ぶさかわいい!フレンチブルドッグの子犬を迎えるための準備をしよう

2020.02.20

ぶさかわいい!フレンチブルドッグの子犬を迎えるための準備をしよう

ワイルドとキュートが同居しているフレンチブルドッグ。 個性的な顔立ちなのに、愛嬌たっぷりで「ぶさかわいい」と大人気です。 子犬を迎える前に、魅力点と準備について、そして注意点もおさらいしておきましょう!

【目次】
1.「ぶさかわいい」と大人気!フレンチドッグの魅力を5つピックアップ
 1-1.魅力点①:愛嬌たっぷりの個性的な顔
 1-2.魅力点②:丸みをおびているコンパクトな体型
 1-3.魅力点③:人懐こくて甘えん坊
 1-4.魅力点④:頭が良くて飼い主さんに忠実
 1-5.魅力点⑤:思わず「クスッ」と笑っちゃう憎めない仕草

2.フレンチブルドッグの子犬を迎えよう!どんな準備をすればよい?
 2-1.身の回りグッズ
 2-2.食事関係グッズ
 2-3.トイレ関係グッズ

3.フレンチブルドッグとの暮らしで注意すべきポイントは?
 3-1.運動不足に注意…!でも、運動させ過ぎはNG
 3-2.体のお手入れはしっかりと!
 3-3.温度管理を整えてあげる!
 3-4.ケガを防ぐ住環境を考えよう!
 3-5.目に注意しよう!
 3-6.食事はこまめに食べやすく!
 3-7.毎日健康観察をしよう!

4.まとめ

「ぶさかわいい」と大人気!フレンチドッグの魅力を5つピックアップ

434316_ext_33_1_S

出典:ペットの専門店コジマ

フレンチブルドッグの魅力は、ひと言では語れないほどたくさんあって、愛好家も増えています。
「フレブル」という愛称もあって、人気沸騰中です。
魅力5つをピックアップしてみました。

◆魅力点①:愛嬌たっぷりの個性的な顔

フレンチブルドッグの見た目の特徴は、頭の上にある真っ直ぐ上を向いた三角の耳、まん丸でパッチリの大きな瞳、短めの鼻、への字型の大きな口です。

口元周辺がシワシワとしているため、どこか困ったようなユーモラスな表情にも見えますよね。
「怒っている?」「困っている?」「悲しんでいる?」と、気持ちが読みにくい表情ですが、その何とも言えない「ぶさいく」なところが、一瞬で「可愛く」も見えちゃうところも魅力でしょう。
ユニークでぶさいくながらにも愛嬌があるので、「ぶさかわ」と、多くの人を惹きつけています。

◆魅力点②:丸みをおびているコンパクトな体型

フレンチブルドッグを見たときの第一印象として、「丸い」をいうワードをあげる人が多いかもしれません。
前から見ても、後ろから見ても、さらには上から見ても、丸っこいボディ。
筋肉質で幅広体型です。
足も短めなので、安定感がある体つきと言えるでしょう。

適度な筋肉でたくましい印象なので、一見大柄に見えるかもしれません。
でも、サイズ的にはそれほど大きくもなく、だからと言って小さすぎることもありません。
スタンダードでは、オスが9~14キロ、メスが8~13キロ程度の体重が理想的とされています。
筋肉質なので体重が少しどっしりしますが、サイズ的には小型と中型の狭間くらいと言えるでしょう。
抱っこできるくらいのコンパクトさも兼ね備えています。
短足&むっちりボディで元気に動く姿は、とても可愛らしいですね。

◆魅力点③:人懐こくて甘えん坊

シワが多いことから少し不機嫌そうに見えるかもしれません。
そんなワイルド系な外見とは裏腹に、フレンチブルドッグはとても人懐こく明るい性格。
それにとても甘えん坊でキュートです。

「ちょっと強面なのにフレンドリーで甘えん坊」、そんなギャップ萌えが人気の理由のひとつとも言えるでしょう。
「遊びたいよ~」「構って欲しいよ~」「ごはんが食べたいよ~」と、要求してくる様子は、人間の子どものようにあどけなくて可愛らしい感じがします。
見た目は少しワイルド風ですが、実際には甘えん坊で純真な犬種なのです。

子犬時代の方が「やんちゃ度」が高めで、好奇心旺盛に動き回る生活が続くかもしれません。
子犬の頃に、たくさんの人と交流して社会性を高めておきたいですね。

◆魅力点④:頭が良くて飼い主さんに忠実

フレンチブルドッグは、頭の良い犬種です。
基本的には穏やかな気持ちを持っているので、人間から愛を表現されると、それに応えるかのように温厚に接することができます。
「この人は安心できる」と思えれば、丸っこいボディと大きな瞳で飼い主さんをいつも見つめてくれます。
「いつも撫でてくれるから嬉しい」「この人に頼っていれば安心だ」とフレンチブルドッグが思ってくれるのが、飼い主さんとしての理想像かもしれませんね。
「フレンチブルドッグの持ち前の賢さ+飼い主さんの毅然とした態度」があれば、いろんなことを吸収してくれることでしょう。

◆魅力点⑤:思わず「クスッ」と笑っちゃう憎めない仕草

フレンチブルドッグが寝ているときに聞こえる「グー、グー!」といういびき。
まるで人間のようで、それがまた、たまらなく可愛らしいです。

また、起きているときでも、遊びに興奮し過ぎて「ブーブー」、何かを訴えようとして「ブーブー」とお茶目な声を出すこともあり、愛おしくなってきます!

●あわせて読みたい
独特の表情が愛らしい!人気の短頭種(鼻ぺちゃ犬種)5選

皆さんはどんな犬種が好きですか?ダックス?プードル?チワワ?ポメラニアン?どの犬種もみんなとっても可愛いですよね!その中でも、鼻ペちゃな犬種、いわゆる短頭種は、とってもチャーミングでTVや雑誌などでも“ブサカワ”と言われて愛されています。 今回はとってもブサカワ!な鼻ぺちゃ短頭種を5犬種ご紹介していきたいと思います。これを読んで自分のお気に入りの鼻ペちゃ犬種を見つけて下さいね!

記事はコチラボタン


フレンチブルドッグの子犬を迎えよう!どんな準備をすればよい?

343709

魅力を知れば知るほど「フレンチブルドッグをさっそく迎えたい」と気持ちが高まることでしょう。
でも、これから大事な家族となるフレンチブルドッグのため、不備があると大変。
準備万端で迎えてあげたいものですよね。
これだけは揃えておきたいグッズは次のとおりです。

◆身の回りグッズ

ケージ、サークル、就寝用のベッドや毛布など、子犬にとっての環境を整えてあげましょう。
ケージやサークル、ベッドは材質や大きさが多彩です。
子犬期はヤンチャでガシガシ噛んだりするので、「壊れないように」「ケガをしないように」と材質選びにも注意しましょう。

◆食事関係グッズ

ドッグフードは、迎え入れる前に食べていたものを準備しておくといいでしょう。
ペットショップやブリーダーさんから、何の銘柄のドッグフードを食べていたか聞いてみてくださいね。

また、食器は「ドッグフード入れ」と「水入れ」と別々に準備しておきましょう。
陶器製やステンレス製、プラスチック製と素材がたくさんあるので、それぞれの特徴を理解してから購入するといいかもしれませんね。

◆トイレ関係グッズ

子犬がシーツを誤飲しないような「メッシュタイプ」、男のコが使える「壁付きタイプ」、シーツをしくだけでOKの「スタンダードなタイプ」と、トイレトレーもデザインがたくさんあります。

トイレシーツはトイレトレーのサイズに合わせて買うといいでしょう。
薄手でコスパのよい商品から、厚手で吸収力の豊かなものまでさまざまあります。

●あわせて読みたい
【犬用ペットシーツおすすめ5選】ライフスタイルに合ったトイレ用ペットシーツの選び方!

犬や猫などペットを飼う上で必要不可欠なアイテムの一つとして、ペットシーツがあげられますよね。しかし、一概にペットシーツといってもその種類は様々です。サイズや効果、デザインに至るまで、数えきれない程の商品が販売されています。皆さんは、愛犬やライフスタイルに合ったペットシーツを選べていますか? 今回はペットシーツの構造や選び方、おすすめの商品を紹介していきます。シート選びに悩んでいる方、必見です!

記事はコチラボタン


フレンチブルドッグとの暮らしで注意すべきポイントは?

フレンチブルドッグと暮らすうえで、注意したいポイントをまとめてみました。

◆運動不足に注意…!でも、運動させ過ぎはNG

ちょっと足が短めで筋肉質のフレンチブルドッグ。
なんとなく「太っている」ようにも見えることでしょう。
そのため、「運動量が少なそう」「動きが鈍そう」というイメージを持たれることも…。
でも、見た目の印象と違って、実際にはとてもアクティブなワンちゃんです。

特に、子犬の頃は活発。
大型犬ではないので極端に長い散歩はいりませんが、散歩できるデビュー時期になったら適度な散歩を日課にすることが大事です。

ただ、気をつけたいのが過度な運動。
フレンチブルドッグは鼻が短いため、激しい運動をすれば呼吸が荒々しくなります。
ふだんからイビキのような「ブーブー」という音を耳にする機会があるかと思いますが、運動量がキャパオーバーになると苦しそうに音を出します。
興奮させすぎで呼吸困難になると、命にもかかわる可能性もあって危険です。

また、子犬の頃は「寝て育つ」と睡眠もたっぷり必要です。
成犬と比べると体力がそれほどあるわけではありません。
散歩や運動は、15~30分未満と少なめがいいでしょう。
運動量は個体差があるので、飼い主さんがふだんから観察しておくことが大事。
「疲れていないか」「呼吸は乱れていないか」をチェックし、運動量を調整してあげましょう。

●あわせて読みたい
愛犬がなかなか起きない・・・犬の睡眠時間の秘密!人間よりも多い?少ない?

犬と一緒に過ごしていると、昼間もウトウトと昼寝をしだし、そんなに寝て大丈夫かな?と心配になっても、夜もきちんとぐっすり寝ますよね。 飼い主さんよりもたくさん寝る時間があって羨ましいなんて思ってしまう事も。 今回は、犬の睡眠時間についてお話します。 睡眠時間が十分に取れないと、体に危険信号がともっているサインかもしれません。 あなたの愛犬は睡眠時間、足りていますか? ぜひ参考にしてみてくださいね。

記事はコチラボタン

そして、散歩時間にも配慮が必要です。
暑さには強くない犬種のため、太陽が照り付ける高温の時間帯は避けましょう。

◆体のお手入れはしっかりと!

フレンチブルドッグのチャームポイントとして「シワシワなところ」を挙げる方もいるのではないでしょうか。
ユニークな顔立ちは愛嬌があって憎めませんよね。

そんな魅力的な顔のシワですが、汚れが溜まりやすいのが注意ポイントです。
シワのなかを丁寧にケアしなければ、空気中の汚れや皮脂汚れが蓄積されていきます。
フレンチブルドッグは自分でシワのお手入れをすることができません。
飼い主さんが意識的にシワを丁寧にお手入れする必要があります。

◆温度管理を整えてあげる!

フレンチブルドッグは短毛種のため、寒い時期に弱い特徴があります。
エアコンや暖房で室温の管理はできますが、「フレンチブルドッグの過ごす場所」の温度に気をつけなければなりません。

「寒いだろう」と設定温度を上げ過ぎると、フレンチブルドッグは苦しくなるでしょう。

特に気をつけたいのが、風の出る暖房器具の前で過ごさせることです。
風に直接当たると肌が乾燥しますし、脱水症状も表われやすくなります。
寒がりのワンちゃんはストーブの前がお好みスペースになるかと思いますが、フェンスを設けるなどして直接風が当たらないように配慮しましょう。

◆ケガを防ぐ住環境を考えよう!

短足ながらにも運動神経がよいフレンチブルドッグ。
子犬の頃は好奇心が旺盛で、よく動き回るかと思います。

ただ、骨や筋肉が発達中の子犬の時期は、ちょっとした不注意でケガをしやすいもの。
ヤンチャな時期なので動き回るかもしれませんが、滑りやすいフローリングでは転倒の危険もあります。
カーペットやフロアマットなど、滑らない工夫も考えた方がよさそうです。

また、何事にも興味津々の子犬時代は、誤飲を防ぐための対策も大事。
フレンチブルドッグが間違って飲み込まないように、危険なものはしっかり片付けておきたいところです。
飼い主さんの留守中の誤飲事故も結構あるため、留守番時にはケージやサークルを利用するのも「誤飲対策のひとつと言えるかもしれませんね。

◆目に注意しよう!

フレンチブルドッグは真ん丸で大きな瞳が魅力ですが、それも日常的にケガのリスクに繋がっています。
テーブルの角、雑誌の角など、普通に動いているだけでもフレンチブルドッグの目のなかに入るかもしれません。

また、空気に触れる面積が大きいため、いつの間にかゴミが付着してしまいます。
目をケガしないように注意しましょう。

◆食事はこまめに食べやすく!

ガツガツと噛まないで飲み込むのがワンちゃんの食事スタイル。
しかし、子犬の頃は消化器官が未発達なので、ドカ食いすると胃腸への負担が心配です。
生後4か月頃までは特に未発達なので、「少量ずつ&柔らかく&回数を増やして」が食事スタイルの基本と言えるでしょう。

ドライフードもぬるま湯やミルク(犬用)でふやかして柔らかく、1日に3~4回を少量ずつ与えてくださいね。

◆毎日健康観察をしよう!

成長期の子犬のころは食欲が旺盛なものですが、急に食欲がなくなると体調が悪い可能性もあるので気をつけましょう。

ウンチや尿も健康のバロメーターと言われています。
色や形状、回数、量の変化には注意しましょう。
特に、「ウンチが軟らかい、下痢状」というときは感染症や腸炎の病気が潜んでいることもあります。
逆に「何日もウンチをしていない」という便秘も要注意。

●あわせて読みたい
【獣医師監修】多い・少ない?犬のうんちの回数や状態でわかる健康状態

愛犬が毎日必ずする「うんち」。臭いし汚いからと言って、何も考えずにすぐ捨てていませんか?犬のうんちは、話すことができない犬にとって、実は重要な「健康のバロメーター」でもあるのです。今日のうんちはいつもと一緒?臭いは?色は?回数は?などなど、うんちの観察をする事で体調が分かるほど。これを読めば、犬のうんちの片づけが毎日の健康管理を支えている事に気づいておっくうになりませんよ!ぜひ参考にしてみて下さいね。

記事はコチラボタン

そのほか、病気や体調の悪さが目の輝き、耳の状態、鼻の乾き具合、被毛のツヤなどにシグナルで表れることもあります。
キラキラとした潤いのある目元が淀んでいる、湿っているはずの鼻がカピカピに乾燥している、被毛がパサパサしている、フケのようなものが出ている…など、いつもと違っているところがないか観察しておきましょう。
実際に、触れて気づくような異常もあるかと思うので、日頃からスキンシップをこまめにとり、愛犬との触れ合いも大事にしておくことが大事です。
人に触れられるのに慣れておくだけで、病院に行ったときに抵抗なく診察もしてもらえます。

日頃からフレンチブルドッグの様子をチェックしておき、いつもと変わったところがあったら獣医師に相談できるようにしておくといいですね。
かかりつけとなる病院は、早めにリサーチしておくといいでしょう。


まとめ

フレンチブルドッグの魅力をじっくりお伝えしてきました。
ぶさかわいいところが、多くの人を惹きつけている素敵なワンちゃんです。
家族として迎えるなら、幸せになってほしいですよね。

必要なグッズの準備ももちろん大事ですが、飼育するうえで注意すべきポイントもおさえておきましょう。



– おすすめ記事 –

・犬のカサカサ乾燥肌には保湿が大切!乾燥・フケ対策グッズ5選
犬に好かれる人はどんな人?犬がなつく人、なつかない人の特徴を知ろう。
・【獣医師監修】メス犬は要注意!子宮蓄膿症の症状・原因・治療法
・ビションフリーゼを飼ってよかった!見た目も性格もいいことだらけ


focebookシャア
ツイート

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
笹本 雅

笹本 雅

犬が好きです。小型犬でも大型犬でもとにかく犬が大好きです。これから犬種についてや豆知識や健康についてなど、幅広いワンちゃんについての情報をご提供していきます。犬好きの方にぜひとも見ていただいてご意見いただければと思います!


記事に関するお問い合わせはこちら