犬の8歳は人の何歳?
犬の年齢を人間に換算すると何歳になるのか気になりませんか?まずは、犬の年齢を人間に換算すると何歳になるのか見てみましょう!
小型犬 | 中型犬 | 大型犬 | |
---|---|---|---|
1ヶ月~ | 0~2歳 | 0~2歳 | 0~2歳 |
3ヶ月~ | 3~5歳 | 3~5歳 | 3~5歳 |
6ヶ月~ | 6~14歳 | 6~14歳 | 6~14歳 |
1歳 | 15歳 | 15歳 | 15歳 |
2歳 | 24歳 | 24歳 | 24歳 |
3歳 | 28歳 | 28歳 | 28歳 |
4歳 | 32歳 | 34歳 | 36歳 |
5歳 | 36歳 | 38歳 | 42歳 |
6歳 | 40歳 | 43歳 | 47歳 |
7歳 | 44歳 | 48歳 | 52歳 |
8歳 | 48歳 | 52歳 | 56歳 |
9歳 | 52歳 | 56歳 | 60歳 |
10歳 | 56歳 | 60歳 | 64歳 |
11歳 | 60歳 | 65歳 | 71歳 |
12歳 | 64歳 | 70歳 | 78歳 |
13歳 | 68歳 | 74歳 | 82歳 |
14歳 | 72歳 | 79歳 | 88歳 |
15歳 | 76歳 | 84歳 | 94歳 |
20歳 | 96歳 | 106歳 | 120歳 |
皆さんの愛犬は、人間年齢では何歳でしたか?
ご覧のように小型犬、中型犬、大型犬など、犬のサイズによって人間に換算した年齢に多少の差が生じています。また、犬のサイズだけでなく、犬種によっても人間に換算した年齢に違いが出てきます。
この表から見ると、犬の8歳は小型犬だと48歳、中型犬だと52歳、大型犬だと56歳、表にはありませんが超大型犬だと63歳となっていますね。
人間の48歳~63歳と言うと初老と言われる年齢ですから、犬の8歳もシニア犬と呼ばれてもおかしくはありませんよね。
8歳頃に現れる老化のサイン
人間は年齢を重ねていく事で身体に「老化」のサインが現れ始めますよね。犬も同じで、大体8歳頃から老化のサインが現れ始める子が多いようです。
どんなサインが現れ始めるのか、いくつかご紹介していきます。
◆老化のサイン①寝てばかりいる
年齢が進みシニアになるにつれて、犬は睡眠時間が多くなります。夜だけでなく昼間も寝ている事が多くなった、おもちゃなどに興味を示さずに寝ているなどの変化が現れたら、老化のサインだと考えて良いでしょう。
「最近ずっと寝ているなあ」と感じだしたら老化のサインかもしれませんね。
◆老化のサイン②食べムラが出る
シニア犬になると、胃酸などの分泌液が減少する事により、胃腸が活発に動きづらくなります。そのため、食欲がありたくさん食べる日と、食欲がなくあまり食べない日の食べムラが出てくる事があります。
また、胃腸の活動だけが原因な訳ではなく、嗅覚や味覚の変化も原因の一つと考えて良いでしょう。嗅覚、味覚が衰えてくると味の好みが変わるため、いつものフードを美味しいと感じなくなってくるようです。
老化のサインとして食べムラが出始めてきた時にはフードを変えてみたり手作りしてみると食いつきが良くなるかもしれませんね。
ただし、老化だけが食べムラの原因ではありません。身体に不調が出ている時も食いつきが悪くなるので注意が必要です。
◆老化のサイン③運動を嫌がる
老化のサインの一つとして、運動を嫌がるようになるという事が挙げられます。特に、いつものお散歩コースでのお散歩でも早く帰りたがる事が良く見られるようです。
老化が始まると足腰が弱り始め、長時間のお散歩が辛くなってきます。そのため、無理に長時間お散歩しようとはせず、犬に負担の掛からないようにお散歩してあげましょうね。
足腰が弱ると言いましたが、犬は特に後ろ足から老化が来るようです。後ろ足に力が入っていない様子などが見られた場合には老化のサインかもしれませんので、早すぎず犬に合わせたペースで歩いてあげましょう。
◆老化のサイン④階段を避ける
先ほどの運動を嫌がるようになるという話でも言いましたが、犬は後ろ足から老化が来ることが多いため、階段などの段差を嫌がるようになってきます。
人間も同じですが、老化が足に来ると関節痛や筋肉が衰えた事などで足が痛みますよね。そのため、段差を昇る前に躊躇したり、嫌がって座り込んでしまう子もいるようです。
「今までは元気に階段を昇っていたのに、歳を取ってからは階段を昇る事を嫌がるようになった」という場合には、老化のサインが現れているかもしれません。
ただし、椎間板ヘルニアなどの別の病気が原因で段差を嫌がっている場合も考えられますから、普段の愛犬の様子を注意深く観察してみて下さい。
◆老化のサイン⑤老化による身体の衰え
先ほどまでの説明で挙げた物の他にも、老化によるサインは出ます。
まずは口です。口臭がきつくなり、歯周病により歯が抜けてしまうこともあります。
シニア犬になるとより歯周病に掛かる確率が高くなります。老化により急激に歯周病が進行することもあるので、日頃の歯磨きの際に口腔内のチェックを行なってあげましょう。
次に目ですが、目は目やにが出るようになり涙やけが強くなることが多いようです。それだけでなく、目が白く濁ってくる白内障や、視力の低下も老化の一つです。
皮膚や被毛も老化により変化します。潤いがなくなりガサガサの皮膚になったり、皮膚トラブルが多くなってくる事があります。被毛も老化により毛艶がなくなってくることでパサパサとした毛に見えるようになってくるようです。
耳の機能が低下し始めたり、心臓や内臓などの臓器の機能の低下も始まるので、自己治癒が難しくなってくる年齢でもあります。
普段と少しでも違う様子があれば、病院で診察を受けることをオススメします。
8歳頃に気を付けたいことは?
8歳になると犬の身体は老化による衰えが始まり、様々な場所に不調が出始めます。老化の始まってしまった愛犬が快適に過ごしていくために、私たち飼い主が出来る事は、一体どんなことなのでしょうか。
8歳頃から気を付けてあげたいことをまとめてみました!
◆散歩は犬に合わせてリフレッシュ!
運動することを嫌がるようになってきている8歳のシニア犬達ですが、いくら嫌がるからといって家に引きこもりになってしまっては余計に足腰を弱め、老化を進めてしまいます。
犬のペースに会わせたゆっくりとしたペースでお散歩は続けてあげて下さい。少しでも外の空気に触れることで犬のリフレッシュにもなり、脳への刺激にもなりますよ!
◆散歩コースはバリアフリーで!
今までのお散歩コース、階段や坂道はありませんか?足腰の弱ってきている8歳のシニア犬にはちょっと辛いかもしれません。
お散歩コースに階段や坂道が含まれている場合は、愛犬の様子と相談して、なるべく段差の少ないバリアフリーな道を選んでお散歩してあげると良いですね!
◆散歩はハーネスがオススメ!
老化が始まると身体のあちこちに負担が出始めます。首輪でのお散歩は引っ張られた時に首にとても負担が掛かるため、首を痛めてしまいやすいです。
8歳を過ぎたシニア犬はハーネスを使用した方が負担も少なく済むので、そちらの方がオススメです。
◆家の模様替えはNG!
「足腰の弱った愛犬のために」と思って模様替えをする事は逆効果!犬は今までの家具の位置などを習慣として覚えているので、家具の位置を変えてしまうと、視覚や聴覚が衰え出しているシニア犬には逆効果となってしまいます。
視覚や聴覚に衰えを感じたら、部屋の模様替えはなるべく控えてあげましょうね。
◆床はバリアフリーで!
足腰が弱ってきていると「えっこんな段差で転ぶの?」と思うような小さな段差でつまずいてしまいます。
なるべく床に物は置かないようにし、ぶつからないように配慮してあげましょう。ソファなどがあるご家庭はスロープやペット用の階段を設置してあげ、負担なくソファに上がれるようにしてあげましょう。
◆床は滑りづらい床材を!
老化が始まると足腰が弱ってくるため、ますますフローリングで滑りやすくなってしまいます。
コルクマットやカーペット、厚みのあるジョイントマットなどを敷き、ケガの防止や足腰への負担が少なくなるように注意してあげましょう。
◆室温は常に快適に!
歳を取ると抵抗力や免疫力も弱くなってくるため、室温も一定の快適な温度に保ってあげましょう。
◆ケガ防止に努める!
机の角にはクッション材を付ける、むき出しのコードには配線カバーをかける、転倒しやすい家具は片付けるなど、シニア犬がケガをしないように部屋の中を改善してあげましょう!
犬の8歳は40~50代!
犬の8歳について紹介していきましたが、いかがでしたか?
「まだ8歳」と思っていた愛犬がもう40~50代で初老の歳だったなんて、とても驚きましたよね!大切な愛犬だからこそずっと長く一緒にいたいので、老化の始まったシニア犬でも安全、快適に過ごせるように改善していきましょう!
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