犬のおむつカバーはいつ使う?メリットや選び方は?手作り方法もご紹介

2022.04.17

犬のおむつカバーはいつ使う?メリットや選び方は?手作り方法もご紹介

おむつカバーは、漏れやずれを防止するために、おむつの上に着けるものです。人の赤ちゃんの布おむつには必須のアイテムですが、犬の場合のおむつは、通常、紙おむつですよね。犬にも、おむつカバーは必要なのでしょうか?今回は、犬のおむつカバーについて、使う時期やメリット、選び方などをご紹介します。併せて、愛犬にピッタリのおむつカバーを手作りする方法もご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。

犬のおむつカバーとは

◆おむつカバーとは

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おむつカバーは、人の赤ちゃんに布おむつを使うときの必需品です。布おむつを固定して、おしっこやうんちの漏れを防ぐために用います。
また、紙おむつを使う場合も、動きの活発な赤ちゃんや、うんちが緩い時などには漏れてしまうことがあるため、使う場合があります。

◆犬におむつカバーを使うとき

犬用のおむつカバーは、必須アイテムではありません。
おむつカバーは、基本的には人と同様、わんちゃんの動きが活発な場合などに、おむつのずれや、おしっこやうんちの漏れを防止するために使います。おむつカバーは、基本的には人と同様、わんちゃんの動きが活発な場合などに、おむつのずれや、おしっこやうんちの漏れを防止するために使います。ダックスフントなど胴が長い犬種はおむつがずれ落ちることが多いため、おむつカバーを活用すると安心です。
また、わんちゃんは自分でおむつを脱いでしまうことも少なくありません。飼い主さんの就寝時やお留守番など長い時間目を離しているときには、おむつカバーを使うと粗相をすることが少なくなります。


犬のおむつカバーを使うメリット

◆おむつがずれない

第一のメリットは、おむつがずれないことです。
子犬や若犬は動きも活発なため、おむつがずれたり脱げたりしやすく、漏れにつながります。また、体型によってはぴったり合うサイズのおむつがなく、大きいサイズのおむつを使わざるを得ないことがあります。サイズの合わないおむつをワンちゃんの体にフィットさせるためにも、おむつカバーは便利です。
おむつカバーでおむつをしっかり固定すると、ずれからの尿もれや脱げてしまう心配が少なくなるので、上手に活用したいですね。

◆見た目がかわいい

2つ目のメリットは、見た目が可愛いことです。
犬用の紙おむつやマナーベルトなどは、犬の絵が描かれているなど可愛いデザインのものもありますが、やはりおむつはおむつですよね。そのままでは、いかにも「おむつをしています」というふうに見えて、なんとなくおしゃれさに欠けるように思えることも。カラフル過ぎて、洋服のコーディネートに合わない場合もありますね。
おむつカバーには、さまざまなタイプがあり、柄や色もおむつとは異なり、さまざまな種類が選べます。犬服を着せるのと同じように、愛犬に似合うものやお出かけの気分をアップしてくれるものを選ぶと、飼い主さんの気分も違ってくるでしょう。


犬のおむつカバーの選び方

犬のおむつカバーには、さまざまなものがあります。
ここでは、おむつカバーを選ぶ際のポイントについてご紹介します。

◆その子に合わせたタイプを選ぶ

犬用おむつカバーには、パンツタイプ、サスペンダータイプ、オーバーオールタイプなどがあります。愛犬の性格や運動量に合わせて、タイプを選びましょう。
パンツタイプは、おむつの上からパンツのように履かせるタイプです。多くは、人の赤ちゃん用と同じようにスナップボタンがついていて、おむつのように着せるようになっています。ボトムウェアのように着せることができ、外出時のおしゃれにもピッタリです。
サスペンダータイプは、肩ひもをかけて先端の留め金でおむつを留めます。おむつがずれたり脱げてしまったりすることを防ぐのに効果的です。犬用に可愛いものが市販されているので、上手に使いましょう。
サロペットタイプやオーバーオールタイプは、サスペンダーとパンツが一体になったタイプで、おむつのずれをより防いでくれます。サロペットは背中に布地がなく、オーバーオールは背中に布地があるタイプです。
上下がつながっているロンパースタイプは、寒さ対策にもなるので冬場におすすめのタイプです。服の内側のおむつの当たる場所にマジックテープを4ヶ所ほどつけておくと、おむつを自然に押さえて、さらにずれにくくなります。

◆ぴったりのサイズを選ぶ

サイズが合っていないと、おむつのずれや漏れを防ぐことができません。愛犬のサイズや体型にぴったりのサイズを選びましょう。
ウエストや足まわりの太さを測って、サイズの合うものを選びます。犬種や体の大きさによってしっぽの位置も異なるため、しっぽ穴の位置もチェックしてください。

◆用途で選ぶ

犬におむつをつけるのは、高齢犬がトイレを失敗するようになった、寝たきりになって介護が必要になったという場合だけではありません。
トイレトレーニングが終わっていない子犬のお漏らしを防ぐ、お散歩中にマーキングをさせないなどの目的で使うこともあります。また、ドッグカフェなど愛犬を同伴できる店や施設を利用するときには、マナーとしておむつが必要な場合があります。メスの発情期には、生理(発情期出血)用におむつを使います。
オスとメスではおむつのタイプが異なり、男の子の場合、マーキングを防止するために尿だけをカバーするマナーベルトを利用することがあります。女の子の生理用には、パンツ型のおむつを使用します。
おむつカバーも、男の子用のマナーベルトをカバーするタイプと、女の子用や介護用のパンツ型のおむつをカバーするタイプがあるので、愛犬の性別や用途によって選びましょう。

◆着脱のしやすいものを選ぶ

犬におむつやおむつカバーをつけたり外したりするのは、動いたり嫌がったりするため意外に難しいものです。
着脱のしやすいものであれば、着けはずしの手間がかからず短い時間で着脱できるので、犬も飼い主さんも負担が少なくなります。特に、寝たきりの子に使う場合には、着脱のしやすさもチェックして選ぶと良いでしょう。

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犬のおむつカバーを使う際の注意点

◆蒸れに注意

おむつカバーをつけると、おむつだけの場合より蒸れやすくなります。かぶれなどの原因になるので、通気性がよいものを選びましょう。
ウールやコットンなどの天然素材のものは、比較的蒸れにくく、かぶれにくいです。

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◆サスペンダータイプの場合

留め具が金属製のものが多いため、肌に触れるのを嫌がる子もいますし、肩こりが起こることもあるため、犬にストレスがかからないか注意してあげてください。
また、留め具がプラスチックの場合は、わんちゃんが噛んで壊すことがあり、誤飲に注意が必要です。


犬のおむつカバーの手作り方法

ペット用に市販されているおむつカバーは、やや高価です。また、わんちゃんの体型によってはピッタリ合うものがないかもしれません。その場合には、手作りしてみるのもおすすめです。
伸縮性のある布と無料でダウンロードできる型紙を使って本格的な手作りをすることもできますが、市販の子ども用パンツを活用したり、着なくなった洋服をリメイクしたりすると、簡単に作ることができます。
気に入ったデザインの布や子供用パンツで手作りすれば、介護やお出かけの際の飼い主さんの気分も上がりますよ。

◆子ども用パンツで作る

材料

・市販の子ども用パンツ
・手芸用の布テープ

作り方

子ども用パンツは、愛犬の大きさの合わせたサイズを選びましょう。小さな子には、赤ちゃん用のパンツを試してみてくださいね。
お尻の部分に、愛犬のしっぽの位置に合わせてしっぽ穴を開けます。穴の大きさは、しっぽの太さと同じくらいにします。しっぽから縦長に肛門が出るように穴を開けると、うんちはおむつの外に出ます。用途に合わせて、穴の大きさを決めましょう。
穴の周りを手芸用の布テープで補強して、出来上がりです。

◆洋服をリメイクする

材料

・着なくなったトレーナーやセーター
・裁縫用のゴム
・バイアステープ

作り方

洋服の裏側を裾から、長方形と三角形を組み合わせた家のような形に切り取ります。全体の長さ(三角屋根のてっぺんから裾までの長さ)は、愛犬のお腹から肛門の下までの長さとなります。全体の長さの半分まではまっすぐに切り、残りの半分を三角形になるように切ってください。
切り取った部分を縦に半分に折り、端を縫い合わせます。
三角形の部分を裾側に折り、わんちゃんの足周りの太さ分を残して、頂点部分から縫い合わせます。
洋服の袖を切り取り、開けておいた部分に縫い付けます。
裾側を3cm折り返し、ゴムを通す穴の分を残して縫い、ゴムを通します。
愛犬のしっぽの位置に合わせて穴を開け、バイアステープを縫い付けて完成です。


まとめ

犬用のおむつカバーはペットグッズとして必須ではありませんが、おむつのずれや漏れを防ぐためには便利です。
犬用のおむつカバーも市販されており、可愛いデザインのものも多いので、ドッグウェア感覚で着せてあげると、飼い主さんの気分も上がりますよ。また、気に入った布や子ども用のパンツを使って手作りすれば、オンリーワンのおむつカバーを比較的安価に作ることができるので、チャレンジしてみてくださいね。
おむつカバーをうまく活用して、おむつライフをわんちゃんにも飼い主さんにも快適なものにしましょう。



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SHINO

SHINO

保護犬1頭と保護猫3匹が「同居人」。一番の関心事は、犬猫のことという「わんにゃんバカ」。健康に長生きしてもらって、一緒に楽しく暮らしたいと思っています。

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