1.成犬になったパグは何キロ?
3.子犬期は食欲旺盛!でも太り過ぎたらどうすればいい?
3-1.肥満が引き起こす不調
3-2.勝手な判断で食事量を減らさない
3-3.太らないための秘訣は?
3-4.太らないための秘訣は?
5.成長に合わせたドッグフードを与えよう
5.ドッグフードの種類を知っておこう
5.離乳食とは?いつから与える?
5.カリカリフードはいつ頃から与えてOK?
5.子犬に必要な栄養素って?
6.ドッグフードを与えるときの注意ポイント
6.その1:体重に合わせた適切な量を与える
6.その2:一度に大量のフードを与えない
6.その3:ドッグフードを変えるときは少量ずつ
6.その4:傷んだドッグフードは与えないように
6.その5:お水もきちんと飲ませよう
6.その6:便の様子をしっかりとチェック
成犬になったパグは何キロ?
「小型・中型・大型」と3つに分けられている犬のうち、日本では「小型犬」が人気です。
だいたい10キロ未満の犬を小型犬言うケースが多いですが、なかでも5キロに満たない犬を「超小型犬」としています。
パグは、成長時に6~8キロほどになる一般的な小型犬です。
超小型犬と比べると、ちょっと大きいサイズ感と言えるかもしれませんね。
パグの月齢ごとの体重推移はどんな感じ?
遺伝や体質の違い、食べさせ方によって、パグの体重の増え方は個体差があります。
おおよその目安を知っておくと安心ですよね。
それでは、月齢ごとに見てみましょう。
・生後2か月⇒1.2~1.3キロほど
・生後4か月⇒3.1~3.4キロほど
・生後6か月⇒4.6~4.8キロほど
・生後8か月⇒6.0~6.2キロほど
・生後10か月⇒6.3~6.5キロほど
・生後12か月⇒6.5~6.7キロほど
パグは生後4~6か月の頃には、すでに4キロ前後。
超小型犬の成犬サイズくらいの大きさに成長します。
生後8か月ころには体重増加がやや落ち着き、ゆるやかに増えていくでしょう。
そして、1歳頃には、6~7キロほどに育つのが平均的で理想的なパグの体重推移です。
一般的な平均値でパグの成犬は、6~8キロなので、8キロ程度ならまず安心してもいいでしょう。
10キロを超えると少し重いので肥満かもしれませんし、6キロ未満だと成長しきれていないのかもしれません。
「平均よりも体重が重い・少ない」と感じたときは、獣医師に相談してみるといいでしょう。
子犬期は食欲旺盛!でも太り過ぎたらどうすればいい?
パグの子犬が美味しそうに食事をしている姿は、元気な証拠で飼い主さんとしても安心ですよね。
でも太ってしまうことがあります。
体がぽっちゃりすると可愛らしく見えるかもしれませんが、肥満はパグにとってはさまざまなストレスになります。
◆肥満が引き起こす不調
まず、重い体重を支えなければならず、パグの足や腰に大きな負担がかかります。
関節炎や腰痛で、「動きたいのに動くと痛い」とパグにとっては大きなストレスです。
また、パグと言えばシワシワが魅力ですが、面積も増えた皮膚が炎症を起こすかもしれません。
余計な脂肪が増えるので、呼吸しづらくなって、苦しい思いをしてしまいます。
◆勝手な判断で食事量を減らさない
「小さい方が可愛い」「肥満になると大変」と一日に必要な食事量を勝手にコントロールするのはNGです。
食事量が少なければ肥満は防止できるかもしれませんが、逆に本来発達するはずの骨格や筋肉量が不足することも…。
じゅうぶんに成長しないリスクがあるので、勝手に食事量を減らすことはやめましょう。
◆太らないための秘訣は?
一度太ると、適正体重に戻すためのダイエットが必要になります。
太らないために気をつけるべき点は、「日々体を動かすこと」と「食事量を適切に」です。
パグの子犬期には、しつけのためにオヤツを与えることも多いかと思います。
頑張ったパグが可愛くて、必要以上に与えるケースもあるでしょう。
ただ、一日に与えるドッグフードの量が変わらないのに、オヤツを与えすぎるとカロリーオーバー。
与えすぎないように、食事量を調整しましょう。
そして、散歩で筋肉をつけ、カロリーを消費できるようにすることが大事です。
◆肥満はどうやって見分ける?
平均的な体重よりもかなりオーバーすれば、肥満の可能性が高いでしょう。
ただ、体重が重くても筋肉や骨格がしっかりしていれば、単に「ガッシリしている」という個性にもなります。
肥満かどうかは、実際にパグの体に触れてボディチェックをするのがおすすめです。
お腹を触ったときに、肋骨が分からないくらいの手触りの場合、脂肪がかなりついている恐れがあります。
また、横から見て「お腹が地面につきそう」、真上から見て「ウエストラインが分からない」なども、肥満の可能性が高いです。
小食のパグもいる
「どんなドッグフードでも食べる」という食欲旺盛なコもいれば、「コレじゃなきゃ食べない」というこだわりがあるコも。
香りに惹かれてドッグフードを好むタイプのワンちゃんは、缶詰やレトルト系のドッグフードが好きな傾向にあるようです。
ドライフードはなかなか食べてくれないケースもあるでしょう。
また、食感によって食べないというケースもあります。
子犬の頃は、「歯が揃っていない」「乳歯が抜けそう」など、口腔内も発達段階です。
歯の状態によって、柔らかなフードにしたり、トッピングを与えたりなど、食べやすいように工夫してみるのもおすすめです。
成長に合わせたドッグフードを与えよう
母乳からドッグフードに切り替えるときは、子犬に適した栄養素が含まれているものを与えましょう。
◆ドッグフードの種類を知っておこう
ドッグフードには、大きくわけて3タイプの種類があります。
水分の多さの違いで、「ドライフード」「ウェットフード」「セミモイスト」に分けられます。
なかでも水分が少ないドライフードは、多くのワンちゃんが食べている主流なタイプです。
品質維持もしやすく、基本的にはドライフードを与えていくといいでしょう。
ウェットフードは、人間の缶詰のような食感です。
子犬期には、アゴの力が弱いので噛み砕かなくて済むウェットフードも与えやすいですね。
ただ、ウェットフードだけでは「今後ドライフードを食べなくなる」ということも考えられます。
そのため、ドライフードのトッピングにする飼い主さんも多いです。
また、ドライとウェットの中間的存在がセミモイストです。
香りが良いので、ワンちゃん達も食べやすいようです。
◆離乳食とは?いつから与える?
生後間もなくから1か月くらいは、お母さん犬の母乳を飲ませて育てます。
1か月を過ぎたころから、離乳食を食べるようになります。
とはいえ、母乳からいきなり固形の食べ物を与えても、子犬にとっては未知のもの。
なかなか受け付けてくれないこともあるでしょう。
一般的には、子犬用のドライフードをミルクなどでふやかしてあげます。
ミルクを含ませることで、母乳のような雰囲気も漂って子犬的には受け入れやすそうですね。
ぬるま湯でふやかすのも柔らかくなるので子犬が食べやすい食感です。
そのままでは硬いフードも、ふやかすことで、犬の歯にも食べやすく、そして消化吸収を助けてくれるでしょう。
離乳食のスタートは「母乳+離乳食」と母乳の割合を多めにし、最終的に母乳離れができるといいですね。
◆カリカリフードはいつ頃から与えてOK?
生後3か月くらいには乳歯が生え揃ってくるので、普通のカリカリしたドライフードに切り替えていきます。
いきなり硬いものは食べないかと思うので、「ふやかしたカリカリフード9割+ちょっと硬めのドライフード」からスタートし、少しずつ硬めフードの割合を増やしていくといいでしょう。
だいたい1か月くらいの期間をかけ、ドライフードにするのが理想的な移行です
◆子犬に必要な栄養素って?
ドッグフードは、たくさんの種類が売られています。
金額もかなり安いものから、高級志向のものまでさまざまです。
「子犬用」と表示されたものを与えるのはもちろん大事ですが、どんな栄養成分が子犬には必要か基礎知識として知っておきたいところです。
骨や筋肉を作る「たんぱく質」、骨を強化する「カルシウム」は特に成長期には欠かせない成分。
また、腸内環境を整える「オリゴ糖」、免疫アップのための「ビタミンC」「ビタミンE」「βカロテン」なども健やかな成長のために重要な意味を持つ栄養成分です。
これらが総合的に入っている総合栄養食とかかれた子犬用のドッグフードを選ぶようにしましょう。
ドッグフードを与えるときの注意ポイント
成長期のドッグフードは、単に与えればいいものではありません。
子犬にとって健やかな成長に導くためのものです。
どんな点に注意すべきでしょうか。
◆その1:体重に合わせた適切な量を与える
子犬に必要な一日の食事量は、体重に合わせていきましょう。
与えるドッグフードに記載されている給餌量を参考にするのが理想的ですが、心配なときは獣医さんへ相談してみるといいかもしれませんね。
◆その2:一度に大量のフードを与えない
ドッグフードごとに、体重に応じた一日の理想摂取量がパッケージに記載されています。
「一日〇グラム」と記載されていたら、それを数回に分けて与えるようにしましょう。
子犬の頃は、消化器官が未発達です。
一度に大量にドッグフードを食べさせると、消化不良により下痢をすることも考えられます。
生後半年くらいまでは、1日3~4回に分けて与えるといいでしょう。
その後は、ウンチの状態も見ながら、回数を調整していくといいかもしれません。
◆その3:ドッグフードを変えるときは少量ずつ
今食べているフードをあまり食べてくれないようなら、別のドッグフードを買ってみるのもいいでしょう。
また、「たまには別のフードを食べさせよう」と変えるケースもあるかもしれません。
ただ、いきなり変えるとますます食べてくれないことも。
フードを変えるときには、少しずつ混ぜ、子犬の食いつきや便の様子をチェックしながら変えることが大事です。
◆その4:傷んだドッグフードは与えないように
子犬に与えたフードは、食べ残したからといって保存はできません。
口のなかの雑菌が繁殖して傷むので、食べ残しは与えないようにしましょう。
また、開封後のドッグフードは食べていなくても少しずつ傷みます。
ドッグフードごとに保存方法を守って、賞味期限内に与えるようにしましょう。
ドッグフードの種類ごとに保存期間がそれぞれ異なります。
賞味期限が長いドライフードも、一度開封すると品質が衰えていきます。
ウェットフードやセミモイストフードは、開封後は日持ちしないので、冷蔵庫に保存のうえ、早めに与えることが大事です。
◆その5:お水もきちんと飲ませよう
新鮮なお水をたっぷりと、いつでも飲めるようにしておきましょう。
水分不足は脱水症状を引きおこす可能性があります。
それに、水分量が足りずに、コロコロした便が出るようになります。
ただ、一度口をつけると雑菌が繁殖するので、こまめに新しい水に交換するようにしましょう。
また、あまり水を飲まない場合には、ウェットフードで水分を補給してあげるのもおすすめです。
◆その6:便の様子をしっかりとチェック
ドッグフードから吸収した栄養素が成長を助けてくれます。
愛犬が健康に育っているかどうかは、毎日便の様子をチェックしましょう。
ウンチは健康のバロメーターでもあります。
明らかに水状だったり、赤や白など色がおかしかったり…など、いつもと違う便をしたら体になにかが起きていることも。
「ウンチはおかしいけれど元気はある」「食欲は普通だけれどウンチが下痢」など、病院で伝えられるようにウンチ以外の様子も日々観察しておくことが大事です。
また、下痢とまではいかずとも、ゆるいウンチが続くこともあるでしょう。
もしかしたら、食べているフードがあっていない可能性もあります。
ほかのフードに変えて便の状態が改善されれば、ドッグフード選びが間違っているケースも考えられます。
まとめ
ドッグフードはパグの元気の源となるだけでなく、立派な成犬になるための栄養分が詰まっている大事なものです。
成長の過程に合わせて、ドッグフードの与え方にも注意しなければならないポイントがたくさんです。
「大きく育ってほしい」と多量に与えると肥満のリスクがありますし、「太らないでほしい」と少量にすると成長せずに栄養不足になるかもしれません。
ときどきは子犬の体重を測り、順調に増えているかどうかも確認しましょう。
食事に関する正しい知識を持ち、可愛らしく健康的なパグに育ててあげてくださいね。
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