4-2.ポイント2:運動不足の解消と社会性を育むための散歩を取りいれよう
 4-3.ポイント3:ブラッシングで被毛のお手入れをする
 4-4.ポイント4:幼い頃からしつけに取り組もう
 4-5.ポイント5:お部屋の温度管理と散歩時の対策

5.どんな風になるかはMIX犬ならではの楽しみのひとつ

6.まとめ

小さくて可愛い!「チワワ」ってどんな犬種?

チワワ

チワワは、誰もが知るほどの人気犬種。テレビや雑誌はもちろんのこと、散歩をしている姿も街を歩いていてもよく見かけますよね。
身近で、チワワを飼っているという人もいるのではないでしょうか。

そんなチワワの詳しい特徴をまとめていきます。

◆犬界では“最小”とも…!小さく華奢なコンパクトボディ

チワワは、世界最小と呼ばれるほどの小ささで知られている犬種です。
小型犬よりもさらに小さい超小型犬で、成犬になっても平均1.5~3キロほどと言われています。
世の中にはたくさんの犬種がありますが、数ある犬種のなかでも最も小さいわんちゃんです。

◆丸みのあるアップルヘッドと尖った三角耳のバランスが可愛い

チワワの頭は、まるでりんごのようなイメージから「アップルヘッド」と呼ばれています。犬種のスタンダードとして理想的と考えられている形状のため、日本ではアップルヘッドのチワワをよく見かけます。
そして、特徴的なのは丸い頭の上にピンと立った三角形の耳。話しかけると、一生懸命聞いてくれているような形の耳をしています。
りんごのような頭に大きな耳というように、全体的にバランスのよい顔立ちです。

◆癒し系のクリクリの大きな瞳

チワワと言えば、大きな瞳が特徴的です。
何かを訴えているかのような“うるうるの瞳”で見つめられると思わず顔がほころびますよね。
チワワは犬界でも特に体が小さいので、瞳の大きさが際立ちます。

◆甘えん坊&勝気な性格が同居~小さな番犬的存在に

飼い主さんに絶大な愛情を表現してくるチワワ。大好きな相手には心を許し、甘えん坊な仕草で接してきます。
可愛らしい姿で甘えてくると、飼い主さんもデレデレになることでしょう。

ただ、一方で神経質な面もあります。家族以外には警戒心を見せ、吠えることも少なくありません。
小さい体と愛くるしい顔立ちからは想像できないような勝気な性格も同居しています。番犬的な存在にもなるわんちゃんです。


綺麗な被毛に見惚れそう!ペキニーズはどんな犬種?

ペキニーズ

次は、ペキニーズについて見ていきましょう。
美しく豊かな被毛で人々を魅了する「ペキニーズ」。人気ランキングでも上位に位置するわんちゃんです。

どんな犬なのか、見ていきましょう。

◆ゴージャスな被毛

ペキニーズは、まるでライオンを彷彿させるようなボリューミーな被毛をしています。かつて宮廷で愛されていたという高貴な歴史があり、優雅で気品のある被毛が特徴的です。

◆ぽっちゃり系の体型

太めで短い足、長方形の身体…というように、ペキニーズは、全体的にぽっちゃり系の体型をしています。犬種の理想的な体重は5キロほどです。
丸みを帯びた小さな体は、とても可愛らしいですね。

◆キラキラした瞳&短い鼻が愛らしい

ペキニーズの瞳はキラキラと輝くような美しさです。豊かな被毛と相まって、ぬいぐるみのような見た目をしています。また、鼻ぺちゃな顔立ちはとても愛嬌があります。

◆マイペースで“猫”っぽい

ペキニーズはマイペースな性格をしています。愛玩犬ですが、飼い主さんにベタベタと依存することがありません。
「甘えたい」「ひとりになりたい」「構って欲しい」など、そのときの気分次第でマイペースに自分を表現します。

また、愛嬌のある顔立ちの愛玩犬ですが、独立心が高めでドライなところもあります。
そのときの気分や個体差によって一概には言えませんが、「抱っこされるのはちょっと…」というように、信頼する飼い主さんからの抱っこさえ、拒否することがあります。
家族に対する愛情は深いですが、適度な距離感を保とうとするところが見られるでしょう。
その独立心とマイペースなところから、まるで猫のようと称されることがあるわんちゃんです。


チワワ&ペキニーズのMIX犬「チワペキ」の特徴

チワペキ

チワペキは、チワワとペキニーズから誕生したMIX犬です。「チワペキ」のほか、「ペキチワ」や「ペキチー」などとも呼ばれとても親しまれています。MIX犬のため、2種の犬種の特徴がどう表れるかは事前に想像はつきません。
それでは、チワペキの特徴の傾向を見ていきましょう。

◆小柄で可愛らしい体格

チワワもペキニーズも小型犬です。どちらに似ても身体は小柄となることが予想できます。だいたいの目安として、成犬になったチワペキは3キロほどを想定しておくといいでしょう。
ただ、MIX犬の場合、どちらの血を色濃く継承するかで大きさも異なります。

ペキニーズの影響を大きく受け継いだ場合、4~6キロほどにまで成長することも考えられます。いずれにしても小柄なことには間違いなく、一般家庭でも飼いやすいわんちゃんと言えます。

◆どちらを強く受け継ぐかで変わる見た目の印象

どちらの影響が強いかで、見た目の印象も異なります。チワワが強く出た場合、ふわふわよりも直毛に近い感じとなるでしょう。
丸みのある頭に大きな瞳、三角の立ち耳で、キュートな表情を見せてくれるでしょう。

一方、ペキニーズ寄りになった場合、ふわふわでボリューミーな被毛となります。顔立ちは、鼻ぺちゃで愛嬌のある顔立ちに惹きつけられるでしょう。

◆性格はペキニーズ寄り

チワペキの性格は、どちらかと言えばペキニーズ寄りになる傾向です。マイペースでプライドの高い子が多いでしょう。小さな体をしていても勇敢なところがあるため、扱いにくいと感じるケースがあるかもしれません。

ただ、チワワの“甘えん坊”も良い感じで合わさってきますので、タイミングを見ながらコミュニケーションを密にすれば絆もグッと深まるでしょう。
ときどき甘えてくる様子も見せてくれます。甘えモードに突入したら、思いっきり構ってあげたいですね。


チワペキの飼育ポイント

ポイント

チワペキを飼うとき、おさえておくべきポイントがいくつかあります。

◆ポイント1:ライフステージに合わせた食事を考える

チワペキの健やかな成長には、飼い主さんによる食事管理が欠かせません。
注意したいのはカロリー計算や栄養面です。たくさん食べてくれると嬉しくなりますが、食べたいだけ食べさせるスタンスでは肥満まっしぐらになってしまいます。
体重に合わせた食事量を測り、1日の摂取カロリーをオーバーしないように注意しましょう。“体重管理用”に着目したフードを選ぶことも大事です。

また、年齢に合わせた食事スタイルにも気を配りましょう。
たとえば、ぐんぐん育ち盛りの子犬期、食が細くなってくる老齢期では、摂取すべき栄養素も変わってきます。
年齢を重ねたシニアのチワペキなら、一回の食事量が少なくなってもしっかり栄養を摂取できるような“シニア用”がいいでしょう。

◆ポイント2:運動不足の解消と社会性を育むための散歩を取りいれよう

チワペキは、チワワ・ペキニーズのどちらに似ても小型犬です。
正直に言ってしまえば、体の小さな小型犬は、ある程度の広さがあって自由に動ける飼育環境であれば、お家のなかで動く程度でも運動にはなります。

ただ、個体によっては毎日ゴロゴロとマイペースに過ごすこともあるでしょう。意識的に運動をしなければ運動不足からストレスが溜まる原因にもなるので、日々の生活に散歩を取り入れてみてくださいね。
また、社会性のためにも散歩は重要です。チワワもペキニーズも“飼い主さん以外には心を開きにくい”という特徴があります。家のなかに閉じこもると、ますます他者を寄せ付けない性格に育ってしまうでしょう。

そこで、早いうちから散歩を兼ねた社会性を育むことをおすすめします。チワペキは他人を寄せ付けないところがあります。
社会性が育まれず、人が苦手なまま成長すると、問題行動を起こす可能性も考えられます。

「他人を寄せ付けない」「生活が単調」となれば、チワペキのストレスは知らず知らずのうちに溜まり、問題行動に発展することも…。
チワペキを迎えたら、日課として散歩を取り入れストレス解消しましょう。

◆ポイント3:ブラッシングで被毛のお手入れをする

ダブルコートの被毛構造のチワペキは、被毛を美しく保つためのブラッシングが欠かせません。
被毛のお手入れが足りない場合、「抜け毛が固まって毛玉になる」「毛がからんでもつれる」などが起こります。特に、換毛期には抜け毛の量も増えるため、ブラッシングも念入りに行いましょう。地肌の健康促進にも効果的です。

また、ブラッシングは愛犬との関係性を高めるためにも効果があります。ペキニーズを受け継ぐと飼い主さんとの距離感があるかもしれませんが、ブラッシングで触れ合い時間を多めに確保できれば、甘えてくれるようにもなるでしょう。

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◆ポイント4:幼い頃からしつけに取り組もう

チワペキは、見知らぬものに対しての警戒心を持つ傾向にあります。チワワ・ペキニーズのどちらを受け継いでも、神経質な面が見られるかもしれません。

「散歩に行っては吠えてばかり」「知らない人に向かっていこうとする」と問題行動が見られると、わんちゃん自身も精神的に疲れるでしょう。しつけを行い、飼い主さんが放った指示に従えるようにしてくださいね。
年齢を重ねてもしつけは行えます。ただ、しつけをせずに甘えさせ放題で成長すると、「自分はこうしたいのに…!」と頑固な部分が前面に出ることがあります。

ベストなしつけ時期は幼少期からです。早ければ早いほど、いろいろなことを覚えてくれますし、何よりも「飼い主さんの指示に従えば良いことがあるな」とチワペキ自身も習得してくれます。

◆ポイント5:お部屋の温度管理と散歩時の対策

ペキニーズ寄りの顔立ちになると、お鼻が低めとなります。
暑さには弱く呼吸もあまり得意でないため、日々の暮らしで気をつけるべきポイントをおさえましょう。特に注意したいのは夏です。

照り付けるような太陽の下の散歩は、人間でもバテそうですよね。チワペキとの散歩は、日陰の周辺を歩くなどルートに工夫をしてみましょう。
夏場はエアコンを使うかと思いますが、寒過ぎてもいけません。主にチワペキがいる場所に、エアコンの風があたりすぎないように配慮しましょう


どんな風になるかはMIX犬ならではの楽しみのひとつ

チワワとペキニーズ

どんな犬種でも、わんちゃんを飼えば、成長が楽しみですよね。イメージ通りに育つと、飼い主さんとしては感慨深いものがあるかと思います。

ただ、MIX犬は2種の犬種が混じっているため成長過程や成長後の姿は定まっていません。どちらかが強く出ることもあれば、バランスよく遺伝することもあるでしょう。
“親犬からの引き継ぐ傾向”によって、見た目はもちろん、性格も変わります。

どの部分をどんな風に受け継ぐか…。そんな成長過程を見守ることができるのは、MIX犬ならではの楽しみと言えるでしょう。


まとめ

チワペキは、飼い主さんへ真っ直ぐの愛くるしい表情を見せてくれる魅力的なわんちゃんです。

アップルヘッドで立ち耳、くりくりお目目のチワワ、丸みのある体型に鼻ぺちゃが特徴的なペキニーズ。どの部分をどうやって受け継ぐかは、成長してみないと分かりません。成長後の姿を思い描きながら、チワペキとの“今”も大事にしてくださいね。



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笹本 雅

笹本 雅

犬が好きです。小型犬でも大型犬でもとにかく犬が大好きです。これから犬種についてや豆知識や健康についてなど、幅広いワンちゃんについての情報をご提供していきます。犬好きの方にぜひとも見ていただいてご意見いただければと思います!


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