1.メモリアルグッズとは
1-1.オリジナルグッズとの違い
2.犬のメモリアルグッズの種類
2-1.ぬいぐるみ
2-2.アクセサリー
2-3.仏具
3.メモリアルグッズはいつ作るのが良いのか
3-1.生前に作っても問題はない!
メモリアルグッズとは
「メモリアル」という言葉には、「追悼」「記念の」といった意味があります。
一般的にメモリアルグッズとは、大切な愛犬などのペットが亡くなった後に、思い出として残す品のことを指すのです。
例えば、遺骨を入れることが出来るタイプのアクセサリーやカプセル、愛犬の写真を入れた仏具、被毛を入れておくケースなど、メモリアルグッズとしては様々なアイテムが挙げられます。
ペット供養の方法も、現代では家庭によって違いがあるでしょう。土葬・火葬に始まり、火葬後には遺骨の納骨方法にも種類があります。粉骨や分骨、仏壇や骨壺を利用した手元供養、霊園・納骨堂などへの納骨など、飼い主さんが希望する方法を選択して愛犬を供養することができるのです。
供養の仕方や飼い主さんの考え方によっても、手元に置きたいメモリアルグッズが違ってくると思います。
まずは、メモリアルグッズにはどのような商品があるのかをしっかり調べておき、愛犬の思い出をどんな形で残しておきたいかを考えてみるとよいでしょう。
◆オリジナルグッズとの違い
ペット用に作るグッズとしては、オリジナルグッズという言葉も聞き馴染みがあるでしょう。
オリジナルグッズとは既製品ではなく、デザインを自分で考えたり、愛犬の名前や写真などを利用してオーダーメイドで製作したアイテムのことを指しますよね。
この点から考えると、メモリアルグッズもオリジナルグッズに該当します。
しかし一般的には、愛犬が亡くなった後の供養や、家族の癒しのために用意するオリジナルグッズのことを、メモリアルグッズと呼ぶことが多いようです。
いずれも世界に一つだけのアイテムであることに変わりはなく、製作の意図によって呼び方が変わるということですね。
犬のメモリアルグッズの種類
近年では、ペット用メモリアルグッズの需要も増加しており、その種類も少しずつ増えてきています。
現在人気の高いメモリアルグッズとしては、仏具・ぬいぐるみや雑貨・アクセサリーの三つが主に挙げられるでしょう。
それでは各グッズがどのようなものなのか、紹介していきましょう。これから愛犬のメモリアルグッズを作りたいと考えている方は、どのタイプが家族にとってよいものか、想像しながらチェックしてみてください。
◆ぬいぐるみ
愛犬の写真を元に、愛犬そっくりのぬいぐるみを作ってくれるサービスを提供しているお店がいくつかあります。出来上がりの状態やクオリティ、価格はショップによって差がありますので、色々と商品を比較してみることをおすすめします。ネットショップとしても様々な店が展開されているので、検索するとすぐに調べることができますよ。
ぬいぐるみとして愛犬の思い出を残したい、という飼い主さんにはおすすめのメモリアルグッズとなります。ぬいぐるみではなく、愛犬のフィギュアが作れるサービスもあるようなので、気になる方は検索してみてくださいね。
また、ぬいぐるみの他にも、様々な雑貨として愛犬の思い出を残す方法もあります。
時計やクッションカバーなど実用性のあるグッズを選び、日常生活の支えとするのも良いでしょう。また、愛犬の写真や足型を残してオリジナル写真立てを作り、インテリアとして飾るのもおすすめです。
◆アクセサリー
愛犬のメモリアルグッズを身に付けていたいと考える飼い主さんには、アクセサリータイプのものを選ぶのがおすすめです。お家でも外出先でも愛犬を身近に感じることができるという点が、最大のメリットだといえるでしょう。
アクセサリーにも種類があり、遺骨を入れることができるペンダントやネックレス、遺毛を使ったチャームなどがあります。
遺骨ペンダントは手元供養としても人気のあるグッズで、遺骨を少し砕いてケースに入れることができたり、名前などを刻印することで特別感を得られるアイテムになります。常に見に付けつけることができるので、お守りとして製作する方もいるでしょう。
また、遺毛のチャームには愛犬の被毛を束ねてアクセサリーにできるタイプがあり、いつも触れていた愛犬の被毛を手元に残すことがでます。バッグなどに付ければ思い入れのあるグッズとして大切に持ち歩くことができるでしょう。写真入り・名前入りのキーホルダーなども同様で、愛犬への想いを感じながら一緒にお出掛けすることができますね。
◆仏具
メモリアル仏具というのは、ペットの供養用に用意する、仏壇・仏具に関連するグッズの総称です。
愛犬の写真を仏具の中に封入できるものや、名前やメッセージを刻印できるものもあります。
仏具自体は人間用と同じような形状のものが多いですが、ペット用仏具の多くはミニサイズで可愛らしいデザインのものが多いです。写真を使えば、毎日愛犬の顔を見ることができますし、オリジナルの素敵な仏具となるでしょう。
ちなみにペット用のメモリアル仏壇は、注文を受けてから順次に製作されるものがほとんどで、プレートに入れるシルエットが選べたり、名前を入れることができるでしょう。これも製作会社によって違いがありますので、注文される際には事前にしっかり調べておきましょう。
また、写真付きのメモリアル位牌を作ることも可能です。クリスタル素材の位牌であれば、形状が選べる場合もあり、写真がキレイにプリントされるというメリットもありますね。
さらにメモリアル骨壺をといって、骨壺に写真や名前を入れることもできます。遺影として選びきれなかった写真を骨壺に使う、などといった方法をとっている飼い主さんも多いようです。
メモリアルグッズはいつ作るのが良いのか
元気な愛犬の姿を見ていると、メモリアルグッズを作るタイミングを計りかねるでしょう。今すぐには必要ないと考えられるかもしれませんが、いざ愛犬が虹の橋を渡ってしまうと飼い主さんの心情は大きく揺らぎます。
様々な手続きが必要な場合もありますし、ペットロスに襲われて精神的に落ち込んでしまう可能性もあるでしょう。
メモリアルグッズに生前の愛犬の写真や遺骨・被毛を使用したいと考えている場合は、日頃から写真整理をしておいたり、作りたいメモリアルグッズのイメージを固めておくことがすすめられるのです。
家族がいなくなってしまうことは、できれば目を背けたい事実でしょう。しかし愛犬が歳をとり、シルバーと呼ばれるステージが近付いてきた頃には、万が一のことをしっかり考え、出来る限りの用意をしておく必要があるということを頭に入れておきましょう。
◆生前に作っても問題はない!
前述したように、メモリアルグッズはいわばオリジナルグッズです。生前に作っておいてもなんら問題のないアイテムだとも考えられるでしょう。
仏具に関しては生前に製作することに抵抗のある方も多いと思いますが、その他のオリジナルグッズであれば、誕生日のプレゼントやギフト、記念品として作っておいても問題はないですよね。
後々になって焦ったり、必要なタイミングに間に合わないよりは、先に用意したり事前に準備を済ませておく方が後悔もないでしょう。ちなみに仏具に関しても、予めある程度イメージして準備しておくとスムーズに製作依頼をすることができます。
尚、誕生日などの特別な日に限定しなくても、写真や愛犬の肉球スタンプなどを定期的にとり、成長記録として残しておくといった方法もあります。日常的に記録していたものが、愛犬の亡くなった後にはメモリアルグッズとして残り続けるのです。
愛犬の足型は、意外と簡単に残すことが可能です。肉球スタンプをとるための材料がセットになって販売されていたり、100円ショップで販売されている商品でも作ることができますので、思い出作りの一つとして試してみてはいかがでしょうか。
自分で作れる愛犬のメモリアルグッズ
ペット用品としても、メモリアルグッズは多数販売されています。それらを購入して利用するのももちろん良いですし、メモリアルグッズを手作りするという方法もあるのです。
手作りをする場合にはメリットとデメリットがありますので、それらを紹介していきましょう。
◆手作りメモリアルグッズのメリット・デメリットは?
DIYや裁縫・工作など、手作りをするのが好きであれば、愛犬の思い出の品を自分で作ってみたい!と考える飼い主さんも中にはいるでしょう。
メモリアルグッズに限ったことではありませんが、手作りをする上でのメリット・デメリットが存在しますので、取り組む前にしっかりチェックしておきましょう。
メリット
- 好きな材料で、思い通りに製作することが可能となる。
- 手作り感があり、思い入れも強く持てる。
- 計画を立てて自分のペースで作ることができる。
- 完成した際に達成感を得られる。
デメリット
- 製作するアイテムによっては、時間と手間が大幅にかかり挫折しやすい。
- 手作りに慣れていないと、仕上がりが思うようにいかない可能性がある。
- 製作に必要な材料や道具を揃えるのが、大変な場合もある。
- コストを抑えようと手作りに挑戦したのに、材料・道具に意外と費用が掛かる場合がある。
まとめ
大切な家族の一員である愛犬には、いつまでも元気でいて欲しいもの。しかし、やはりお別れの時はいつか訪れてしまいます。
日々の楽しい思い出や愛犬への想いを品物として残すことが、飼い主さんの心を癒す手助けとなり得るかもしれません。
最近は多種多様のメモリアルグッズが販売されているのを見掛けますが、その種類の多さからも何を選べばよいか迷ってしまう方もいるかもしれません。中には亡くなった後のことを考えたくない飼い主さんも多いとは思いますが、事前にシュミレーションしておくことで、万が一の時にもスムーズに対応できる場合が多いです。
まずは軽い気持ちで、どのようなメモリアルグッズが販売されているのか調べてみてください。
一概に仏具といっても、シンプルな見た目からおしゃれなものまで、デザインやサイズも様々です。位牌の形状もペット用品の場合は、円形やハート型のタイプまであります。
国産・日本製のものに拘りたいという方は、商品説明の表示内容をしっかりチェックしてみましょう。素材にもアクリル製やステンレス製など、アイテムによって違いがありますよ。
悲しいお別れをいつまでも引きずらないように、楽しかった思い出と感謝の気持ちを持ち続けられるように、飼い主さんのペットロスケアとしてもメモリアルグッズは存在するのです。
いつまでも愛犬を身近に感じることができる方法の一つとして、メモリアルグッズの製作があるということを覚えておくとよいでしょう。
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