犬用の寝袋って?
愛犬と一緒に利用できる施設が年々増加していますが、そんな中でも近年ではキャンプなどのアウトドアが流行しているため、愛犬と一緒にキャンプへ行く家庭も多いのではないでしょうか。
基本的にキャンプで利用する寝具として寝袋が利用されますが、愛犬の寝床としても寝袋は重要なアイテムの一つとなるのです。
また、犬用の寝袋はキャンプでのみ活躍するペット用品ではありません。自宅など室内用としても、使うことができますよ。上手に利用するためには、その特性や正しい使用法を理解しておく必要がありますよね。
まずは、犬用寝袋のメリットとデメリットについて解説していきましょう。
犬用の寝袋のメリット・デメリット
愛犬が快適に寝袋を利用するためにも、メリットとデメリットについてしっかり把握しておきましょう。
主な理由をそれぞれ3つずつ挙げていきます。
◆メリット
◎お気に入りになれば快適なスリーピングタイムに!
愛犬の飼育スペースにも、ベッドなどの寝床を用意することは重要なことですよね。それと同じように、アウトドアなどのお出かけの際にも、寝袋を利用することで愛犬が快適に眠ることができるのです。
人間同様犬も、いつもと違う環境下ではストレスを感じやすいものです。それを軽減するためにも、しっかりと寝床を確保してあげることが対策となるということですね。
◎居場所を作ってあげられる
自宅でもサークルなどを置いて、愛犬の居場所を作ることがすすめられますが、アウトドアなどでもプライベート空間を作ってあげることが大切です。
犬用寝袋は持ち運びにも便利なので、お出掛け先や狭いテントの中でも、安心して過ごせるちょうど良い居場所を簡単に作ることができるでしょう。
◎寒い季節の防寒対策ができる
冬などの時期には、寝袋が寒さ対策グッズにもなります。
犬用の寝袋は秋冬用のものであれば、中綿やダウンが入っているものが多く、保温性の高さで暖かさを維持する機能が期待できるのです。
特にベッド(マット)部分に厚みのあるクッションが付いたタイプであれば、地面から冷気が伝わるのを防止してくれるでしょう。
犬用コットやキャリーなどのペットハウスを用意しなくても、暖かさをキープすることができます。
◆デメリット
●寝袋に入らないこともある
せっかく寝袋を用意したのに、愛犬が寝袋に入ってくれないというケースもよくあります。いわゆる布団部分の上に乗ってしまい、中に入らない子も少なくないのです。
寝袋に愛犬が入っている様子は、見るだけで癒される可愛い姿でもあります。
それを見るためにも、普段から家で使って慣らしたり、袋の中に入る練習をすることをおすすめします。
●汚れやすい
アウトドアやキャンプなどで使用する場合、基本的にワンちゃんはテントの中と外を裸足で行き来するでしょう。
この場合、足裏に土や砂などがついているため、寝袋はどうしても汚れやすくなります。
また、慣れない環境から粗相をしたり、よだれでシミがついてしまうこともあるでしょう。
寝袋を選ぶ際には、お手入れのしやすさにも注目し使いやすいタイプを選ぶようにしてくださいね。
●かさばるタイプもある
前述したように秋用・冬用などの犬用寝袋は、中綿がたっぷり入っている物やフカフカのクッションがついたタイプなどがあります。
このような寝袋の場合、人間の寝袋と同様、かさばってしまうケースが多いでしょう。
キャンプは基本的に荷物が多くなってしまうため、荷物を減らしたいキャンパーにとっては、少し邪魔に感じてしまうかもしれませんね。
どんな時に使える?
紹介してきたように犬用寝袋は、キャンプなどのアウトドアで利用することができますし、自宅などの室内で防寒対策として使うこともできます。
愛犬が慣れればブランケットを被るように、室内でも寝袋の中で快適に過ごすことができるでしょう。
外飼いをしている家庭でも犬小屋などの中に寝袋を設置すれば、四季に合わせて体温調整をするのに役立ちますよ。
ワンちゃんの居場所や休憩所として、寝床としても利用することができるのがペット用寝袋の最大のメリットです。ぜひ、購入を検討してみてくださいね。
犬用の寝袋の選び方
キャンプなどのアウトドアやお出掛け先でも、愛犬がリラックスし十分な睡眠をとることができる!そんな便利なアイテムが犬用寝袋です。
現代では商品のラインナップも充実しており、様々なデザインや機能性、愛犬の体型から好みに合わせて選ぶことができますよ。
しかし種類が豊富であるからこそ、どれを選べばよいか迷ってしまう方も多いでしょう。次に、選び方のポイントについて紹介していきますので、参考にしてみてください。
◆デザイン
いぬ用の寝袋は、デザインも豊富です。主に以下のような形状のタイプがありますので、普段の愛犬の睡眠スタイルに合わせて、ぴったりのものを選ぶようにしてください。
封筒型
封筒型の寝袋を犬用に小さくしたもので、イメージしやすいシンプルな寝袋の形状をしています。長方形以外に丸型のタイプもありますよ。
サイドファスナーを広げると、一枚のマットとして使用することも可能ですよ。
寝袋のデザインの中では、最もコンパクトに収納することができるでしょう。
筒を折り返して中にクッションを入れればベッドとしても使える3wayタイプのものもあります。
素材や機能性も様々なので、様々な商品をネットストアやペットショップなどで見てみてください。
クッション型
フカフカのクッションの上にブランケットや毛布が付いていて、上に乗ることも、布団の中に潜り込んで寝ることも可能な半密閉式のタイプです。
ブランケット部分を取り外せるアイテムも多いので、寝袋初心者のワンちゃんには向いているでしょう。
万が一、愛犬が寝袋として使用してくれなくても、ベッドやソファーのように使うことができるので、慣らしの時期にもピッタリです。
ショルダーバッグ型
ショルダーバッグのように、肩掛けができるストラップが付いているタイプです。
移動の際に肩に掛けて使ったり、ストラップを外して寝袋として使用することもできる2WAYのものが多いでしょう。
ショルダーバッグ型は、ハンモックで寛ぐような姿を見ることができたり、散歩デビュー前の子犬の外出にも便利です。抱っこ紐で抱っこしているように、移動時にも飼い主さんを近くで感じられることができるので、愛犬の安心感も高いでしょう。
筒形
入り口が天井を向いた筒のような形状をしているタイプです。
平置きすればベッドやマットのように利用することも可能ですよ。デザイン性も高く可愛らしい見た目のものも多いので、お洒落なインテリアを目指したい飼い主さんにおすすめです。
ドーム型
床面がベッドの様にフカフカで、トンネルのような屋根がついているタイプの寝袋です。
形がしっかりしているものが多いので、どちらかというと寝袋よりはベッドに近いかもしれませんね。
猫用ベッドとしても大人気の形なので、犬猫兼用のアイテム手として販売されていることも多いでしょう。
◆サイズ
愛犬にとって快適な居場所とするためにも、寝袋は愛犬のサイズに合ったものを選ばなくてはいけません。
サイズが合っていないと窮屈で眠れなかったり、広すぎる場合はスペースが余って保温効果が薄れることもあります。
商品の説明には直径や幅などの記載はもちろん、対応犬種や小型犬用・中型犬用・大型犬用といったサイズの表記がされている場合もあります。
愛犬のサイズをきちんと測っておき、ぴったりのサイズのものを探してくださいね。
中にはフェレットやハムスターなどの小動物用、ネコ用のキャットハウスや寝袋もあります。見た目だけで判断すると、誤って手のひらサイズの小さい寝袋や専用猫グッズなどを購入してしまう可能性があるので注意しましょう。
口コミをチェックして、使用感などの情報を掴んでおくのもおすすめです。「柴犬ですが、少し小さかったです。」「チワワの愛犬にピッタリでした!」などという具体的なコメントがあるとイメージがしやすいので役に立ちます。
◆機能性
イヌ用寝袋の機能性もメーカーやブランドなど、商品によって違いがあります。
例えば、遠赤外線加工が施されている保温効果の高いタイプ、水洗いや洗濯可能なお手入れがしやすいもの、滑り止めつきで安全性が高い商品など、特徴は様々なのです。枕付き、リバーシブルなどといった特殊なタイプもありますよ。
また使用されている素材も、マイクロファイバーやフリース、フランネルなどと多種多様です。
夏用・秋冬用・オールシーズン兼用などと、季節ごとに設定されて作られている寝袋もありますので、その時の気温に対応できるよう、素材にも注目してみてくださいね。
おすすめの犬用の寝袋
現代では、販売されているペットグッズの種類も数えきれない程ありますよね。必需品はもちろん、雑貨などを探すのも楽しいものです。
しかし前述したように、その数ゆえに迷うことも多いのが事実。そこで今回は、様々なタイプのおすすめ寝袋を紹介していきましょう。
愛犬用としてはもちろん、プレゼントやギフトとしても最適ですので、ぜひ参考にしてみてください。
★超暖寝袋ベッドスクエア
ふわふわのボア生地を使用したスクエア型寝袋ベッド。ニット柄がおしゃれでお部屋にも馴染みやすいです。吸湿発熱中綿で暖かさを、保温生地で熱をキープしてくれます。消臭・抗菌・抗カビ性の繊維が中綿に混紡されているので衛生面でも安心。手洗いOKなのも嬉しいポイントです。
★超暖寝袋ベッドオーバル
こちらは、シープボア生地を使用したオーバル型寝袋ベッドです。上記同様のシリーズのため、中綿と保温生地で暖かさをキープしてくれます。衛生の保持にも高い効果を発揮するでしょう。ブラウンの落ち着いたカラーもインテリアの邪魔もしませんね。
★ナンガ(NANGA)ペット用シュラフ
封筒型(丸形)の寝袋で、ナンガ独自規格の生地が使用されています。この生地によって水にも強く、愛犬が万が一粗相をしてもサッと拭けば大丈夫!ダウンの量は650FPと、人間用と同等のスペックを誇ります。冬キャンプで活躍すること、間違いなしでしょう。サイズは80cm×60cmで、リバーシブル仕様。シーンによって使い分けることもできますね。
★マンダリンブラザーズ(MANDARIN BROTHERS) スリーピングバッグ
ショルダー型で、移動に便利な寝袋です。ストラップを外して裏返せば、ボア部分が表面になりマットとして使うこともできますよ。外寸は巾約50cm×奥行約14cm×高さ48cm(本体部分のみ)で、耐荷重は5kgまでとなっています。飛び出し防止リードが付いていて安全ですし、ナスカンを通すスリットや肩当ても付いていますよ。
★ペットパラダイス 犬ベッド 筒型 寝袋 カドラー
こちらは筒型のドッグベッドで、遠赤外線加工が施された中綿が使用されています。入り口がループで留められるので、ワンちゃんも入りやすいですよ。底面4箇所に窒息防止スリットも付いています。上下それぞれのループと面ファスーで、折り畳んでの使用も可能です。
人気キャラクターがプリントされた可愛らしいデザインで、101匹ワンちゃん(風船柄)やクマのプーさん(数字柄)、ミニーマウス(ケーキ柄)などのディズニーシリーズに加え、スヌーピーやリサとガスパールなどの種類もあります。
サイズ展開は35cm×50cm、42cm×70cm、57cm×95cmで、ラインナップが豊富なのも嬉しいですね。
★ペピイ(PEPPY) 抗菌消臭ふんわりブランケット付ベッド
まぁるく眠れるドーナツ構造で、ぐるっと丸まって寝る子やフカフカ好きの子にピッタリのラウンド型秋冬ベッドです。ねこなら毎日フミフミしたくなるモフモフ感だそうですよ。ボタンで付け外し可能な2枚仕立てのブランケット付きなので、好みや気温に応じて調節することができます。抗菌・防臭・防ダニ綿入りで、カバーも手洗い可能なため清潔機能も安心ですね。
★ドギーマン プレミアムリッチ毛布 プラス 寝ぶくろ
ドギーマン史上最高級の肌触りを実現した寝袋で、表面にはうっとり滑かな生地、内側にはふんわりあったかな生地が使用されています。上に乗って使ってもリッチな寝心地がお届けされるでしょう。手洗いが可能なので、清潔に使い続けることができますね。ソフトタイプで収納にも困らないので、持ち運びにも便利でしょう。
まとめ
アウトドアでも室内でも、愛犬に快適な寝心地や空間を用意することができる犬用の寝袋。日中のお昼寝や就寝時、休憩時間にも特別な場所となってくれるでしょう。普段使いや防寒対策、介護用品として使用できるタイプもありますので、目的・用途に合ったものを探してみてくださいね。
今回紹介したアイテムの他にも、まだまだ商品数は溢れています。機能性やサイズはもちろん、デザインも豊富なので好みに応じて選ぶことができるでしょう。
可愛らしいタイプが好みであればピンク系やキャラクター製品を、シンプル好きであればグレー系の無地を、といったようにインテリアに合わせることもできますよ。ポップなボーダー柄やナチュラステイストな素材感を選ぶのも素敵ですね。
Amazonや楽天などの通販サイトやペット専門のコジマなどの通販サイトでは、様々な商品を比較することも可能です。価格設定もショップによって違いますし、会員登録でクーポンが使えたり、セール情報によってOFF価格で注文できることもあります。地域によっては、在庫があれば翌日発送も可能でしょう。
ホームセンターやペットショップなどを1件2件と回ってみて、実際の商品を手に取ってみるのもよいですね。
寝袋を使ったことがないワンちゃんは、ベッドとしても使えるタイプを選んだり、800円台など安価で購入できるシンプルな毛布タイプを選択してみるのも一つの手です。
愛犬の快適な眠りをゲットするためにも、ぜひ購入を検討してみてはいかがでしょうか。
– おすすめ記事 –
・愛犬とキャンプを楽しみたい!キャンプの準備から過ごし方、注意点まで丸わかり! |
・アウトドアにはドッグコット!おすすめ商品や手作りする方法は? |
・犬用の腹巻の効果や使い方をご紹介!犬も冷え対策が大切! |
・犬がブランケットにくるまる理由とは?毛布の選び方3つを紹介! |