散歩拒否をする柴犬…理由は柴犬の性格にあった!

2019.07.13

散歩拒否をする柴犬…理由は柴犬の性格にあった!

SNSでも大人気、柴犬の“イヤイヤ”。「面白くてカワイイ!」と話題ですが、なぜ柴犬はこんなに散歩を嫌がるのでしょうか? その可愛い“イヤイヤ”の裏に隠された柴犬たちの本当の気持ちとは?その秘密は柴犬のちょっと意外な性格にあります。

柴犬の散歩拒否、“イヤイヤ”って?

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“イヤイヤ”とは柴犬に限らず犬が散歩中などにあることを嫌がって動こうとしない様子のことです。

犬がリードをぐっと引っ張るので首輪が顔のお肉にむにっと埋まってしまう姿がなんともいえない愛くるしさ…。

なぜか、この“イヤイヤ”は柴犬に多く、SNSでも「カワイイ!」と話題になっています。確かに小さな子供が「イヤだイヤだ~」と駄々をこねているような姿はとってもかわいいのですが、これは何を意味しているのか、なぜ嫌がっているのか気になりませんか?

しかもなぜ柴犬に多いのでしょうか?


飼い主に忠実、聞き分けがいい…?柴犬の本当の性格とは?

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柴犬といえば、古くから猟犬や番犬として活躍しており、従順なイメージが強い犬種ですよね。

飼い主に忠実としてよく知られており、その日本的な愛くるしさが人気を集め、日本での人気犬種ランキング上位の常連であるのはもちろん、最近では海外での人気も上がってきています。

ただ、忠実であるという分、飼い主以外の知らない人にはなかなか懐きません。自分から積極的に行動するというよりはじっと様子を見て自分が納得してから動く、といったちょっぴり臆病にも見える堅実な性格をしているのです。柴犬は日本人をそのまま犬種にしたかのような犬で、簡単にいうと人見知りで真面目な性格です。

逆にレトリーバーなどの洋犬はフレンドリーな子が多く、陽気な外国人のような性格です。柴犬は洋犬のように誰にでも人懐っこくじゃれあうような姿はあまり見せないので、飼い主に忠実としてよく知られているのですね。

◆デリケートな性格

柴犬の性格はとっても繊細で我慢をしてしまう傾向にあります。

ですからストレスを感じると一度は我慢をするのですがいつかそのストレスが溜まりに溜まって爆発し、攻撃的になってしまうことも。

苦手なものを克服させようと毎日無理強いしたり、無意識に犬にストレスを与えてしまっていないか考えてみましょう。また、繊細な性質なのでベタベタ触られたり甘えたりすることが得意ではありません。

レトリーバーなどは存分に飼い主に甘えてくっついているイメージですが、柴犬は飼い主の横に座ったり足元にちょこんといるくらいで満足していることも。(そんなところも謙虚でかわいいですけどね)

食事中に急に頭を撫でたり急に抱っこしたりするのはNGです。
個体差はあるのでもちろん存分に撫でてほしい柴犬もいますが、撫でられるのが苦手な柴犬に対してほめてあげたい場合には、おやつなど他の方法でほめてあげましょう。

◆集中力が続かない

柴犬はよく「集中力がない犬種」といわれることがあります。

これは決して能力的に劣っているというような問題ではなく、柴犬は昔から猟犬として飼育されていたため、牧羊犬のように人の指示をよく聞き、周りに合わせる、という集中力よりも自分で獲物を見つけられるような能力を伸ばしていくことの方が重要だったのです。

それが名残となり、長時間の散歩やトレーニングに飽きてしまうことが多いので、柴犬には集中力がないといわれるようになりました。

また、物事を覚えるスピードが他の犬種に比べて少し遅いと感じることがあるかもしれません。

これは繊細で集中力がなかなか続かない柴犬の性質が要因です。飼い主はこの性質にめげたりせずに、トレーニングをする場合は短めに時間を区切ったり、周りの環境を整えてあげるなど工夫をしてあげてみてください。愛犬の大好きなおやつをごほうびに用意しておくことも大切です。


なかなか難しい柴犬の性格…子犬の頃からしっかりトレーニングを!

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人間の赤ちゃんは、小さい頃から覚えたことが正しいと認識し、そのまま育つことが多いですよね。

犬の赤ちゃんでも同じように、子犬の頃からしっかり教育してあげましょう。また、犬のしつけの中で怒鳴ったり体罰はNGです。

これは単純にストレスとなるのはもちろんなのですが、実は犬を怒鳴ったり叩いたりしてもはっきり言って意味がないのです。

例えば人間の子供がふざけた拍子に食器を割ってしまって母親に叱られたとき、子供は「食器を割ってしまったから怒られたんだ」と認識し、反省することができます。

対して、犬が同じことをしてしまって叱られたとき、犬は怒っていることは認識できても何が原因で叩かれたのか分からないので、また同じことを繰り返してしまいます。

さらには「怒ってくる怖い人」と覚えられてしまい、家族内で嫌われてしまうことも…。
そこで効果的なのが「無関心」。(※決して飼育を放棄することではありません)通常、悪いことをしたら叱り、当たり前にできることには特に何も言わないことが多いと思います。

これを
・悪いことをしたら無視する
・当たり前のことがちゃんとできたらほめる
に変えてみてください。

基本的に犬にとってのイタズラは遊びです。
飼い主に構ってほしくて呼び寄せるようなイタズラをしたりもします。

それなのに飼い主が構ってくれないとしたらどうでしょう?

何も効果がないと思い、別のことをしようとしますが、ここは人間側の我慢が必要です。

悪いことをされたら無視を突き通す代わりに、当たり前の、たとえばトイレが上手にできたとかお水をきれいに飲めたとか日常でしょっちゅうやっていることを思い切りほめてあげてみてください。

そうすれば犬の脳内でも「これをしたら飼い主さんは構ってくれる」と認識し、今後も繰り返そうとするはずです。

そしてそれを子犬の時からずっと続けて育てば成犬になってもその行動を正しいと思えるのです。

この子犬時代のしっかりとした教育が飼い主と愛犬の信頼関係を築き、ただただわがままを言うだけではない遊びを楽しめる関係性にもつながっていくので、ぜひとも自分のためにも愛犬のためにも頑張りたいところですね。


可愛いけどちょっと困る!“イヤイヤ”対策と改善法!

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ここまで“イヤイヤ”の原因やなぜ柴犬に多く見られるのかを見てきましたが、写真や動画で見る分には可愛くても、実際のお散歩中にずっと“イヤイヤ”され続けてもなかなか困るもの…。

また、飼い主がずっと犬の言いなりになりすぎてしまうと犬は“イヤイヤ”してもいいんだ!と覚えてしまいます。

飼い主にも犬にも快適なお散歩にするために、ここまで見てきた柴犬の性質をもとに“イヤイヤ”されたときの対処法をご紹介します。

◆主導権はいつでも飼い主に

自分の愛犬が“イヤイヤ”するとなると、可愛いやら甘やかしたいやらでつい怒ることを忘れてしまう飼い主さんも。

しかしその“イヤイヤ”がわがままからしている行動なのであれば、犬の言いなりになってはいけません。わがままな主張は通さずに、遊んでいる感覚で“イヤイヤ”を楽しむことが大切なのです。

普段からわがままな行動に対しては叱り、遊んでほしい時には全力で遊んであげるといったしっかりと飼い主がコントロールしていけるような関係性を築きましょう。

ただし、いつでもリードを力ずくで引っ張ったり叩いたりして言うことを聞かせるようなことは避けましょう。犬にとっては飼い主だけが頼れるべき存在です。きちんとメリハリをつけて飼い主を信頼させましょう。

◆いつもとは少し違う散歩コースを歩いてみる

柴犬は集中力が長く続かないという性質があるので、“イヤイヤ”をする犬が多い可能性があります。

急に散歩に飽きてしまったり、歩き疲れてしまったり、様々な理由で“イヤイヤ”をすることがあります。散歩のときに毎回“イヤイヤ”をされたら、「お散歩がつまらない」というサインかも。

マンネリ化を避けていつもの散歩とは少し違うコースを歩いてみたり、散歩のタイミングを少しずらしてみるのも効果的です。

ただし、臆病な子は環境の変化を嫌うので、帰り道を違うルートで帰ってみるなど少しずつの変化がおすすめです。
柴犬は警戒心が強いので、びっくりしすぎて一歩も動いてくれない!という場合も考えられます。愛犬の性格を理解した上で日々少しずつ試してみましょう。

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犬が散歩で歩かない状態になる理由はこの6つ!実はやってはいけないあのしつけ方法

犬が散歩中に歩かない状況になったことは、多くの飼い主が経験しているでしょう。その原因は、恐怖や散歩の疲れ、怪我や病気、過去の嫌な経験から、新しいリードやハーネスが気に入らないなど多岐に渡ります。 犬が歩かなくなってしまった際には、犬を抱っこする、散歩のルートを変える、散歩の時間を変えるなど様々な方法で対策を取ることがおすすめです。 犬が散歩中に歩かない状態になった時の対策や、やってはいけない対処法、役立つしつけなど、詳しくご紹介します。

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◆歩く楽しさを覚えさせる

「散歩がつまらない」「歩くのがもう嫌だ」という理由で“イヤイヤ”をしているのかも?という場合、歩くことで得られるメリットを教えてあげましょう。

例えば散歩前・散歩の途中・散歩後の3段階でおやつをあげるなど。撫でられるのが好きな子なら散歩が終わったら思い切り撫でてあげるのもいいでしょう。犬にとっての楽しみを用意しておくと、これをやればごほうびがもらえる!と覚えてくれます。

ただし、一度や二度成功しなかったからといってすぐに方法を変えてしまうと、覚えるスピードが少し遅めの柴犬はごほうびと覚えることが難しく、毎日コロコロと変わることに戸惑いを覚えてしまいます。

柴犬の性質と、愛犬が喜ぶことをきちんと見極めてごほうび作戦を実行してみましょう。

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◆子犬の頃から慣れさせる

メリハリをつけるのも大事なことですが、適応能力の高い子犬の頃から散歩に慣れさせてしまえば、こっちのものです。子犬の細かい性格別にお散歩のコツをまとめます。
やんちゃな子犬
どんな場所でも平気で、外の環境に慣れるのも早いです。散歩先で友達犬もたくさん出来るタイプです。ですが、初めて出会う犬に対して、相手の様子をちゃんと見ないで近づいてしまいがちなので、噛まれてしまうなどのトラブルが起こることも。

明るい子犬
運動や気分転換になるので、出かけるのは好きな子が多いです。いろいろなオモチャを試してみるのもおすすめですよ。

おとなしい子犬
散歩に積極的でないコにはオヤツを使って好きにさせる手も。食いしん坊なら、散歩先でもらえると「お散歩=良いことがある」と学習して積極的に行くようになるかもしれません。

引っ込み思案な子犬
散歩は嫌いではないが、行かなくても構わないというタイプです。新しい散歩コースなど環境が変わることを怖がるようであれば、最初は抱っこをして歩くなど徐々に慣れさせてみましょう。

どんな子でも子犬のうちは、さまざまなことを克服できるので、めげずに極的に出かけてみましょう。


まずは愛犬の気持ちを読んでみて!“イヤイヤ”は構ってほしいサインかも?

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飼い主さんからしたら“イヤイヤ”してずっと動いてくれないのはなかなか困りものですが、犬からしたらそれは「まだ帰りたくないよ~」「飼い主さんとまだ一緒にいたい!」という構ってのサインかも。

もしくは“イヤイヤ”をして「カワイイ」と言ってくれる飼い主さんを見たいから、という場合も考えられますね。このような可愛らしい理由が要因となることもあるので、“イヤイヤ”をした瞬間にすぐ叱りつけるのではなく、なかなか遊ぶ時間が取れていないのか、あまり構ってあげられていないのか、ご自分のことを少し考えてみてください。

遊び感覚で“イヤイヤ”を楽しめたら飼い主と犬の関係性もさらにぐっと深まりそうです。また、飼い主が「こうあってほしい」という願望を押し付けすぎると、柴犬にとってはかなり強いストレスになります。

柴犬は我慢しやすい傾向にあるので、いつか我慢が切れて爆発してしまわないよう、柴犬の性質や愛犬自身の性格をふまえて毎日向き合っていきましょう。



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笹本 雅

笹本 雅

犬が好きです。小型犬でも大型犬でもとにかく犬が大好きです。これから犬種についてや豆知識や健康についてなど、幅広いワンちゃんについての情報をご提供していきます。犬好きの方にぜひとも見ていただいてご意見いただければと思います!


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