犬が呼んでも来ないのは何故?来ない理由と呼び戻しの教え方

2021.02.15

犬が呼んでも来ないのは何故?来ない理由と呼び戻しの教え方

愛犬が呼んでも来ないと、飼い主さんはとても悲しいですよね。呼べば来るものというイメージが強い犬ですが、残念ながら呼んでも来ない例は少なくありません。では、何故、呼んでも来ないのでしょうか?そこには、ちゃんと理由がありました。今回は、犬が呼んでも来ない理由と、呼べば来るようになる「呼び戻し」の教え方をご紹介します。いざという時に愛犬を守るためにも、呼び戻しをできるようにしておきましょう。


犬が呼んでも来ないのはなぜか

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犬を呼んでも来ない時には、実は様々な理由があります。
原因を取り除いて、呼んでも来ない状態を改善しましょう。

◆怖がっている

犬を呼んでも来ない時、考えられる理由の一つ目は、愛犬が飼い主さんを怖がっているということです。
例えば、犬の正面から覆いかぶさるような仕草をすると、犬は怖がってしまいます。
小型犬の飼い主さんに多いのが、覆いかぶさるようにして正面から抱き上げてしまうことです。
また、犬は、予測のつかない行動を取る人や乱暴な動きをする人を怖がります。
普段からそういう行動をしていないか、見直してみましょう。

◆嫌われている

呼んでも来ない理由として、次に考えられるのは、愛犬に嫌われているということです。
犬がその人を嫌いになる理由も、いくつか考えられます。
例えば、犬が嫌がる接し方をしていないか、見直してみてください。
スキンシップや可愛がり方が、愛犬の性格に合っていないのかもしれません。

◆犬の性格

犬の性格から、呼んでも来ない場合もあります。
フレンドリーで人間が大好きな犬は、呼ばれると喜んで駆け寄ってくるでしょう。
しかし、犬の中にもシャイな子や、自立心が強くあまりベタベタしない子もいます。
そのような子は、呼ばれても近づいてこないことが間々あります。

◆ふてくされている

飼い主さんが、他のことに夢中になっていたり、赤ちゃんや子供、他のペットを構っていたりすると、犬も拗ねたり不貞腐れたりします。

◆過去に嫌な経験がある

呼んでも来ない犬は、呼ばれたときに近づいたら、嫌なことをされたことがあるのかもしれません。
呼び寄せた後に叱ったことがあると、犬はまた叱られると思って、呼ばれても来なくなります。
また、耳掃除や爪切り、ブラッシングなどのお手入れが苦手な子は、少なくありません。
いつも、お手入れをするために愛犬を呼びよせていると、呼ばれて近づくと嫌なことがあると関連付けられてしまうのです。
犬が嫌がることとして、他にも、無理やり首輪やリードを着けられた、散歩中に呼ばれた後リードを引っ張られた、などが挙げられます。
呼び寄せてお手入れをしたり、首輪などを着けたりしたいなら、まず、近づいてきた愛犬を褒めてリラックスさせたり、ご褒美をあげてワンクッションおいてからにしましょう。
また、苦手なお手入れは、時間をかけて慣れさせていくと良いでしょう。
お散歩中に愛犬を足元に呼び寄せる場合には、リードを引っ張るのではなく、「つけ」のコマンドを使います。
そして、呼びつけた後に叱ることは、絶対にやめましょう。

◆信頼関係が築けていない

犬が呼んでも来ないなら、犬との間に信頼関係が築けていないのかもしれません。
気まぐれに構っていたり、あまり相手をしていなかったりする人とは、犬も信頼関係を築くことができません。
また、きちんとしたリーダーシップを取れない飼い主さんのことも、犬は信頼することがないでしょう。
まずは、愛犬ときちんと向き合って、信頼関係を築きましょう。

◆他のものに興味がある

オモチャやおやつ、何かの音など、犬が他のものに興味を持っている時には、呼んでも来ないことがあります。
これは、好奇心が旺盛な子犬に多く見られます。
どのような環境でも、いつでも呼べば来るように、呼び戻しを教えておくようにしましょう。

◆呼び戻しの意味を理解していない

呼んでも来ない犬は、そもそも呼ばれて近づく「呼び戻し」の意味を理解していない場合もあります。
犬は、人間の言葉そのものを理解しているわけではありません。
人間の発した「音」と、その後の行動を関連付けているだけです。
そのため、名前や「オイデ」などのコマンドと、飼い主さんの元に戻るという行動が結びついていないと、どんなに呼んでも来ることはないでしょう。
まずは、呼び戻しの意味をきちんと教えることから始めましょう。
また、「オイデ」「カム」など、家族の間でコマンドが異なっていると、犬は混乱してしまい、コマンドと飼い主さんの元に戻ることを関連付けることができません。
家族みんなで、コマンドを統一しておきましょう。


突然、犬が呼んでも来なくなった

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◆いつもは来るのに、今日だけ来ない

犬がおもちゃで遊ぶことに夢中になっている時や、疲れている時、具合が悪い時には、呼んでも来ないことがあります。
呼んでも来ないだけでなく、食欲や元気がない、あまり動きたがらないなど、普段と異なる様子があれば、具合が悪いのかもしれません。
気になる様子があれば、動物病院に連れて行きましょう。

◆日が経つにつれて、だんだんと来なくなった

以前は呼ぶと来ていた愛犬が、だんだんと来なくなった場合には、愛犬の老いが関係しているかもしれません。
犬も老化に伴い、耳が遠くなってきます。
そのため、飼い主さんが呼ぶ声が聞こえなくなってきた可能性があります。
また、病気で耳が聞こえにくくなっていった場合にも、だんだんと呼んでも来なくなります。
他の音や言葉にも反応しなくなったなど、聞こえない素振りがあるようなら、病院で診てもらうことをおすすめします。


犬が呼んだら来るようにしたい

愛犬が呼んでも来ないということは、実は、非常に危険なことです。
例えば、散歩中リードが手から離れてしまったり、首輪やリードが切れてしまったりして、犬が逃げてしまうことは、いつ起きても不思議ではないのです。
そんな時には、犬もパニックになっていることが多く、車道に飛び出してしまったり、周囲の人に迷惑をかけてしまったりするかもしれません。
実際に、そういう例は少なくなく、悲しい事故に遭ってしまった事例もあります。
もし愛犬が手元を離れてしまっても、呼んだら来るようにしつけてあれば、危険やトラブルを回避することができます。
呼んだら来る「呼び戻し」ができるようにしておくことは、愛犬や周囲の人の安全を守るために、とても大切なことなのです。


犬への呼び戻しの教え方

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ここでは、呼び戻しを教える方法を、順を追って解説します。
ぜひ、参考にしてみてください。

◆基本動作

呼び戻しの基本動作は、「犬が飼い主さんに近づく」ということです。
オヤツを見せながら、基本の動きを覚えてもらいましょう。

1. リードを持って犬の正面に立つ
2. リードを自分の方に軽く引っ張る
3. リードなしで呼んでみる

犬が近くに来たら、すかさずオヤツをあげて褒めましょう。

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◆指示を出して呼ぶ

基本動作を覚えてから、指示で呼び寄せるトレーニングを行いましょう。
「オイデ」「カム」「コイ」など、どれでもよいので、コマンドを一つ決めます。

1. オヤツを見せてコマンドを出してから、リードを自分の方に軽く引っ張る
2. オヤツを見せて、リードなしでコマンドを出す
3. オヤツを見せずに、コマンドを出す

愛犬がコマンドに応えて近づいてくるように、オヤツは、犬が足元に来てからあげます。
「コマンドを出す→愛犬が来る→オヤツをあげる」という順番を徹底しましょう。

◆環境を変えて行う(家→外)

家の中でコマンドで呼び寄せることができるようになったら、次は、外でのトレーニングです。
最初は、基本動作のおさらいから始めましょう。
外でも基本動作ができるようになったら、指示を出して呼び寄せるトレーニングをします。
外では、車や他の犬、人、音など、犬にとって興味をひく刺激がたくさんあるので、最初はなかなかできないかもしれません。
まずは、人通りや交通量の少ない、静かで安全な場所で始めてください。
刺激の少ない場所での呼び戻しができるようになってきたら、人の多い公園、ドッグランと段階を踏んでいろいろな場所でできるようにトレーニングしていきます。
どんな場所でも、必ずリードを着けてトレーニングを行ってください。

◆遠くから呼び寄せる

コマンドで呼び戻しができるようになったら、広い公園やドッグランで、遠くから呼び寄せる練習をしましょう。
ロングリードやフレキシブルリードを使うとよいでしょう。

1. オスワリまたはフセをさせる
2. マテをさせて、2、3歩下がる
3. コマンドをかける
4. 犬が戻ってきたら、さらに4,5歩離れる
5. 少しずつ、離れる距離を伸ばしていく

コツは、離れる距離をいきなり遠くしないことです。
1歩離れて呼び戻せたら、2歩離れて呼び戻して、それもクリアできたら3歩離れる…と段階を踏んで距離を伸ばしてください。
また、犬は3回続けて失敗すると、失敗を学習するとされています。
失敗の経験をさせずに、小さな成功を積み重ねるのがポイントです。

◆オヤツを減らしていく

最終的な目標は、呼びかけだけで呼び戻しができるようになることです。
そのためには、オヤツをあげる回数を少しずつ減らしていきながら、トレーニングを続けます。
オヤツをあげる回数を2回に1回にして呼び戻しができるようになったら、次は3回に1回にするというように、徐々に回数を減らしていきましょう。
オヤツをあげない時には、思い切り褒めてあげてください。
最終的に、飼い主さんが褒めてくれることがご褒美になるようにしましょう。

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まとめ

愛犬が呼んでも来ないと、飼い主さんも切なくなりますね。
いざという時に呼んでも来ないと、事故に遭ったり迷子になったり、愛犬を危険にさらすことにもなります。
愛犬が呼んでも来ない理由を探って、原因を取り除きましょう。
そのうえで、どんな場所、どんな時でも呼べば戻ってくるように、呼び戻しのトレーニングを行います。
犬が、「ご主人の元へ戻ればいいことがある」と覚えてくれれば、喜んで駆け寄ってくるようになるでしょう。
上手にトレーニングを行って、愛犬との信頼関係を築いてくださいね。



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SHINO

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保護犬1頭と保護猫3匹が「同居人」。一番の関心事は、犬猫のことという「わんにゃんバカ」。健康に長生きしてもらって、一緒に楽しく暮らしたいと思っています。

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