しっかりしつけて子犬をキャリーバッグに!注意点や選び方は?

2020.11.01

しっかりしつけて子犬をキャリーバッグに!注意点や選び方は?

子犬を飼い始めたら、用意しなければいけないアイテムが沢山ありますよね。日常生活に必要なペット用品はもちろん、外出時に必要なアイテムもしっかりチェックしておかなければいけません。そんなお出かけの際に重宝するペットグッズの一つがキャリーバッグです。子犬が使うためにしておくべきしつけや、注意点、適切な選び方を紹介していきます。これから子犬を飼う予定の飼い主さんは、是非、参考にしてみてくださいね。

子犬をキャリーバッグにいれるのにしておきたいしつけ

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ペット用キャリーバッグは、子犬を迎える初日から必要不可欠なアイテムだというわけではありません。
しかし、子犬のうちからキャリーバッグに慣れさせておくことは、ハウストレーニングの一環ともなりますし、様々なシーンで必ず役に立ちます。
子犬には一緒に生活をするために、トイレトレーニングや問題行動を回避するためのしつけが必要ですよね。しかしハウストレーニングも、重要なしつけの一つです。
子犬の頃からキャリーバッグに慣れさせるためにも、ハウストレーニングをしっかりしておき、キャリーバッグは愛犬自身が落ち着けるスペースであるという認識を与えておきましょう。
それでは、具体的にどのようなシーンでキャリーバッグが役立つのかを紹介していきます。キャリーバッグの必要性をしっかり理解しましょう。

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クレートトレーニングは、犬の安全性を確保したり犬に安心できる環境を整えたりするために非常に大切なトレーニングで、移動時や災害時など活用できる場面は数多くあります。トレーニングについては、他のトレーニング同様に飼い主が焦らずゆっくりと褒めながら行う事が大切ですので、犬にとってクレートが嫌な場所にならないように慎重にトレーニングを行いましょう。

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◆キャリーバッグが役立つのはどんな時?

ペット用キャリーバッグが主に役立つシーンとして挙げられるのが、外出や旅行などの移動の際です。
公共交通機関や施設の共有スペースでも、キャリーバッグやクレートへ愛犬を入れることで利用できる場合がありますよね。旅行をする場合にも、キャリーバッグがあれば旅先でも子犬が安心して眠れるスペースが確保できます。人混みなどの移動も安全に行うことが可能となるのです。
また、動物病院への通院時にもキャリーバッグは重宝します。病院が徒歩圏内でも、愛犬が体調不良や怪我のために歩けない場合に大きな手助けとなるでしょう。待合室でもキャリーバッグの中にいることで、落ち着いて待つことができますよね。
そしてもう一つ重要なのが、災害時に役立つという点です。急いで避難をしなければいけない場合に、キャリーバッグの有無が大きく影響します。避難所などでも、キャリーバッグがあることで、愛犬が落ち着いて寝食できるスペースを確保することができるでしょう。
愛犬を守るためのアイテムとしても、キャリーバッグは重要な役目をもっているといえるのです。


子犬をキャリーバッグに入れる際に注意すること

個体によって様々ですが、慣れないうちはキャリーバッグを嫌がる子も少なくありません。まずは、生活空間にキャリーバッグを置き、その物自体を認識させて警戒心をほどきましょう。
中に入れる時は、必ず子犬の頭から入れます。嫌がる子は大抵足で踏ん張るので、頭から入れながら足を手前にたたむようにしてください。その後は奥まで全身を入れて蓋(ドア部分)を閉めます。
入れることができたら、すぐにおやつをあげて思い切り褒めてあげましょう。
事前にキャリーバッグの奥におやつを入れておき、それで誘導して中に入れるのも一つの手です。繰り返すことで、キャリーバッグに入ると良いことがおきると学習させましょう。
ここで注意すべき点は、絶対に無理やり押し込んだりしないということです。子犬が嫌がっている内に無理強いすると、キャリーバッグが嫌いになってしまう可能性があります。
慣れるまでの時間には個体差がありますので、愛犬の様子をしっかり確認してから取り組んでくださいね。

◆キャリーバッグに入ることは可哀そうなことではない!

子犬がキャリーバッグに閉じ込められているようで可哀そう、狭い場所に入れるのはひどい、などと考えてしまう飼い主さんも中にはいるかもしれません。
しかしそれは、間違った解釈だといえるでしょう。
犬は基本的に、狭い所が大好きな動物です。広い場所にいるよりも、狭い自分の縄張りにいる方が安心することができるのです。
もちろん、愛犬に適したサイズや機能をもっていないキャリーバッグを選んでしまうと、愛犬がストレスを感じる場合もあります。
しかしキャリーバッグに入れることで、愛犬を守ることができるケースも実際に多いので、愛犬にぴったりのアイテム選びをしっかり行う必要があるのです。選び方は後述しますので、購入を考えている飼い主さんは是非、チェックしてみてくださいね。


子犬がキャリーバッグに入らない場合どうするか

キャリーバッグへの慣れには個体差があると前述しましたが、子犬によっては慣れるのに時間がかかる子も多いです。しかしこれからの生活を共にすることを考えると、やはりキャリーバッグが使える状況にもっていきたいですよね。
子犬が中々キャリーバッグに入ってくれない時は、どう対処したら良いのでしょうか。

◆焦りは禁物!慣れるまで待とう!

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キャリーバッグに慣れさせることが必要だと紹介しましたが、中々入ってくれない子犬に対しても、やはり慣れるのを待つことが大切です。
前述したように、無理矢理いれることは絶対にしてはいけません。子犬にとってキャリーバッグが恐怖の対象となってしまっては元も子も有りませんよね。
まずは室内にキャリーバッグを置いて、見慣れるよう仕向けましょう。少しでも近づくようになってきたら、子犬が好んでいるおもちゃなどを、中に入れて興味を引きます。この時点で、中に入り始める子も多いでしょう。
一度中に入ったら、長時間遊べるコングなどのおもちゃを入れてあげると、中の空間でも遊べるようになっていきます。
中に入った際には、たくさん褒めること、おやつなどのご褒美をあげることを忘れないでくださいね。
キャリーバッグに慣れる、中に入るまでに時間がかかっても、決して焦らないことです。愛犬の様子を観察しながら、キャリーバッグが安心できる場所だということをゆっくり教えてあげましょう。

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もしもキャリーバッグの中で粗相をしたら

子犬を飼い始めたら、日常生活を円滑に行うために、しつけをすることが飼い主さんのミッションとなります。ハウストレーニングもそうですが、トイレトレーニングも重要ですよね。
しかし、いずれのしつけもしっかりできたと感じていたのに、子犬がキャリーバッグ内で粗相をしてしまうこともあるでしょう。そんな時はどうすればよいのでしょうか?

◆叱りつけるのはNG!掃除のしやすい素材を選ぼう!

子犬は膀胱の機能も未発達なので、成犬と比べると頻繁に排泄をします。漏らしてしまったからといって、怒鳴ったり叱りつけるのはよくありません。キャリーバッグ自体にマイナスイメージがついてしまい、中に入るのを嫌がるようになってしまうかもしれません。
もし、子犬がキャリーバッグ内で長い時間を過ごしたのであれば、トイレを我慢していた可能性があります。
また粗相の原因にも様々あり、ストレスから漏らしてしまうというケースも考えられるのです。キャリーバッグ内の環境が子犬にとって強いストレスとなっているのかもしれませんね。
子犬を入れるキャリーバッグは、粗相対策として掃除のしやすい素材を選んだり、トイレシートを底部分に敷いておくなどの工夫をして使用するのがおすすめです。

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キャリーバッグの選び方

子犬と飼い主さんの両者にとって、可能な限りストレスを軽減できるキャリーバッグを選ぶ必要があります。せっかく子犬がキャリーバッグに入れるようになったのに、その中で嫌な思いをしてしまうと、キャリーバッグに苦手意識が生まれてしまいます。
安心安全な移動手段として利用するためにも、以下の項目に注意して適切なキャリーバッグを選びましょう。

◆サイズ

子犬の体高・体長に合わせて、できるだけジャストサイズとなる商品を選びましょう。
子犬が中に入った状態で、広すぎても狭すぎてもいけません。広ければ振動などで身体が大きく揺れたり、ぶつかったりしてしまいますし、何より子犬が落ち着ける空間とはなりません。狭すぎると窮屈でストレスになったり、必要以上に暑さを感じるために危険です。
ちなみにキャリーバッグの高さは、愛犬が立った状態の高さで計測するよう注意してくださいね。
子犬の成長は早いので、すぐに身体の大きさは変わってしまいます。成長具合をみながら、キャリーバッグの大きさは適宜変えていく必要があるでしょう。
このことからも、子犬の頃にあまりに高価なキャリーバッグを選ぶことも避けたい事態です。用途に合った機能と安全性が備わってさえいれば、必要以上に費用を捻出する必要はないでしょう。

◆持ち運びやすさ

主に移動手段として使用することが多いキャリーバッグ。飼い主さんにとって持ち運びがしにくければ、大きなストレスとなります。子犬がそのキャリーバッグに慣れてくれたとしても、すぐに商品の買い替えをしたくなってしまうでしょう。
キャリーバッグには様々な形状や機能をもつものがあります。まずは、飼い主さんの使用用途を明確にしておきましょう。
手持ち部分がついているか、車輪付きのものか、ショルダーベルトがついているかなど、移動時に必要な機能が備わったアイテムであるかをチェックしてください。
移動する際にどのように使用するかを、事前にイメージしておくことがおすすめです。

◆使用用途

前述したように、キャリーバッグは使用用途に合わせて選ぶことが重要です。
キャリーバッグのタイプごとに、向いている使用用途や特徴を紹介していきましょう。

クレート型(ハード・ソフト)

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箱型で運搬用として作られたものです。ハード・ソフトのいずれも、公共交通機関や車などの乗り物を利用した移動で役に立つでしょう。
プラスチック製のハードタイプのキャリーバッグであれば、航空会社によって多少の違いはありますが、貨物として愛犬を飛行機に乗せられる場合があります。
ソフトタイプは布・ナイロン素材で作られており、チャックなどでの開閉ができるアイテムが多いでしょう。出入口が二面以上あったり、メッシュ素材の窓がある商品も珍しくありません。不安を感じがちな子犬にとっては、飼い主さんを確認することができやすいのでおすすめです。
また中には、折り畳めたり、車のシートに固定できるタイプのキャリーバッグもあります。出掛け先にも愛犬の寝床を持ち込めるので、旅行やドライブが多い家庭にはぴったりかもしれませんね。

ショルダー・トートバッグ型

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徒歩での移動が多い飼い主さんには、ショルダーバッグ型や、トートバッグ型のキャリーバッグが重宝するでしょう。
手持ち部分のみのハンドルが付いたものでは、持ったまま移動するには限界がありますよね。ショルダーベルトが付いていたり、トートタイプとして使用できるだけで、移動がとても楽になります。
基本的に小型犬までが使用できるタイプの多い形となりますので、ゆくゆくは大きくなる犬種を飼っている場合は、子犬時代にのみ楽しめる移動手段となるかもしれませんね。
ちなみに、ショルダーバッグ型はソフトクレートに近い作りのアイテムが多いので、厚底で安定感のあるものであれば、車内の座席に設置して使用することもできますよ。
多彩なデザイン性から選ぶことができるのも、この型の魅力の一つかもしれません。愛犬にピッタリの可愛いアイテムが欲しい!という飼い主さんは、チェックしてみてくださいね。

リュック・スリング型

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両手がふさがらずに使用することができるタイプのキャリーバッグです。リュック型は文字通りリュックの様に背負うことができるタイプで、スリング型は抱っこ紐の様に身体にぶら下げることができます。
移動中は両手が使える状態にしたいという飼い主さんや、手荷物が多くなる場合に重宝するでしょう。
スリング型は飼い主さんと子犬が密着する状態になります。暑さ対策は必要ですが、怖がりの性格の子には向いているでしょう。さらに、使用しない時に折りたたむことも可能なので、普段から持ち歩いて必要な時に取り出すこともできますね。

カート一体型

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愛犬がシニア犬や多頭飼いの家庭におすすめのアイテムの一つに、ペットカートがあります。タイヤが付いているので長距離の移動にも重宝するペットグッズですよね。
現代ではペットカートのキャリー部分を取り外して、キャリーバッグとして使用できる商品が多数販売されているます。長い距離の散歩や移動が多い方は、一度チェックしてみるとよいでしょう。

◆安全性

キャリーバッグを選ぶ上で重要なポイントの一つが安全性です。その仕様はもちろん、機能的にも安全性の高いものを選ぶ必要があるでしょう。
例えば、飛び出し防止機能やリードフックが付いているタイプのキャリーバッグは、愛犬の突然の飛び出しを防止できるのでおすすめです。
そしてキャリーバッグを安全に使用するためには、定期的に部分的な摩耗や壊れかけている箇所がないかをチェックするようにしてくださいね。
持ち手部分が壊れていると、移動中に愛犬を落下させてしまう可能性があります。また、特に子犬は歯の痒い時期があるため、ドア部分を噛んだり、メッシュ素材に穴を開けてしまいがちです。使用前にキャリーバッグ全体に綻びがないか、チェックする習慣を身に付けるとよいでしょう。

◆通気性

キャリーバッグを使用する上で注意したいのが、愛犬が中にいる状態での内部環境です。特に暑い時期は、熱中症に注意しなければなりません。
キャリーバッグにも季節に合わせた商品が多数ありますので、使用する時期を考えたうえで購入をすることが必要でしょう。
夏などの高温多湿となる季節には、メッシュ部分が多く、風通しの良いものを選ぶことが大切です。あまりに暑い日には、こまめにバッグ内の愛犬の様子を確認し、しっかり水分補給をさせてくださいね。


まとめ

キャリーバッグは飼い主さんと愛犬にとって、安心・安全をもたらす重要なアイテムとなります。
時間がかかってもでもよく慣れさせて、子犬のうちから使えるようにできると良いでしょう。
たくさんの種類が販売されているキャリーバッグの中から、子犬にとって適切なアイテムを選ぶのは大変なことかもしれません。しかし、選び方で紹介した用途やサイズなどを元に厳選していくことで、ぴったりのアイテムが絞れてくるでしょう。
商品によっては結構な大きさのものもあります。通信販売を利用する場合には、配送料も忘れずにチェックしてくださいね。
末永く一緒に快適なお出掛けをするためにも、子犬の頃からキャリーバッグの利用を楽しんでください。



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壱子

壱子

子供の頃から犬が大好きです。現在はキャバリア4匹と賑やかな生活をしています。愛犬家の皆さんに役立つ情報を紹介しつつ、私自身も更に知識を深めていけたら思っています。よろしくお願いいたします!

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