ドッグフードの保存容器について解説!正しい保存方法とは

2024.07.08

ドッグフードの保存容器について解説!正しい保存方法とは

みなさんは毎日与えるドッグフードをどのような方法で保管しているでしょうか。 誤った保存方法をしていると愛犬の健康被害を招く恐れもあるため、正しい方法でしっかり保存する必要があります。 今回は、正しいドッグフードの保管方法や、保存容器について紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

ドッグフード保存容器の重要性

ストッカーとフード

大容量のドライフードを購入したり、セミモイストタイプのフードを食べきれなかった場合など、犬を飼っていると避けて通れない問題の一つとなるのがドッグフードの保管方法です。その方法に悩んでいる飼い主さんも少なくないでしょう。
実はこれは軽視できない問題であり、正しい保管方法をとることが愛犬の健康を守るための重要なポイントとなるのです。
開封したドッグフードをそのまま放置するとさまざまなリスクを負うこととなるため、ドッグフードを正しく保存するための保存容器にはとても重要な役割があるといえます。まずはその重要性について解説していきましょう。

◆ドッグフードの品質を保つ

ドッグフードには、脂質や油分などが含まれています。酸化防止剤が含まれるフードは多いですが、この脂質・油分は空気に触れると酸化するため、保存方法に注意しないとあっという間に傷んでしまうのです。

ドッグフードが酸化すると味・ニオイが変化する上に栄養価も低下しますし、さらに酸化が進行することで過酸化脂質に変化してしまいます。
この状態のフードを与え続けることで、さまざまな健康被害を招く可能性が高まるのです。

体内に悪玉コレステロールが蓄積され、動脈硬化・心筋梗塞・ガン・アレルギーなどの発症リスクが高まるといわれていますし、嘔吐や軟便・下痢などの消化器症状や、皮膚の痒み・赤み、被毛のベタつきなどの皮膚症状がみられるケースもあります。

また、食いつきをよくするために風味づけがされているドッグフードも多いので、正しく保存していないと風味がどんどん抜けて味が落ちていくでしょう。
健康被害を予防することはもちろん、愛犬が最後まで美味しくフードを食べられるようにするためにも、しっかりと正しい保管方法を用いることが重要となるのです。

◆保存が適切でないと起こること

正しくドッグフードを保存していないと、湿気などが原因でフードが水分を含むようになります。
水分はカビ菌の温床となり細菌も繁殖しやすくなるため、ドッグフードが傷んで食中毒を引き起こす可能性もあるのです。
愛犬の食が最近進まない、同じフードを与えていたのに下痢・嘔吐をした、などの様子がみられた場合はフードの劣化も考えられるでしょう。カビ菌などを繁殖させないためにも、工夫して適切な方法でドッグフードを保存する必要があるのです。

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ドッグフード保存容器の選び方

ドッグフードの鮮度をキープするためにも、適切な保存容器を選ぶ必要があります。保存容器を選ぶ際には、以下のポイントに注目するようにしてください。

◆チェックするポイント

保存容器を選ぶ上で重要なのは、防湿性・密閉性・耐久性などの機能性に着目することです。
紹介してきた通り、ドッグフードは一度開封すると酸化が進んでしまいますし、湿度にも弱いです。こういった面からから、防湿性と密閉性に優れたものを選ばなくてはいけないのです。
また、耐久性も忘れてはいけません。耐久性が弱くヒビ割れなどで隙間ができると、保存機能は低下してしまいます。すぐに買い替えなくてはいけないというのも、飼い主さんにとってはストレスとなるでしょう。
商品の購入に失敗しないためにも、上記の3点のポイントを頭に入れておいてください。

◆材質の違い

ドッグフードに限らず食品保存容器には主に、ガラス・金属・プラスチックの3種類が素材として使用されていることが多いです。それぞれに特徴が異なるので、チェックしていきましょう。

◎ガラス製容器
高い透明感と独特な重厚感が特徴的なガラス素材。蓋を開けなくても容量・状態を確認することができますよね。また、容器のニオイが食品など中身に移りにくいという大きなメリットもあります。
ただし、ガラス容器は重くて割れやすいため、取り扱いには注意が必要です。ぶつけたり落としたりすると、ガラスの破片が飛び散って怪我をする恐れもあるので十分気をつけましょう。

◎金属製容器
丈夫で保存性・密閉性・遮光性が高い、といった特徴をもつ金属容器。液体・粉末・気体などを入れる用途で採用されることも多いこの素材は、長期保存にも向いています。
ガラス容器よりも軽く扱いやすいですが、内容物の残量を外から確認できないというデメリットもあります。
ちなみに一般的な金属容器は、ブリキ・アルミ・ステンレスなどが材料として使われており、内部をエポキシ樹脂などでコーティングしています。こうすることで、内容物を劣化させることなく長期の保管を可能にしているそうですよ。

◎プラスチック製容器
非常に軽量で丈夫な特徴をもつプラスチック。万が一落としたりぶつけたりしても、ガラスのように破片が飛び散ったりしにくいため、安心して使用することができます。非常に扱いやすい素材であり、さらに酵素を持つ菌がプラスチックには存在しないため、サビにくく腐食に強いというメリットもあるそうですよ。その軽さから重ねて収納することも可能なので、省スペースキッチンでコンパクトに収納したい方にもおすすめです。半透明のタイプを選べば中身の残りも確認できて便利でしょう。
ただ一方で、表面に傷がつきやすいなどの欠点があります。傷付いた部分にニオイの成分や色が蓄積すると中々落ちません。清潔に長く繰り返し使うためには、優しく洗浄するなどの工夫や、ニオイ・色移りがしにくい内容物をいれるなどの配慮が必要でしょう。


ドッグフード保存容器の種類

ペットフード専用の保存容器も現代では多種多様に販売されており、商品ごとに特徴が違います。
もちろん専用のタイプではなく、食品用保存容器であるタッパーやお米用の米びつなどを利用して袋ごと保管するなど、正しく保存する方法もいくつかありますので、まずは主な保存容器の種類について解説していきましょう。
そして、人気のドッグフードストッカーとしていくつかおすすめの商品も紹介していきます。
中には売れ筋ランキングでも上位にランクインする人気商品もありますので、保存容器選びに迷っている方はぜひ参考にしてみてください。

◆ストレージ容器

保存容器と聞いて一番想像しやすいタイプがストレージ容器でしょう。一般的に食品保存用のタッパーとしても流通していますよね。目盛り付きでスケール機能があったり、フタがスライド式で出し入れがしやすいものやワンタッチで開閉できるもの、容量の大きいものなど、そのコンテンツも様々です。
近年ではホームセンターに限らず、100円ショップやドラックストアなどでも購入できますよね。
食器などと同様キッチン用品のイメージもありますが、ワンちゃん猫ちゃんのエサ入れとしても活用できるのです。価格帯もそれぞれなので選択の幅も広がるでしょう。

◆真空封入容器

蓋の仕組みによって空気の出入りを防止したり、排気したりすることができるケースを真空密閉容器などとよびます。その名の通り、容器内を真空状態にして密封し中身を保管するケースですね。
パスタや乾物などの保存に利用している方も多いですが、ドッグフードの保存にも向いています。容量が大きい商品は少ないですが、防塵・防虫・防湿などの機能や気密性は高いでしょう。

◆密封缶

コーヒー豆などの保存によく使われる密封缶。いわゆるキャニスターです。ギフトなどで貰うことも多いアイテムではないでしょうか。
湿気防止力が高いので、ドッグフードの保存ボックスとしても使用することができます。見た目もスリムでおしゃれなものが多いので、インテリアに力を入れたい飼い主さんにはおすすめですよ。
本体外側にスプーンが収納できるタイプもあって使いやすいですが、容量は少ないものばかりです。外からは中身も見えないので、シールを貼るなどして工夫するとより使用しやすいかもしれません。
少量ずつ保管したいトッピングやおやつなどを入れて並べるのもおしゃれです。食事の際に混ぜてオリジナルフードを作る楽しみを感じるのも良いかもしれません。無味で味気ないごはんではなく、特別なご馳走を与えたい日などに最適ですね。


ドッグフードの保存で抑えておきたいポイント

ドッグフードを正しく保存するために、以下のポイントを抑えておきましょう。

◆直射日光を避ける

ドッグフードにはさまざな種類がありますが、未開封の状態であれば、いずれも直射日光を避けた冷暗所で常温保存するのがおすすめです。
パッケージにも保存方法が記載されていますので、そちらもしっかり確認しておきましょう。

◆保存場所の温湿度管理

ドッグフードを正しく保存容器に入れて、しっかりと直射日光の当たらない冷暗所に保管しても、その場所の温度や湿度が最適でなければ意味がありません。
機能性の密閉容器を使用しても、保管場所の温度・湿度が高い場合、その機能性を発揮できないのです。
暗い場所だから大丈夫と安心する前に、保管場所の温度や湿度の確認をしっかり行ってください。特に暑い夏の時期や日中などの気温が上がる時間帯は注意が必要です。定期的に換気をしたり空調を使用するなどして、最適な環境を保つようにしましょう。
また、湿気防止のために除湿剤や乾燥剤などを併せて使用するのもおすすめです。保管場所に不安がある場合は、是非検討してみてください。

◆冷蔵庫で保存する

ドライフードやソフトドライフードの場合、常温保存が基本で正しい保管方法となります。前述したように、直射日光の当たらない涼しい場所が適した保管場所となるのです。
冷暗所がよいと聞くと冷蔵庫で良いのでは?と感じるかもしれません。しかし冷蔵庫に保存すると出し入れの際に、冷蔵庫内部と外の温度差によって粒の表面に水滴ができ、結露が発生してカビの原因となってしまうのです。
ドライフードの約10%前後は水分に保たれています。このため簡単に結露を吸収して、カビが発生することとなってしまうわけです。
ドライフードは開封前・開封後いずれの場合も、常温の室内保管を心がけてください。

◆冷凍を繰り返す

特にウェットフードなどの場合に用いられる冷凍保存方法。問題がないように感じられますが、実は冷凍・解凍を繰り返すことはおすすめできません。
名前の通りウェットフードは沢山の水分を含んでおり、人間の缶詰食材と同様、未開封であれば長期保存が可能です。
しかし一度開封すると日持ちはしないため、その日のうちに消費するのが理想なのです。
ただし、当日中に食べきれなかったり、トッピングとして使用したい場合もよくありますよね。そのため、事前に小分けにしてジップロックなどで密閉し冷凍保存する家庭も少なくないでしょう。
こういった場合、必ず使用する分だけを解凍して使い切ることを徹底してください。冷凍庫に保管していても栄養や風味はどんどん損なわれますが、再冷凍すると品質はさらに低下します。さらに一度溶けたことで雑菌が繁殖しやすくなり、食中毒のリスクも高まるので覚えておきましょう。


まとめ

愛犬が健康な毎日を過ごすためにも、与える食事を管理するのは重要なことです。酸化しやすいドッグフードを無毒で安全な状態で与えるには、工夫を凝らして適切な保存方法をとる必要があります。
これを機に、ドッグフードの保管方法について見つめ直してみてください。誤った方法で保管している場合は、早急に改善できるよう対応しましょう。
保存容器は比較的手に入りやすいですし、ペット専用のフードストッカーもネットショップなどで色んな商品を見比べることができます。今回紹介した商品の他にも、レッドやグリーンなどのカラフルなものや、乾燥剤ホルダー付きのものなど、数えきれない程のドックフードストッカーが販売されているのです。希望通りのアイテムが届けられるよう、製品詳細をしっかりチェックしてから注文しましょう。
美味しいご飯を安心して与えられるように、改めてフードの品質管理と向き合ってみてください。



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壱子

壱子

子供の頃から犬が大好きです。現在はキャバリア4匹と賑やかな生活をしています。愛犬家の皆さんに役立つ情報を紹介しつつ、私自身も更に知識を深めていけたら思っています。よろしくお願いいたします!


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