1.飼いやすい犬とはどんな犬か
2.飼いやすい犬とはどんな犬か
2-1.初心者向けの犬の特徴①人懐っこい
2-2.初心者向けの犬の特徴②しつけがしやすい
2-3.初心者向けの犬の特徴③お手入れがしやすい
2-4.初心者向けの犬の特徴④サイズが小さい犬種
3.おすすめの飼いやすい犬【小型犬】
3-1.トイプードル
3-2.チワワ
3-3.マルチーズ
3-4.ヨークシャテリア
3-5.シーズー
3-6.パピヨン
3-7.ミニチュアダックスフンド
4.おすすめの飼いやすい犬【中型犬】
4-1.フレンチブルドッグ
4-2.ミニチュアシュナウザー
4-3.キャバリア
5.おすすめの飼いやすい犬【大型犬】
5-1.ラブラドールレトリバー
5-2.ラブラドールレトリバー
6.飼いやすい犬ランキングTop5【総合】
6-1.TOP1:トイプードル
6-2.TOP2:チワワ
6-3.TOP3:キャバリア
6-4.TOP4:マルチーズ
6-5.TOP5:ミニチュアダックスフンド
飼いやすい犬とはどんな犬か
飼い主さんの生活状況によって、飼いやすい犬の基準は違ってきます。
また、犬の性格にも個体差がありますので、一概に飼いやすい犬として犬種別でくくるのは中々難しいのが正直な所でしょう。
しかし、本来その犬種が持つ特徴から一般的に飼いやすいといえる種類は絞られてきます。
犬を飼ったことのない初心者さん・単身者・ファミリー・シニアなど、また、マンション住まい・一戸建て、庭の有無などといった飼育環境によっても、おすすめできる犬種には違いがあるのです。
犬を飼うということは、その子の生涯に責任を持つということですよね。飼いにくいからといって途中で投げ出すことは絶対に許されません。
特に初めて犬を飼う場合には、まずどんな特徴をもった犬種なのかを調べておく必要があるのです。
愛犬家初心者さんにおすすめできる犬の特徴を挙げていくので、しっかりチェックしていきましょう。
初心者向けの犬の特徴
愛犬と飼い主さん両者のためにも、はじめは比較的飼いやすいとされる種類の犬を選ぶことがすすめられます。
例えば、賢い犬種はしつけがしやすいだろう!と考えてしまいがちですが、利口すぎると人間よりも自分の方が立場は上だと認識してしまい、犬の扱いが慣れていなければ生活する上で困った状況を招く場合もあるのです。
初心者さんに向いている犬種の代表的な特徴としては下記4つとなります。
ひとつずつご紹介していきますので、参考にしてみてください。
- 人懐っこい
- しつけがしやすい
- お手入れがしやすい
- サイズが小さい
◆初心者向けの犬の特徴①人懐っこい
穏やかな性格で人懐こく友好的な種類の犬は、スキンシップやコミュニケーションをとるのが大好きです。
飼い主さんとの信頼関係も築きやすく、社会化の面においても苦労することが少ないでしょう。
小さな子供のいる家庭でも飼いやすいと考えられます。
パグやポメラニアン、トイプードルなどが代表的な犬種として挙げられますね。
◆初心者向けの犬の特徴②しつけがしやすい
犬を飼う上でしつけを施すのは重要なことです。従順で忠誠心が高く賢さをもつ犬種であれば、基本的なしつけやトイレトレーニングを比較的スムーズに習得することができるでしょう。
また、落ち着きがあって高い集中力をもつ子も、しつけがしやすいとされています。
犬種でいうと、チワワ・キャバリア・トイプードルなどが挙げられますね。
そして更に基本的なしつけの他に、留守番についても考えておく必要があります。特に一人暮らしや両親が共働きの家庭では、愛犬にお留守番をさせることが多くなるでしょう。
留守番が上手な子もいれば、苦手な子もいます。一人遊びが得意なわんちゃんは、寂しさを感じることが少ない為、飼い主さんのいない時間を過ごすことが苦にならない傾向にあるのです。
留守番をさせる部屋の環境をしっかり整えたり、お気に入りのおもちゃを用意しておくこと、毎日の散歩などでストレスを溜めさせないことは重要なポイントとなります。
準備もなく長時間留守番させることはさけてくださいね。
場合によっては、ペットシッターやペットホテルを利用するなど、プロの力を借りることも選択肢として用意しておきましょう。
◆初心者向けの犬の特徴③お手入れがしやすい
犬を飼育する上で大変な問題の一つが、被毛のお手入れです。
犬にはシングルコートとダブルコートという2種類の被毛のタイプがいます。
ダブルコートの犬種は抜け毛が多いため、こまめなブラッシングなど定期的な被毛のケアが欠かせないのです。
特に換毛期の時期になると抜け毛が激しくなるため、掃除も大変です。初心者さんには、極力お手入れに手間がかからないタイプの子を選ぶのをおすすめします。
抜け毛が少なめ、トリミングが不要、体臭が少ない、といった特徴をもつ子がよいでしょう。犬
種でいうと、トイプードル・ミニチュアダックスフンドなどが代表的です。
◆初心者向けの犬の特徴④サイズが小さい犬種
日本の住宅事情からいうと、超小型犬や小型犬が圧倒的に飼いやすいといえます。大型犬を飼う場合は、ある程度の自宅の広さが必要となるでしょう。
近年では大型犬も室内で飼うことが主流となっていますが、ペット可の賃貸物件でも小型犬か猫といった条件が課せられることが多いのです。
また、大型犬になるにつれて必要な運動量を多くなる傾向にあります。散歩を始めとした運動は、愛犬の心身を健やかに保つのに必要不可欠。長時間の散歩に時間を割けない家庭には大型犬は向いていません。この点においても、やはり小型犬の方が飼いやすい種類だといえます。
そしてもう一点、小型犬の場合に挙げられるメリットは、万が一の時に抱っこできるという点です。ケガや病気などで病院へ連れて行く際に、飼い主さんが抱きかかえて向かうことができますよね。
大型犬の体高・体重を考えると、これは中々難しい問題となるのです。
散歩時間や移動のしやすさを考えると、やはり小型犬の方が飼いやすい種類として挙げられるでしょう。
おすすめの飼いやすい犬【小型犬】
飼いやすい犬種としておすすめの種類を、小型犬・中型犬・大型犬のサイズ別に紹介していきましょう。
まずは小型犬からです。小型犬には、その必要運動量や身体の大きさから、初心者にも飼いやすい犬種がたくさんいます。小型犬を飼いたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
◆トイプードル
人気犬種としても常に上位にランクインするトイプードル。可愛らしい外見をもち、明るく活発な性格をしています。賢くて物覚えも良いので、しつけがしやすいというのも人気犬種である理由の一つでしょう。また、においや抜け毛が少ないタイプなので、初心者さんにとってもお世話のしやすい犬種だといえます。
ホワイト・ブラック・アプリコット・クリームなど毛色の種類も豊富なので、パートナーとしてお迎えする際には、選ぶ楽しみも感じられるでしょう。
◆チワワ
愛情深く、適応力に優れているチワワには、新しい環境にも比較的早くなじむ子が多いです。必要な運動量や体臭が少ない、ブラッシングなどのお手入れが楽であるという点から、飼いやすさが抜群の犬種だといえるでしょう。ただし警戒心が強く勇敢な面もあります。社会化のトレーニングをしっかり行いましょう。
ちなみにチワワは、スムースコート・ロングコートという毛の長さによって異なる種類がいます。被毛の短いスムースの方が、お手入れはラクでしょう。また毛色も豊富で、ブラック・ホワイト・タン・レッド・セーブルなど、さまざまな組み合わせがあります。見た目の印象も変わってきますので、事前にチェックしておくとよいですね。
◆マルチーズ
素直な性格で人懐こく、誰とでも仲良くなれるタイプのマルチーズ。必要運動量が少ないので、散歩時間が取れない方や高齢者でも飼いやすいといわれています。ただし、短い時間でも毎日散歩に行くことがすすめられます。魅力的な純白の被毛をもっていますが、その分お手入れは重要で、定期的なブラッシングやシャンプー、トリミングは必須ですね。
◆ヨークシャテリア
優しくて甘え上手であり、勇敢で好奇心旺盛な性格をしているヨークシャテリア。子どもの遊び相手としても、おすすめの犬種です。ただし、賢くて負けん気の強い一面があるので、根気強くしつけることが重要でしょう。定期的な被毛のケアは必要ですが、抜け毛が少ないので部屋の掃除は比較的楽です。
◆シーズー
穏やかさと活発さを併せ持った小型犬で、家族への愛情深さも魅力的な犬種です。小型の室内犬なので、飼育スペースにそこまで気を遣う必要はないでしょう。マンションなどでも飼育しやすいタイプのわんちゃんです。
◆パピヨン
蝶の羽のように見える飾り毛のある大きな耳が特徴的なパピヨン。賢くて順応性があり、人懐っこい性格をしています。信頼関係が築きやすい犬種だといえるでしょう。小型犬ですが、活発に動き回るのが大好きです。
◆ミニチュアダックスフンド
胴長短足の体型が最も特徴的なダックスフンド。好奇心旺盛で活発であり、狩猟犬特有の忍耐強さを兼ね備えている犬種です。胴長であるがために腰に負担がかかる場合が多く、椎間板ヘルニアの発症確率が高い傾向にあります。日々無理のない範囲で適度な運動をさせることで、体重を支えるのに重要な筋肉を減らさないよう対策をとる必要があります。
おすすめの飼いやすい犬【中型犬】
小型犬よりも少し大きめで、大型犬程大きくない、ちょうど中間サイズとされる中型犬の中にも、ペットとして人気の高い犬種がたくさんいます。
◆フレンチブルドッグ
ブサカワ犬の代表格であるフレンチブルドッグ。人懐こく攻撃性も低い犬種で、ニオイや抜け毛も少ないのでお手入れが簡単で室内飼いに向いています。暑がりであり寒がりでもあるので、体温調整には十分注意が必要でしょう。
◆ミニチュアシュナウザー
賢くて好奇心旺盛、そして勇敢な性格をしているミニチュアシュナウザー。元気よく走り回るのが大好きなので運動量は必要ですが、散歩を欠かさなければ室内飼いでも問題ないでしょう。家族には人懐こく、他人にはあまり興味を示さない子が多いといわれています。特徴的な口ひげが魅力の一つですね。
◆キャバリア
優しくて穏やかな性格のキャバリア・キング・チャールズスパニエル。元気に遊びまわるのが大好きな社交的な犬種で、他人や他の犬ともスキンシップをとるのが上手なフレンドリーな子が多いです。理想的で最高な家庭犬の一種ともいわれています。
おすすめの飼いやすい犬【大型犬】
前述したように、大型犬を飼う場合、飼育環境が限定されます。ある程度場所の広さが必要となるのです。都内の一人暮らしやマンション暮らしの場合は、中々難しいケースが多いでしょう。十分な運動時間や飼育スペースが確保できるかどうかをしっかり考えてから、お迎えするようにしてくださいね。
◆ラブラドールレトリバー
賢くてしつけもしやすく、飼い主に従順なラブラドールレトリバー。盲導犬など、人間のために働いている犬種としても有名ですよね。成長するごとに落ち着き、温和な性格が顕著になってくる場合が多いです。大型犬ならではの存在感があり、人生のパートナーとしても安心感をもてる犬種でしょう。
◆ゴールデンレトリバー
ラブラドールレトリバーと同様、賢さや性格、存在感が大きな魅力であるゴールデンレトリバー。人気の大型犬種の一つですね。長いゴールドの被毛をもっているため、フサフサの体は抱き心地が抜群で見た目も優雅です。ただしこまめに被毛のケアを行うことが必要となります
飼いやすい犬ランキングTop5【総合】
総合的な面から、飼いやすいとされる犬種のトップ5を紹介していきましょう。どれもジャパンケネルクラブにおいて血統登録され、国内での登録頭数も多い人気の愛玩犬ばかりです。全体的なペット人気ランキングにおいても上位に位置する犬種なので、ペットショップで見掛けることも多いはずです!
◆TOP1:トイプードル
人気犬種の常に上位に君臨するトイプードル。見た目の可愛さに合わせて、その飼いやすさからも人気の高い犬種です。賢くて社交的なので、素晴らしいパートナーとなってくれるでしょう。
運動能力も意外と高いですよ。抜け毛の少なさから、アレルギーの心配も軽減されます。被毛のケアに手間は掛かりませんが、毛玉などを防ぐためには定期的なブラッシングなどが必要です。カット方法にも選択肢がありますので、トリミングも楽しめるでしょう。
ちなみにトイプードルは、女の子よりも男の子の方が活発でやんちゃ、甘えん坊な一面を持つ子が多いといわれています。子犬を迎え入れる場合は、その点についても考慮してから選びましょう。
◆TOP2:チワワ
世界で一番小さい犬としても有名なチワワ。体は小さいものの勇敢で賢く、警戒心が強い性格をしています。
このような特性から小さな番犬の様だなと感じる方もいるかもしれませんが、飼い主さんに対しては忠誠心が高くて愛情深いです。神経質な一面もあるので、他人に対して攻撃的になったり、無駄吠えなどの行動がみられる可能性もあります。防止するためにもしつけはしっかり行いましょう。
◆TOP3:キャバリア
甘え上手で遊び好き、とてもフレンドリーな中型犬のキャバリアは、家庭犬としてとても魅力的な犬種です。場合によっては小型犬と表記されている場合もありますね。
キャバリア・キング・チャールズスパニエルという名前の通り、イギリス王室で愛されてきたルーツをもっています。毛並みは柔らかくて触り心地も最高ですが、抜け毛が多い犬種としても代表的な種類なので、被毛の手入れは欠かせません。。
◆TOP4:マルチーズ
眩しい程の純白の被毛をもつ小型犬の中でも小さめのマルチーズ。穏やかな性格を持つ子が多い、比較的飼育しやすい犬種です。
シングルコートをもつタイプですが、細かい被毛は絡まりやすいので、毎日のブラッシングは欠かせません。目の周りも汚れやすいので、こまめにお手入れしてください。
室内遊びなどでも十分運動できますが、ストレス発散のためにも散歩には出掛けましょう。1回10~20分程度を目安に、気分転換がてら外出することを心掛けてください。
◆TOP5:ミニチュアダックスフンド
狩猟犬として生まれた歴史から、小さな体ながらも筋肉質で締まった体型をしているミニチュアダックスフンド。活発な性格をしていて運動することも大好きです。
しかしこの体型から、前述したように椎間板ヘルニアの発症確率を高くもつ犬種でもあります。誤った遊び方や興奮して無理な運動をすると危険です。心配される様子が見られる場合は、早めに獣医師に相談しましょう。
まとめ
2022年現在、ペットを飼っている家庭は増加傾向にあり、生体価格も上がってきています。初めて犬を飼い始めたという家庭も、近年どんどん増えているのではないでしょうか。
犬を飼うということは、その子の一生を共にするということです。食事やお手入れ、しつけや環境整備など、飼い始める前には事前に勉強しておくことや準備が必要です。病院やトリミングなどの費用がどれくらいかかるのかも、チェックしておかなくてはいけません。
初心者さんはお世話が比較的簡単な種類の子を選んだり、散歩に時間が割けない方は運動量の少ない犬種を選ぶなどして、飼い主さんのライフスタイルにあったパートナーを探す必要があります。とはいえ中型犬でも相当な運動量を必要とする柴犬などの種類もいますので、まずは犬種の特性をしっかり調べておきましょう。
今回紹介した犬種は、一般的に飼いやすいとされている犬種ではありますが、それぞれに個体差があります。犬も人間同様、個々に性格が違うのです。同じ犬種でもイタズラ好きだったり、臆病だったり、一緒に生活をしてみなければ分からないことは沢山あります。この点について、しっかり理解しておかなくてはいけませんね。愛犬との生活は、決して簡単に始められることではありません。マーキングに困ったり、しつけのコツが掴めなかったり、要求吠えなど問題行動に悩んだり、誤飲などで危険な目にあったりと、様々なケースの壁に自分がぶつかる可能性も頭に入れておかなくてはいけないのです。それでも大丈夫、必ず最後まで家族として暮らす、という覚悟をもって愛犬との人生をスタートさせてくださいね。
新しく家族を迎え入れること、それは前後してやり直しのきくものではありません。飼いやすさはあくまで参考として、どんな子を迎えたとしても、大切に愛情を注いで育てることを誓ってください。
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