犬と一緒に登山はできる?登山のポイントと必須アイテムをご紹介

2017.05.06

犬と一緒に登山はできる?登山のポイントと必須アイテムをご紹介

暖かく爽やかな気候になると家にいるのはもったいない…!と、外に出かけたい気分になりますよね。 「登山」は、自然に触れあいたいときに絶好の場所。山から見る景色は美しく、山へ登ることで運動不足も解消できそうです。 最近では、愛犬を連れて登山をする方も増えています。ふだん暮らしている場所よりも高いところまで歩くのですから、 散歩とは違った達成感がありそうですよね。見晴らしの良い景色を後ろに、記念写真を撮影するのも楽しそうです。 せっかく連れていくならば「楽しいね」と愛犬との幸せな時間を過ごしたいものですよね。 そこで、犬と一緒に登山するときの注意点やマナーなど、「犬との登山」を総合的に考えていきたいと思います!

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犬との登山を楽しむために…飼い主として知るべきポイント

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山に登るときは、近所を散歩するように気軽に無計画に出かけてしまうと後悔してしまうこともあります。
愛犬と「山」をたっぷり楽しみたい!と考えたら、まずは犬との登山について知っておくべきポイントがあります。

●ポイント1:犬が入場していい山かどうかを事前にチェックする

第一に確認したいポイントが「犬が入っていいか?」ということです。自然なので、どこの山も自由に入って良さそうに思いがちですが、山によっては「犬の入場」を規制しているところもあります。楽しみに連れていった当日に、入口で犬が入れないことを知ったら残念ですよね。
登ろうと考えている目的の山があれば「犬がOK?NG?」についてホームページ等で確認しておきましょう。

●ポイント2:どんな山かを調べておく、事前に飼い主だけで登る

ひとくちに登山と言っても、初心者も簡単に登れる山もあれば、少し難しい登り方をする上級者向けの山もあります。
また、人間いとっては簡単そうに見える場所も、犬にとっては難しいところもあります。

  • 登山道に岩が露出する場所が多い
  • 傾斜がきつい部分がある
  • 鎖を掴んで登らなければならなかった
  • 吊り橋がある
  • はしごで登る部分がある

このように人間でも手を使って登る難しい箇所があると、犬にとっては無理に等しいでしょう。
特に傾斜がきつい斜面をはしごや鎖で登るなんて犬だけで登ることはできないですよね。
仮に、飼い主さんが抱っこして通過しようとしてもバランスを崩してしまうなど、危険が大きくなります。

また、吊り橋を渡るのも人間でも初めてだと怖く感じるものですよね。犬にとっても同じ。
無理やり進ませようとすると興奮して落ちてしまう…なんてこともあるのです。

それに登山道があまりにも岩や石が多い路面状態だと、愛犬の肉球が傷ついてしまう可能性もあります。
人間と違って、犬は靴を履くわけではないので、できるだけ路面状態の良い山をセレクトした方がいいでしょう。

そして、山登りにかかる全体的な時間です。頂上を目指すのであれば、どのくらいの時間で到着できるのかも知っておきましょう。
頂上に着く前に、人間や愛犬の体力的な面で登山を断念し、下山することになったときに、時間の目安が分かると安心です。

もし可能ならば、一度人間だけで登山してみて、どんなコースになっているかをチェックしてみるといいかもしれませんね。
事前に登ってみることで犬が登りやすいか、危険な箇所がないか分かります。

●ポイント3:飼い主さんの体力&愛犬の体力を考える

ふだんの散歩とは違う体力が必要な登山。「毎日散歩で鍛えているから大丈夫」と簡単に考えると、行ってみたら途中で愛犬の体力が続かず歩こうとしない…なんてこともあるかもしれません。

特に、超小型犬や小型犬は体が小さく歩幅も狭いので、短い距離とはいえかなりの体力を使います。また、そんな愛犬を途中で抱っこして登山することを考えれば、
飼い主さんもかなりの体力を必要とします。愛犬との登山の前には、運動不足にならないように体力をつけておくようにしましょう。

また、体が弱い犬には無理をさせるのは禁物です。平坦な土地を歩くのと違って、斜面になると足腰への負担がかかります。無理をさせて足や腰を弱めたりすると大変です。
愛犬の体力以上の難易度がある山は控えるべきでしょう。

●ポイント4:基本的なしつけができているか

犬 登山
そらちゃん

いつも通り慣れている近所の散歩コースとは明らかに違う山です。見慣れない場所で見知らぬ人をたくさん目にします。そんなときに、気になるからといってむやみに吠えたり唸ったりすると周囲へ迷惑にもなります。また、山には野生で暮らす動物たちがいます。犬たちがたくさん吠えてしまうと、びっくりさせてしまいますよね。

登山をするには、しっかりとしつけができているのが理想です。吠えたときには「マテ」の合図でおさまるなど、飼い主さんの命令をきちんと守れることが理想的です。

●ポイント5:ほかの登山者への配慮はしっかりとする

愛犬家だけでなく、多くの登山者が山登りを楽しみに「山」へやってきます。そのなかには、おそらく犬好きの方もいるでしょう。「こんにちは」と声をかけてくれる方も多いかもしれませんね。

ただ、やはり中には「犬が苦手」という方もいるのです。人気の山なら休日にはたくさんの人で賑わいます。山道はとても狭く、ふだん散歩で通る道路のようにすれ違うことが難しいです。どちらかが脇に寄ることで、通過できるでしょう。前から人がやってきたら、犬を端に寄せ道を譲ってあげるなどほかの登山者への配慮をしましょう。

しかし、「脇によける」というほんのちょっとの間に、愛犬が転んでまったりケガをする可能性もあります。
逆に、周囲の人にケガをさせてしまう…!というケースもあるのです。登山道の脇が傾斜のある崖になっていれば、大きなケガになってしまうリスクもあります。道を譲るときには、愛犬のこともしっかりと考えてくださいね。

また、狭い山道に多くの登山者で賑わっている人気の山は、すべての人が歩きにくいものです。そんななかに、犬がいるとお互いに気をつかって「登山」があまり楽しめなくなってしまうかもしれませんよね。

そこで、愛犬連れの登山でおすすめしたいのは「なるべく混んでいない時間帯」を考えていくことです。人があまり混んでいないような中での登山なら、飼い主さんにとっても愛犬にとってもノビノビと山を楽しめるのではないでしょうか。

●ポイント6:ワンちゃんには必ずリードをつける

しつけがしっかりとできている犬でも、必ずリードをつけて散歩をしましょう。初めての場所に興奮した犬がいきなり走っていくことだってあります。
それに、ほかの人に突撃してケガを負わせてしまっては大変です。できるだけリードを短く持って、飼い主のそばを離れないように山を登らせたいものです。

●ポイント7:犬の排泄物の処理を必ずする

ふだんの散歩と同様、犬がウンチをしたら必ず持ち帰るように、処理袋を持っていきましょう。登山時間が長くなるなら、いつもの散歩のときよりも多めに持っていくのがおすすめです。

実は、犬連れ登山の「賛否」が問われる問題に、ウンチの後始末の悪さがあります。これは、普段の散歩にも言えることかもしれません。

清らかな自然を満喫する目的で登山する人が、周囲の景色を見ている中に、犬のウンチが放置されているのを見かけると不快になってしまいますよね。
表面に見えないように…と、草の下に置いたり、土に埋めたりする行動もNGです。

犬が苦手な人だけでなく、すべての人が悲しい気持ちになってしまいます。必ず持ち帰るようにしましょう。

関連記事:【おすすめ商品】外出先でもお家でも臭わず清潔気持ち良い!ペッツバリュー㈱のウンチ処理バッグをご紹介

●ポイント8:登山道以外を歩かせないように

山に行くと美しい花々が咲いている光景を見かけます。ふだん見慣れない光景に、写真を撮ろうと足を踏み入れてしまうかもしれません。
しかし、こういった場所は保護のため立ち入りが規制されていることが多いです。ワンちゃんたちは、喜びのあまり走り回ったりすることもあります。
立ち入り規制されている場所かどうかについて、飼い主さんがしっかりと知ることが大事です。


愛犬と一緒に登山ができる山のご紹介


愛犬との登山をするなら、愛犬に無理をさせないような山がおすすめです。「犬との登山はNG」という山を選ばないようにしなければなりません。

次にあげる山は、犬連れの方にも優しいと知られている山なのでご紹介していきます。

●御岳山(東京都青梅市)

東京の奥多摩にある標高929mの「御岳山」は、パワースポットとしても有名。山頂には、「おいぬさま」を祀った武蔵御嶽神社があります。
それもあってか、御岳山は愛犬家にも優しい山なのです。

●山の中腹まで楽々ケーブルカー移動

御岳山に着いたら、御岳山駅まで約6分で到着するケーブルカーを利用できます。ケーブルカーにはすべての犬種が乗車OKで、ケージに入れて乗らなくても大丈夫なんです。愛犬用に、「ペット券」を購入して乗り込みます。ケーブルカーのなかの後ろ側に「ペット優先エリア」があります。
リードをしっかり繋いでマナーを守りましょう。

●愛犬と神社で参拝しよう

御岳山駅を降りたら武蔵御嶽神社までの参道を愛犬と一緒に登りましょう。愛犬のリードを必ずつけること、リードの長さは1m以内にキープすること、排泄物の処理は必ず行うことなど、犬連れの人に向けた立て看板が見られます。皆さんが気持ちよく登山できるように気をつけたいものですね。

神社では「ペット守」も購入できます。とても可愛らしく、愛犬との記念に是非購入したいですね。

●緩やかな登山道で愛犬にも負担が少ない

ワンちゃんだけでなく、登山が初めてという飼い主さんにも優しい登山道です。傾斜がきつい箇所もあまりなく、小さな犬種も大丈夫そうです。
愛犬の様子を見ながら、休憩をとりながら登山を楽しむといいでしょう。眺望が素晴らしいスポットもたくさんあり、山の清々しい空気を吸い込みながら愛犬と幸せな時間を過ごせます。


愛犬との登山に持っていきたいアイテム

ふだんの散歩に行くときとは違う面がたくさんある登山。当日は、飼い主さんの持ち物にプラスして、犬用のアイテムも持っていきましょう。

●リード

リードは短く持って飼い主の体から離れることがないようにします。

●ワンちゃんのお水

ふだん飲み慣れている犬用のお水を持っていきましょう。喉がかわいたときには飲ませてあげてください。
山の水は、犬の体に合わないこともあるので飲ませないようにしたいものです。

また、登山道にオシッコをしたときに流すためのお水も持参します。

おでかけボトルキャップ君 ブルー

・市販のペットボトルをリユース。 
・カップに水を注げば、水飲みに! 超小~大型犬も猫も飲みやすい!
・フタをオープンすれば、マナー水洗に! シャワーだからよく流せます。

購入


●ウンチ処理袋

長い時間外にいることになり、登山をすることで腸が動き排便回数が多くなるかもしれません。いつもより多めにウンチ処理袋を持っていきましょう。

ハンディうんち処理バッグ 本体

5層構造の特殊フィルムでニオイ・雑菌を強力ブロック!外出先でもニオイを気にする心配はないので、お散歩やドライブに安心。生活ゴミにも使えます。

購入


●おやつ

飼い主さんから離れそうになったら、おやつで注意をひくようにしましょう。


マナーを守って楽しい思い出を作ろう

山に登った後の景色は格別ですよね。高い場所から見える自然を見ていると気持ちが良いものです。愛犬と一緒に登山ができれば、忘れられない思い出になりそうです。

ただ、ふだんの散歩のように考えて気軽な気持ちで山に登ろうとしても、なかなか思い通りにいかないことが多いかもしれません。
飼い主さんは「登山だ」と分かっていても、犬にとっては初めての場所に戸惑いを覚えてしまうこともあります。

大事なことは、愛犬の様子を見ながら登山をすることです。

そして、しっかりとマナーを守って楽しい思い出になるようにしたいものですね。



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笹本 雅

笹本 雅

犬が好きです。小型犬でも大型犬でもとにかく犬が大好きです。これから犬種についてや豆知識や健康についてなど、幅広いワンちゃんについての情報をご提供していきます。犬好きの方にぜひとも見ていただいてご意見いただければと思います!

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