愛犬と一緒にひな祭り!犬用ちらし寿司レシピや、ひな人形をいたずらされる時の対策をご紹介。

2023.02.27

愛犬と一緒にひな祭り!犬用ちらし寿司レシピや、ひな人形をいたずらされる時の対策をご紹介。

人も犬も活動的になる季節のスタートは、やっぱり春。四季に合わせたイベントはたくさんありますが、桃の花が咲く季節といえばひな祭りですよね。女の子の節句と言われるひな祭り。愛犬が女の子というご家庭では、ひな祭りを一緒に祝う計画を立てている最中ではないでしょうか? そこで、今回は意外と知らないひな祭りの由来や犬にひな人形にいたずらさせない工夫、さらに一緒に楽しめる愛犬の食事レシピを紹介していきます。

【掲載:2018.02.08  更新:2022.02.15/2023.02.15】

ひな祭りとは?

ひな祭りは、上巳の節句や桃の節句とよばれ、毎年3月3日に女の子の健やかな成長を祈る伝統のある風習として知られています。

◆上巳の節句(じょうしのせっく)

上巳の節句は、もともと中国から伝わってきた節句のひとつです。季節の節目や物事の節目には邪気が入りやすいという考えから、川の水に穢れを流すという習わしがありました。特に女性をターゲットにした風習というわけではなく、性別も年齢も関係なく穢れ(厄)を落とし幸せを願う、というものだったようです。
当時の日本は川の水などで穢れを流す禊や、自分の身代わりとなる形代をつくるという強い信仰のあった時代。遣唐使の持ち帰ったこの上巳の節句と日本の風習の融合にさほど時間はかからず、ひとつの日本の文化として親しまれるようになっていったのです。

◆ひな人形の誕生

平安時代ごろから、紙の人形を使った「おままごと」「雛遊び(ひいな遊び)」が身分の高い女の子の間で盛んになりました。平安時代の女の子も現代の女の子のように、小さな可愛いもの、という意味のあるこの「雛」で遊ぶことがたいへん気に入っていたようです。
もともとは女の子のおままごとだった雛遊び。上巳の節句と結びつくことで、人の厄を受ける器となる紙製の人形(ひとがた)が誕生します。この男女が一対となっている紙製の人形の誕生がひな人形の始まりだったのです。
当時のひな人形は、人の身代わりとなっている人形なので、川に流される流し雛というものでした。当初紙で作られていたひな人形は、匠の技の進化と共に高価で豪華なものへと生まれ変わります。この人形の進化によって、人形を流すのではなく、現代の家庭のように「飾る」ようになったのです。

◆桃の節句(ひな祭り)のはじまり

上巳の節句は3月上旬の巳の日ですが、この暦に合わせると毎年日付がかわってしまうことから、江戸幕府は五節句のひとつである桃の節句を3月3日とし、ひな人形を飾るので女の子の節句と決めたそうです。
ひな祭りで飾り付ける桃の花は、厄を払い不老長寿をもたらすとされ、「女の子の厄を払い健やかに成長してほしい」という祈りが込められています。

◆愛犬家の間でも人気のひな祭り

身分の高い人しかひな人形を持てなかった時代もありましたが、現代ではひな人形を飾る家庭が増え、雛あられやちらし寿司などを食べることが一般的になっています。
さらに、現代では人だけでなく、愛犬も加わったひな祭りが多くなりました。羊毛フェルトで愛犬モデルのひな人形を作ったり、愛犬に着物を着せておひな様にしたり、食事も愛犬用にちらし寿司を手作りする家庭もあります。

●甘酒、ひなあられ・・・ひな祭りの縁起食に関する疑問を解決

ひなまつりの縁起食“甘酒やひなあられ”犬は食べられるの?

3月3日のひなまつりは「身の汚れをはらい、無病息災で暮らせるように」と願う行事ですが、愛犬と一緒に楽しい思い出を作りたいですよね。でも犬は“ひなあられ”や“甘酒”など、ひなまつりにまつわる物を食べても大丈夫なのでしょうか?

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ひな人形にイタズラされる時の対策は?

一年に一度、決まったときにしか出せないひな人形。飾りつけも楽しみのひとつではないかと思います。
しかし、ひな祭りの準備に夢中になるあまり愛犬が放置気味になっている、そんなことはありませんか? 遊んでほしいと近づいてくる愛犬に、無意識に素っ気ない態度をとっていたりすると、愛犬のストレスも急上昇してしまいます。

◆愛犬がひな人形にいたずらをする心理とは?

性格的にいたずら好きな犬もいますが、ひな祭り付近で特に犬のいたずらが目立つようになったと感じたら、それはあなたの気を引きたい、遊んでほしいという心理からくる行動かもしれません。
あなたが夢中になっているひな人形にヤキモチを焼いて、視線を向けてもらうために愛犬だって必死です。
ひな壇に足をかけたり、もしかするとひな人形を噛んだり、振り回してしまうことも。愛犬も最初は振り向いてもらうためのアピールだったはずなのに、いたずらのつもりが楽しい遊びになってしまい結果的に全員が悲しいひな祭りになってしまった、なんて経験のある飼い主さんもいるほどです。

◆しつけをするときは落ち着いて

犬がしてしまったことは悪いことなので、ひな祭りだから、そうでないからということに関係なく、しつけをすることは大切です。
愛犬がいたずらをしたときは現行犯で叱らなければ意味がありません。愛犬のいたずらから時間が経っていたときは、愛犬の仕業とわかっていてもあまり騒がないことがベター。
また、愛犬のいたずらを現行犯で押さえられたとき、大切にしているひな人形にいたずらをされて頭に血が上っていると長く叱ってしまう可能性や、つい手が出てしまう可能性もあります。こうなると、せっかくのひな祭りを楽しめなくなるだけでなく、愛犬との信頼関係にも深い亀裂が入ってしまいます。

では、愛犬にいたずらをさせずにひな祭りを祝うにはどうしたらいいのか、それを一緒に考えていきましょう。

◆愛犬にいたずらされないための工夫

愛犬のいたずらスイッチがどのタイミングで入るのかが分かれば苦労はないのですが、それはなかなか難しい話。子犬であっても、シニア犬であっても、いたずら心はあるものなのです。
飼い主さんの中には、いたずら防止にひな人形は愛犬の入れない別の部屋に飾るというタイプや、愛犬の手の届かない高い場所にひな人形を飾っているという人、さらにはひな壇の周囲に柵をして愛犬の侵入を阻止しているという飼い主さんもいました。他にも、ひな壇の近くに行くときは抱えられるサイズの愛犬なら抱いている、愛犬が近づいたら大きな声で驚かせるという方法もありました。
結局、どの飼い主さんも愛犬がいたずらをするのは愛犬の行動範囲に愛犬が興味を持つものがあるから、と考えているようです。そしていたずらをされてしまったときは、いたずらの現行犯のときにしか叱らない、愛犬を叱るときは短い時間で済ませる、感情的になってたたいたりしないなど、叱るタイミングや叱り方にも注意をしているそうです。

愛犬も可愛い家族の一員。ひな祭りを一緒に祝い、また一年愛犬共々健やかに過ごせるようお祈りをしたいものです。


愛犬とのひな祭りの楽しみ方

ちらし寿司

愛犬と楽しむひな祭り。
日本には様々な伝統がありますが、その一つに「行事食」があります。その行事のときに食べるとよい、とされる行事食。現代の家庭でも食べられている、「寿を司る」という意味のちらし寿司もそれにあたります。

愛犬と家族のひな祭りのお祝いは、ひな人形にいたずらをせずにいい子で過ごした愛犬へのご褒美を兼ねたレシピ、というのもいいですね。最後に、愛犬用と飼い主さん用で、ほぼ同時に作れてしまうちらし寿司のレシピを紹介しますね。

彩りご飯「3色押し寿司」
彩りご飯「3色押し寿司」

お家にある食材で簡単に作れるレシピになっています。さらに、お野菜も多く入っていますので栄養もしっかり補うことが出来ます。是非、「3色押し寿司」をお試しください☺

レシピはコチラボタン

材料<10㎝程度の型1個分>

    ●鶏むねひき肉
    ●にんじん(すり下ろし)
    ●小松菜
    ●ごはん
    ●鶏ガラスープ(顆粒)

    ●さつまいも
    ●いんげん

    50g
    大さじ2
    10g(3本程度)
    30g
    小さじ1/4
    ※鶏のゆで汁でも可
    30g
    1/2本

    1.さつまいもは蒸して熱いうちにマッシュ、小松菜は茹でてみじん切り、いんげんは茹でて1/2にカットする
    2.ボールに鶏ガラスープを入れて小さじ1/4の湯で溶き、ごはんと①の小松菜をよく合わせる
    3.鍋に鶏ひき肉と水100㏄を入れて火にかけ、中火で水分がなくなるまで炒め煮する。すり下ろしたにんじんを加え、良く混ぜる
    4.器にラップを敷き①のさつまいも、②の小松菜ごはん、③の鶏肉にんじんの順番に平らに詰め、ラップで蓋をしてしっかり押す
    5.器から取り出し皿に盛り付け、いんげんを添える

    – 簡単!愛犬もよろこぶちらし寿司レシピ –

    ■材料

    • ごはん茶碗1杯
    • 鮭(無塩)1切
    • ささみ1本
    • きゅうり1/4本
    • 白ごま適量
    • たまご1個
    • セルクル(型)またはペットボトルまたは牛乳パック

    ■作り方

    1. ささみは茹でてほぐし、鮭は焼いてほぐしておく。最終的にごはんを押し出すので、ペットボトルや牛乳パックを利用する際は、底を切るのを忘れないでくださいね。※ささみの茹で汁は捨てないで!
    2. きゅうりは食べやすい大きさに切り、ほぐしたささみの1/3の量と、ごはん1/3の量を混ぜ合わせ、型の中へしっかりと押し込む。
    3. ごはん1/3の量、ささみ1/3を混ぜ合わせ、2を入れた型の中へギュッと押し込む。
    4. ほぐした鮭と残った1/3量のごはんと白ごまを混ぜ合わせ、3の型の中に押し込む。
    5. 型を少し持ち上げ、上からゆっくりと押して型からごはんをだしていく。
    6. 薄焼き卵、またはいり玉子を作り、型から出した⑤の上に飾りつけておしまい。彩にほうれん草やニンジンを置いても可愛いですよね。
    7. 1のささみの茹で汁は、愛犬が喜ぶスープです。愛犬に食べさせるときは、1/3だけ残しておいたささみと白ごまを混ぜ、温度に気を付けて出してあげましょう。

    – 飼い主さん用簡単サラダちらし寿司 –

    ■材料

    • ごはん茶碗2杯
    • 鮭(無塩)1切
    • ささみ1本
    • きゅうり1本
    • 白ごま適量
    • たまご1個
    • 寿司酢
    • アゴだし
    • 醤油
    • 花麩

    ■作り方

    1. 材料は愛犬と同じなので、一緒に調理をすると時短になりますが、鮭が有塩だった場合は別に調理します
    2. ボウルにごはん、食べやすくスライスしたきゅうり、ほぐしたささみ、ほぐした鮭、白ごまを入れて混ぜ合わせ、寿司酢で味を調整します。味が薄いようなら、少し醤油を足してもOKです。
    3. 2をお皿に盛りつけ、薄焼き卵を千切りにしたもの、または炒り玉子をバランスよく散らします。愛犬のレシピと同じで、飾りニンジンやほうれん草を散らしても彩になります。
    4. ささみの茹で汁にアゴだしと醤油で味を調整し、花麩を浮かべれば簡単スープの完成です。

    ひな祭りといえば、お姫様を指すはまぐりを使ったお吸い物ですが、今回は愛犬と同じ食材を使った時短レシピを紹介させていただきました。アゴだしでなくてもだし醤油があれば充分味がカバーできるので、ぜひ愛犬と同じメニューでひな祭りをお楽しみください。


    まとめ

    ここまで、愛犬と過ごすひな祭りについてお話してきましたが、いかがだったでしょうか?
    ひな人形を飾るときに気を付けたいのは、愛犬のいたずらと誤飲です。ひな人形やぼんぼり、楽器や屏風、すべてが小さなパーツで構成されているので、愛犬だけでなく小さなお子さんが過って口に入れてしまう可能性があります。
    こうした愛犬のいたずらに気を配ることは、誤飲という惨事を未然に防ぐことに繋がります。
    昔から受け継がれてきた一年に一度きりのイベント。おひな様の準備や食事の支度に忙しなさを感じることもありますが、ぜひ記憶に残るひな祭りをお迎えください。



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犬のいない生活がほとんどないほどの犬好きです。現在は保護犬の里親になり楽しく暮らしています☆

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