11月にテキサス州のオースティンにある動物保護団体に「捨てられているケージの中になにか動物のようなものが横たわっている」と一本の電話が入りました。
動物保護団体の役員たちがその場に到着すると、そのケージの中には、便などで汚れ、飢えからかガリガリにやせ細っている一匹のワンちゃんの姿がありました。そのひどい光景をみた誰もが、ワンちゃんは死んでしまっているだろうと思いました。
しかし幸運なことに、役員の内の一人、エワ・ワグナーさんが、ワンちゃんの肋骨がほんの微かに動いているのを見つけたのです!
「ワンちゃんがなんとか息をしているのが分かったけど、でも本当に危篤な状態だと思ったわ。私たちは、すぐにオースティンにある動物病院にワンちゃんを運んで獣医さんに緊急の処置をお願いしたの。」と、ワグナーさんは話します。
「当時、ワンちゃんの体温は普通の体温計では、しっかり測定されないくらい低かったし、全く動かなかったの。本当の事を言うと、私たちみんな、彼女が助かるとはとても思えなかったわ。」
なんとか息はしているものの、助かる見込みはないだろうと思われたワンちゃん。
それでも処置を引き受けた獣医技術者のエリザベス・マンセラさんは、決して諦めず、懸命にワンちゃんを助けようとしたのです。
数時間の間、マンセラさんは彼女の救命活動に一生懸命取り組みました。彼女は、温かいお風呂に彼女を入れ、優しくドライヤーの風を使って、彼女の体温をあげてあげる努力をしました。「その数時間の間、私はずっと彼女に話し続けたわ。そして、彼女がどんなに愛されるべき存在なのかも伝えたの。」と、マンセラさんは言います。
そして、マンセラさんの治療を受け、ワンちゃんは奇跡的に一命をとりとめました!
マンセラさんは、このワンちゃんをソフィーと名付け、この小さいけれどとても勇敢な生存者の里親になる事を決めました。
その後、ソフィーは完治し、マンセラさんの家族と共に幸せに暮らしています。マンセラさんは、「ソフィーは、これからは一食も欠かさずにご飯を食べてもらうし、絶対寒さに凍える事もないわ。それは私たちが保証する!」と嬉しそうに語ってくれました。
発見された当時の写真を見ると、とても心が痛む内容です。諦めずに懸命に救命処置を施したマンセラさんの愛情がきっと、窮地にいたソフィーちゃんに通じたのでしょうね。
治療されている時の写真とマンセラさんの家族との写真と全く違う表情を見せるソフィーちゃん。現在は、マンセラさんの家族から愛情をたっぷり受けている事が伝わってきますね!
<参考サイト>
boredpanda(英語)
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