【掲載:2020.04.25 更新:2026.05.18】
猫の尿路結石について

凝縮したオシッコを出す猫は排尿トラブルが起こりやすく、猫と一緒に暮らす飼い主さんは、特に尿路疾患は気を付けていることでしょう。
中でも猫がかかりやすい病気として、「尿路結石」が挙げられます。
尿路結石とは、猫の体内の腎臓や尿管、膀胱や尿道などに結晶や結石ができ、それらが詰まることによってオシッコを出にくくさせる疾患となります。
体内に結石や結晶が出来るという時点で、苦痛が伴う病気であることが分かりますよね。
猫は痛いと言葉を発することが出来ませんので、重症化してから気付くことも多く、治療が長引いてしまうこともあります。
大きな結石が詰まってしまった場合は、早急に手術を行って結石を取り除くことがありますが、基本的には食事療法で回復に向かわせます。
◆尿路結石の猫におやつをあげてもよい?
結論として尿路結石を患っている猫に対して、おやつを与えることに関しては問題ありません。
ですが市販のおやつであれば、どの商品を与えても良いというわけではなく、尿路結石の病気を患っている猫に対して、成分が配慮されたおやつを与える必要があるのです。
尿路結石を患っている猫におやつをあげる際には、どんなことに注意をすれば良いのでしょうか?
尿路結石の猫におやつを与える時の注意点

結石には、療法食で溶かすことのできるものとできないものがあります。
溶けない結石が大きい場合は手術で取り除く必要がありますが、溶ける結石の場合は成分が配慮されたフードを与えることによって、症状を緩和させることが出来るのです。
このように猫の毎日の食事は気を付ける必要があるのですが、おやつの場合はどうなのでしょうか?
尿路結石を患っている猫に対して、おやつを与える際には以下の点に注意するようにしてあげましょう。
◆ミネラル成分が調整されたおやつを選ぶ
尿路結石を患っている猫が口にする食品は、ミネラルバランスが調整されているかがとても大切になってきます。
ミネラルの含有量が多いと、オシッコの中への排泄量が増えてしまうので、さらに結晶や結石が作り出される危険性が高まってしまうのです。
溶けやすい結石が出来ている場合はリンやマグネシウム、溶けない結石が出来ている場合にはカルシウムやシュウ酸などを抑えたおやつが望ましいです。
記載された成分を見てもよく分からない場合は、「下部尿路配慮」や「下部尿路ケア」などと記載された商品を選んで購入するようにしてください。
細かいミネラル成分の含有量が分からなくても、尿路結石に配慮されたおやつとなっていますので、病気を患っている猫ちゃんに与えても安心です。
もし愛猫が特殊な尿路結石を患っている場合には、かかりつけの動物病院に相談してから購入するようにしてみてくださいね。

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◆水分量が多いおやつを選ぶ
猫はあまり水を飲まない動物としてもよく知られていますが、尿路結石を患っている場合は、結晶や結石を排出させるために、オシッコがたくさん出るような工夫をしてあげなくてはいけません。
ですがいくら新鮮な飲水を用意したとしても、元々水をそんなに飲まない動物なので、飼い主さんの思惑通りに水を飲んでくれることはないでしょう。
療法食も種類が限られていますので、そのような時こそおやつで水分を補ってみてはいかがでしょうか。
最近ではウェットタイプのおやつの他にも、液体状のおやつがたくさん販売されています。
それらのおやつにも、尿路結石に配慮されている商品がいくつか販売されています。
普段ドライの療法食を食べている猫ちゃんであれば、水分量の多いおやつはご褒美としても最適ですので、せっかくなら嗜好性の高く成分の配慮されたおやつを選ぶようにしましょう。
◆おやつのあげすぎに注意する
嗜好性が高いおやつは与えすぎてしまうと、普段食べている尿路結石に配慮されたフードを食べなくなってしまう可能性があります。
療法食は色々なメーカーから販売はされていますが、もしおやつにしか興味を示さなくなってしまえば、どのフードも口にしなくなってしまうこともあります。
あくまでおやつは補助食品となりますので、おやつだけでは栄養のバランスも偏ってしまいますし、別の病気を併発してしまうかもしれませんよね。
また、フードを1日の必要摂取カロリー通り食べている場合、そこにおやつを与えてしまえばカロリーの摂りすぎとなってしまうので、肥満に繋がっていきます。
肥満になってしまえば運動量が減り、さらにオシッコの回数が減ってしまいますので、尿路結石の猫には悪循環でしかありませんよね。
なのでおやつを与える際には、欲しがる分だけ与えるのではなく、1日の摂取カロリーを考慮しながら与えるようにしましょう。
下部尿路の健康に配慮された猫おやつ2選
尿路疾患を患っていたとしても、美味しいおやつが食べたい!と願っている猫ちゃんも多いはずです。
しっかりと病気に配慮したおやつであれば、是非一度は試してみたいものですよね。
そんな悩まれる飼い主さんにおすすめしたいのが、以下のおやつです。
愛猫の好みに合わせて、お気に入りのおやつを見つけてみましょう!
◆チャオ ちゅ~る 下部尿路配慮
言わずと知れたおやつの定番である、いなばのチャオちゅ~る。
このおやつが世に出た時には、猫界に革命が起きましたよね!
そんなチャオちゅ~るからも、下部尿路に配慮されたおやつが数種出ています。
ミネラルバランスの調整はもちろん、尿石の形成にも配慮されていますので、猫ちゃんも喜ぶ美味しいおやつの代表とも言えますよね。
猫ちゃんの好みによって味も選べますし、食べきりサイズなのも嬉しいです。
お薬を投与されている猫ちゃんにも好評のおやつなので、是非お試しになってみてはいかがでしょうか。
◆モンプチ ナチュラルキッス 下部尿路に配慮
合成添加物不使用のナチュラルおやつです。
抗酸化成分とオメガ3脂肪酸を配合し、下部尿路の健康に配慮。新鮮なまぐろを丁寧にほぐし、まぐろの旨みが詰まったやわらかゼリーに閉じ込めたダブルの食感と美味しさ。目に見える品質で安心です。
まとめ
食べることが大好きな猫にとって、病気により食事制限がされてしまうことは、とても悲しいことです。
そして好き嫌いがはっきりしている子も多いので、療法食を毎日与え続けるということは、猫にとっても飼い主さんにとっても辛いこととなりますよね。
濃いオシッコをする猫は尿路結石になりやすく、この病気を患ったら根気の要る治療が必要となってきます。
毎日の食事も制限され、我慢をさせなくてはいけないこともたくさん出てきますので、「せめておやつぐらいは美味しいものを与えたい」と、望む飼い主さんも少なくないことでしょう。
ですが栄養面から考えるとおやつは猫に必ず必要なものではないので、与える際にはいくつか注意すべき点も出てきますよね。
欲しがるだけ与えることはせず、お留守番や爪切りなどを頑張ったご褒美などとして、効率よく与えることが望ましいのではないでしょうか。
愛猫の病気の苦痛を軽減させてあげるためにも、おやつを上手に使ってリフレッシュさせてあげてくださいね!
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