犬にレンコンを与えても大丈夫?メリットやデメリットは?

2022.10.16

犬にレンコンを与えても大丈夫?メリットやデメリットは?

和食料理に引っ張りだこのレンコン。大好きな飼い主さんも多いのではないでしょうか。根菜類の代表格であるこのレンコン、実は魅力的な栄養素の詰まった野菜の一つなのです。今回は、犬にレンコンを与えても良いのか、またその方法や注意点、メリットなどを解説していきます。簡単にできる犬用レンコンレシピも紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

【目次】
1.犬はレンコンを食べられるのか
 1-1.レンコンを与えても問題ない
 1-2.ゴボウなどのその他の根菜

2.レンコンに含まれる栄養
 2-1.レンコンに含まれる栄養①ビタミンC
 2-2.レンコンに含まれる栄養②食物繊維
 2-3.レンコンに含まれる栄養③ミネラル
 2-4.レンコンに含まれる栄養④タンニン
 2-5.レンコンに含まれる栄養⑤ビタミンB6
 2-6.レンコンに含まれる栄養⑥レクチン

3.犬にレンコンを与えるメリット

4.犬にレンコンを与える際に注意すること
 4-1.アレルギー
 4-2.与えすぎない
 4-3.細かく切ってあげる

5.レンコンを使った犬用簡単レシピ
 5-1.レンコンチップ
 5-2.レンコンスープ

6.まとめ

犬はレンコンを食べられるのか

レンコン

蓮根とは原産地がインドの植物で、名前からも分かるようにハスの地下茎が肥大したものです。中国を通じて、インドから日本に伝わったのは5世紀頃頃。
レンコンは根茎はもちろん、葉・果実・花弁・雄ズイ・花托・幼芽などの、全てを活用できる無駄のない食材であり、ハス(花の部分)は元々、薬効植物として利用されてきた歴史を持っているのです。
このように、どこをとっても素晴らしい食材であるレンコン。人間にとっては和食によく使用されるメジャーな食べ物ですが、犬にとってはどんな野菜なのでしょうか。
れんこんに加えて、その他の根菜についても紹介していきましょう。

◆レンコンを与えても問題ない

結論からいうと、レンコンは犬に与えても基本的には問題のない食材です。前述したように薬として利用される程、豊富な栄養素と食物繊維を含んでいるのです。
レンコンの主な栄養分は糖質(いわゆるデンプン)なのですが、糖質はエネルギー源としていち早く消費される重要な栄養素です。動物の活動には、欠かせない成分が含まれている食材だといえるでしょう。
その他にも、様々な栄養素が豊富に含まれています。それについては後述しますので、ぜひその点もチェックしてみてください。

◆ゴボウなどのその他の根菜

根菜にはレンコンの他にも、犬に与えてもよいとされる野菜が多々あります。
特に、サツマイモ・かぼちゃ・ニンジンなどは、甘味があるので喜んで食べる愛犬も少なくないでしょう。
犬用手作りおやつのレシピや、市販されているペット用フード・おやつにも、サツマイモなどが利用されている物がたくさんあります。
根菜類は夏に旬を迎える野菜よりも水分が少ないため、身体を冷やさない効果があるともいわれており、ビタミンが豊富で血行促進効果もあります。さらにミネラルも豊富なため、体内の循環を良くしてくれる作用ももっているのです。
犬にとっても人間にとっても、冬の寒い時期には持ってこいの食材だといえるでしょう。
ただし同じ根菜類でも、食物繊維がアクの強い「ごぼう」は、犬に向いている野菜とはいえません。与えることで体調不良や病気の原因ともなり得るので、この点には注意してください。


レンコンに含まれる栄養

前述したように、レンコンの主成分はデンプンであるため、食物繊維を多く含有しています。また、ビタミンCが100g中55mgと豊富に含まれているという特徴ももっているのです。
ちなみにレンコンの切り口は、空気に触れると黒く変色しますよね。これはポリフェノール系の色素が酸化するために起こる現象だそうですよ。
健康維持のためにも魅力的な成分をたくさん含むレンコン。どんな栄養素が多く含まれているのか、それぞれ紹介していきましょう。

◆レンコンに含まれる栄養①ビタミンC

疲労回復・老化防止・粘膜の強化、が主な効能といわれるビタミンC。この魅力的な栄養素が、レンコンには多く含まれているのです。
犬はビタミンCを体内で生成できますが、高齢犬や病気をもっている個体などは暑い夏の時期などにその機能が低下してしまいます。そのためレンコンは、効果的にビタミンCを摂取することができる食材だといえるでしょう。
さらに、通常ビタミンCは加熱すると破壊されてしまいますが、レンコンにはデンプン質が多いので、加熱してもビタミンCの破壊が少ないというメリットもあります。

◆レンコンに含まれる栄養②食物繊維

レンコンには、不溶性の食物繊維が豊富に含まれており、これが腸内環境の改善に役立ちます。
ただし消化しづらいので、体調に与えてしまうと消化不良を起こす可能性が考えられます。
便秘などの症状が気になる子には効果が期待できますが、元々お腹が弱い子には注意が必要です。
適量を与えるように、十分気を付けましょう。

◆レンコンに含まれる栄養③ミネラル

ミネラルは、細胞内液や骨などの身体の構成、神経や筋肉の働きに必要な成分です。また、血圧維持や水分量調整など、体液のバランスを調整する働きも行っています。
この犬が生きていく上で必要不可欠なミネラルが、レンコンには含まれているのです。
特にカリウムが多く含まれており、その他にも、鉄分・カルシウム・亜鉛などの多くの種類のミネラルも少量ですが含んでいます。

◆レンコンに含まれる栄養④タンニン

有名なポリフェノールの一種であるタンニン。ワインに含まれていることでも、有名ですよね。
消炎・止血に効果があるといわれる成分です。

◆レンコンに含まれる栄養⑤ビタミンB6

血を作る働きをもつビタミンB6。様々な物質の代謝に関わっており、赤血球に含まれるヘモグロビンの構成にも、必要な栄養素です。不足すると、皮膚・神経・血液に異常が起こってしまいます。
野菜に含まれていることは稀なので、レンコンはとても貴重な存在だといえるでしょう。

◆レンコンに含まれる栄養⑥レクチン

タンパク質の一種であるレクチン。免疫力アップに役立つ成分だといわれています。免疫力の低下がみられる高齢犬や、子犬の時期には、積極的に摂取したい栄養素の一つですね。


犬にレンコンを与えるメリット

魅力的な栄養素をたくさん含んでいるレンコンですが、他にも犬に与えることで得られるメリットがあります。
レンコンには消炎作用のある成分が含まれているため、咳止めの効果があるとよくいわれているのです。
風邪などを引いて喉の炎症が起き、その結果咳が出てしまう場合に、すりおろしたレンコンや、その絞り汁を飲むことで、咳止め効果が得られるそうですよ。
人間同様、犬にも咳の症状がみられることがあります。
愛犬の咳が気になる場合に、試してみるとよいでしょう。
もちろん、ただの風邪ではなく他の病気である可能性も考えられるため、まずは動物病院を受診し、獣医師さんに相談することが第一です。
その後の自宅ケアの一つとして、レンコンを利用してみることをおすすめします。


犬にレンコンを与える際に注意すること

犬とレンコン

レンコンに関していうと、生でも加熱した状態でも、犬に与えることは問題ありません。
しかし元々は肉食動物だった犬は、肉を消化することは得意でも、野菜を消化することは不得意なのです。
特にレンコンは食物繊維質が多いことから、消化不良を起こしやすい食材だともいえます。
生で与える場合はすりおろすこと、加熱した場合でも食べやすい大きさに切って与えることがポイントとなります。
愛犬の健康にとって役立つ栄養素が含まれているレンコンですが、与えすぎや与え方には注意が必要なのです。以下の注意点をしっかり覚えておき、上手にメリットを得られるよう配慮しましょう。

◆アレルギー

たんぱく質が含まれる食品にはアレルゲンとなる可能性があり、それを摂取することでアレルギー反応を起こす可能性があります。
レンコンによるアレルギー症状は稀なケースではありますが、可能性がゼロではないということを頭に入れておきましょう。
食べた後に身体を痒がる様子がみられたり、皮膚が赤くなっている場合はすぐに与えるのを止めてください。
他にも、下痢・嘔吐などの症状が起こる場合もあります。アレルギー症状の疑いを感じた場合は、動物病院で診てもらってください。
レンコンに限ったことではありませんが、初めての食材を与える場合は必ず少量ずつ与え、愛犬の様子を観察して問題がないかを確かめることを徹底しましょう。

◆与えすぎない

与えることで多くのメリットを得られるレンコンですが、やはり与えすぎには注意が必要です。
食べすぎは消化不良の原因となり、嘔吐・下痢・軟便などの症状として現れるケースが珍しくありません。
基本的に総合栄養食であるドッグフードを与えていれば、犬にとって必要な栄養素をバランスよく摂ることができるのです。
レンコンを与える場合も、トッピングやおやつ程度の気持ちで適量を与え、目安となるカロリーをオーバーしないように飼い主さんがしっかり管理してくださいね。愛犬の間食は、ドッグフードの摂取カロリーの約20%以内に収めましょう。

◆細かく切ってあげる

レンコンを与える時は、必ず細かく切る、またはすりおろして与えることを徹底しましょう。これにより、消化しやすい状態にすることができます。
また、喉に詰まらせる危険をも回避できるので、必ず愛犬のサイズにあった分量・大きさにしてから与えなくてはダメですよ。
犬種によって喉の細さや口の形状も違います。特に小型犬であれば、小さく細かくカットして食べやすい大きさにしてあげなくては心配ですし、誤嚥のリスクが高まります。
なお、すりおろして与える場合は口の周りがベタベタする可能性があります。放置すると痒がったり、衛生面からもよくはないので、それを避けたい場合は細かく刻んで与えてくださいね。


レンコンを使った犬用簡単レシピ

レンコンを使用した愛犬用のレシピを二つ紹介しましょう。どちらも作り方は簡単なので、料理が苦手な飼い主さんでも大丈夫です!
特別な日の食事にプラスしてみてはいかがでしょうか?

◆レンコンチップ

ポテトチップスのように、おやつ感覚で与えられるレンコンチップです。犬用の味付けなしのレシピですが、少し味付けすれば人間用にも早変わり。家族みんなで食感を楽しんでみてください。

作り方

①レンコンの皮を剥いて、薄くスライスします。
②酢水に一度くぐらせてから、水気を切って電子レンジへ。
③乾 燥するまで加熱します。

電子レンジで加熱する時は、スライスしたレンコンが重ならないように敷いていくのがポイントです。油を使わないチップなので、とてもヘルシーですよ。愛犬には大きいかな?と感じる場合は、出来上がったもの砕いてフレーク状にしてから与えましょう。

◆レンコンスープ

ペットショップなどでは犬用スープが販売されています。今回はそれを利用するアレンジレシピの方法を紹介します。

作り方

①レンコンをすりおろします。
②すりおろしたレンコンを団子状にします。
③加熱したスープにいれて完成です。

もちろん、スープから手作りしてもOKですが、その際は過剰な味付けをしないよう注意してください。白菜や大根などを入れて、愛犬用鍋料理にするのもいいですね。冬の寒い時期にはぴったりのレシピです。
スープは食事をあまり摂らない子や、高齢犬などにも向いている料理です。水分補給にも役立ちますので、是非活用してみてください。


まとめ

お散歩やブラッシング、トイレのお世話に加えて、愛犬の健康管理も大切なケアの一つです。
日々の食事を改めて思い返し、栄養面について考えてみましょう。
レンコンには犬にとってメリットとなる理由が沢山詰まっています。補いたい栄養素がある場合には、ぜひ食生活に利用してみてくださいね。
初めのうちは愛犬の様子を確認しながら与えてみましょう。愛犬の大好物の一品となるかもしれませんよ。ネット上にはレンコンを使ったレシピの記事もたくさんあります。
愛犬にピッタリの料理方法を見つけて、健康維持に役立ててください!



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壱子

壱子

子供の頃から犬が大好きです。現在はキャバリア4匹と賑やかな生活をしています。愛犬家の皆さんに役立つ情報を紹介しつつ、私自身も更に知識を深めていけたら思っています。よろしくお願いいたします!


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