1.犬にボーロを与えても良い?
1-1.アレルギーに注意
4.おすすめのボーロ
4-1.コジマ ホームメイドシリーズ 14種の野菜入り MIXボーロ 130g
4-2.ホームメイドシリーズプレミアム 雪下にんじんたまご入りボーロ 40g
4-3.First さつまいも入りボーロ 80g
4-4.ママラブパピー ボーロ 45g
4-5.ナチュラルスタイル たまごボーロ 100g
5.犬にボーロを与える時の注意点
5-1.与え過ぎない
5-2.適度な大きさで
5-3.子犬に与える場合は生後3ヶ月から
5-4.虫歯に注意
犬にボーロを与えても良い?
まず、気になる犬にボーロを与えてもよいのかについて、見ていきましょう。
結論から言えば、唾液で溶けるボーロは、消化も良く、喉に詰まらせるリスクも低いので、子犬に与えることもできるおやつです。
◆アレルギーに注意
ボーロの主な原材料は、卵、牛乳、小麦粉です。
これらは、人でもアレルギー症状を引き起こすことの多い食材です。犬の場合も、同様です。
タンパク質がアレルゲン(アレルギーを引き起こす物質)の犬の場合、卵や乳製品によってアレルギー症状が出る可能性があります。乳製品にアレルギーを持つワンちゃんは少なくないため、注意が必要です。
アレルギーの症状としては、
●嘔吐
●目の周りが赤くなる
●脱毛
●発疹
など、お腹の症状や皮膚症状が見られます。
ボーロを初めて与える場合には、少量にとどめましょう。与えた後には、変わった様子や症状が出ないか、しっかりと見守ってください。気になる症状が出た場合には、早めに動物病院に行くようにしましょう。
人間用のボーロは与えてはいけない
人間用のボーロは、犬用のものとは異なり、糖分や塩分が多く含まれています。また、ボーロにフレーバーや風味がつけられている場合、犬にとっては良くない食材が使われている場合もあります。
犬には、人間用のボーロは与えないようにしましょう。
犬用ボーロの手作りレシピ
ここでは、犬用ボーロの手作りレシピをいくつかご紹介します。参考にして、ぜひ愛犬にぴったりのおやつを作ってあげてくださいね。
基本となるプレーンなボーロです。
【材料】
薄力粉・・・・・・・・・・・・・・30グラム
溶き卵・・・・・・・・・・・・・・大さじ1
低脂肪乳・・・・・・・・・・・・大さじ1
はちみつorオリゴ糖・・・大さじ1
低脂肪乳の代わりに犬用のミルクを使うと、より安心ですね。
1. 薄力粉をふるいにかけ、牛乳、はちみつ、卵を入れて捏ねます。
2. 適当な大きさにちぎって、オーブンで焼き上げて完成です。
アレルゲンになりにくい米粉を使い、野菜を加えたヘルシーなボーロです。
愛犬の好きな野菜を選んで作ると、きっと大喜びで食べてくれますよ。
【材料】
米粉・・・・・・・・・・・・・・50g
水or犬用ミルク・・・・大さじ1~2
お好みの野菜・・・・・・100g
おすすめの野菜は、さつまいも、カボチャ、ニンジンなどです。犬は甘みを好むので、甘味の出る野菜を選ぶといいですよ。
1. 野菜を茹でて潰します。ニンジンなど固い野菜はすりおろすのがおすすめです。
2. 茹でて潰した野菜に、米粉を少しずつ加え、水またはミルクで調整しながら生地をまとめます。
3. 1~2cmの大きさに丸めて、180℃に予熱したオーブンで15~20分、途中で一度ひっくり返して焼きます。
チーズが好きなワンちゃんは多いですよね。
また、チーズは発酵食品でもあり、栄養が豊富なのも嬉しいポイントです。
【材料】
片栗粉・・・・・・40g
チーズ・・・・・・小さじ1
はちみつ・・・・小さじ2
全卵・・・・・・・・大さじ3
1. はちみつと卵を混ぜ合わせます。
2. 1の中に、片栗粉とチーズを入れて混ぜ合わせます。
3. 生地をひとかたまりにまとめます。
4. まとめた生地を細くのばして、1cm程度の大きさにちぎって丸めます。
5. オーブンの天板にアルミホイルを敷き、4を並べます。
6. 予熱しておいたオーブンで、焼き上げます。1000wのオーブンで、約6分が目安です。
犬の関節にはさまざまな負荷がかかっており、加齢とともに痛みが生じることもあります。
そんなシニア犬にもおすすめのコラーゲン入りのボーロです。ボーロにすると、コラーゲン特有の臭みが消えます。
片栗粉のでんぷんが、うんちを程よい硬さにしてくれるので、軟便気味の子にもおすすめです。
【材料】
片栗粉(米粉、玄米粉)・・・・・・・・・・・・・・・100g
卵黄・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1個
amino18(フィッシュコラーゲン100%)・・・大さじ2
無調整豆乳・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大さじ1~2
熱の影響を受けにくい低分子コラーゲンペプチドを使うのがおすすめです。
1. 卵黄とはちみつをよく混ぜます。
2. 1がよく混ざったら、片栗粉とamino18を入れ、ヘラなどでさっくり混ぜます。
3. 2に無調整豆乳を少しずつ入れ、生地を手でこねながら一塊にまとめます。
4. 生地を4つに分け、細い棒状にのばします。
5. のばした生地を約1cm幅で切り、一つひとつ手のひらで丸めます。
6. クッキングシートを敷いた天板に並べ、180℃に予熱したオーブンの中段で10分焼きます。
おすすめのボーロ
市販されている犬用のおすすめボーロも、ご紹介します。さまざまな風味のものが市販されているので、愛犬の好みのボーロを見つけてあげてください。
◆コジマ ホームメイドシリーズ 14種の野菜入り MIXボーロ 130g
愛犬の成長に必要なカルシウムとおなかにうれしいオリゴ糖を配合したプレーンボーロに14種の野菜を配合した野菜ボーロをミックスしました。
アレルゲンとなりやすい小麦粉の代わりに、馬鈴薯のデンプンを用いたボーロです。
愛犬の成長に必要なカルシウムとお腹に良いオリゴ糖を配合したプレーンボーロに、14種類の野菜を配合した野菜ボーロがミックスされています。
配合されている野菜は、大麦若葉やケール、ブロッコリー、モロヘイヤ、ヨモギなど、健康に良いものばかりなのも、おすすめポイントです。
◆ホームメイドシリーズプレミアム 雪下にんじんたまご入りボーロ 40g
津南産雪下人参ペーストが入ったカリカリボーロ。
小型犬に嬉しいひとくちサイズです。
人参はβカロテンを豊富に含んでいて抗酸化作用が期待できます。
豊富なビタミンも!
国産の小麦粉と鶏卵を使い、津南産の雪下人参ペーストを加えたカリカリのボーロです。
雪下人参とは、豪雪地帯のニンジン産地に限った栽培形態で、前年の秋に収穫できる状態のニンジンを、わざと2m以上もの雪の下で越冬させる方法で収穫したものです。雪の下で休眠することによって、ニンジン特有の臭みが取り除かれ、甘さが増し、まろやかな味になると言われています。
ニンジンは、βカロテンを多く含み、抗酸化作用が期待できるほか、ビタミンも豊富に含んでいます。
◆First さつまいも入りボーロ 80g
レギュラーサイズのさつまいも入りボーロです。
アレルゲンになりにくい馬鈴薯のでんぷんを主原料とし、さつまいもを加えたボーロです。
レギュラーサイズで、成犬のおやつにもおすすめです。
Firstのボーロには、ミルク入り、バナナ入り、リンゴ入りなど12種類があり、愛犬の好みのボーロがきっと見つかりますよ。
◆ママラブパピー ボーロ 45g
・育ちざかりのパピーに必要な栄養素を配合
・食べやすい形や柔らかさ
主原料は、アレルゲンになりにくい馬鈴薯でんぷんで、乳成分も脱脂粉乳を使っている子犬のお腹に優しいボーロです。
ぶどう糖や水あめが使われていて、育ち盛りのパピーに必要な栄養素もしっかり配合されています。パピーも食べやすい形と柔らかさであることも、嬉しいポイントですね。
◆ナチュラルスタイル たまごボーロ 100g
3ヶ月のパピーから与えられる口溶けのよいやさしいおやつです。小麦粉を使用せず国産原料のみを使用。着色料・保存料・香料無添加。
国産原料のみを使用した、ペティオの新商品です。
小麦粉の代わりに馬鈴薯のでんぷんを使い、寒梅粉(米粉)を使用しているのがポイントです。着色料、保存料、香料が無添加なのも、おすすめポイントです。
寒梅粉とは、和菓子に使われる米粉の一つで、うるち米の新米を挽いたものです。また、米を加熱して糊化してから粉にしたもので、しこしこしたコシがあります。
犬にボーロを与える時の注意点
最後に、犬にボーロを与えるときに注意したいポイントをご紹介します。
◆与え過ぎない
おやつとして与える場合には、愛犬の1日に必要なカロリーの10%以内にとどめましょう。
◆適度な大きさで
与える際には、大きいものは小さく砕いて与えるなど、愛犬にあわせて与えてあげてください。特に子犬やシニア犬、小型犬の場合は、注意してあげてくださいね。
◆子犬に与える場合は生後3ヶ月から
子犬におやつを与えてよい時期は、生後3ヶ月を過ぎてからとされています。
市販されているおやつの表示にも、生後3ヶ月と書かれていることがほとんどです。また、おやつによって適した月齢が表示されているので、確認して購入してください。
生後3ヶ月未満の子犬は、内臓や消化器官が未発達なので、基本的におやつを与える必要はありません。
◆虫歯に注意
ごく稀ですが、ショ糖が原因となって虫歯になる犬もいます。
糖分が、犬にとってはリスクがあることを認識しておきましょう。
まとめ
唾液で溶け、喉に詰まらせるリスクが少ないボーロは、消化も良いので、子犬にもおすすめのおやつです。
一つひとつが小さい粒なので、しつけの際のご褒美にもピッタリですね。
ただし、あげすぎには注意が必要です。適量を守り、人間用のボーロはあげないなどに気をつけて与えましょう。
販売されているボーロも種類が豊富ですが、比較的簡単に手作りすることもできるので、愛犬好みのボーロを見つけてあげてくださいね。基本のボーロを覚えると、いろいろなアレンジができますよ。ネットのレシピも豊富なので、ぜひ参考にしてみてください。
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